2024.11.25
「能動的サイバー防御」時代の幕開け 重要インフラ企業が知るべき法的課題と脅威インテリジェンス活用戦略
発表会見(全1記事)
提供:ディップ株式会社
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司会者:みなさん本日はお忙しいなか、「FAST RPA」コボット発表会にご来場いただきまして、誠にありがとうございます。ただいまより発表会を開催いたします。プレゼンテーションに先立ちまして、弊社取締役兼COO・岩田和久よりご挨拶させていただきます。
岩田和久氏(以下、岩田):こんにちは。本日はお忙しいなかご来場いただきまして、誠にありがとうございます。ディップ株式会社は、「バイトル」というアルバイト募集のサイト、あとは「はたらこねっと」という派遣スタッフ募集のサイト、「ナースではたらこ」という看護師さんを人材紹介するサイト、この3つのブランドで今まで求人広告事業を中心にビジネスをやってまいりました。
昨今の人手不足を背景に、おかげさまで順調に業績は伸ばさせていただいているんですけれども、お客様からするとそれでもまだ足りないとか、辞めない人がほしいとか、夜働いてくれる人がほしいとか、さまざまなご要望をいただいて。100パーセント充足できるわけではないのも事実ではございます。
加えて、3年後、5年後というのを考えると、ますますお客様のご要望に応えていくのが、簡単ではなくなってくるなという背景を受けて、今回「Labor force solution company」ということで、ある意味、人がやらなきゃいけないことは人にやっていただく。それから、ロボットやシステムで賄わなきゃいけないことはそちらを提供していく。それによって、これからの事業を大きく推進していこうということで、今期、舵を切ってまいりました。
その第一弾として、今日は「コボット」という新しいRPAのサービスを発表させていただきます。RPAというとかなり高いとか難しいとお考えになるかもしれないですが、そういったものとの違いや差別化みたいなものを、僕らディップとしてお客様、社会にしっかり広めていきたいなと考えておりますので、ぜひご期待いただければと思います。
それでこの後、役員から細かい説明をさせていただければと思いますので、お時間の許す限り、最後まで聞いていっていただければと思います。
司会者:岩田取締役ありがとうございました。それではディップが提案するFAST RPAが描く日本の未来について、弊社執行役員、AI・RPA事業部長、三浦日出樹よりご説明をさせていただきます。よろしくお願いいたします。
三浦日出樹氏(以下、三浦):はい、よろしくお願いいたします。ただいま紹介にあずかりました、ディップ株式会社、AI・RPA事業部長をやらせてもらっています、三浦です。本日は月末のお忙しいなか、ご来社いただきまして誠にありがとうございます。
報道関係のみなさまのみならず、機関投資家のみなさま、それからアナリストのみなさまに起こしいただきまして、少しプレッシャーがかかっていますけれども、がんばっていきたいと思います。
実はうれしいお知らせがありまして。今日(の発表)があるからだと思うんですが、昨日ディップの株価が年初来高値を更新し、今年の初めに一時1,800円程度から、2,400円を超えるところまで伸びてきています。
今日はメディアのみなさまに露出していただいて、アナリストのみなさまにいいコメントをつけていただいて、機関投資家のみなさまに買っていただくという循環で、ぜひよろしくお願いします。
(会場笑)
三浦:まず、今の日本の社会問題。これはわざわざ説明する必要もないですけれども、非常に少子高齢化が進んで、俗にいう人手不足、労働力不足というのが現状です。これは一時のことではなく、人口の減少等を含めますと、恒久的にあと何十年は続くというところで、我々は人手不足は全業種、全業態に関係する問題ではありますけれど、特に中小企業のみなさまにとっては非常に切実な問題だなと認識しております。ですから、今回我々が発表するサービスは、誰もが気軽に使えるRPAのサービスをご紹介したいと考えております。
