働きがいのある会社とは?
経営者らが語る仕事観

働きがいのある会社を創る #1/5

IVS 2015 Spring Miyazaki
に開催
IVS 2015 Springの本セッションにセプテーニ・佐藤光紀氏、コロプラ・千葉功太郎氏、VOYAGE GROUP・宇佐美進典氏の3名が登壇。モデレーターを務めるCampus for H・石川善樹氏の進行で「働きがいのある会社を創る」をテーマに意見を交わしました。本パートでは、すっかりIVSの常連となった経営者3名が「最近ハマっていること」を紹介します。また、テーマになっている仕事の「働きがい」に関して、実際に働く前と働いた後で感じた仕事観の違いについて語られました。

テーマは「働きがいのある会社を創る」

石川善樹氏(以下、石川):皆さま、よろしくお願いします。「働きがいのある会社を創る」ということで、関心が高いテーマなんでしょうね。もう会場を埋め尽くす人! 2階席までいらっしゃいますね。ぜひ期待していただきたいと思います。

今日は、すばらしいお三方にご登場いただきました。皆さま、盛大な拍手の準備はよろしいでしょうか? まずは、セプテーニ・ホールディングスの佐藤さんです。よろしくお願いします。

佐藤光紀氏(以下、佐藤):皆さん、よろしくお願いします。佐藤です。

石川:そして、コロプラの千葉さんです。

千葉功太郎氏(以下、千葉):千葉です。よろしくお願いします。

石川:VOYAGE GROUPの宇佐美さんです。

宇佐美進典氏(以下、宇佐美):宇佐美です。よろしくお願いします。

石川:よろしくお願いします。

(会場拍手)

石川:最初にお伺いしたいんですけれども、お三方は普段から交流はあるんですか?

佐藤:わりと業界も長くなってきたので、とても仲良くさせていただいています。

石川:仲良くされているんですね。その中で、これまで「働きがい」というテーマで登壇されたりとか、お互いしゃべったことってありますか?

佐藤:私は初めてですね。

千葉さん:全く初めてです。

宇佐美:僕は最近社外で話す機会があったんですが、こういう中で話をするというのはないですね。

石川:今日は初めての経験ということですね。

登壇者3名が最近ハマっていること

石川:さっそくいきたいと思うんですけれども。まずは、お三方がどういう方なのかということを知っていただくために、1回仕事から離れて「最近ハマっていること」をお伺いしたいなと思います。順番によろしいでしょうか?

佐藤:僕は2、3年前から「マンガづくり」にハマっていて、仕事も関係するんですけど、マンガをずっとつくっているんです。仕事の中でも50パーセントくらいはマンガづくりをしていて、ずっとどんな作品をつくろうか、企画から編集から、細かい赤入れからしていますね。この2年で50本の新連載をつくりました。

石川:すばらしい。ということは、ほぼ仕事と趣味の境目がなくなっているという感じでしょうか?

佐藤:全く分離してないですね。毎日遊んでいるようで楽しいなと(感じています)(笑)。

石川:ありがとうございます。千葉さんはいかがですか? 最近、ハマっていること(はありますか)。

千葉:3ヵ月くらい前に、グリーの山岸(広太郎)さんとオルソの坂本(義親)さんに「ドローンおもしろいよ」って言われて、それ以来どハマりしています。(スライドの)画面を(私の)PCにしてもらっていいですか?

