
2025.02.26
10年前とここまで違う 落とし穴だらけの“ERP to ERP”基幹システム刷新が抱えるリスクと実情
What Happens if Your Body is Exposed to the Vacuum of Space?(全1記事)
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ハンク・グリーン氏:SF世界の中でエキゾチックで最悪で劇的な命の落とし方は色々ありますが、その中でも最も劇的なのは真空の宇宙で命を落とすシーンではないでしょうか?
宇宙服が破れた、宇宙船に亀裂が入り宇宙飛行士のひとりが突然凍りだす、彼の血液が沸騰しはじめる、身体をガタガタさせて叫びながら最後には逝ってします。
そんなストーリーを観るのは面白いですけど、本当にそのようなことになるのでしょうか? これについては多くの実験研究が行われており、もう少しで危なかった宇宙飛行士も実際にどういうことになってしまうのか記録を残してくれています。
SFから皆さんが推測していることと実際に起こることは違うかもしれません。まず第一に、人間が破裂することはないというのが多くの研究の結論です。なぜなら我々の身体は体内の圧力を外部の圧力に合わせるように働くのですが、宇宙ではこの圧力が皆さんの皮膚の結合組織に包まれますから。
血液が沸騰し始めるというシナリオをSF作家が多く描いています。空気圧が下がると共に液体沸点が下がるだろうから、宇宙という圧力が存在しない世界では当然液体はすぐに沸騰し始めるだろうという理屈です。
しかし人間の生きた身体が宇宙に浮いている場合、血液が突然沸騰し始めることはありません。皆さんの身体の循環機能が直接真空空間にさらされます。そしてこれは皆さんの身体の内部圧力と同じになります。
では真空にさらされると凍ってしまう、凍え死ぬというのはどうでしょう? 宇宙とは世界で最も寒い場所だから当たり前だろうと思うかもしれません。宇宙は約2.7ケルビン、これはおよそセ氏マイナス270度です。
しかし皆さんの身体の体温が奪われるには、その体温を奪う対象が必要です。これは熱伝導と呼ばれるのですが、宇宙には空気がありませんし、周りに何もない、つまり皆さんの体温を奪うものは何もないという理論になります。つまり皆さんが宇宙で凍え死ぬことはないのです。
「じゃあ宇宙で死ぬことはないじゃないの?」と思うかもしれませんがそんなことはありません。誰もスーパーマンではないのですから。まず初めに皆さんの身体からすべての空気が流出し始めます。身体中のすべての穴を一生懸命ふさいでも無駄です。真空の引力はそれ以上の力です。
空気中のすべての分子が肺や内臓から流れ出します。そして真空にさらされて10秒から15秒で気絶します。これは肺の血液が脳に流れ出すからで、吸う空気がないと脳が空気を求めて苦しみ始めます。
重力が無いことで皆さんの表面の血管がすべて破壊され始めます。特に眼の血管ですね。そして直接真空世界にさらされた体液は沸騰しはじめます。これは1965年にテキサス州のジョンソン宇宙センターで起こった宇宙服が破れるという事故により、実験参加者をほとんど完全な真空世界に晒してしまったことで証明されています。
彼は事故後14秒で気絶、実験ルームは15秒後に空間を正常に戻しました。気絶する前の最後の記憶は舌の唾液が沸騰し始めたことである、と彼は後に語っています。気圧が非常に低い中で彼の舌の水分が沸騰し始めたというわけです。気絶した後は酸素不足で命を落としますよ。
これらを次回皆さんが真空空間を体験する時には覚えておいてくださいね。宇宙服のチェックはおこたらずに。
あ、もうひとつ! もしも裸でその空間に飛び込もうとしているのであれば覚えておいてください。今まで一度も経験したことのないような最悪の日焼けに苦しみますよ! でもすぐに向こうの世界に逝ってしまうのですから、そんなこと気にならないかもしれませんけど!
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