
2025.02.06
ポンコツ期、孤独期、成果独り占め期を経て… サイボウズのプロマネが振り返る、マネージャーの成長の「4フェーズ」
Actress Teri Hatcher Commemoration of the International Day to End Violence against Women 2014(全1記事)
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テリー・ハッチャー氏:国際連合事務総長、皆さま、テリー・ハッチャーと申します。国際女性に対する暴力撤廃デー、そして16日間に渡って行われる女性への暴力に対するアクティビズム、「地域をオレンジに」のキャンペーンを祝うこの場に参加することができてとても光栄です。
オレンジ色は楽観的でより良い未来を、女性と少女への非人道的暴力のない世界を象徴する色です。女性と少女への暴力の現状は現在も悲惨です。120万人の少女が性行為を強要され、2012年の統計によればそのうちの半数は性行為を強要した付き合っている相手、または家族によって殺害されているというのです。
私に起きたこともまたこの悲痛な統計に更なるパターンを追加してしまいます。今からお話することで知っていただきたいのは、沈黙がいかに恐ろしい事態を呼ぶかということです。すみません、絶対泣かないと決めていたのですが……。
(会場拍手)
私は7歳の時に叔父から性的虐待を受けていました。私はあれは自分が悪かったからだと言い聞かせ、自分を責めました。自分の身に起きたことを誰にも話すことなく沈黙を守りました。
しかしその後もちろん私は反抗的になり、母は私を叔父から遠ざけました。以来私は叔父と会うことはありませんでしたが、家族の誰も一体何が起きたのか聞こうとしませんでした。私たち家族がそれについて話し合うことはありませんでした。
18歳になっても自分の身に起きたことについてまだ自分を恥じていましたが、ついに自分に起きたことを日記に書いて母に渡しました。
父も母も何かが起きたのではないかと思ってはいたけれど、2人とも一体どうなっているのか物事を整理して考えるのに混乱し、怒りの感情に囚われて、何もできなかったことへの後悔で、どうしてよいものか全くわからなかった、そして両親もまた沈黙を守るしかなかったのだと母から言われました。
つまり私も両親も沈黙を守り続けたのです。しかし叔父はその責任を取ることもなく自由に世に生きていました。
時間は飛んで私が30代のある時、両親が私の生まれ育った家を離れることになり荷造りの手伝いをしていました。そこで当時出版されて間もない新聞記事を見つけました。私の地元に住む可愛らしい11歳のサラという少女についての記事です。
そこにはこう書いてありました。周りを汚さないようにサラは自分の頭にタオルを巻き付け、その上から自らの頭を銃で打ち抜き命を絶ったと。彼女の遺書に私の叔父についての記述がありました。叔父は数年に渡りこのサラに対し性的虐待を加えていたとのことです。
私はショックを受け、混乱し、パニックになりました。叔父は私にしたのと同じことをあれ以来他の娘にし続けてきたのかと。当時60代であっただろう叔父がこの幼い少女のこころと身体を傷つけて彼女を死に追いやったのだと。一体なぜこんなことに……と思いました。
私は州検察官とコンタクトを取りました。最初は名を名乗らずに。当時はまだ私は自分の身に起きたことについては沈黙を守っていました。今回は叔父は彼が取った行動に対して責任を取るようにしなければならない、彼を刑務所に送らねばならないと思いました。
しかし検察官は、この件に関しては立件できる証拠がない、叔父の罪を立証するための唯一の証拠は少女の遺書だけであるというのです。サラは証言などできません。もうこの世にいないのですから。
そこで検察官は私に起きたことを供述書として提出したいと提案しました。私自身に起きたことを立件するには時間が経ちすぎているが、私の供述を提出することで叔父のこれまでの傾向と少女の遺書の信憑性を訴えたいと。
私はそこで初めて沈黙を破りすべてを話しました。そして私の供述は裁判所で読み上げられました。叔父は司法取引をし、刑務所へ行き、その中で亡くなりました。
彼は有罪となり実刑を受けました。しかしすでに彼が行った最悪の暴力をなかったことにはできません。私はそれを乗り越え、サラの家族の無念が少しだけ晴れるよう、事件に終止符を打つのに役に立てたかもしれません。しかし私は英雄でも何でもありませんし、被害者でもありません。
私は女性3人に1人の割合で存在する女性です。人生において暴力を受け入れるよう強要されたことのある3人に1人の女性です。頭の中であんなことをされたのはお前が悪いからだと鳴り響く声にうなされ、自尊心を失くし、自分の幸せを自分で掴むことのできなくなる3人に1人はいる女性です。
この統計の数字、変えねばなりません。3人に1人の女性は彼女たちが助けを求めるのをためらう社会の中での偏見や恐れを感じる必要はないのです。3人に1人の女性たちが誰かに助けを求め、自分に何が起きたのかを通報することを恐れるようなことがあってはならないのです。
何を恐れるかというと、彼女たちは「話しても信じてもらえないだろう」「真面目に受け取ってもらえないだろう」と恐れるのです。
「なぜ彼は彼女にそんなことをしたんだ?」と聞く代わりに、社会が被害者に「なぜ逃げなかったんだ?」「なぜ何も言わなかったんだ?」と更に恥じる気持ちに追い打ちをかけるようなことを言い続ければ、虐待者はこれからも女性に虐待を働き続けるでしょう。
(会場拍手)
今お話した3人に1人の女性はあなたの母親、娘、姉妹かもしれません。どんな女性も暴行され、虐待され、殺される可能性のある社会を変えるために活発に信念を持って活動しないでどうするのでしょう。
どんな人にも暴力を撲滅する責任があります。私は3人に1人の女性のひとりです。私はこの数字が変わるまで必要があれば屋根の上にも登っても声を張り上げ続けます。
すでに暴力の被害に合ってしまった女性がひとりではないと感じられるまで、自分の身に起きたことを話すのに安全であると感じられるまで、女性への暴力がゼロになるまで。もう私が沈黙することはありません。ありがとうございました。
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