2024.10.01
自社の社内情報を未来の“ゴミ”にしないための備え 「情報量が多すぎる」時代がもたらす課題とは?
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司会者:では、みなさまにお話しいただきましたが、ここからは質疑応答のお時間とさせていただきます。事業者として酒井さん、そして、仮想通貨メディアとして伊藤さん、投資家としてYumaさん、片桐さん、客席のお二人がいらっしゃいます。
仮想通貨、ブロックチェーン、ICOなどについての素朴な疑問でも、一歩踏み込んだ質問でも大丈夫でございます。みなさんもせっかくの機会ですので、なんでもご質問いただければと思います。それではご質問がある方、挙手にてよろしくお願いいたします。いかがでしょうか? なかなか聞けないこともあるとは思うんですけれども。
(会場挙手)
司会者:じゃあ、お願いします。
質問者1:投資家の方とか、実際に儲かったみたいな人と会う機会ってそんなになくて、ちょっと聞いてみたいと思ったんですけど、実際、どれぐらい総資産持ってるのかとか、そういった具体的な数字を、言える範囲でうかがえたらなと思います。
司会者:これは、Yumaさんと片桐さんに聞いてよろしいんでしょうかね?(笑)。答えられる範囲でかまいませんので、お願いいたします。
Yuma氏(以下、Yuma):ちょっと私は言えないんですけど、まあ、周りは税金を払った後で億は超えている状況。
伊藤健次氏(以下、伊藤):ちょっとうかがいたいんですけど、その周りというのは大学生?
Yuma:ええと、そうですね。
伊藤:はい、ありがとうございます(笑)。
(会場笑)
司会者:そうですね。大学生で税金払った後での億ということでね(笑)。
Yuma:1人だけですけど。
司会者:あ、そうなんですね。すばらしい。片桐さんはいかがでしょうか?
片桐優妃氏(以下、片桐):そうですね。例えばシンプルに10倍(になった)とか、そういう感じですかね。
司会者:けっこうざっくりな感じで。
(会場笑)
司会者:たぶんね、みなさん、もっとリアリティのある話を聞きたいのかなと思ったんですけれども、10倍になったと。
片桐:例えば、そのぐらいのイメージです(笑)。
司会者:ありがとうございます。客席のお二方は? 話せる範囲でかまいませんのでお願いいたします。
投資家1:そうですね。一番相場が盛り上がってた時は、もちろん億は超えてました。ちょっと今は下がってしまったので、それよりかは若干……、みたいな感じですかね。
投資家2:これちょっと難しくて。やっぱり、先ほど話が出ましたけど、そのもの(投資した元手)の価値が200万円の時、1億円持ってる人って、今半分になっちゃってて5,000万円とかじゃないですか。だけど、基本的に僕も周りも、今話題の人たちです。以上です、はい。
司会者:みなさん、想像にお任せしますということで。他になにか質問がある方いらっしゃいましたら、挙手をお願いいたします。一般の方からも質問は受けますので、聞きたいことがございましたらどうぞお気軽に。
(会場挙手)
司会者:よろしくお願いします。
質問者2:コインオタク伊藤さんにおうかがいしたいんですけど。YouTubeでやってたラップの経緯というか、ストーリーみたいなものがあったら。
伊藤:はい(笑)。
質問者2:ええと、まあ、なぜあれをやったのかとか、どういう目的があったのかとか、それの反響というか、あれば教えてください。
伊藤:興味を持っていただいてありがとうございます。大半の方が、ご存知ないと思いますので、ちょっとご説明をさせていただきます。3月の中旬ですかね、iTunesでダウンロードできたり、カラオケ店で歌えたりという楽曲をリリースさせていただきました。タイトルは『もっと来い! ビットコイン』というタイトルなんですけども。
(会場笑)
伊藤:この背景は、仮想通貨の話題のメディアをやっていても、やっぱりPVの頭打ちが出るんですよ。ちょっとメディア目線が強くてあれなんですけど。市場が広がらないと見る読者も広がらない、というかたちですね。
仮想通貨のメディアを運営していると、どうしてもジレンマが出てきます。いわゆる情報がマニアックになっていくんですね。これから入る人は触れられないメディアになってしまう。今市場にいる人にどんどんどんどん見てもらいたいとなると、要は「マニアックすぎて、何が書いてあるかわからない」となってしまうんです。
その中で、例えば儲かる情報だとか、最新の法律の規制のニュースだと、やっぱりおもしろくないので、なんかこう楽しんでもらえるコンテンツってないのかなって考えて、思いついたのがCDデビューです。はい。
(会場笑)
司会者:すばらしいですね。やっぱり普通にインターネットやテレビで見ても、なかなか難しいことばかりで手が出せない、というのが正直なんですけれども。そのように歌やダンスで伝えるというところは、これはもうみなさん、一番取っ掛かりがいい部分ではないかと思います(笑)。
伊藤:そうですね。どんどん拡散していただいて(笑)。
(会場笑)
司会者:ぜひ、みなさん拡散していただけましたら(笑)。
質問者2:反響はまだこれから、という感じですか? まだ……3月がリリース?