(これは)最近あまりにもドローンの規制が厳しいので、先週の土日に、知り合いの舞子スキー場(新潟県南魚沼市)をお借りして、2日間有志と一緒にドローン合宿をやってきたときの写真ですね。

これなんてすごいんですよ。ヘッドマウントディスプレイを付けて、ドローンの映像がリアルタイムにディスプレイにきて、自分があたかも空中で浮かんでいるようなファーストパーソン(ポイントオブ)ビューというのもできるんです。自慢したいんで、撮影した僕の映像を見てください。

一同:(笑)。

Phantom3という機材を使って、売り出されたばっかりですがAmazonでポチれば翌日にくるんですが、18万円くらいのやつです。高さは250メートルくらいまで行って、横は2キロくらいまで飛んでいくんです。

映像を見ながら(景色を)見ます。勢いでもう1個見せちゃおうかな(笑)。

(会場笑)

編集も当然自分でやっているので、けっこうおもしろいですよ。皆さんもよかったらやりましょうよ。

この極端な社会のアレルギー反応は、きっとこれからくるんじゃないかなと。逆にこの反動から、いろんな利用シーンが見えてくるんじゃないかなと思っています。(ドローン空撮に)人を入れたりする撮影の仕方もありますよね。

オルソさんは最近、専門会社になられているので、ドローンの映像をガンガン撮られていますが、こんなのが素人で作れちゃうんですね。どハマりしています!

石川:すばらしいですね。もう一度盛大な拍手を!

(会場拍手)

石川:最近はドローンにハマられているということで、週末が早く来いという感じですね(笑)。宇佐美さんはいかがですか? ハマっていること(はありますか?)。

宇佐美:最近、Googleの出しているゲームの「Ingress(イングレス)」にハマっています。というのも、毎回IVSに来ると「宇佐美さん、また太ったね」と言われることが多くてですね(笑)。

今年こそは、言われる前に痩せてからここに来ようと思ったんですけど……。そのために歩くようにしようと、Ingressを始めました。

石川:(ゲームへの関心より)ダイエットが先にあったんですか?

宇佐美:まぁ一応それがありました。全然痩せていないんですけど(笑)。今、始めて30日くらいで、200キロくらい歩いてますね! 今日も朝歩いて、近くのポータルをハックして、緑チーム(エンライテンド)にしてきました。

(会場笑)

石川:すばらしい。では、今はそのIngressをやっているんですか?

宇佐美:そうです。ずっとケータイを見ながら歩いて「ハック、ハック……」って。

石川:ケータイのゲームって、元々お好きだったんですか?

宇佐美:いや、すいません。パズドラくらいです(笑)。

(会場笑)

石川:ありがとうございます。

孤独を感じている人は早死にする?

石川:もう1つ、お三方がどういう方かということでお伺いしたいんですけども。「どういう人ですか?」「どういうふうに見られていますか?」と聞かれたときに、ひと言でいうと社員の方は、皆さんのことをどういうふうに表現されると思いますか?

佐藤:想像でいいですか? 僕、友達少ないんですよね。

石川:はい(笑)。

佐藤:社員とか周りの人から言われる共通の第一印象は、だいたい「とっつきづらい」「とっつきづらいけど、話してみると意外といいやつ」っていう。だいたいこのパターンですかね。

石川:友達がいないっていうのは、ツッコんでいいのかわからないんですけど(笑)。私「友達が少ないと早死にする」という(内容の)本(注:『友達の数で寿命はきまる』)を書いているんです(笑)。健康の観点からも気になったんですが。

(会場笑)

佐藤:友達は少ないんですけど、深く濃く付き合うほうなので、きっと質は高いと思います。

石川:孤独感はないですか?

佐藤:全くないですね。毎日楽しく幸せに生きております。

石川:それはすばらしいことですね。孤独を感じている人は早死にするというのが、研究で知られているので、ぜひ深く付き合ってください。千葉さんはどうですか? 社員の方から、ひと言で表現されると。

千葉:わかんないですけど、想像で(答えます)。たぶん「何をやっているかわからないけど、すごく忙しそう」というイメージじゃないですかね? あと「人を採用しまくっている」というイメージもあるかもしれません。

石川:社員の方からすると、日々何をやっているのか動きが見えていないということですか?

