2024.10.01
自社の社内情報を未来の“ゴミ”にしないための備え 「情報量が多すぎる」時代がもたらす課題とは?
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山田太郎氏(以下、山田):みなさんが興味がある「コミケ会場問題」というあたり、次いきたいというふうに思います。で、コミケ会場問題なんですが……。
坂井崇俊氏(以下、坂井):コミケ1ってやつありますか?
山田:これが、資料等を経済産業省等からも提出していただいて、あと、東京都。今日、ニュースで流れたんですけども、ビッグサイト、このIBCっていうのが何かっていうとですね、国際放送センターかな。
そういったものに使うということで、簡単に言うと、東京ビッグサイトが使えなくなるということなんですね。
ちょっと表を見ていただきたいんですが、東(ホール)の1~6に関しては、これはオリンピックの大会期間ということで、2020年の8月前後使えないということで、その1年前からですね、いろいろ準備したり機材入れるということで、工事期間を含めて2019年の4月から使えないということになります。
遊佐めぐみ(以下、遊佐):はい。
山田:もう1つ、拡張棟ってのがありまして、工事中って書いてありますが、ここを新たな場所として作るというようなことを言っています。これプラス……。
坂井:これが去年の10月の段階だったんですね。今日発表されたのが次の紙ですね。
山田:はい、次の紙ありますか?
山田:はい、この次の紙は、これ坂井さんが作ったの?坂井:はい。
山田:えー、坂井さんが加筆の、仮設展示場っていうところがありまして、東京テレポート駅東側、都の所有地に仮設の施設を用意して対応するということで、これは2万4000平米あるということなんですね。そうすると、まず2019年の……。
坂井:拡張棟の工事が短くなったんですよ。
山田:あ、そうなんだ。拡張棟の工事さえ終わると、8万平米弱が供給されるので、一応、コミケ等が8万平米くらいでやっていたので、広さ的には確保できてるんじゃないかと言われてるんですが、ただここにはいろいろと問題があります。
まず第1は、2020年は実を言うと、ここ展示面積って書いてあります、ゼロなんです。だから要は、2019年の措置であって、2020年のオリンピックが行われるという、とくに4月からの期間は、実は会場がないんですね、現実的に。という問題なので、全然問題は解決してませんと。
記事からすると、なんとなくこれで大丈夫だっていうふうに読めるんですが、一応調べたりとかですね、我々して、表を作りましたが、2020年は実は会場問題は解決していません。
もう1つ、仮設展示場なんですが、本当に仮設なので、夏の暑い間と冬の超寒いとき、コミケってなぜかそういうときにやるんですけども、大丈夫かって話がありまして、たえられるかという話がありまして。
この仮設展示場では、実際には雲が出るような(注:夏のコミケ開催中は参加者の熱気で会場内に霧がかかる。通称「コミケ雲」)、あのコミケがここで開催するのは現実的に厳しいんではないかということが言われてはいます。
といことで、実はこの展示場不足問題、コミケだけじゃありません。リード エグジビション ジャパンなんていう展示会社、しょっちゅう大型の展示をやってたりします。これ日本経済にとっても重要で、最近、展示商談がですね、中小企業にとっても非常に重要なんですね。
だから、これ、コミケだけの問題じゃなくてですね、展示場をきちっと維持、提供していくということは大事なんですけれども、実はこの問題ですね、一応2019年、仮設という案が示されたんだけど、まずこれを具体的にしなければいけないということ。
2020年は基本的にないんですね、これでも。ということなので、問題はまだ解決していませんということを、みなさんにご報告しておきたいと。
ただそれ以外ですね、日本中のいろんな展示場の増床に向けた場所探しということは現実的に行われていて。
横浜のパシフィコだとかですね、その他、名古屋、愛知県そのもの、福岡、いろんなところで、それぞれ国内展示場の新設、増設っていうことを計画していますので、なんとか代替地、東京以外でもっていうことで、いろんな話はあるということだと思います。
こういうことを総合的に含めて、要は表現の自由だけでコミケが維持できるわけではないので、オリンピック問題というのは非常に大きな問題になりますので、このあたりも問題が解決できるようにしていきたいと思っています。
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