スピーカー自己紹介

小林雅(以下、小林):はい、みなさん。こんにちは。

一同:こんにちは。

小林:モデレーターを担当しますインフィニティ・ベンチャーズ小林です。今回のセッションはですね、20代の働き方、経験の積み方というようなタイトルを付けております。これからキャリア選択に関して、就職活動をしたりすると、将来不安で不安で仕方がないのかなという風に思うんですね。

それってやっぱりどんな風になるかっていうのが想像つかないというのが多いのかなと思いますので。実際ですね、ちょっと先輩というか、30代前半で会社の重要なポジションを担うぐらいまで成長している方々に、20代が実際にどうだったのかっていうのを聞いてみたいなと思います。どうもよろしくお願いします。

一同:よろしくお願いします。

小林:さっそくなんですが、スピーカーのご紹介をさせていただきたいと思います。このようなテーマをやると毎回登壇していただけるので、すでにご存じの方も多いと思うんですけれども。サイバーエージェントの曽山さんです。よろしくお願い致します。

曽山哲人(以下、曽山):はい、曽山です。よろしくお願いします。

小林:サイバーエージェントでは採用人事本部長として、人事・採用を統括している曽山さんです。そして、赤川さんの話は聞いたことはあるかもしれませんけれども。DeNAの最年少執行役員でいいんですかね?

赤川隼一(以下、赤川):あ、はい。お陰様で。

小林:最年少執行役員で、お子さんも最近生まれて、おめでとうございます!

一同:拍手。

赤川:ありがとうございます。

小林:はい。人生もこう上向きに幸せってことで。非常にこう輝かしいっていうわけではないんですが、非常に常に前向きに行き続けている気がするDeNAの赤川さんです。

赤川:よろしくお願いします。

小林:グリーという会社にいらっしゃる荒木さんなんですけども。ちょっと前ですね。ほんと二ヶ月、三ヶ月前か。サンフランシスコの方で、アメリカでの事業立ち上げを経験した、というような人物です。グリーのクリノッペってご存じの方、どれぐらいいらっしゃいます? クリノッペ。おお、いますね。クリノッペって彼の作品なんですよ。まあ彼は元々、日本でもそういう形で新しいサービスを見出してきて、非常に若いうちからインターネット産業どっぷりという形で色々な経験を積んできて、10月にグリーの取締役になった31歳、荒木さんです。よろしくお願いします。

荒木英士(以下、荒木):よろしくお願いします。

小林:2010年に、第1回目でここでやった時にも登壇をいただいて。京都大学出身の太田垣さんです。現在はスマートエデュケーションという知育・子供向けのスマホアプリを開発している会社の今は新規サービスの責任者です。実はですね、赤川さんとはDeNA同期入社で、枝分かれじゃないですけども。分かれていまは違う会社にいて、非常に組み合わせ面白いなってことで、今回人選しているスマートエデュケーションの太田垣さんです。よろしくお願い致します。

太田垣:太田垣です。よろしくお願いします。ありがとうございます。

小林:はい、こんなメンバーでいきたいなと思います。早速なんですけど、聞きたいことって何かあります?

中谷:摂南大学の中谷と申します。

小林:中谷さんですね。はい。

中谷:すごく順調にめっちゃキャリアアップされている方ばかりだなあとは思うんですけれども。入社当時から心掛けていることを教えていただきたいなと思います。

小林:なるほど、入社から心掛けていくことですね。あともういくつかトピックをいただいてからまとめたいと思いますけれども。はい。

杉山:中央大学の杉山と申します。

小林:お、中央大学。東京からはるばるですね。

杉山:そうなんです。自分のキャリアプランを作るにあたって、いつ頃それが形成されたのかと。誰から影響を受けてとか、自分の中で考えてでもいいんですけど。どうして、例えば代表取締役になろうと思っただとか。そういう部分をお聞きしたいなと思います。

小林:キャリア形成であるとか、心構えですね。ほか何かありますかね?

