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パーソナライズアロマの定期購買サービス「CODE Meee ONE(コードミー ワン)」(全1記事)

オンリーワンの香りのヘルスケア「CODE Meee ONE」 AIとSNSの連携で、ストレス状態に合わせたアロマを提案

2019年7月10日〜12日、神戸ポートピアホテルにて「Infinity Ventures Summit2019 Summer Kobe」が開催されました。スタートアップの登竜門とも呼ばれる、新サービス発表の場「IVS LaunchPad」(7月12日)には、14社もの新進気鋭のベンチャー企業が登壇。本記事では、株式会社コードミーの太田賢司氏によるLT「パーソナライズアロマの定期購買サービス『CODE Meee ONE(コードミー ワン)』」の模様をお送りします。

ビジネスエリートのストレス状態に合わせて、アロマを独自に処方

太田賢司氏:パーソナライズアロマの定期購買サービス、「CODE Meee (コードミー)」の太田です。よろしくお願いします。我々は、香りとITで新しいライフスタイルを作るスタートアップです。

なぜ香りかと言うと、私が実は、フレグランスの開発を10年やってきた香りの専門家でして、香りの可能性をもっと広げたいという思いで事業を進めています。

解決したいのは、誰もが抱えるストレスですね。現状どうでしょう? 大量のお酒やタバコ、そして睡眠薬に依存するという方が少なくないんですね。これは将来的に由々しき問題であるというふうに考えていまして、これを健康的なアロマの力で代替します。

それも、ただのアロマじゃないんです。個人のストレス課題に対応してパーソナライズされた香りを作って、明日への活力を提供します。

アロマと言うと、女性に限ったイメージを持たれる方も多いと思うんですけれども、我々のコアターゲットは、メンズの中でビジネスエリートです。なので、今日は会場の中にはたくさんのターゲットの方がいらっしゃいます。

新サービスは「CODE Meee ONE(コードミー ワン)」というサービスでして、個人のストレス課題に対応して、独自に処方された香りが定期的に自宅に届きます。今まで香りの業界では、100人中80人が好きな香りをいかに見極めて作るのかが常識でした。

私はこれを変えます。人間の本能に直接訴えかける香りこそ、本来はパーソナライズされるべきではないかということで、この「コードミー ワン」を開発しています。

AIとSNSを連動させてオンリーワンの香りを作る

特徴なんですけれども、AIとSNSを連動させて、オンリーワンの香りを作っていきます。サービスの流れとしては、まず初めにWebサイトからメールアドレスもしくはSNSのアカウントで登録します。

ここから香りの診断が始まります。まず初めにプロフィールを入力します。そして、いま自分が最も意識するストレス課題を選びます。次に、香りを変えて自分がどういうエモーションを期待するのかを選びます。

そして、好みの香りの系統も最大3つまで選ぶことができます。ここまでで基本的な香りのカスタマイズできるんですけれども、オプションでTwitterと連携します。

すると、最新の投稿データ200件分をAIが解析しまして、本人も認識していないインサイト、パーソナリティグラフというものをビジュアル化します。これに基づいて、香りがさらにカスタマイズされていって、オンリーワンの香りができあがるわけです。

気になった香りは画像を選択すると香りのコンセプトページに移りまして、今の自分の状態を確認し、意識するストレス課題に対応してどういう香りの処方になっているかを見ることができます。

気に入ったものを決済すると、いよいよ最適な香りのある暮らしが始まります。こちら、月額1,800円のサブスクリプションコマースのモデルになっています。同じ香りを継続することもできますし、季節やライフスタイルに合わせて香りを切り替えながら、香り体験を楽しむことができます。

パターンはなんと3,000パターン以上から、オンリーワンの香りを調合していきます。こちらは香水ではなくて、あくまで自分目線のヘルスケアとしての香りのプロダクトです。例えば、マスクにかけて装着していただくと、1日中不快な空気から解放されてイライラが減るんですね。

いろいろな利用シーンで使われているんですけれども、コアユーザーの方からは「勝負プレゼンの前に自分の香りをかいでプレゼンすると仕事がうまくいくので、ルーティンにしています」という声などが届いています。

一番うれしかったのが、「『コードミー ワン』を使い始めてタバコが減りました」という声が届いています。職場でのたばこ休憩というのはもう古くて、これから自分たちでアロマ休憩という文化を作っていこうと思っています。

世界初のシステム「香りの提案アルゴリズム」の可能性

これを支えているのが世界初のシステムで、香りの提案アルゴリズムというものを自社で開発しています。我々は実はこの香りのパーソナライズを、一般向けだけではなくて、企業向けにも提案しています。

例えば、リゾート施設の特定の空間をパーソナライズした香りで演出したり、最近アーティストさんと組んで、音楽のライブ活動をこの香りで支援しています。曲やアーティストさんにパーソナライズした香りを体験型で楽しんでいただく。香りの物販にもつなげていまして、先月のライブでも1,000個以上を売り上げています。

映画の完成披露試写会でも香りをプロデュースさせていただいたり、今すごく需要が伸びているのが、一般の企業向けに香りでブランディングする仕事です。企業のミッションやバリューを香りで表現して、それを特定の空間、そして社員の名刺にも香りをつけてブランディングするという新しい取り組みを、今年の春から始めています。

また、職場の環境改善を機能性のアロマで演出することも始めています。こちらは空間の大きさに応じて月額3万円~10万円のビジネスモデルで、今どんどん導入を進めています。

自分たちの新しい香りの文化を、タレントさんやアーティストさんを巻き込みながら、一緒に事業を作っている状況になります。

今後の展開なんですけれども、2週間前にサービスがローンチしたばかりのこの「コードミー ワン」を、まずはユーザー数を拡大していきます。そして、香りという特性を活かして、商品をどんどん横展開していきます。目指すのは、最適な香りのトータルコーディネートの世界です。

そして、我々のビジョンはさらに先を見据えていまして、リアルタイムでデータを蓄積・解析する特性を活かして、香りの情報プラットフォームというところで、将来的にはSaaS型のモデルでスケールしていくことを見込んでいます。

そして、本日ぜひみなさんにもお伝えしたかったのは、健康的にいつでもどこでもリフレッシュできるライフスタイルを一緒に作っていきましょう、ということです。ありがとうございました。

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