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ニコ生岡田斗司夫ゼミ3月13日号「ブラック企業も裸足で逃げ出す!ブラック家庭の海洋堂創業史!!」対談宮脇修一(全5記事)

「ネット放送はプロもアマも同じ地点でスタートする」 ニコ生岡田斗司夫ゼミ

言論スターの新星を発掘する「言論スターのオーディション」を行う評論家の岡田斗司夫氏。先日はニコ生主の横山緑氏と野田草履氏がオーディションに登場したそうです。挑戦者2人の感想について岡田氏は「2人ともおもしろかった」「ただし、声色とテンションが同じ」と、言論スターを目指す人は、話すときに声の上げ下げがあった方が良いということを語りました。YouTuberやニコ生、LINE LIVEなどのネット放送が加熱している昨今。ネット動画に挑戦してみたい人必見の内容となっています。

表情が動く海洋堂のセンム人形

岡田斗司夫氏:こんばんは、岡田斗司夫です。3月13日の岡田斗司夫ゼミです。

オープニングで見せた、これ何かっていうと、海洋堂のセンム人形というやつですね。各関節が稼働して、おまけに目とか口とか、表情が動くやつになっております。

なんでこういうものを見せているのかというと、今日は海洋堂の宮脇社長っていうか、僕らは「センム」って呼んでるんですけど。センムですね、ゲストに来ていただいて、海洋堂の戦略などをお聞きしたいと思います。

あと、いろいろですね、海洋堂についての話や、こないだも山田玲司先生、その前はスタジオ・ハードデラックスの高橋信之さんに政治問題や教育問題を聞くというのをやったんですけど。

今日はセンムにですね「百田さん、どう思いますか?」というのを、聞かずにはいられないですね(笑)。そういうようなことを聞いていこうと思います。

(コメントにて)「音ズレしてます」、音ズレしてるようです。どうでしょうか、いったん切ります。いったん音ズレをリセットしますので、少々お待ちください。

(コメントにて)「リアルにいっこく堂か」「光が遅れる」、ははは(笑)。「更新する勇気」だねえ、はい。そうっすね、今こういうふうな話題やってると、こいつ(テッド)の心配そうな顔がいいよね(笑)。

ネット放送でしゃべるコツ

今日は昼間に言論スターのオーディションというのをやってきました。例のドワンゴさんと一緒にやっている、ネットでしゃべりができる人、それも評論っぽいしゃべりができる人を開発するというのをやっていてですね。

今日は2人おもしろいやつが来まして、1人は横山(緑)さんという人で、ニコ生でよく出てる人らしいです。プロレスラーみたいなマスクをかぶって、「自由な言論を守りたい!」「自由な発言を守りたい!」という人です。

もう1人は野田(草履)さんという人で、この人、僕は知らなかったんですけども、まあ、ぽっちゃり体型の大きい方なんですけども、母親の仕送りでもう7年生きていると。で、「おれはこのままでいいと思う!」っていうのを、熱く語るという人なんですね。

2人とも、言論スターとしてはかなりおもしろくてですね、……なんだろうな、しゃべりはそこそこ、たぶんしょっちゅうニコ生やってる人だから慣れてるんですよ。ただ2人ともですね、トーンが同じっていうのかな。声色が、テンションが同じなんですね。

それは面接みたいなかんじで、前でプレゼンをしてもらったからかもしれないんですけども、ずっとハイテンションでしゃべりっぱなしになってしまうんですよね。できれば、上げ下げがあったほうがいいと思うんですよ。

うーんとね、声ね、地声でも高い低いというのがあるんですけども、その幅の中で、考えてしゃべるときはゆっくりしゃべってやや声質を落とす。今、僕がやっているようなことですね。

で、自分が本当に楽しいと思ったときは早口になる、っていうのがあったほうがいいと思うんですけども、なかなか2人ともですね、そういう切り替えというか、自分の中のボリューム調整ができないんです。

それはプロじゃないから当たり前じゃないかと思うんですけども、プロ、プロでない関係なく、こういうネット放送っていうのは、もうそういうプロの人もアマチュアの人も全員同じ地点でスタートするんで、そこ気をつけたらものすごいおもしろくなるのになって。

ニコ生では何かのモノマネをするのがおすすめ

今、コメントで、「生主は沈黙が怖いから」っていう意見があったんですけど、そうなんですよ。僕もわかるんですよね。沈黙が怖いから、どんどんみんなしゃべってしまうっていうのもわかるんですけど、そこであえてためると、見てる人との関係が僕は深くなるって思ってるんですよ。

