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“エンジニア占い” 〜あなたはどれに当てはまる? 5 つのエンジニア像とそのキャリア〜(全3記事)

4つの質問でわかる、あなたのエンジニアタイプ アクセンチュア社・リードエンジニアが贈る「エンジニア占い」

技育祭は「技術者を育てる」ことを目的としたエンジニアを目指す学生のための日本最大のオンラインカンファレンスです。アクセンチュア株式会社、マネジング・ディレクターの水上廣敏氏は、エンジニアを5つのタイプに分類する「エンジニア占い」を用いて、それぞれのキャリアについて発表しました。全3回。1回目は、自身の生い立ちと、エンジニア占いの4つの質問について。

小学校4年生ぐらいの時からBASIC言語の勉強を始めた

水上廣敏氏(以下、水上):それではさっそく始めたいと思います。エンジニアと一言で言ってもさまざまな職種やタイプがあるかなと思うのですが、この時間は「エンジニア占い」と題して、思い切って5つに絞って、それぞれのキャリアがどうなりそうかを占えたらおもしろいなと思って用意してきました。よろしくお願いします。

始める前に、まず自己紹介を簡単にしていきたいと思います。私は、アクセンチュアの水上と申します。よろしくお願いします。

アクセンチュアの中にはさまざまな部署があるんですが、Emerging Techという部署のリードをしています。「アクセンチュア エマージングテック」と片仮名で検索すると日本の公式サイトが引っかかるはずなので、興味がある人はあとで調べてもらえればと思いますが、ちょっと特殊な部署で働いています。

まず、私の生い立ちをざっとご紹介します。長野県の小川村という田舎というか山間(やまあい)で生まれ育ちました。

参加していただいている方の中にも地方出身の方がいらっしゃると思いますが、たぶん田舎自慢をしてもまぁ負けないぐらいのところです。「小川村 水上」とかで検索しないでほしいぐらい、たぶん自分の実家が特定できちゃうぐらいのところなので、よろしくお願いしますね。

そんな中で、小学校4年生ぐらいの時、父親から「パソコンを新調するから古いのをお前にやるよ」と言われました。当時はまだすごく珍しかったと思うのですが、今から考えると古い、いわゆるレトロPCと呼ばれるようなものですね、世界線が出てくる話に出てくるようなもの。僕のはシャープ製だったので、例の隠し機能はなかったはずですが、OSとかももちろん入っていなくて、BASIC言語のプログラムだけ打てるコンピューターでした。

それで、小学校4年生ぐらいの時からBASIC言語を見よう見まねというか、なにもわからない中でも少しずつ勉強した感じです。そこでいわゆる制御構文、if文とかループとか、あと配列とかね。そういうのは小学生時代に覚えた記憶があります。

その後はIT路線を突っ走ってきたわけではなくて、中学ぐらいからギターを始めました。高校生の頃は、学校に行かずにギターばかり弾いていましたね。「俺はギターで生きていこう」と思ったぐらいギターをやっていましたが、さすがに高校3年ぐらいになって現実を見始めて「これ、ヤベェかもしんない」と思いました(笑)。

それで、慌てて大学受験の準備をして、なんとか大学に合格しました。せっかく大学に進学するなら将来の職になる大学に行きたいなと思って、その時は工学系の大学に行きました。本格的にプログラムを始めたのはそこからですね。

とはいえ、一応基礎は押さえていたので、当時サーバー構築をしたり、おもしろいことをいろいろしたりして、ハマっていきました。それからは、もうなにも悩まずにこの業界に入ってきた感じです。

アクセンチュアでどんなことをやってきたかを紹介していくとなかなか時間もかかるので、今回は割愛します。

エンジニアの仕事のイメージ

「そもそもエンジニアってなんだ」という話ですよね。みなさんはどんなイメージを持たれていますか。きっとこんなイメージを持っているんだろうなぁというのを、ざっと書いてきました。たぶんこれが正解の1つだと思うんですよね。

まずは、エンジニアですからプログラミングをしますよね。それで、とにかく書きますね。私ももうずっと書いてきました。今でも書いています。ほかにも、ただプログラミングをするだけではなくて、設計も当然しますし、どういうアルゴリズムにしようかと考えたりもしますよね。プログラミングそのものも楽しいし、これがまた楽しいわけです。

また、ビジネスでやるので、お客さんや、あるいは自分の会社のビジネス部門など、そういう人たちとミーティングもしますよね。その時にけっこうドキドキしたりもするわけです。業務系の方々は、ITにあまり詳しいわけではないでしょうから、ムチャを言ってきたりするのを「まぁまぁこんな感じにしましょう」と、いわゆる調整事をしたり、あるいはパフォーマンスチューニングをしたり。

あとはシステムとか、サービスがローンチして、そこから運用が始まるわけですが、当然そこからが本番ですからね。DevOpsを真に発揮する時が来ます。

あるいは本番中に、なるべく起きてほしくないですが、障害が起きるかもしれませんね。こんなことを言うと不謹慎かもしれませんが、私は障害対応がとっても好きで、アドレナリンが出るんですよね。本当はよくないんだけど(笑)。こう「ヤベェ、すぐにでも解決しないと」みたいな。ログを出し過ぎるとそれこそパフォーマンスに影響もするし、本番環境は必要最低限に絞っているので。そうすると何が問題なのかがすぐにはわからなかったりするのを、「んー?」と考えるのも意外と楽しかったりします。

