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株式会社ソウルウェア 吉田超夫 氏(全1記事)

2019.08.22

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1年で社員の半数近くが退職を希望 とあるシステム開発会社を救った帳票出力プラグインの話

提供:サイボウズ株式会社

2019年6月20日、豊洲PITにて「kintone hive tokyo vol.9」が開催されました。kintone hiveは、日々の業務でkintoneを活用しているユーザーが一堂に会し、業務改善プロジェクトの成功の秘訣を共有するリアルイベントです。kintoneの活用シーンを広げる有益なプラグインや連携サービスをテーマとしたkintone hive サポーターのパートでは、株式会社ソウルウェアの吉田超夫氏が登壇。全国各地に散った社員のリモートワークの運用にkintoneが一役買ったと明かしました。

ビジョンは「ITに魂を」

吉田超夫氏(以下、吉田):それでは最後に、帳票プラグイン「RepotoneU」の紹介です。長ったらしいタイトルでもないです。うちの会社はソウルウェアといいます。知ってますかね?

ITに魂を(ビジョンに掲げ)、魂のあるITで社会に魂を取り戻すことをミッションにやっています。そこの代表が私です。知ってる人いますかね? あまり知らないですよね。そんな私が気になっていることを3つ紹介させていただきます。一番最初は、野花ちゃん3才。知っている人いますか?

(会場笑)

吉田:あれ、もう笑いますか? うちの娘です。知ってるという人、たぶん嘘をついてるかストーカーかどっちかです(笑)。あと(気になっていることの2つ目は)ダイエットです。半年で15キロぐらい痩せました。丸顔のおっさんが15キロ痩せるとちょっと、怪しいコンサル風(の風貌)に変わります。

(会場笑)

吉田:最後は、抜け毛です。痩せたら毛が抜けました。誰かを抜け毛の止め方を知ってる方がいたら、あとで来てください。痩せ方、教えます。

(会場笑)

簡単な操作性とエコシステム

では本題です。「RepotoneU(レポトンU)」というプラグイン、みなさんもいろんな使い方をされていると思います。「kintone」でいろんな管理をしていて、見積書や申請書、名簿といった帳票を出します。名簿形式でも出せるんです。(「RepotoneU」の)特徴は、操作が簡単なところと、エコシステムです。まずは操作性をちょっとお見せしますね。すべての設定がプラグインの中に入っているので、設定の画面にいっていただくと、帳票の設定までできます。

名前を付けて保存して、PDFファイルをアップロードしていただくと、そのままPDFのイメージが出てきます。そして、データを差し込みたい位置を選んで「kintone」のフィールドを選ぶだけです。例えばお客さんの名前を入れて、後ろに「御中」とつけたいときがありますよね。「御中」と書けば大丈夫です。

もう一つ、同じように(簡単にできるのが)金額です。フィールドを選んで、「円」と入れたいと思うので、後ろに「円」と入れてください。これで帳票には単位まで出てくるようになります。

あとテーブルですね。テーブルは難しくないです。テーブル全体を選んで、テーブルの行数だけを設定してください。そうするとこんな感じになるので、うまいこと枠に合うよう設定してもらえれば、それだけでテーブルの部分の設定もできます。これで保存していただいて、先ほどのアプリの画面に戻るとボタンがありますね。ボタンを押すことで帳票のダウンロードができる。そんなプラグインになっています。

もう一つがエコシステムですね。「kintone」といえば、エコシステムです。弊社の製品もそうですけれども、いろんな製品に支えられながら「kintone」の世界がどんどん広がっています。

最近、うちの製品を中心にした別のエコシステムができつつあります。コクヨさんがやっている帳票配信サービス「Repotovas(レポトバス)」と、弁護士ドットコムさんのサービス「CLOUDSIGN(クラウドサイン)」です。そして、先ほどご説明のあった「krewSheet(クルーシート)」などですね。そのほかにもいろんな組み合わせによって、さらに世界が広がるものがあります。

「仕事、辞めます」 会社の危機をRepotovasが救う

今日は「Repotovas」を使った事例をご紹介します。東京のシステム屋さんの話です。当時は9人しかいない会社でした。どこの会社かというと、うちの会社です。この会社で、2016年8月に起こった出来事です。あるエース級のエンジニアなんですけれども、この子が「来年4月に結婚します」と(報告して)、「それはおめでたいね」と。

その後に衝撃が走ります。「和歌山に帰ります、仕事を辞めます」と言われて、「辞めるのかい」と。私としては辞めてほしくない。よくよく話を聞くと、和歌山で何か職が決まってるわけでもないという話だったので、「じゃあリモートでやりましょう」と(提案しました)。「和歌山に帰ってもそのまま仕事を続けてください」というかたちで引き留めに成功しました。4月まで時間もあったのでいろいろ整えて、4月には和歌山に帰って作業を始めました。

その直後です。2017年5月、別の社員が私のところに来まして、「来週、福岡へ引っ越します」と。

ちょっと待ってくれと。来週に引っ越すともうすでに決まっている。これもなんとか引き止めて「福岡で作業してください」と提案しました。そのすぐ後、別の女性が来まして、「9月に滋賀に引っ越します」と。「あなたもですか!? 勘弁してください」という感じでしたが、なんとか引き止めてこんなかたちになりました。高田馬場にオフィス一か所で9人でやっていた会社があっという間に和歌山、滋賀、福岡でのリモートワークが始まったんですね。

零細企業でもワークスタイルを変えられる

最初のエンジニアの子は大丈夫だったんですけれども、滋賀・福岡はバックオフィスなんですよね。何が困るかというと、請求書を送ったりするので紙が多くなる。ここまでの複合機はいらないですけれども、きちんとしたかたちで印刷をして、封入して送るとなると手間もありますし、経費・精算などの問題も出てきます。これを救ってくれたのが「Repotovas」です。

「Repotovas」を使うと、先ほど帳票をダウンロードした画面にあるボタンを押すだけで、コクヨさんが郵送までしてくれます。ダウンロードする必要もないし、印刷もいらないです。お客さんにそのまま印刷された帳票が届きます。これがあったおかげでリモートワークをそのまま導入できました。東京近郊にいる人も味をしめて会社に来なくなったり、WeWorkというコワーキングスペースに引っ越したりもしました。「通勤がなくなったので自由になった」とみんなが喜んでいます。

こんなかたちで、うちぐらいの零細企業でもワークスタイルを変えられます。みなさんもぜひ「変えられる」という意識を持っていただいて、自分たちの働き方を変えていっていただきたいと思います。あと二つ、お知らせだけしておきます。「krewData」と「RepotoneU」の連携が始まります。バッチ処理と帳票ですね。

何ができるか、みなさん想像してください。いつからかはわからないです。あとで聞きに来てください(笑)。さらにもう一つ、「kintone」「freee」「krewData」と弊社の製品、4つでセミナーを行います。これはいつかはわかってます。7月18日です。もしご興味ある方は、このQRデータから申し込みフォーム(テキストリンクを貼り付けます)にいけますので、登録してご来場いただければと思います。ありがとうございました。

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