2024.10.01
自社の社内情報を未来の“ゴミ”にしないための備え 「情報量が多すぎる」時代がもたらす課題とは?
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伊藤ようすけ氏(以下、伊藤):みなさんこんにちは。CafeSta、毎週火曜日17時から「イケてる女子と地方を売り込め!」ということで、私伊藤ようすけと、ふくだ(峰之)議員と2人で番組をやってるんですが。
毎度というか、先々週は確かふくださん、早くおいでになったんですけど。今回も別件入っておりまして、ふくださん途中参加ということで、ここにふくださんの名札を置いてあったんですけど、さっきスタッフが取っちゃったという。ふくださんが来たらすぐに復活しますんで。
今日はこちらの自民党の1階にあるスタジオなんですが、外ちょっと騒がしいですよね?
武井梨名氏(以下、武井):そうですね。
伊藤:ちょっと騒がしいんですが、番組は今週もイケてる女子にゲストに来ていただいておりますんで、早速ご紹介したいと思います。株式会社LiB PRの武井梨名さんです!
武井:よろしくお願いしまーす。
伊藤:武井さんちょっと緊張されているということで、大丈夫ですよ。
武井:はい、ドキドキしてます。
伊藤:僕のほうを見ずにカメラのほう向いていただければ。いきなり(コメントで)「梨名っち」ってきましたけど。大丈夫ですか?
武井:はい、ありがとうございます(笑)。
伊藤:今回はこのLiB PR、一体どういう会社なのかということを武井さんにいろいろとお話をお伺いしたいと思うんですが、どういう会社なんですか?
武井:我々は株式会社LiBと申しまして、キャリア女性に特化した、中途の転職のご支援をさせていただいてます。具体的にはLiBz CAREERという転職のサイトをやっておりまして……。
伊藤: LiBz CAREER?
武井:はい。転職をされたい女性の方と、女性を採用したい企業様、この両者をマッチング差し上げております。
伊藤:今自民党や政府も、女性の力を存分に活用しないといけないんじゃないかという方向でいろいろと進んでいるわけですけど、このサービス自体はいつから?
武井:サービスは去年、2014年の……。
伊藤:……ちょっと待って下さいね。なんで俺、そうじゃなくても顔がでかいのに、こうやって前面に出てて、武井さんが後ろに入ると……今、カメラでものすごく気になったんで(笑)。これずるくない?
武井:すみません、ちょっと前に出ます?
伊藤:ちょっとずるいですよね?
武井:ごめんなさい。小顔効果を狙ってしまいました(笑)。
伊藤:いや、小顔効果別にいいんですけど。俺も小顔効果狙ってちょっと後ろ座ろうかな?
(会場笑)
伊藤:ごめんなさい。ちょっと話の腰を折っちゃったんですけど。女性で転職をしたいと。自分のキャリアを考えたときに、転職をしたいと思う人たちが利用するサイト?
武井:そうですね。おっしゃる通りです。
伊藤:これいつ頃からやられてるサービスなんですか?
武井:去年、2014年の5月にローンチしまして、今だいたい1年半経っております。
伊藤:さっき打ち合わせでいろいろとお話お伺いしたんですけど、今までいろんな転職のサイトはあるんですよね? 要は女性に特化したサイトっていうのは多分このLiBさんが最初じゃないかという話でしたけど、そもそもどういうことをきっかけに立ち上げられるようになったかということをお伺いしたいんですが?
武井:うちの代表のキャリアに関係があるんですが、元々うちも代表がリクルートさんで働いていて、その後にトレンダーズさんという、女性に強いPRの代理店で役員をやってたんです。両者とも女性が7、8割とすごく多い現場で、すごく悩んでいる女性が多かったというところで……。
伊藤:そこで働いてらっしゃる女性の社員の方々が悩んでいた?
武井:そうですね。とても優秀な方々だったんですけども、やはり結婚や出産というところでキャリアが断絶されてしまったり、あとは新卒の頃から、「結婚出産を経るけど、大丈夫かしら?」みたいなところで悩んでらっしゃる、それでキャリアアップできないみたいな。
伊藤:リクルートとかトレンダーズみたいな会社でもそうなんですか?
