やりたいことが見つからないなら、自己分析を100問やってみろ

箕輪厚介氏(以下、箕輪):ちなみに僕は、これはミリオンセラーを狙えるジャンルだと思ったんですよ。僕が出すんじゃなくても、ミリオンセラーになるテーマがまさに、自分がやりたいものを見つけたいという集団的無意識だと思っていて。

前田裕二の本が来月に出るんですけど、そこでは一章丸々使って「メモで自分を知る」という項目があって。いかに自分を知るか、自分が何者か、自分とどう向き合うかについて書いています。

1つは、いわゆる就活のときにみなさんがやった自己分析を圧倒的にやるということ。中途半端じゃだめで、最低でも100問。その本では1,000問用意したんですけど、前田裕二は就活のときに1,000問やってるんですよ。大学ノートで30冊分です。設問は世の中の自己分析本にいくらでもあるから、1,000問くらい適当にかき集めて、世にある問に全部答えるつもりでやったと。

それこそ、就活面接で「好きな色はなんですか」と言ったら、「青と赤と白です。それぞれ理由があるんですけど、何色からお話ししましょうか」と言えるぐらいになってる。まあ、あの人はちょっと頭がおかしいんですけれど。

(会場笑)

箕輪:本当に膨大な量をノートを書いている。もう毎日、本当にスクロールが終わらないくらい、2メートルくらいメモ書きしてるんで。少なくとも100問は答えてから、手を挙げてやりたいこと見つかんないと言えよって思いますね。前田さんもこういうイベントをよくやるんですけど、「100問答えた?」って聞くんです。答えるだけじゃだめで、この答え方をしろというのがある。

自分をあらゆる方向から堀れば、ブレない軸が見つかる

箕輪:例えば「人生で辛かったことはなんですか」と聞かれたら、「大学受験に落ちたこと」なんて書くじゃないですか。考えて考えて、あれが1番辛かったと。それでそのまま終わるんじゃなくて、それを掘るんですよ。なんでそれが1番辛かったのか。あんなにがんばったのに受からなかった、努力が報われなかったからなのか。友だちにめっちゃ馬鹿にされたとか、なにかあるじゃないですか。辛かったで終わらせないで、できるだけ具体的にやる。

努力が報われなかったという理由なら、そこから抽象化するんです。そうすると、例えば自分という人間は、がんばりに応じて結果が出ることに喜びを感じるタイプなんだとかがわかってくる。友だちに笑われたのが辛かったのなら、自分は周りの目を気にするタイプだとか。逆に言うと、周りから褒められることでガンガン伸びるタイプなのかもわかってくる。

そこで初めて転用する。じゃあこういう仕事をやろうとか、こういう仕事の仕方をしようと考える。PVが伸びると喜ぶようなタイプだから、明日から人に読んでもらえるブログを書くとか。努力型だったら、コツコツやる仕事が向いているんじゃないかと考えてみる。それ1問だったらわかるのは一部分ですけど、それを100問やったら、あらゆる方面から自分が掘れるから、ブレない。

大事なことが2個あるんです。本当の自分を知ることができるのと、100問やったんだから俺は自分のこと知ってるという状態になれるので、自信が持てるというのが大事で。じゃあ、今日は飲み会に行くか、それとも家で仕事の続きをやるか。これは正解がないんです。別にどっちでもいいんですよ。でも、それがわかんないと「飲み会に行って人脈を作った方がいいかな」とか悩んじゃうんです。

僕の場合は自己分析する必要がなくて。もう決まってるんですよ。楽しいことがやりたいだけ、という。さっき楽しんでないなんて言って矛盾してるんですけど、楽しいことから選んでるんです。だから、めちゃくちゃやらなきゃいけない仕事があるときも、その飲み会に行きたかったら行くんですよ。それが僕の仕事に繋がると思ってるから。それくらいブレないんです。となると、好きなことも見つかりやすくなるので。これが自分を掘るということです。

クリケットをやったことのない人が、クリケット好きになることはない

箕輪:もう1個、たこわさ理論というのがあります。これはなにかというと、小学生に「好きな食べ物は」と聞いて、「たこわさ」とは絶対答えないじゃないですか。なぜかというと、たこわさを知らないからなんですよ。つまりどういうことかというと、出会ったことがないものを好きになることは、絶対にないんですよ。

クリケットをやったことない人が、クリケット好きになることはないじゃないですか。なので、とにかくいろんなものに出会ってみる。それが自分の人生を変える可能性があるから。だから、この2つです。とにかく自分を掘ることと、そんなぐちゃぐちゃごちゃごちゃ言ってないで、いろんなことをやれ、という。

まったく矛盾することを両方やって初めて、「やりたいものが見つからないと言え」というのが結論ですね。そのエネルギーもないんです、と言うんだったら僕も知らないですけど。ホリエモンだとかキングコングの西野さんみたいに、SNSでやりたいことをすごいやっていて楽しそうな人は、本当にすごいんです。「あなたはどういう人間ですか?」って聞いたら、永遠にしゃべれる。この両方を鬼のようにやってるだけですよ。

平田麻莉氏(以下、平田):本当にそうですね。今の自己分析みたいなのは、私もフリーランス協会でよくそういう質問を受けて話すんです。そういうときは、なにになりたいかよりもどういう姿でありたいか。なりたい姿よりありたい姿を探すようにした方がいい、というお話をするんですけれども、ちょっと近いのかなと思います。

自己分析を徹底的にやると、その価値基準が自分のなかで明確になるので、迷わなくなる。人と比べてもしょうがないですからね。ちょっとめんどくさいなと思っても、とことんやりきる。結果を出すことで、結果として楽しくなる。

箕輪:そうですね。それはもう本当にそう。極端にやるというのが大事です。

なぜ水道橋博士とボクシング対決をすることになったのか

箕輪:芸人の水道橋博士さんという人がいるんですが、この前ボクシングでKOしちゃったんです。本当にKOしちゃって、すごくうれしいんですよ。

あの人は僕に会ったこともないのに、ずっとツイッターで絡んできてたんです。ダメージジーンズ履いて偉そうにしてるとかで。「違うんだよ、(破れたところが)どんどん広がっちゃうだけなんだよ」と思うんだけど、そういうことをインタビューなんかで言ってて。大の大人が会ったことない僕になんなんだよと思って無視してたんだけど、あまりにしつこいから「うるせぇんだよ」って喧嘩してたんです。そうしたら、ホリエモンがそれを見つけて「箕輪、ボクシングで対決だ」とか意味わかんない提案をしてきて。

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