渡辺:南山大学の渡辺と申します。これから高めていきたい能力がありましたら、教えていただきたいです。

小林:なるほどなるほど。今からということですね?

渡辺:今からです。

自分の得意な分野を見つけて伸ばし続ける

小林:それを踏まえてですね、自己紹介を兼ねて20代をどう生きてきたかっていうのをちょっといきたいなと思います。20代を振り返って始めの頃はどういう心掛けをしてきたか? そしてキャリア形成、今の自分というのをどうやって形成してきたのかっていう話を伺えれば。誰から行きますかね?

太田垣:じゃあ行きましょうか。

小林:お! いいですね、積極的な。

太田垣:はい。改めまして、太田垣です。私は2006年にDeNAに新卒で入社して、赤川さんと同期だったんですけれども。今年7年目を超えたところで転職をしました。まずこの20代というテーマを見た時に思ったのが、私、大学院でエネルギー研究科っていうところを出ていて。その時点で24歳だったわけですね。赤川さんは大学を出て、DeNAに入られたので。

赤木:なんか今日、よそよそしい。

小林:なんか控え室では、「赤川、赤川」って言ってましたよ(笑)。

太田垣:じゃあ「あかぐわ」と呼んでいるので、赤川(あかぐわ)でいかせていただいて。

赤川:ういっす。

太田垣:赤川ですね、大学を出て入っているので。22歳。私はそのとき、ビビッたというか。すでに私は2年遅れているんだと。2歳余計に歳を食って、キャリアをスタートさせているということで、「これは頑張らないといかんな」と思ったと。心掛けていることっていうのは今も続いているんですけれども。やっぱり自分が得意な部分っていうのがどこで、それをどう伸ばし続けるのかだと思っています。

やっぱり1人でできることって限りがあって。チームで生み出すっていうことをした場合に、自分がリプレイスできない耐えがたい価値っていうのが何かっていうところを見つけて、それを磨き続けているっていうのがやっていることかなと思っています。とりあえずこんな感じで大丈夫ですか。

小林:なんかこう転機になったことってあるんですか? キャリア形成において。

太田垣:そうですね、転職は、多分みなさん気になるところだと思うんですけれども。私、DeNAを辞める前の2年間くらいは、結構海外を転々としていたんですね。サンフランシスコをベースにしつつ、アムステルダムだったり、スウェーデンだったり、果ては南米のチリまで行っていたんですけれども。結構サンフランシスコに行ったときに、特に現地の人の家庭にお邪魔して遊ぶことが結構あって。まあお子さんがいる家庭が多いんですけれども。結構子供が好きで。彼らが当たり前のようにタブレットを2歳ぐらいの子から使っていて。

私ずっとソーシャルゲームをプロデュースしていたんですが、20代、30代の方を相手にするよりも、まさにこういった2歳ぐらいからの子供に最高のプロダクトを届けたいなというのを強く思うようになって。それをできる場所を探して、いまスマートエデュケーションという会社にいるって感じですね。

小林:なるほど、ありがとうございました。はい。次は荒木さんに行きましょう。

「なんか面白そうなところ」で「自分より優秀な人」と働く

荒木:荒木です、よろしくお願いします。20代をどう過ごしたかですよね。僕はキャリアのスタートが若干たぶん特殊で、大学に入学した18歳のときに、たまたま学生がやっているベンチャーが近くにあって。せっかくその大学入ったんで、普通のバイトをやるよりもなんとなく面白そうなことがあるんだからやってみようかな、っていうすごい軽い気持ちでITベンチャーに入ったんですね。

なので18歳の時に、このインターネット業界のキャリアをスタートしていて。そこからその会社の経営陣になって、その会社を売却して、売却した会社先に行って働いたところからグリーに転職して。グリーに転職したときは、たぶんまだグリーが5人とか4人とかだったんで。すごい小さいときだったんですけれど。面白そうだなと思って、入りました。