武井:でもそうだっていうふうに……。
伊藤:なんか一番進んでるような感じがしますけどね。
武井:そうですよね。でも、それだけ勉強も頑張って、いい会社に入って向上心もあるような女性でも、やっぱり時間と場所の制約というところに悩まれて「キャリアアップどうしようかな」みたいな悩みを抱えてらっしゃる方が、その当時すごく多かったと。
そういうところと、あとは時流的にも、やはり女性を活用していかなければいけないみたいな社会的な風潮があり、そこでなかなかうまくいっていないところを、民間でサービス事業者として改善していきたいっていうのがそもそもの始まりですね。
伊藤:それを社長さん、松本さんという方が考えて立ち上げられたと。具体的には、女性で登録したいという人はそこのサイトに登録することになるわけですか?
武井:そうですね。はい、無料で会員登録ができます。
伊藤:実際今何人ぐらいらっしゃるんですか?
武井:2万8,000名いらっしゃって、今月末ぐらいに3万になるかなと。
伊藤:だいたい年齢的にはどれぐらいの方々が一番多いんですか?
武井:20代後半〜30代前半が8割といった形のボリュームゾーンですね。
伊藤:20代後半から30代前半? これ、どの業界の用語になるんですか? いわゆるF1っていわれる感じですか?
武井:はいそうですね。おっしゃる通りです。
伊藤:なるほど。これ地域的には?
武井:地域的には東京が多いですね。今後は地方の方のご登録もしていただきたいなと思ってるんですが。
伊藤:なるほど。ということはその方々は、いわゆる総合職というか、正社員として企業にお勤めになっていて、自分のキャリアのことをこれから考えていくと、当然結婚してらっしゃる方もいるでしょうし、もちろん未婚の方もいらっしゃるでしょう。
あと、お子さんがいらっしゃる方いらっしゃらない方、いろんな環境は違うと思うんですけれども、それでも今の会社にいることに不満を持っているというか、不安を持ってる人たちがそれだけいらっしゃるということですか?
武井:そうですね。働き方というところに不安感を持っている方というのはもちろんいらっしゃいますし、そもそもキャリアアップしたいという、通常の転職の願望の方もいらっしゃいますし、キャリアを変えたいというキャリアチェンジの方もいらっしゃいます。
それが大半なんですけども、今事例で出ているのが、1回産休、育休で会社を休んでしまったんだけど、もう一度会社に戻りたいという復職求人だったり。
あとは、今までフルタイムで働いていたんだけれども、時短にずらしたいという方の求人っていうのも最近出てきていて、そこはまだまだこれからのところなんですけど、今取り始めているっていうところですね。
伊藤:なるほど。それだけ今働いてる環境に不安、不満を抱いていらっしゃる方というのはそれだけたくさんの人数がいて、その一方で武井さんのところというのは、いわゆるクライアントというか、その人材を求めている会社の方々もたくさん登録されているわけですね。
そこの企業の方が、どういう女性の人材を求めてらっしゃるのかということは、当然のことながら、ある程度把握されてるわけですよね?
武井:そうですね。
伊藤:それは見ていてなかなかマッチングしないものですか?
武井:いや、そうでもなくて。うちに登録されている方は結構若手で、これからキャリアを積み重ねていきたい層っていうのが、今ボリュームゾーンで大半なんですね。
伊藤:その2万8,000人がね。
武井:そうですね。要は脂が乗っているというか、これからどんどん活躍していかれる層なので、一緒に働きたいと思われる会社さんはとても多くいらっしゃって、マッチングも多く生まれてますね。
伊藤:ということは、そういう女性の力を活用したいと思っている企業はたくさんあるということですね。
武井:特に最近すごく増えてきていらっしゃって、若い女性をきちっと採用して育てて、管理職、マネージャーまで育て上げたいっていう企業さんもいらっしゃれば、これからもっともっと女性比率っていうのを上げていきたいので、女性のマネージャーを採用して、新卒で入ってきた女の子とかを、どんどんマネジメントしていきたいみたいな会社さんもいらっしゃいます。
ニーズはいろいろあるんですけれども、女性っていうキーワードで採用を強くされてる会社さんっていうのはすごく増えてます。
伊藤:ということはある程度、今、女性の活用もしなければいけない。とりあえず人口も減っていく。働き手がどんどん減っていく。それって日本の国力がどんどん衰退していくってことですから、なんとか解決しないといけないってのが、この国が抱えている課題だと思うんですけど、それを解決しようとしてるということですか?
