ビジョンは「ITに魂を」

吉田超夫氏(以下、吉田):それでは最後に、帳票プラグイン「RepotoneU」の紹介です。長ったらしいタイトルでもないです。うちの会社はソウルウェアといいます。知ってますかね?

ITに魂を(ビジョンに掲げ)、魂のあるITで社会に魂を取り戻すことをミッションにやっています。そこの代表が私です。知ってる人いますかね? あまり知らないですよね。そんな私が気になっていることを3つ紹介させていただきます。一番最初は、野花ちゃん3才。知っている人いますか?

(会場笑)

吉田:あれ、もう笑いますか? うちの娘です。知ってるという人、たぶん嘘をついてるかストーカーかどっちかです(笑)。あと(気になっていることの2つ目は)ダイエットです。半年で15キロぐらい痩せました。丸顔のおっさんが15キロ痩せるとちょっと、怪しいコンサル風(の風貌)に変わります。

(会場笑)

吉田:最後は、抜け毛です。痩せたら毛が抜けました。誰かを抜け毛の止め方を知ってる方がいたら、あとで来てください。痩せ方、教えます。

(会場笑)

簡単な操作性とエコシステム

では本題です。「RepotoneU(レポトンU)」というプラグイン、みなさんもいろんな使い方をされていると思います。「kintone」でいろんな管理をしていて、見積書や申請書、名簿といった帳票を出します。名簿形式でも出せるんです。(「RepotoneU」の)特徴は、操作が簡単なところと、エコシステムです。まずは操作性をちょっとお見せしますね。すべての設定がプラグインの中に入っているので、設定の画面にいっていただくと、帳票の設定までできます。

名前を付けて保存して、PDFファイルをアップロードしていただくと、そのままPDFのイメージが出てきます。そして、データを差し込みたい位置を選んで「kintone」のフィールドを選ぶだけです。例えばお客さんの名前を入れて、後ろに「御中」とつけたいときがありますよね。「御中」と書けば大丈夫です。

もう一つ、同じように(簡単にできるのが)金額です。フィールドを選んで、「円」と入れたいと思うので、後ろに「円」と入れてください。これで帳票には単位まで出てくるようになります。

あとテーブルですね。テーブルは難しくないです。テーブル全体を選んで、テーブルの行数だけを設定してください。そうするとこんな感じになるので、うまいこと枠に合うよう設定してもらえれば、それだけでテーブルの部分の設定もできます。これで保存していただいて、先ほどのアプリの画面に戻るとボタンがありますね。ボタンを押すことで帳票のダウンロードができる。そんなプラグインになっています。

もう一つがエコシステムですね。「kintone」といえば、エコシステムです。弊社の製品もそうですけれども、いろんな製品に支えられながら「kintone」の世界がどんどん広がっています。

最近、うちの製品を中心にした別のエコシステムができつつあります。コクヨさんがやっている帳票配信サービス「Repotovas(レポトバス)」と、弁護士ドットコムさんのサービス「CLOUDSIGN(クラウドサイン)」です。そして、先ほどご説明のあった「krewSheet(クルーシート)」などですね。そのほかにもいろんな組み合わせによって、さらに世界が広がるものがあります。

「仕事、辞めます」 会社の危機をRepotovasが救う

今日は「Repotovas」を使った事例をご紹介します。東京のシステム屋さんの話です。当時は9人しかいない会社でした。どこの会社かというと、うちの会社です。この会社で、2016年8月に起こった出来事です。あるエース級のエンジニアなんですけれども、この子が「来年4月に結婚します」と(報告して)、「それはおめでたいね」と。

その後に衝撃が走ります。「和歌山に帰ります、仕事を辞めます」と言われて、「辞めるのかい」と。私としては辞めてほしくない。よくよく話を聞くと、和歌山で何か職が決まってるわけでもないという話だったので、「じゃあリモートでやりましょう」と(提案しました)。「和歌山に帰ってもそのまま仕事を続けてください」というかたちで引き留めに成功しました。4月まで時間もあったのでいろいろ整えて、4月には和歌山に帰って作業を始めました。

その直後です。2017年5月、別の社員が私のところに来まして、「来週、福岡へ引っ越します」と。

ちょっと待ってくれと。来週に引っ越すともうすでに決まっている。これもなんとか引き止めて「福岡で作業してください」と提案しました。そのすぐ後、別の女性が来まして、「9月に滋賀に引っ越します」と。「あなたもですか!? 勘弁してください」という感じでしたが、なんとか引き止めてこんなかたちになりました。高田馬場にオフィス一か所で9人でやっていた会社があっという間に和歌山、滋賀、福岡でのリモートワークが始まったんですね。

零細企業でもワークスタイルを変えられる

最初のエンジニアの子は大丈夫だったんですけれども、滋賀・福岡はバックオフィスなんですよね。何が困るかというと、請求書を送ったりするので紙が多くなる。ここまでの複合機はいらないですけれども、きちんとしたかたちで印刷をして、封入して送るとなると手間もありますし、経費・精算などの問題も出てきます。これを救ってくれたのが「Repotovas」です。

「Repotovas」を使うと、先ほど帳票をダウンロードした画面にあるボタンを押すだけで、コクヨさんが郵送までしてくれます。ダウンロードする必要もないし、印刷もいらないです。お客さんにそのまま印刷された帳票が届きます。これがあったおかげでリモートワークをそのまま導入できました。東京近郊にいる人も味をしめて会社に来なくなったり、WeWorkというコワーキングスペースに引っ越したりもしました。「通勤がなくなったので自由になった」とみんなが喜んでいます。

こんなかたちで、うちぐらいの零細企業でもワークスタイルを変えられます。みなさんもぜひ「変えられる」という意識を持っていただいて、自分たちの働き方を変えていっていただきたいと思います。あと二つ、お知らせだけしておきます。「krewData」と「RepotoneU」の連携が始まります。バッチ処理と帳票ですね。

何ができるか、みなさん想像してください。いつからかはわからないです。あとで聞きに来てください(笑)。さらにもう一つ、「kintone」「freee」「krewData」と弊社の製品、4つでセミナーを行います。これはいつかはわかってます。7月18日です。もしご興味ある方は、このQRデータから申し込みフォーム(テキストリンクを貼り付けます)にいけますので、登録してご来場いただければと思います。ありがとうございました。