そこから先も、さきほどどういう風にキャリアプラン考えていたのかっていう質問があったんですども。その質問されると、僕キャリアプラン常になかったなと思っていて。僕がすごく大事にしているポリシーというのは、まず面白そうなところにいるっていうのがすごい大事かなと思っていて。色々頭では考えるんですけど、その合理性を超えた「なんかこれ、なんか面白そう」みたいな直感を優先するようにしてますね。

あともう一つはすごい大事だなあと思っていて、これはよく就活の時とかに新卒の方々と話すときにも言っているんですけれども。自分がここに居たら、自分がたぶん一番出来ないなっていうぐらい優秀な人が周りにいる環境に自分の身を置き続けるっていうのをすごく意識していて。

いま振り返ってみても、やっぱりなんか面白そうところとか新しいところとか。まだカオスなところに自分の身を置くっていうのと、あとは自分よりも優秀な人達と働くっていうこの2つだけで今まで来たなと思っていて。でも、それはすごく良かったなという風に思っていますね。はい。

小林:ありがとうございます。なんか太田垣さんがコメント言いたかったそうなんですけど。

太田垣:いや。最後一瞬、突っ込もうかなと思ったのは、結構、荒木さん優秀だと私思っていて。

小林:ですよね。自分より優秀な奴いるのかよ、みたいな。

太田垣:そうそうそう。そこは思いました。

荒木:ん?

太田垣:自分より優秀な人、いま周りにたくさんいるのかっていう。結構優秀になっちゃったんじゃないか。

荒木:ああ。そうですね、もちろん部分部分で僕もすべてのことが出来るわけではなくて、得意な分野と不得意な分野があるので。やっぱり不得意な分野に関しては、常に周りから盗もうと心掛けていますね。特に僕、さきほど紹介されましたけど、アメリカの支社の立ち上げっていうのをやって。その2、3人でサンフランシスコ行って、立ち上げたんですね。僕は海外留学経験もなければ、外資系企業で働いたこともないので、ほんとなんの海外経験もないところから行ったんですけれど。まあもう何も上手くいかないわけですよね、最初。

人の採用をしたりとか。もう面接が英語だから厳しいわけですよ、そもそも。よくそれで面接しようと思ったな、って今考えると思いますけれども。ただとにかく現地でやっぱり優秀な人を採用して、チームを作らなきゃいけないと思って。プロダクトも作って会社も買収して色々やったんですけれども。まあとにかく上手くいかないことだらけで、確かに日本を出るまでは自分ちょっと出来るんじゃないかなと思っちゃったんですよ。

小林:そうですよね。

荒木:アメリカ行ったら、まず言葉喋れないし。あと海外留学したことある方はわかるかもしれないですけれども。最初の頃って徐々に英語を喋れるようになるんですけど。英語を喋れるのに脳みそ80%使われるので、処理能力が20%になるんですよね。だからものすごく頭悪くなった感じが気がして。

こんなに自分何もできなかったんだ、と思って。思いながらもやっぱり周りにすごい優秀な人を採用したりとか、買収したりして獲得できたので僕はとにかく周りのシリコンバレーの起業家達を見ながら、ひとつも叶わないなと思いながらも彼らから学習しましたね。

南場さんに勝ちたくてDeNAに入った

赤川:その流れで僕の紹介に入るんですけど。今日僕がまず思うのはですね、みなさんが非常に羨ましい。僕が大学生の頃はこういうイベントなかったし、僕自身も普通の大学生だったんですね。ただ音楽が好きで、酒飲むのが好きで、友達とこうキャンキャンやっているのが好きな学生だったんですけれども。就職活動も周りがやっているからするぐらいな軽い気持ちでやっていて。

