誰もがWeb3D/VRで体験を共有できる世界を実現する
高機能自閉症CEOの挑戦

第2期成果発表会 #1/2

第2期成果発表会
に開催

リクルートホールディングスが運営するコワーキングスペース「TECH LAB PAAK」の成果発表会が開催されました。PAAKに入居するチームが半年間の活動の結果、どんなプロダクトを作り上げたのか、実際のデモなどを元にプレゼンするイベントです。アマテラスというチームを率いる松田氏は高機能自閉症ながら、「Everyone, Creator」をビジョンに誰もが3Dコンテンツを作れるサービスを作り上げようとしています。またGIFTED AGENTというチームはそんな松田氏をサポートするため、高機能自閉症の人にプログラミングやデザインの教育を提供する試みを実施しています。

提供:株式会社リクルートホールディングス

アマテラスCEO、松田氏が経過報告

お待たせしました。アマテラスのCEO、松田です。まだ成果を出せたわけではないので経過報告をしようかなと思います。

我々のミッションは「誰もがWeb 3D / VR(仮想現実)によって簡単に空間や体験をシェアできる世界の実現」です。プロダクトを見せる時間はないので、いままで何があったのかを時系列に沿ってお話していこうと思います。

6月19日、三菱東京UFJ銀行さんのFintechコンテストでスマホのウェブブラウザで動作するVRコンテンツを作り、審査員特別賞をいただきました。

VRと全然関係ありませんが、8月6日に自分の好きな文字でオリンピックのロゴを作れるウェブアプリを作ったらバズりました。

8月20日、ウェブ上で踊る3Dキャラの好きな瞬間をカラーの3Dプリンタ用データに変換するプラグインを公開しました。ブラウザでモーションデータからリアルタイムに変換する技術は他に存在しないはずです。

米国で会社設立し、ピッチコンテストで受賞の連続

8月23日、アメリカでAMATELUS Inc.を設立しました。アメリカ市場をとりにいきます。9月6日、ScanSnapを使って、3Dオブジェクトのぬり絵ができるというシステムを作ったら、IBMのハッカソンで最優秀賞をとりました。その結果、「Tech in Asia」でピッチと展示をしてきました。

9月11日、マイクロソフトの大田さんと、私のプロダクトのユーザーさんが本を書いてくれました。嬉しいですね、紙になるというのは。9月17日、私はジムに通うようになりました。これはけっこう大事ですよ。エンジニアは体が資本ですから。

10月25日、日本科学未来館でピッチコンテスト。私のビジネスパートナーがプレゼンをしてこれも最優秀賞がとれました。11月7日、英語習得のためにフィリピンスパルタ留学に行ってきました。その結果、英語ではなく、シックスパックを手に入れて帰ってきました。

12月8日、法人口座を開設するためにサンフランシスコに行ってきました。その結果、法人口座とさらに美しいシックスパックを手に入れて帰ってきました。ここまでがいまのところの経過です。

2社から3000万円の投資を受けることに

これから何が起こるのか。アマテラス、2社から3000万円の投資を受けることが決まりました。バリュエーションキャップ3億円ですね。なかなかいい数字だと思いますよ。シードラウンドです。

春には、いままで作った、一部の人は知っている「jThird」をリメイクしたものを、大きな会社に対してライセンス提供します。理科大の学生エンジニアチームが、私の作った素晴らしいアイデアだけどゴミ実装だったjThreeを、素晴らしいライブラリに書き換えてくれています。PAAKの4期メンバーとして応募しているので、通してあげてくれると嬉しいなと思います。

アマテラス、Everyone, Creator。これが我々のビジョンです。誰もが作り、誰もが世界を変えていく。そんな世界の実現を目指しています。これで私のプレゼンは以上です。ありがとうございました。

発達障害者にプログラミング教育を

こんにちは。GIFTED AGENTの河崎と申します。私たちは発達障害を抱える人へのプログラミング、デザイン教育、人材紹介を行っています。彼(松田氏)、覚えていますでしょうか。さっき発表していましたね。

