2024.10.10
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柔道男子66キロ級銅メダル(全1記事)
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司会者:柔道男子66キロ級銅メダルを獲得しました海老沼匡選手の記者会見を始めたいと思います。
昨日夜いろいろスケジュールが入っていて、なかなか家族の方、友人の方、知人の方と連絡を取り合ったりするのが難しかったと思いますが、なにかそういうふれあいのなかで感じたこと、あるいはそういう機会がなかったとしても、一夜明けてあらためて今、大会を終えてどのように感じているか、今の心境を聞かせてください。
海老沼匡氏(以下、海老沼):ロンドンオリンピックが終わって、このリオのオリンピックで金メダルを取ることだけを信じて、4年間歩み続けてきました。
僕もそうなんですけど、僕の妻であったり家族であったり、たくさんの人と一緒に歩んできたので、僕よりも昨日試合を見ている人たちのほうが緊張したかなということで、本当に「お疲れ様でした」「ありがとうございました」ということを伝えたいです。
司会者:それでは、みなさまからのご質問をお受けしたいと思います。
記者1:東京新聞のイノウエと言います。お疲れ様でした。海老沼さんにうかがいます。ご家族が観戦されていたと思いますけれども、奥様とか、あと観戦というわけじゃないですけど、聖(さとる)コーチと試合後どんなお話をされたか、もしされていたら教えてください。
海老沼:兄とはやっぱり、兄も含めてなんですけど、一緒に歩んできたというところで、兄には「金メダルという夢を叶えられなくて、本当に申し訳ない」ということを僕は伝えたんですけど。
そしたら、兄は「ロンドンも含めて、オリンピックという夢の舞台を、夢を見させてくれてありがとう」ということを言ってくれて。本当にその部分では救われたというか、そういう部分はありました。
まあでも、妻は「お疲れ様」と、その一言だったと思います。
記者1:井上(康生)監督からの言葉はどのようなものだったんでしょうか?
海老沼:井上先生は、「勝たせてあげられなくて申し訳ない」ということを言ってくださったんですけど。でも、それは僕の責任なので。
井上先生になってからというか、井上体制で本当にすごくいい環境で僕らは柔道ができたので、体制のうんぬんではなくて僕自身の責任だということを、僕もそれは井上先生には伝えてあるので。でも、本当にいい先生と巡り会えて一緒に歩んでこれてよかったと思ってます。
記者2:ちょっと不勉強で申し訳ないんですけれども、競技以外の観光とかの時間があるのかわからないんですけれども、もしあったら、リオで訪れてみたい場所やしたいこと、食べたいものなどを。
あともう1点、リオに来る前のイメージと来た後で変わったこと、もしかしたらそのままとか、そういった印象があれば。その2点をおうがいしたいです。よろしくお願いします。
海老沼:僕らは基本選手村で生活しているので、そんなに外に出ることは少ないので、観光とかはあまりないんですけど。
でも、日本からブラジルに来る時は、本当に治安とかがすごい心配だったんですけど、でも、そこまで敏感にならず、大丈夫だったかなとは思ってます。
記者2:来る前に持っていた、「こんな町なのかな」というようなリオ全体の印象はありますか?
海老沼:2013年の世界選手権で、リオの街は1回来ていました。でも、オリンピックということもあって、報道で治安の悪さをすごく強調されていたんですけど。でも、「思ったほどではなかったかな」というのが率直な感想だと思います。
記者3:東京新聞のイノウエです。たびたびすいません。柔道の日本チームのこのあとに続く選手たちには、なにかお話をした部分はあるんでしょうか?
海老沼:僕自身が、試合をしていて感じたことであったり体験したことを、次の選手に伝えて、というところでは、昨日、夜に話す時間もあったので、そういう部分でもしっかりと伝えて。
でも、本当に日本柔道、やるべきことはやってきたと思っているので、金メダルを取って証明してもらいたいなと思ってます。
記者4:産経新聞社ササキと申します。今、一番したいことはなんでしょうか?
海老沼:とりあえず「休みたい」というのが一番なんですけど。でも、先ほどもいったように、今日も試合がありますし、今日からまだぜんぜん強い選手たくさん出るので、一番は本当に「金メダルを取ってほしい」「結果を出して証明してほしい」ということが、僕のなかではそれが一番です。
記者5:昨日、次に出場する選手とお話しして、大野(将平)選手からはどんな答えがあったんでしょうか? もしお話できる内容であれば教えてください。
海老沼:やっぱり基本的な部分ではさほど変わらないんだと。ふつうの試合と同じように戦えば、大野選手であったり、永瀬(貴規)選手であったりという、みんな実力者たちなので、しっかり勝てるから自分を信じて戦ってほしいということを僕も伝えて。
それを頷くぐらいだったんですけど、でも、あいつらたぶんわかってると思うので、自信をもって戦ってほしいなと思ってます。
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