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塩見賢治氏講演(全1記事)

2022.05.09

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名刺+αの情報でプロフィールを作成できる キャリアプロフィール「Eight」が、キャリア自律と転職支援

提供:Sansan株式会社

コロナ禍がもたらしたデジタルシフトや、働き方改革に伴う雇用制度や価値観の変化によって、人々の働き方も過渡期を迎えています。そんな中、Sansan株式会社が提供する名刺アプリ「Eight」が、ビジネスパーソンのキャリア自律を後押しする、キャリアプロフィール「Eight」へと進化。これまで提供していた機能に加え、新たにキャリア情報を集約したタブを搭載し、ユーザー自身が能動的にキャリアを形成していける環境を提供していきます。本記事では、Sansan株式会社 取締役の塩見賢治氏の記者会見を通して、「Eight」の今後の展開についてお届けします。

300万超のユーザーを抱える「ビジネスのためのSNS」

塩見賢治氏:みなさん、こんにちは。Sansan株式会社取締役、Eight事業部長の塩見です。本日は「キャリアプロフィール」として進化するEightをみなさまにご案内できることを、とてもうれしく思っています。

当社は「出会いからイノベーションを生み出す」をミッションに掲げ、名刺アプリ「Eight」のほか、営業DXサービス「Sansan」、クラウド請求書受領サービス「Bill One」、クラウド契約業務サービス「Contract One」など、多様なサービスを提供しています。

その中でEightは、主に個人ユーザーを対象にしています。2012年に提供を開始し、今年で早くも10周年になりました。ビジネスパーソンのライフタイムに伴走し、ビジネスの後押しをすることで、現在は300万人を超えるユーザーにご利用いただいています。

当初は名刺管理のためのアプリとして提供を始めましたが、この10年に拡充した機能はとてもたくさんあります。直近では「ビジネスのためのSNS」として、ビジネスパーソンの出会いやつながりをサポートしています。

ビジネスパーソンにとってさまざまな出会いがありますが、まずは人と人との出会い。名刺交換はビジネスにおける出会いの証です。Eightでは対面で交換した紙の名刺を撮影、もしくは専用のスキャナーでスキャンすることで、簡単に相手の名刺を取り込めます。

またこのコロナ禍においては、対面で新しい出会いが生まれにくい状況となりました。以前より提供していたオンライン名刺交換機能をアップデートし、オンラインでの商談や会議での利用を促すため、オンライン名刺のQRコード付きバーチャル背景も用意いたしました。

紙の名刺だけでなくオンライン名刺を活用することで、大きく変わるビジネス環境においても新たな出会いの機会を作り、その出会いを記録していけるようになりました。

自分の名刺の情報が、キャリアの蓄積や交流のきっかけになる

また相手の名刺だけでなく、ユーザー自身の名刺も記録できます。Eightの登録にはユーザー自身の名刺が必要となっており、異動や昇進・転職など名刺が変わるたびに更新することで、過去の自分のキャリアを蓄積できます。またキャリアサマリや学歴、スキルタグの設定など、名刺に記載された情報だけではないオリジナルのプロフィールを作成できます。

登録している名刺の更新やプロフィール情報を更新することで、つながりのある知り合いにも通知することができるため、この更新をきっかけに「少し疎遠になったな」という方や、「これまであまり接点がなかったな」という方と交流するきっかけにもなります。

実際にこれまでのキャリアを振り返ったり、棚卸しをしたりする機会は、転職を考えるタイミングに多いと思います。Eightでは日頃から自らのキャリアに向き合い、その歩みを記録しておくという使い方もできるようになっています。名刺を登録した相手とEight上でつながり、お互いが情報を更新することでつながりを継続させ、名刺を起点としたビジネスネットワークを構築できます。