千葉:僕の役割って、プロダクトを作る以外のところをずっと担当してきたので、結構言えないことがいっぱいあって。会社の「ちょっと先のこと」をやっていることも多いので、あとでわかるけれども今はわからないというパターンが多いかもしれないですね。

石川:社内では、かなり謎な人かもしれないと(笑)。

宇佐美さんはいかがですか?

宇佐美:たぶん「体が大きい」とか(笑)。あとは「笑い声に特徴がある」と言われますね。「あの笑い声が聞こえると、どこの会議室にいるかわかる」というのは言われます。

石川:性格で言うとどうですかね? どういう人だと言われますか?

宇佐美:怒らない。怒れないんです。

石川:優しいんですね。

宇佐美:優しい、かもしれない(笑)。

石川:ありがとうございます。

働くのが嫌で今の仕事をしている

石川:今日は「働きがい」というテーマです。(これまでの)IVSだともう少しダイレクトにビジネスへ影響するような話が多かったと思いますが、今日はちょっと変化球的な「働きがい」というテーマです。

そもそも働くということをまず考えてみたいと思います。皆さんが社会人になる前「働く」ってどういうイメージを持たれていましたか?

佐藤:僕、働くのが嫌で今の仕事をしているようなものなんですよね。元々ずっと音楽をしていたので、いかにして働かずに好きなことだけして生きていけるだろうかと思って、10代から20代の前半くらいまで過ごしていたんですけれども。

そのまま楽しいと思えることをずっとやっていたらいいんじゃないかと思って、今の起業家というか、経営者のほうに自然となっていったという感じで。未だにあまり働きたくないなと思って毎日過ごしています。

石川:今、ご自身は働いているという感覚はあまりないですかね? 

佐藤:ほぼないですね。

石川:なるほど。表現するとしたら、日々やっていることというのは?

佐藤:遊んでいる。

石川:遊んでいるという感じなんですね(笑)。働くのが嫌だというのは、誰か特定のこういう人たちというのがいたんですか? 悪いイメージがあったというのは。

佐藤:具体的に何かというのはないんですが、一般的に働かされている感じの人におもしろそうな人がいないんじゃないかなと、周りを見て感じていました。

石川:ありがとうございます。千葉さん、ちょっと昔のことになると思うんですけれども、社会人になる前は「働く」ってどういうイメージを持っていましたか?

働くことは、効率よくお金を稼ぐこと

千葉:学生時代は「お金を稼ぐ」ことだと思っていました。ちょうど今日、学生時代に一緒に仕事をやっていたパートナーが来ているんです。学生時代ガンガン仕事をしていて、「稼ぐ」ことかなぁと当時は思っていましたね。

効率的に稼ぐにはどうしたらいいかなと突き詰めると、当時インターネットだとかデジタル系の技術やノウハウを使ったほうが効率がいい、と逆算してそっちに入っていきました。インターネットがやりたくてやっていた感じではないですね。

石川:とにかくお金を稼ぐこと。それを効率的にやるということが働くことだと。

千葉:家庭教師よりも効率良く(稼ぐ)(笑)。

石川:ありがとうございます。そこから実際どう変わっていったのかということをこれからお伺いしたいんですけれども。宇佐美さんはいかがですか? 働くイメージ(はどう変わりましたか)。

学生結婚、アルバイト漬けの大学時代

宇佐美:僕が社会人になるときに思っていたのは、働きたくて働きたくてしょうがなかったということですね。

というのも、僕は大学1年生の頃に学生結婚をして、大学時代はアルバイトばっかりだったんですよ。かつ子どももいたので、かなり細切れの時間の中で働いていました。「この時間になったら子どもを迎えに行かなくてはいけない」とか。

「社会人になったら思う存分自分の時間を自由に使って働ける!」というのがあったので、早く働きたくてしょうがなかったですね。

石川:学生時代にはあまり働いているという感覚はなかったんですかね?