当然、技術者なので、あるいは常に技術要素をキャッチアップしていくみたいな、そういう世界観を描いているのかなと思います。

実際、これも1つの姿なんだろうなと思っています。

エンジニアのタイプを5つに分類した「エンジニア占い」

そんなエンジニアのキャリア。エンジニアのキャリアと一言で言っても本当にさまざまあると思いますし、みなさんもさっきみたいに思い描けているものもあれば、まだまだ思い描けていないものもきっとあるでしょう。

今日は、そんな中で今後みなさんがどんなエンジニアになっていくのか、どんなキャリアが待っているのかをちょっとおもしろさも含めて、占いとして作り上げてきました。

「エンジニア占い」というものを作ってきたのですが、みなさんが持っているエンジニアの素養からエンジニアのタイプを今回は5つに分類してきました。みなさんはどのエンジニアのタイプに分類されるのかをちょっと強引に、占ってみようかなと思っています。

このあと、4つ質問をします。それぞれ選択肢が用意してあるので、この選択肢を選んでください。「うーんとそれはねぇ」とか深く悩まずに、パッと直感で「自分のキャラ的にはこうかな」みたいな感じでかまいません。それこそあまり深く考えずに選択してもらえたらなと思います。

この先に出てくる占いの内容やその結果、5つのタイプというのは、私がこの技育祭のためだけに今回作ってきたものなので、個人的見解です。納得がいかない結果が出たとしても、あまり追求しないで、文句を言わないでいただきたいなと思います。

第1問「アプリで気になるところはどこ?」

では、さっそくいきます。4つ質問をします。まず第1問。「ダウンロードしたばかりのアプリがあなたのスマホにあるとします。このアプリの気になるところはどこですか」。S、A、B、C、Dと選択肢がありますが、これは優劣ではなくて、ただの記号だと思ってくださいね。

まずS、「へー、これなんかけっこう機能ありますなぁ」みたいなところが気になる。

A、「これReactで作ってある?Flutterかなぁ?」みたいな、「何でできているの? あとサーバーと通信しているだろうから、どういう内容になっているのか見ちゃおうかな」みたいになる。

あるいはB、「このサービスって、誰がどう儲けているんだろうな」というのが気になっちゃう。

あるいはC、「似たような機能を持つアプリはきっとあるだろうから、その中でこのアプリは今だいたいどのぐらいのランクを占めているんだろう」みたいなことを気にする。

あるいはD、「アイコンいいねぇ、格好いいねぇ。使い勝手はどうなんだろうな?」というのを気にする。

いいですか? メモしておいてくださいね。あとでここからそのタイプを算出していきますからね。

あと「これAもBもあるじゃん」みたいな感じだったら、選択肢を複数挙げて取っておいてもらっていいですからね。次にいきますね。

第2問「初めてのカレー作り」

第2問。「生まれて初めて誰かにカレーを作ることになりました。カレーを作ったことがある人は、まだ作ったことがないと思ってくださいね。せっかく作るなら、あなたならどうしますか?」という話ですね。

S。誰かとワイワイ一緒に作って、カレーパーティーっぽくしたい。

A、どうせ食材を用意するなら本格的なもので道具にもこだわりたい。

B。食べる相手がいるので、この食べる相手が最も食べたいカレーをリサーチする。僕はインド風がいいとか、僕はこういうのがいいみたいなものがあるかもしれないので、そういうのをリサーチする。

C。初めて作るから手際もわからないし、また作る機会もあるかもしれないので、効率よく作れるようにクックパッドみたいなクッキングサイトできちんと検索して作り方を事前に調べておく。

あとはD。やはり見た目が大事だから、どうしたら映えるか考えるのを優先する。

S、A、B、C、D、どれか決めましたか? 

第3問「喫茶店にある正体不明のあれ」

では、次にいきますね。第3問。古い喫茶店などでたまにテーブルに置いてある正体不明のあれ。

あれが想像できる人はそれです。想像できない人、なんのことを言ってるの? という人は、なんのことでもいいです。もう正体不明なのでいいんです。ただなにか物体です、物体。意味不明、正体不明の物体が自分のテーブルにあったとします。そうしたらどうしますか。

S。「これなんだろうねぇ」と一緒にいる人との話題にする。

A。「ちょっとこれはどうなっているの?」「何なのこれ?」と、ひっくり返して裏を見たり、どういうものでできているんだろう、電池は入っている? とかを気にしちゃう。

B。これは何に使うものなのか、というのをとにかく想像する。ここはこんな形だし、こんな色だし、こんなところに穴が空いているし、みたいにただ想像をする。

あるいはC。喫茶店ですから他にもテーブルがきっとあります。他のテーブルはどうなっているんだろう、同じものが置いてあるか、色が一緒か、形が一緒かをチェックする。

D。「やはりこれは気になるでしょう」と写真を撮ってInstagramにアップする。

このS、A、B、C、Dのどれか。複数あったら複数選んでくださいね。

第4問「自分の特性はどれ?」

最後に、4問目。

ズバリ、以下の中で自分の特性に当てはまるのはどれですか。

S。ワイワイするお祭りっぽい感じが大好きです。

A。「これは他人にはわからないだろうなぁ」というこだわりを自分なりに持っている。

B。日経hogehogeみたいなコンテンツは雑誌や新聞、サイトも含めたくさんありますが、そういうのも幅広く興味がありますよという人がB。

Cは友だちとか知人とお話ししている際に、気づくとけっこう理詰めしちゃっているタイプ。

D。私服も当然ながら、仕事の服も自分らしいファッションを楽しみたいなという人。

4問全部出しましたが、みなさん覚えていますか?

(次回へつづく)

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