武井:もちろんです。そこにテコ入れというか……。
伊藤:もう解決できる環境ができ上がってるってこと?
武井:今はそれをやっている最中なので、全部解決しましたというところまでは、まだまだ数値的にも遠いなというところなんですが。
政府の方もいろいろ取り組まれてますけど、うちみたいな民間のサービスというところで、こういったものをつくってどんどんその流れを加速させていくことで、その完了までのスピードが速くなっていけばいいなというところで、今取り組んでいる最中です。
伊藤:それが加速しないのは、何が一番問題なんですか?
武井:今までの日本の体制というか、労働の画一フォーマットというか、終身雇用で労働力投下型で、長く働けばそれだけ評価が高くなるみたいな、時間と場所の制約とかを取っぱらった形の働き方がずっとされていたと思うんですけど。
やはり女性が働くということになると、結婚出産っていうどうしてもタイムラグみたいなところがありますので、それを加味した働き方。それでもいろんな方と同様の評価をされたりとか機会を与えられたりとか。
そういった働き方を企業側も整備していかないといけないし、女性もそこに合わせて時間的、場所的な制約があっても、頑張って働かなきゃいけないみたいな両者の努力が必要だと思います。
それが今まで社会的な風潮として根付いてなかった。最近それが言われ始めてますけど、まだまだ新しい動きなので。企業側も個人側も努力をして慣れていって、どんどん運用が進んでいく運動が起きれば、どんどん加速していくかなというところで、今その整備中みたいな段階かなと思います。
伊藤:なるほど。今「20年前から同じことを聞いてるような気がする」ってコメントが入ったんですけど。
武井さんにお話をお伺いしてて、今まで武井さんと同じように、とにかくその「女性が活躍する社会を実現しなければいけないんだ」という立場から、いろんなお仕事をされてる方がこの番組に来ていただいたんですけど。
みなさん大体共通しておっしゃるのは、要はそれを雇用する企業側に結構問題があるんだということを問題提起される方がすごく多かったんですよ。
僕ももちろんそれはそうだと思うんですね。女性を活用しなきゃいけない、例えばそういうライフイベントとおっしゃってましたっけ? 女性には特有の、男性にはない例えば出産だったり結婚だったり、いろんなステージがあるわけで。
それに対応するような形で企業は男性と同様に、例えば仕事の成果だったりを評価しなきゃいけないんじゃないかという問題提起をされることがすごく多かったんですけど。今武井さんの話の中で、女性側も努力しなければいけないというお話じゃないですか?
武井:そうですね。
伊藤:両者が歩み寄るってすごい大切な気がして。これ、僕の個人的な見解ですよ。今社会が、女性を活用しなければいけない、というふうになってるじゃないですか?
僕はいわゆるバブル世代なんですね。バブル世代ってとにかく企業側から「来てくれ来てくれ」ってすごかったわけですよ。
僕も含めてなんですけど、そんなことばっかり言われるもんだから、「俺、仕事できんのかな?」って勘違いしちゃうわけですよ(笑)。今までただの学生だったにもかかわらず、就職活動のときにちやほやされちゃったもんで、やっぱりちょっと勘違いしちゃったクチなんですよね。
武井:なるほど。
伊藤:僕すごく思ってるのは、確かに女性の力っていうのはどんどん活用しなきゃいけないんですけども、今社会全体がそういう風潮でしょ?
そういう風潮であるがゆえに、ちょっと言葉選ばず、あえて批判のコメントどんどん来ることを覚悟で言うと、ちょっと勘違いしちゃう女性っていうか、「私たち必要なの?」みたいなことになったら俺はいやだなと。
(会場笑)
伊藤:何がおかしいんですか?(笑)僕、前からそれ思ってるんですよ。
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