彼、発達障害の1つの枠組みである、「高機能自閉症」の特徴にほぼ一致します。

Teck Lab PaaKにいる間、私は彼のビジネスを支援していまして、彼がやっているアマテラスという会社では従来の数千万円以上かかっていた3Dコンテンツの制作費を10分の1以下に下げることができるサービスを開発しています。実際に小学生でもこの技術を使うことで、わずか数時間程度で3D/VR/ARコンテンツを簡単に作ることができます。

コンセプトはEveryone, Creator。実際に小学生でもこの技術を使うことで、3D/VR/ARコンテンツを僅か数時間程度で作ることができます。このサービスは彼が作ったjThreeというの技術を元に作られていますです。

彼は1000人以上に3Dの魅力を伝えてきていて、Microsoft、GMO、DMM.Makeといった場所で勉強会を行ってきました。

私は彼の技術やビジョンが社会に認められるように、国内外の投資家への紹介、ビジネスとしての展開をサポートしています。そして実際に国内外を含めた数社から投資契約を行ってもらうことができました。

この写真はの2015年9月に行われたOculus Connectという世界最大のVirtual Realityのイベントで、Oculus Rift社の代表にプロダクトを見せた写真です。プロダクトを見てもらい「Great!!!」と言ってもらいました。

Everyone, Creator。AMATELUS。これが松田光秀が作っているサービスです。シックスパックだけじゃなくて、彼がこのような素晴らしいサービスを作っているということをお伝えしたいです。

「IQは高いけれど、コミュニケーションが苦手な人」がいる

さっきの(松田氏の)プレゼンを見て、「へー、そうなんだ。それで何を作って、何か評価されて、何を変えていくの?」という疑問を持った方がいると思います。そう疑問を持たれたということは、素晴らしいプロダクトやビジョンを持っているのに、その魅力を十分に伝えられていないということですね。

話は変わりますが、高機能自閉症という障害をご存知でしょうか。高機能自閉症とは、自閉症のうち知的発達の遅れをともなわず、言葉の発達をともなうというものです。高機能自閉症以外にもアスペルガー症候群、自閉症、ADHD、LDという障害をまとめて発達障害と言います。

高機能自閉症は簡単に言えば、IQは高いけれど、人とコミュニケーションの取り方が苦手な人のことを言います。有名人だと、映画監督のスティーブン・スピルバーグや俳優の栗原類さんは発達障害を持っていると知られています。

彼は非常に素晴らしい技術やビジョンを持っているのに、人に上手く伝えられない。魅力を伝えられないんです。これが非常にもったいない。実際、彼は北海道の道内で偏差値70いくつをとったことがあるぐらい数学的なセンスを持っています。

その後、17歳で家出して、23歳まで東京で鳶職やって、そこから独学でプログラミングを始めて、その後1年間であの3Dのライブラリを作りました。天才ですね。

実は私の母も高機能自閉症です。大変優秀なイラストレーターで、(アニメ作品の)『カリオストロの城』とかを描いてたんですけど、なんていうんですかね、コミュニケーションが苦手という理由でさまざまな苦労がありました。

本当は素晴らしい能力があるのに、周りの理解がないせいでうまく活かせない、ましてや理解を得られず、障害者とまで言われてしまう。これは本当に悲しいことだと思っています。

実は日本人100人中6人が発達障害の疑いがあるという調査結果が2013年の文科省の調査で出ています。しかし、その内の多くの人が発達障害に気づいていない、そして適切な支援を受けられていません。

私たちはプログラミング教育、デザイン教育を通じて彼らの能力を十二分に活かせる場を創りたいと考えています。そして彼らの才能を世の中に活かして、社会に価値が還元されていく仕組みを創っていきます。

今年の4月から渋谷でプログラミング・デザインに特化した就労移行支援施設を開所します、プログラミング・デザインに興味がある発達障害の当事者の方、一緒に事業に取り組んでいただける方を探しています。ぜひ興味があればご連絡ください。

hello@giftedagent.com

GIFTED AGENTです。ありがとうございました。

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2 医療xアートからスポーツ分野まで TECH LAB PAAKの優秀プロジェクトを一挙紹介

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