まず、AI・RPAというところですね。先ほど岩田が申し上げましたけれども、人は人しかできないことに集中し、それ以外の単純労働については、AIもしくはRPAが代替していくと。近い将来、そういう社会が間違いなく来ると確信しております。
しかし今のRPAに関しては、けっこう難しいなとか、高いんだろうなとか、いろいろな思いがあると思います。知っている方には釈迦に説法になりますけれども、まず簡単にRPAとはというご説明を司会の方にしてもらった後に、私どもの商品の説明に入らせていただければと思います。
司会者:それではRPAについてご紹介をさせていただきます。みなさん、今注目されているRPAについてご存知でしょうか。RPAとは「ロボティック・プロセス・オートメーション」の略になります。簡単にいいますと、単純な作業を効率化してくれるソフトウェア版のロボットです。
RPAには、こちらの5つのメリットがあります。まず(1つ目)はヒューマンエラーの撲滅です。単純で反復の多い作業は人的なミスが発生しやすく、クレームにつながってしまう恐れがあります。RPAは決められた仕事を着実にこなすことができるため、ヒューマンエラーの心配がまずなくなります。
2つ目は生産性の向上です。従業員が単純な業務から解放され、課題の発見や新たなアイデアの創出などの創造的な仕事を担うことで、事業の生産性が大きく向上することが考えられます。
また顧客満足度も向上します。RPAは時間に縛られず、いつでも対応が可能なため、ユーザーを待たせる心配がありません。また大幅なコスト削減も見込めます。RPAは時給に換算すると、数十円で反復作業をこなします。24時間稼働のため、仕事量の多さも人間を大きく凌駕します。
RPAは、データ入力や膨大な書類の処理など量が多くて頭を抱える人も多い作業を得意としています。24時間365日休まず働くRPAは、人材不足に悩む多くの企業の味方になってくれるでしょう。
現在、人手不足による倒産が増加の一途をたどっています。2053年に人口が1憶人を切るといわれている人口減少時代の今、まさにRPAの導入が求められているといえます。国内でもRPA関連の市場は大きく成長し、多くのサービスが誕生しています。世界の市場も急成長すると予想されます。そして、2121年には世界で50億万ドル、円で換算すると5,200億円規模にまで成長するといわれています。
それではこれから再度、三浦さんよりご説明をお願いいたします。
三浦:ありがとうございます。先ほどのスライドにもありましたけれども、RPAは非常にいいと、みなさん評価してくれるんですが、実はここ2、3年の状況は、どちらかというと大企業を中心として、大量の人員をかけてやっていた仕事を削減すると。
そのためにはかなり労力をかけて、1社ごとに業務のプロセスを分析し、業務フローを構築し、最後にロボットを使っていくという非常に開発の導入のコストが高いと。当然導入にかかる時間もかかる。そして、当然保守にも一定のコストがかかると。大企業はいけますけれども、中小企業のみなさんにとってはハードルが高いというのが我々の認識です。
実際、派遣会社さんも人材不足で、自社の業務をやる方がなかなか集まらない、もしくは応募者がなかなか集まらないということで、人手不足倒産が社会的に問題になっています。人手不足で困っている中小企業のみなさんを、ぜひ我々のサービスでサポートしたいということで、我々が発表させていただくRPAの第一弾が「FAST RPA コボット」という商品です。
「FAST RPA」という言葉、実はありません。我々が今回新たにコンセプトとして選んだ言葉です。ファストフードだとか、ファストファッションだとか、今までコストがかかっていたものを品質を落とすことなく、誰もが手軽に利用できるというところで、ファスト〇〇と。我々もそういう思いを込めて、RPAの前にFASTという言葉をつけて、「FAST RPA コボット」というネーミングに至りました。
我々が目指す世界は、導入期間と導入コストを大幅に削減すると。誰もがいつでも使いたいときに簡単に使える。そういうAI・RPAのサービスをご提供させていただきます。
比較になりますが、この図にありますように、左手のSI・コンサル会社さんが導入している大企業向けですね。これはスーツでいうとオーダーメイドでいいものではありますが、1社1社作りこまなければいけないので、かなりのコスト、時間がかかります。