伊藤:そうですね。今、YouTubeではプロモーションビデオを公開していますけども、もうみなさんのように、業界の人が一部でめっちゃ盛り上がってくれてるというかたちで。
(会場笑)
伊藤:それをどんどん一般の方に広げていきたいなと思っております。
質問者2:ありがとうございます。
司会者:その他、質問がある方いらっしゃいますでしょうか?
(会場挙手)
質問者3:先ほどから暗号通貨、仮想通貨とか、ブロックチェーンの技術が赤ちゃん段階なんだということなんですけど。じゃあ、どうなったら子供で、どうなったら大人というか、その指標や目途になるものがあれば、ちょっと見解をうかがいたいんですが。みなさんにお願いします。
酒井和氏(以下、酒井):そうですね。ブロックチェーン技術であったり暗号通貨は、まだ赤ちゃん段階というのは、先ほどもお話に出たように、暗号通貨がまだまだ投機だったり投資の対象として見られているというのが実情のところで。
そこから抜け出す、実用化される段階というのが。私はRipple(リップル)が仮想通貨とは思ってないんですけど、例えば今、Rippleが100社以上の銀行と連携をして、送金のテストを実施していたりとか、そういうかたちでどんどんテストをして実用化が進んでいくというのが、一番重要なんじゃないかなと思っています。
例えばBCSの場合であれば、ブロックチェーンオンラインストアを活用させていただいて、そこでちゃんとした取引であったり、複雑なスマートコントラクトで取引ができたりというところ。まあ、実務部分での成功ですね。テストと成功で、PDCAをどんどん回していくことだと思っています。
また、取引のスピードだったりも、これからどんどん早めていこうかなと考えていまして。BCSは先ほどビットコインの150倍のスピードと言っていたんですけど、これから近い将来、さらに10倍ぐらいのスピードを追加していこうかなと思ってまして。
現状は、RippleとBCS、だいたい同じぐらいなんですけど、世界でトップの送金や取引の処理の早さを目指している状況です。それが実現していって、ちゃんとビジネスに活用されて、投機の対象とみなされなくなったところが、とりあえずの着地点なのではないかなと思ってます。
伊藤:仮想通貨とブロックチェーンは、ブロックチェーンの技術があって仮想通貨が生まれてるので、どうしても切っても切り離せないものなんですけども。まずブロックチェーンの浸透に関しては、たぶん仮想通貨以外の利用が浸透した時が、1つ、ブロックチェーン技術が認められたタイミングかと思います。
ブロックチェーン技術を使えば、仮想通貨以外にも、今手がかかっていたりリソースがかかっているさまざまなものを置き換えられたりします。なので、まず1つはそこかなと思います。
じゃあ、仮想通貨がどこまで浸透したらゴールなのか、将来どうなるかというところなんですけども、やっぱり1つは、当然のように、仮想通貨の一番最初で生まれたメリットですね。送金が早い、手数料が安い。正しく送金ができるものが、1つの通貨で実現するタイミングが、それがもう代表的な仮想通貨(になるということ)。
それが今、Bitcoinなのか何なのかというのが、ちょっと論争がある状況なんですけども。まずは、もともと生まれた課題に対しての答えが出るのが、仮想通貨のゴール地点ではないかなと思います。
質問者4:すいません、一番大事な質問だと思うんですけど、みなさんしないので。Block Chain Storeが具体的にどうやってAmazonを超えるおつもりなのかをくわしくお聞きしたいんですけど。まだいろいろとICO段階で構想している部分があるとは思うんですけれども、ざっくりといつ頃までにとか、そういったお話が聞けるとうれしいんですが。
酒井:はい。Block Chain Storeがいつ頃、Amazonであったり楽天を超えていくかという構想は、現状のロードマップではまだ出してないんですけど。
