2024.12.24
ビジネスが急速に変化する現代は「OODAサイクル」と親和性が高い 流通卸売業界を取り巻く5つの課題と打開策
III.ケーススタディ➅ノルディック・イノベーション・ハウス シンガポール(NIH)(全1記事)
提供:アストラゼネカ株式会社
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サミ・ヤースケライネン氏:参加させていただき、ありがとうございます。シンガポールから参加しております。ノルディック・イノベーション・ハウス シンガポールのサミです。
ノルディック・イノベーション・ハウスは、質の高い北欧のスタートアップの企業を加速させ、企業規模の拡大や成長を促進するプラットフォームです。私の場合はシンガポールへの進出を支援し、それを土台として東南アジアの市場へ拡大していこうとしています。
ノルディック・イノベーション・ハウスはノルディック・イノベーションと北欧閣僚理事会によってサポートされており、北欧諸国とユニークな形で協力をしています。現在、シリコンバレー・ニューヨーク・シンガポール・香港・東京の5ヶ所に進出し、北欧のテック企業が活気あるエコシステムを構築できるよう支援しています。
北欧企業が新たな市場に進出してポジションを確立する際に、どのような過程を経るのかを考えることはとても重要です。もちろん初めには「導入および探索」の段階があります。基本的には、市場の情報や知識を収集し、市場の検証をしていくわけです。
私たちの最初の企業のサポートのやり方は、エコシステムを理解していただき、シンガポールのビジネスとコネクションが持てるように支援をしています。例えば今年は、バーチャルを用いたマーケットエントリーの募集をしています。
そして、これができた時は次に「成長を確立し、加速させる」段階がありまして、やはりシンガポールにおける存在感を恒久的に確立することを目指しています。その場合の我々のサポートとしましては、我々の持つ広範囲な信頼できるサービスプロバイダーのネットワークを提供などがあります。法的な問題から労働許可を得る手続き、現地のスタッフの採用や住居・オフィスを構えるべき場所といったことまで支援しています。
そして最後の段階では、企業がシンガポールを超えて、その他の市場、地域に進出していくことであります。
シンガポールは市場規模が小さいので、特に消費財ビジネスを行っている企業の場合、他の国への進出をお手伝いしています。その場合のサポートとして、北欧のさまざまなビジネス組織が、さまざまな国に進出しておりますので、そうしたところの支援とつなぐ取り組みをしております。
シンガポールでは、すべての人たちにあらゆる市場が開放されているわけですが、私どもがフォーカスしているのは、とりわけ北欧諸国に強みがある領域です。
例えば、スマートシティやエネルギー、クリーンテックといった、サステナビリティに関わるもの。それからまた、メディカル&ヘルステックといった領域です。その例としまして、私どもが実施していることの例を紹介しますと、今年はシンガポールで、「バーチャルマーケット参入プログラム」を開催しました。これはスマートシティ、それからNordic Health をテーマに行ったものもあります。また、サステナビリティに関するプログラムも開催しようとしていますが、こちらは残念ながら新型コロナウィルス感染症により、2021年までに延期されています。
このプラットフォームを成功させるには、さまざまなステークホルダーによるコラボレーションとコミットメントが必要になってまいります。シンガポールにおいてはBusiness Sweden、Innovation Norway、フィンランド大使館、Promote Iceland、ノルウェーの大使館、それからスウェーデン大使館が、ノルディック・イノベーション・ハウスが現地における土台を築くための大きな支援をしてくださっております。
そして現在、私たちは世界に5ヶ所の拠点を持っております。2017年にシリコンバレーに進出しまして、その後はニューヨーク、シンガポール、香港、最近は東京に事務所が開設されました。ノルディック・イノベーション・ハウスではこのように各拠点で北欧のスタートアップのご支援をしております。
ご清聴ありがとうございました。
アストラゼネカ株式会社
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