「だまる」とか「ためる」っていうのは、やっぱり見てる人を信頼しないとできないんですよね。ずっとハイテンションでしゃべるっていうのは、「おれは提供して、飽きられたらすぐにチャンネル変えられる」っていうふうに思ってる。

やっぱり見てる人が信用しきれないから、ハイテンションで早口でしゃべっちゃって、その分どうしても、上すべりになっちゃう場合があるんですね。

(コメントにて)「塾の先生して練習すればどうかね」。まあ、そういうのがいいと思いますよ。塾の先生でもなんでもいいんですけど、一応シナリオとか語らなきゃいけないことがあって、それだけを語るっていうのは訓練にはなると思うんですけども。

たぶん話題によって、自分で次にニコ生やるときに、ちょっとだけトーンを変えるとか。あとね、僕がやったほうがいいと思うのはモノマネですね。

なんでもいいんですよ、「森進一です」でもなんでもいいんですけど、モノマネみたいなものを放送の中に無理くりでも入れてくると、そこでペースやトーンがちょっと変わるのでですね、やったほうがいいと思います。

突然、軍歌『加藤隼戦闘隊』を歌いだす岡田氏

僕も今日は、実は放送の冒頭は歌から始めようと思ってですね(笑)、放送が始まった瞬間にポンと飛んでしまったんですけども。今日は海洋堂のセンムが来るから、なんか歌でも歌おうかなと思ったら、頭の中で歌いたかった歌がですね。

「干才(かんか)交ゆる 幾星霜(いくせいそう)~ 七度重なる 感状の~ いさおの蔭に 涙あり~ ああ今は亡き 武士(もののふ)の~ 黙って散った その心~♪」

というですね、これ『加藤隼戦闘隊』という軍歌のマイナーコード部分で(笑)、こっからですね。

「世界に誇る 荒鷲の~ 翼のばせし 幾星霜~♪」

というやつで、ここまでは普通に聞けるんですけども、このままですね。

「輝く伝統 受けつぎて~ 新たに興す 大アジア~♪」

という言ってはいけないような話になってきて(笑)。

「われらは皇軍(すめらぎ) 戦闘隊♪」

天皇と皇室の「皇」に、軍隊の「軍」って書いて「皇軍」っていうのを「すめらぎ」って読むんですよ。

これは何年か前にカラオケで隣のボックスの奴が歌ってるのを見て、『加藤隼戦闘隊』を歌うとは渋い奴だなと思ったら、「われらは『こうぐん』戦闘隊♪」って歌ってて、思わずカラオケボックスの前で「チッ」って言って、「『すめらぎ』だよ、そこは!」って言った覚えがあります(笑)。

っていですね、こういう歌を歌う、例えばこの歌でも歌のペースっていうのがあるから、無理やりペースを歌う速度に合わさなきゃいけないでしょ。しゃべるのを合わさなきゃいけないので、こういうのがペース配分の切り替えのポイントになるのでですね、やってみてはいかがでしょうか。

たぶん今日の僕の放送、「おれのことが話題になるかな?」とですね、横山さんも野田さんもものすごくドキドキして見てくれてると思うので(笑)。大丈夫! おまえらのこと、話題にしたよ! がんばって、ここにゲストとして来れるようになってくれ(笑)。

キンコン西野は堀江貴文氏のパーティへ……

あとはなんだろう、今ですね、お騒がせ西野くんがホリエモンのパーティーに潜入して、……潜入というか呼ばれて行ってですね、生放送をやってる。これはLINE LIVEっていう、LINE株式会社ですね、そこが生放送システムっていうのを開発したんでやってるそうなんですけども。

これね、西野くんがそれに行ったのはワケがあって、3月13日っていうのは、「3月でゲスト来れませんか?」っていうふうに、僕、山田先生と宮脇センムと、あと西野くんにオファー出してお願いしたらですね、即答でセンムのほうから「3月13日、ええで!」って言ってきて、「あ、センム、3月13日だ」って思ったんですけど。

そのね、その5秒後ぐらいに西野くんから「3月は13日だけ行けます」っていうメールが来て(笑)。センムのところに「すいません! センム、13日動かせませんか?」って言ったら、「いやー、もう無理ですわ」っていうふうに言われたんで(笑)。

もうブッキングっていうのは、もうこの世界はギリの世界ですので、これはもう1秒でも早く答えてくれた人が優先なのは当たり前なので、「西野くん、すまん」って言って。

じゃあ、おれとの約束で空いた13日、何するのかなと思ったら、ホリエモンのパーティーに潜入っていうですね、いきなり変な企画をぶっこんできやがったなと思って(笑)。そういう機動力が高いところが、あいつおもしろいんですけども。

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