転職意向度に合わせた、新たなダイレクトリクルーティングを可能に

次に企業との出会いです。プロフェッショナルリクルーティングの「Eight Career Design」により、ユーザーと企業との出会いを後押ししてきました。

Eightではユーザーが「転職意向度」を設定できます。「転職活動をしている」「転職を検討している」。そのほかに「いい話があれば聞いてみたい」といった、すぐに転職を考えていない場合にも、企業からのコンタクトを通じて、思いもよらなかった企業との出会いの機会を得ることができます。そして名刺のつながりから、オファーがあった企業に知り合いがいるかもわかります。

また企業側視点では、転職しようと考えて求人を探している人材だけでなく、まだ転職市場には現れていなくて現職で活躍している方々へのアプローチが可能になります。Eight Career Designではこうした機能を通じて、ユーザーと企業のマッチングを後押しするとともに、従来の求人とは異なるダイレクトリクルーティングの浸透に取り組んでいます。

仕事の効率化やスキルアップにつながる、累計5,500件のビジネスイベント

そしてイベントとの出会い。社会に出てからも学びを続けていきたいユーザーに向けては、ビジネスイベントメディア「Eight ONAIR」を通じて、学びの場との出会いを後押ししています。

世の中にはたくさんのイベントがあふれています。特にここ数年はオンラインイベントの開催が格段に増えました。その情報をEight上で見ることができるように、そしてEight上でイベントと出会うことができるように、Eight ONAIRを開発しました。

Eight ONAIRなら、知り合いが興味を持ったイベントがわかる。知り合いが登壇するイベントがわかる。Eight ONAIRは名刺のつながりを生かした新しいイベントとの出会いを提供しています。

2021年5月の提供開始以来、累計約5,500件のオンラインイベントが掲載され、ビジネスに関するノウハウやハウツー、またスキルアップにつながるさまざまなイベントとユーザーとの出会いをサポートしています。

例えば資料作成術、仕事の効率化。そういったすぐに実践できるようなビジネススキルに関するイベントは視聴数も多く、人気のコンテンツとなっています。このようにEightを利用いただくことで、ユーザーは名刺を起点としてビジネスネットワークの構築、自身のキャリアの記録や棚卸し、そして学びの機会や企業と出会うことができます。

これからのビジネスパーソンに求められる「キャリア自律」

Eightがこれまでビジネスパーソンのライフタイムにどのように伴走してきたかをお話ししてきましたが、ここでビジネスパーソンを取り巻く環境の状況の変化について、少し触れさせていただきます。

この2年ほどはコロナ禍による急激な環境の変化により、ビジネスパーソンの働き方も大きく変わりました。オンラインシフトする中で課題となっていた出会いやつながり。これを後押しするためにEightは、これまで説明してきたような機能のアップデートを続けてきました。

また環境の変化は、ビジネスパーソンが自らの働き方やキャリアを見直す機会にもなっていると考えています。昨今、ビジネスパーソンのキャリア形成においては企業に委ねるのではなく、ビジネスパーソン自らが主導しキャリア開発していく「キャリア自律」が注目を集めています。

これは終身雇用という考えが徐々に薄らぐ中、長期化する職業人生をより豊かなものにしていくために、ビジネスパーソンが自身のキャリアを主体的に考え、継続的に学び、社内外で通用する人材へと自身の価値を高めていく。そういったことが重要となっている背景があります。

またジョブ型雇用を導入する企業が増えてきていることから、今の時代に必要とされる知識やスキルを持つことが、ビジネスパーソンに求められるようになってきています。そのために自ら学び、知識やスキルをアップデートしながら自分自身のキャリアを開発していく、そういったことが今のビジネスパーソンに必要になってきているのです。

しかし実態はどうでしょうか。所属する企業でキャリアを形成していくことも1つの方法ではあります。ただ経団連が行った調査では、社員が自律的にキャリアを形成していると回答した企業は、2割ほどにとどまっているということがわかっています。そうした状況もあり、働き手の自律性を重視したキャリア形成の転換は、今後日本が成長していく上でも大きな課題と認識されています。

