季節性を意識した動画制作

矢澤孝明氏(以下、矢澤):じゃあ続きまして、動画制作。YouTubeのチャンネルの動画制作で重要視しているところはどんなところでしょうか。カンペを見た焼きのりさん。

焼きのり氏(以下、焼きのり):はい。動画制作で重要視しているのは、ノアさんの視聴者さんは若年層の女性の方が多いので、そういう方はけっこうトレンドが大事かなと思うんです。なので、旬に合わせてどんどんコンテンツを作っていく感じですね。

例えば今は夏なので、夏らしいメイクとか。最近の動画を見ていただけたらわかるんですけど、例えばウォータープルーフで汗に負けないとか、そういうのをやっています。

矢澤:やはり旬に合わせるというのはそうですね。おそらくどのSNSでもそうだと思うんですけど、今はリアルタイムでほとんどのものが見られたりするので、旬を逃してしまうとどうしても二番煎じ的になってしまうこともあって。そういうところを意識されている感じでしょうか。

焼きのり:そうですね。

佐藤ノア氏(以下、佐藤):うん。

矢澤:はい。ではそこまでこだわりがなさそうなので、次にいかせていただければと思います。

焼きのり:ありがとうございます。

(会場笑)

嘘はいずれバレる

矢澤:ありがとうございます。では次のお題にいかせていただければと思います。「嘘はつかない」とよく言う佐藤ノアさん。その心は?

佐藤:はい。これは別にPRに限ったことじゃなくて、嘘はバレるんですよ。マジで。例えばさっきのシャンプーの商品なんですけど、「私この商品使ってるんですよ」と言っても、本当に使っているか使っていないかは、数ヶ月後にはわかるんです。

1年後にも「使ってるの?」とか聞かれたりするし。だから私は使っている商材があったら、まったく企業案件と関係のない別の動画で必ずもう1回出すように工夫しています。

そうすると、「やっぱりちゃんと使っているんだな」って信頼感が出るというか。すると他の商材を出したときに「あ、ノアちゃんが言っているんだからそうだよね」と思ってくれるんです。だからその物が売れやすいというか。そういうのはあると思います。

嘘はバレるので、使っていないものを使っていると言ったとしても、他のところでちゃんと「使っているよ」というのを出さないと、「単発のPR仕事なんだな」「ハッシュタグPRなんだな」みたいに思われちゃうんです。

自分でインスタのハッシュタグを作ってお金が発生しない宣伝コーナーみたいなことをけっこうやったりするんですけど、そういうのを定期的にやることで信頼感が生まれて物が売れるのかな、とは思います。

矢澤:ファンを大切にしているところが一番の鍵なのかもしれないですね。

佐藤:うん。人間として、普通のことをちゃんとするという。そしてそれをしっかりファンの人に見せてあげる。今は配信とかでも「今も〇〇使ってるの?」と聞かれて、そのときに使っていなかったら正直に「使ってない」と言うんですよ。「もう使ってないんだよね」と。

PR商品は一度試用、肌に合わなかったら断ることも

佐藤:でも「今は〇〇を使ってて」みたいに、移り変わりを教えてあげるのも親和性につながるというか、信用したくなるというか。なので、使ってなかったら「使ってない」と普通に言います。

矢澤:そうですね。佐藤ノアさんのチャンネルで、過去に紹介した例でノアさんがもう使ってない状態でも、焼きのりさんがお勧めするみたいな。

佐藤ノア:そうそう。

矢澤:そういったかたちもとれていますよね。

佐藤:PRする案件も、コスメとかだといきなりきて「宣伝してください」みたいなのが多いんですよ。私はけっこう「使ったことのないものを宣伝するってどうなの」みたいに思っているので、そういう場合は営業の方にサンプルをもらえるようお願いしたりします。

それが発売しているものだったら、なにも言わずにロフトとかに買いに行って。それで一旦使ってみてから、その商品のPRをするかどうかの可否を決めることはふだんからよくやっていますね。

でもわりとサンプルでいただいて、使ってみて肌に合わなかったら「ちょっと今回はお断りさせてください」と言って断ることも多いです。

佐藤氏と焼きのり氏の阿吽の呼吸

矢澤:そうですよね。焼きのりさんもなにかそういったところで、ノアさんに商品紹介をするときに気をつけていることはありますか?

焼きのり:そうですね。私もノアさんのことをだんだんわかってきているので、例えばノアさんに「こういうものがあるよ」と言う前に「あ、これは合わなそうだな」と思ったら、そこでもうちょっと別の商材ないかとか、そういうのをクライアントさんに聞いたりします。あとはなんでしょうね、他には……。

矢澤:そのくらいですかね(笑)。

焼きのり:以上です、すみません(笑)。

矢澤:先ほどもお話ししたとおり、もう3年目くらいのチャンネルになってきているので、2人の感覚もシンクロしてきたのかなと。今日はなにも打ち合わせをしていないんですけど、同じような……。

佐藤:服が被っているんですよね。

矢澤:ええ。被っていたりとか。

佐藤:そう、本当によくありますよ。だから私が「あまり使わなさそうだな」「テクスチャーとか好きじゃなさそうだな」と思うものは、「たぶんあんまり合わないと思うんだけど、一応こういうものもありますよ」みたいな感じで聞いてくれたりします。

だからなんとなく私がその商材をやるかやらないかをわかってくれているな、という感じはしますね。

矢澤:そうですね。すみません、嘘はつかないというところからちょっと脱線しつつあるんですけれど。

佐藤:確かに。

矢澤:2人の関係性が上手くできているというところで、まとめさせていただければと思います(笑)。ありがとうございます。

企業のメッセージを視聴者になじみのある言葉に変換する

矢澤:続きまして、数多くのタイアップ実績がありますが、その他にもタイアップ案件で気をつけていることはありますか? 焼きのりさん、いかがでしょう。

焼きのり:タイアップ案件で気をつけていることは……。ちょっとカンペにないものが来て、動揺しているんですけれども(笑)。

佐藤:例えば?(笑)。

矢澤:例えばどういったことに気をつけているかなんですけど、もうけっこうタイアップの話はしてしまいましたからね。

焼きのり:はい。ないんですよ。

矢澤:2人の呼吸を合わせたり、商品の紹介をしたりというのは、企画から商品紹介に自然に入れるように、焼きのりさんはいつも意識しているのかな?

焼きのり:ありがとうございます。優しい。そうですね、例えば単純にクライアントさん側の意識もするんですけど、視聴者さんが求めているタイアップをちゃんとやったり、見やすく動画を作ったりするところですね。

クライアントさんの商品を視聴者さんにもっとよく知ってもらうために、視聴者さんにわかりやすい言語に。なんていうか、言語を上手い具合に……。

佐藤:あ、なじませていくこと。なじみのある言葉に変えていくとかね。

焼きのり:そうですね。そういうかたちで提携できるように、全員が意思疎通できるようにしたいなというのは心がけています。

佐藤:うんうん。