宇佐美:学生時代は、自分の時間を売っているという感じでした。学生時代のアルバイトというのは。

石川:社会人になったら「思う存分働けるぞ」という。

宇佐美:学生時代はずっと、不完全燃焼が続いているような感じでしたので。

「働くとは修行である」

石川:おもしろいですね。また、それが実際働いてみてどうだったのかというお話を伺いたいんですけれども。

またこちらに戻って、実際社会人になられて、経営者として働かれていて、「働く」というのはどういう意味を持つんだろうか? というところを。

佐藤:実際に働きはじめたら、学生時代とかもっと若い頃に自分が思っていた先入観と「真逆だなこれ」みたいな。「働くってめちゃめちゃおもしろいじゃん!」という感覚に180度変わりました。

石川:それはガラッと変わったんですか? 徐々に変わっていったんですか?

佐藤:ガラッと変わりました。働くって、「決まったことを決まった通りに実行しなきゃいけない」みたいな印象がありまして。

石川:やらされる感覚ですかね。

佐藤:そうそう。過去、自分が学生時代にしていたたくさんのアルバイトの中でも、そういう感覚は同じように持っていたんですけれども。実際に勤め始めてみると、仕事ってめちゃくちゃおもしろいな、クリエイティブなものだなというふうに感覚が変わりました。

石川:なるほど。逆に自分はすごく楽しくて、周りの同年代の友達を見ていてテンションの差を感じることはありましたか?

佐藤:起業しちゃうとあまり交流がなくなって……元から友達少ないですから(笑)。そもそもあまりそういう差を感じることもなく、10年くらい経って久しぶりに会ってみると、ずいぶん感覚って違うんだなっていうふうに、後からわかりました。当時は気にもしなかったです。

石川:社会人になって、とにかく楽しいんだなと駆け抜けてきたということですね。ありがとうございます。千葉さんはいかがですか?

千葉:うちは毎週月曜日に全社朝礼をやっているんですけど、先週の月曜日の社長の朝礼のテーマが「働くとはなんぞや」と。たまたまタイムリーにその話題で朝礼を30分近くやっていて。長い?(笑)

「働くとは修行である」と。「つらい」と(笑)。

石川:今度は真逆ですね!

佐藤:心を高める的な、そういうことなんですか?

千葉:毎週毎週朝礼をやっている中で、「クオーターがもうすぐ閉まるので頑張ろう」とか、「期初だからまた気合を入れていこう」とか、いろいろ言うけれども。

常に人生はマキシマムで、フルパワーで頑張っていかないといいものを作れないし、いい仕事ができない。常に頑張らなくちゃいけないということは、やっぱり修行なんだろうと。

ただ1個1個クリアしていって、成長して新しい仕事ができて、そこをまたクリアすると次のチャレンジができて……というのを、仕事をやっている限り一生死ぬまで繰り返していくので、たぶん精神的な意味も含めた修行なんだと思います。

石川:仕事をやっていくと、もちろん達成感とかやりがいのようなものもあるけれども、プロセスをみるとほとんどの時間は修行と苦悩であると。

千葉:ただ、ところどころ達成があるわけじゃないですか、いろんな意味での。そこに満足してずっと前に進んでいけると、終わりがない。頑張り続けるのかなという話をしていました。

石川:それを聞いた社員の方々は、どういう反応をされてましたか?「働くのは修行だ!」って言われたとき(笑)。

千葉:「そうだったか!」と(笑)。

(会場笑)

石川:千葉さん自身は、どのように捉えましたか?

千葉:個人としては佐藤さんと一緒で、僕も友達が少ないんですけど。僕B型でムラっ気があるので、自分の好きなことはめちゃくちゃできるんですが、たぶん好きじゃないことをやるのはすごく苦手なんですね。

だから、たぶん今の仕事が合っているんだと思うんですけど。そういう意味では、今は少なくとも自分の好きなことしかやっていないので、働くってすごく幸せですよ。楽しいですよね。

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