そういう中でたまたま初めて説明会に行った会社っていうのがDeNAで。そのきっかけも周りが受けているっていう理由でテレビ局を受けたら、がーんと落ちて。ああ意外と人生って厳しいんだなと思って。説明会っていうものに行ってみようというので、たまたま行ったのがDeNAなんですね。そんなときに南場智子っていううちの創業者と会いまして。異常な熱量を感じたんですよ。なんていうんですかね、もう相手が学生なんだけれども。なんか盗んでやろうとか。なんとか引き込んでやろうみたいなですね。魔力みたいなものを感じまして。

それに僕としては感じていたのはですね、負けたくねえなと思ったんですよね。なので僕はそういうきっかけでDeNAという会社に入りたいなと思って入りまして。その時に決めていたのは荒木さんに近いんですけど、人ですね。この人にいま勝てているところがないと。あるいは、いま社長をやっている守安っていうのがとにかくキレキレで。全然勝てねえなということで、とにかくこういう人達に勝ちたいし、こういう人達と一緒にやっていると自分がすごく成長できるんじゃないのかというだけを考えて、DeNAに僕は入社しました。

そうですね、なのでそれから意識していることは、常に自分に過剰な負荷をかけ続けて。異常な成長をしないと勝てねえなと。まあ向こうもムービングターゲットなんですね。僕は人間の成長って結構、責任と視野のかけ算で決まるっていう持論があるんですけれど。例えば社長やっている人間って最終的に何が起ころうと、自分が一切手を下していないとしても自分が100%責任取らないといけないし。

視野っていう観点でいくと、やっぱり見ている視野の高さによって成長って変わると思うんですね。なので、今この瞬間、起業したら責任は100%だろうけど、まだ視野は狭いだろうし。逆にものすごく大きな企業で世界を相手にやっていても自分がなんら責任を持っていなかったら、やっぱり成長しないと思っているんですね。

フリーザを倒すとセルが現れる世界

赤川:なのでそれから意識していることは、常に自分に過剰な負荷をかけ続けて、異常な成長をしないと勝てねえなと。まあ向こうもムービングターゲットなんですね。

僕は、人間の成長って結構、責任と視野のかけ算で決まるっていう持論があるんですけれど。例えば社長やっている人間って最終的に何が起ころうと、自分が一切手を下していないとしても、自分が100%責任取らないといけないし。視野っていう観点でいくと、やっぱり見ている視野の高さによって成長って変わると思うんですね。今この瞬間、起業したら責任は100%だろうけど、まだ視野は狭いだろうし。逆にものすごく大きな企業で世界を相手にやっていても、自分がなんら責任を持っていなかったらやっぱり成長しないと思っているんですね。

なので、責任と視野のバランスが一番マックスになる状態に、常に自分を置き続けたいと。その結果として成長するんだということを僕はずっと意識してます。それでDeNAに入って色々こうやっているとですね、気づくと色々仕事を覚えていって、そうするとまたこのIVS(インフィニティ・ベンチャーズ・サミット)みたいなのを含めて、こうどんどんとフリーザみたいなですね、強敵が現れるわけですよ。

フリーザを倒すとですね、セルみたいなのが現れてですね。よくよく考えると、僕いま30歳なんですけど。Facebookのマーク・ザッカーバーグ、年下だなと思って。ザッカーバーグに俺、いま勝てているかなと思うとやっぱりまだまだかなと思ってて。

荒木:そうなんですよね。

赤川:負けたくないじゃないですか、やっぱ。ザッカーバーグに負けたくないですよね。ザッカーバーグに負けたくねーなと思って、くそーと思って。「グローバル行くぞ!」っていうのをここ2年くらいやっていたんですけど。グローバル、グローバルって言っていると、孫正義みたいな人がスプリント買いますとか言い出してですね。「まじ?」みたいな。生半可な気持ちでグローバルと言っていた自分を恥じる、みたいな状況になって。

小林:(フィンランドの世界的なゲーム会社の)スーパーセルを買収とかね。

曽山:バズドラとスーパーセル。