真ん中にある派遣事業者さんもRPAのサービスをやっていますけれども、これもやはりRPAに精通した人を、人材派遣でずっと雇い続けなければ運用できない、という課題があると認識しております。
三浦:今回ご提案させていただくコボットは、月額課金モデルです。初期に導入費用はほとんどかかりません。月額費用も非常にリーズナブルな価格帯でご利用いただけます。いつでも始められて、解約するのも非常に簡単です。
世の中的に会計ソフトであったり、人事管理ソフトであったり、俗にいうSaaSモデルといわれるクラウドを使ったサービスがどんどん増えてきていますけれども、そういうブームに乗って、我々もRPAをもっともっとみなさんの身近なものとして普及させていきたいと考えております。
ですから我々の商品の特徴は、今回は第一弾として、派遣会社の業務に特化したRPAをご提供します。低コスト、低負担で導入ができます。あと月額費用で保守ができると。もちろん、導入のところも大事なんですけれども、お客様にヒアリングさせていただくと、「RPAを入れたのはいいんだけど、動いてないんだよね」「ロボットがそのまま放置されてるんだよね」と。昨日の新聞記事にもありましたけれども、最近の「野良ロボット」という、野良犬のロボット版ですね。
三浦:ロボットは作ったんですけれども、担当者が辞めちゃいましたとか、担当者がほかの業務で忙しくて、いつまで経ってもロボットのメンテナンスができないということで、せっかく高いコストと労力をかけて導入したロボットが、結局は動かずにほったらかしというような問題が多発しています。
ですから、我々はその部分を非常に重要視していまして、今回まったく新しい仕組みとして、保守のサポートを標準でつけるようにします。これは、A社さんが「コボット」を3つのパソコンに入れていただいたと。本来であれば、ロボットが止まったり、なにか不具合があったとしても、自社で見つけて自社で原因分析して自社で直すことが必要です。
今回の「コボット」は、こちらで24時間365日の常時監視がサポートでついております。ですから、ロボットの稼働を逐次我々のサポートセンターで管理し、万が一、右端のようにロボットがなんらかの原因で止まったと、要はクローリングした先のウェブサイトのデザインが変わったので、ログインできなくなったというような問題も、すぐに我々のほうで監視して、サポートチームで遠隔リモートですべて修正します。
従来のように、なにかあっても担当者が来て、パソコンを預けて、そのパソコン内で修理をサポートしてもらうようなことは一切なく、すべてリモートで完結します。ですので、問題があっても、今まで下手すると1週間ぐらい止まっていたロボットが、ほんの数時間で動きだす。この保守サービスを必ず標準でセットして販売することで、導入後のみなさまの安定的なRPAの稼働を担保したいと考えています。
最後に、派遣会社さんでどんな業務がコボットで置き換えられるのか、アニメーションで1分半ほどご覧いただきたいと思います。
(アニメーションが流れる)
三浦:ということで、今日正式に商品を発表させていただきました。週明けの9月2日に販売を開始いたします。導入サポートのキャンペーンといたしまして、10月末までのお申し込みに関しましては、3ヶ月の月額費用を無料ということで、お気軽に導入いただければと思います。
最後に我々の事業の展開としましては、ディップ自身が「はたらこねっと」を通じて、たくさんの派遣会社様とお付き合いをさせていただくので、ここからやろうということになりましたけれども、今後はこのようなかたちで対象業種も人材から飲食、小売、医療、不動産、広告とさまざまな業種に広げていきます。
その業種ごとにいろいろな対象業務もございますので、こういうものも随時、業界特化型、業務特化型で、リーズナブルな価格でご提供していって、どんどん日本にRPAの波を広げていきたいと考えております。
ぜひお気軽にお問い合わせなどいただけましたら幸いです。
ディップ株式会社
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