まず先ほど申し上げたように、Block Chain Storeの構想は、VRとブロックチェーンと、ARを使って自宅にいながらなんでも試着ができたり、家具のデザインやサイズが簡単にスマホなどでわかるような、非常に便利なショッピングモールをつくっていきたいと考えています。そこからより多くの人たちに、BCSトークンを保有していただくために、ICOを行って取引所にどんどん上場していこうと考えています。
まずパイロットとして、今年中にアプリケーションの開発をしていくのと、世界展開を考えています。手始めにシンガポール・タイ・日本というかたちで展開してるんですけれども、今、ヨーロッパ・北米での展開も考えておりまして、それは早急にしていこうと思っています。
また、Block Chain Store上で実際に使えるデビットカードというところの企業とも、現状、業務提携の契約を進めており、それももう契約間近というかたちです。今、その体制が整いだしていて、各国でBlock Chain Storeをマーケティングしていくので、取り急ぎBlock Chain Storeを浸透させていくことが2~3年先の目標になります。
そこから先の5年、10年先というところで、Block Chain Storeが世界中に広まって。今、BCSトークンで送金詰まりとか、BitcoinとかEthereum(イーサリアム)とかってけっこうあると思うんですけど、そのへんのテクノロジーも並走して解消していくことによって、我々は10年後には世界でトップクラスのショッピングモールを構築していきたいなと考えています。
司会者:ありがとうございました。そろそろお時間となりますが、もう1つぐらい質問をお受けいたします。いかがでしょうか?
(会場挙手)
司会者:よろしくお願いいたします。
質問者5:すいません。先ほど仮想通貨のゴールの1つとして、送金とかそういうところで、しっかり使われるようになることとおっしゃってたんですけれども。MUFGコインみたいなものもそうだと思うんですが、今後仮に価格変動のない仮想通貨が出てきた時に、この市場はどうなってしまうのかを教えていただきたいんですけれども。
結局、決済についてはそっちのほうが便利だと思うので、そういうのが幅を利かせてくるのか。ただ、投資家にとってはあんまりメリットがないので、それは目的意識で違う市場として育っていくのか、そのへんなにかあれば教えてください。
伊藤:では、ちょっと私のほうからですね。今も安定通貨といわれるものはあると言えばあるんですよね。受け皿と言われるものはあります。じゃあ、それがあることで他の仮想通貨がなにか変わるかというと、実はあまり変わらないかなと思っていて。それはそういう送金目的のもの、というかたちになるかなと思います。
ユーザーの質は相当変わると思います。今、仮想通貨の投資家さんがこの会場にもいらっしゃると思うんですけども、一番興味があるところはやっぱりボラティリティの部分。どんな商品もプロが入ってきたりとか、規模が大きくなってきてボラティリティが減れば、今の投機の熱は相当冷めるかと思います。
その人たちはもう、たぶん仮想通貨ではない別のなにかにいくだけで。市場は広がって、ユーザーも増えて、時価総額も……。投資家さんたちはゼロイチを育てた人たちになりますので、その人たちがいなくても、ユーザーが増えれば、市場のパイ自体は広がっていくかなと思います。その時の仮想通貨の市場は健全なのかなと思います。
司会者:ありがとうございました。そろそろ終了のお時間となりました。なお、本日みなさまからいただいたお話に関しましては、あくまで個人の見解となっておりますのでご了承ください。
伊藤さん、Yumaさん、片桐さん、そして、酒井さん、今日はありがとうございました。
(会場拍手)
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