これからはビジネスパーソン一人ひとりが、所属する企業だけに頼るのではなく、自ら学びスキルを身につけ、キャリアを形成していかなければなりません。Eightはそうした世の中の変化に伴って浮き彫りになったビジネスパーソンの課題を解決し、これまでのようにビジネスを後押ししていきたい。そう考えて、何ができるか検討してきました。

転職する時に「Eightを使おう」という世界観を目指す

ビジネスパーソンが抱える課題が変わっていく中、Eightがこれまでと同じようにビジネスパーソンのライフタイムに伴走し、ビジネスを後押しする存在であるために、ここからは新しく「キャリア」にもフォーカスしていきます。

これまでもキャリアに関わる機能はありましたが、そこをより強化します。名刺アプリ「Eight」から、キャリアプロフィール「Eight」として進化し、ビジネスパーソンの自律的なキャリア形成を後押しします。

これは決して名刺を捨てるということではありません。名刺はビジネスにおける人と人の出会いの証であり、出会いからさまざまなイノベーションが生まれていくという考えに変わりはありません。

Eightがこれまで提供してきた価値に変わりはありませんが、新たなキャリアという課題に対しても、これまで以上にEightがビジネスパーソンを後押ししていきたい。そんな思いをこの「キャリアプロフィール」に込めています。

キャリアプロフィール「Eight」のタグラインは「名刺管理に、転職に」です。このタグラインは現在のEightができることに加え、Eightが今後どうなりたいかを表しています。

これまで提供していた名刺管理としての価値に加え、今後ビジネスパーソンが転職する際に「よし、Eightを使おう」と思ってもらえるように、また企業が人材にアプローチする際に「Eightならキャリア形成に向き合うビジネスパーソンが集まっているな」と思ってもらえるように、これからもこのタグラインの姿を目指し、機能を磨き上げていきたいと考えています。

キャリアプロフィール「Eight」の世界観は、こちらに記載しているとおりです。あらゆる名刺をEightにスキャンするだけで、自分だけのキャリアプロフィールが自動で作成され、ビジネスパーソンのライフタイムに伴走しながら、キャリア形成にエッジを立てる後押しをしていく。こうした世界観でスタートしていきます。

現在の機能でできることと、今後の機能拡充でできることが入り混じってはいますが、この世界観をぜひ確立し、ビジネスパーソンの課題解決を後押ししていく。それがこれまでと変わらない、そして進化し続けていくEightの大きな方向性になります。

日本経済を後押しする、ビジネスパーソンと企業のより良いマッチング

そして、キャリアプロフィール「Eight」はビジネスパーソンだけでなく、企業にも新たな出会いの機会を提供する場所になります。Eightではユーザーが名刺交換をしてつながった相手の所属する企業を自動的にフォローする、そういった仕組みがあります。ほかにもイベント視聴を通じてフォローができたり、ユーザー自らが企業をフォローしにいくこともできます。

企業はユーザーとつながることで、キャリア形成に向き合っているビジネスパーソンに対して、自社の取り組みや魅力を発信できます。またメッセージやスカウトを通じてコミュニケーションを取ることも、もちろん可能です。これはまだ構想段階ではありますが、企業のファン作りができる仕組みを、この夏頃を目処に実装していきたいと考えています。

ユーザーや企業がお互いに気になったり、興味を持ったり、双方向でコミュニケーションを取ることができるようにすることで、人材と企業のマッチングを加速させていく。そしてそのマッチングからビジネスパーソンはキャリアアップし、企業は優秀な人材を獲得し、そして事業が成長する。その結果、経済が盛り上がる。そういった波をEightが起こしていけると非常にいいなと、うれしく思います。

さて、ここからはキャリアプロフィール「Eight」の機能について詳しくご説明いたします。大きく5つの特長がありますが、これらの機能がどのようなものなのか、またユーザーにどのような価値を提供するのか。ここからは責任者の小川よりご説明いたします。

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