「次の土曜空いてますか?」はNG
伝え方のプロが教える、絶対に断られない誘い文句

「伝え方を科学する」 中野信子☓佐々木圭一☓吉田哲 #3/3

Advertising Week Asia 2016
に開催

5月30日~6月2日にわたって開催された広告の祭典「Advertising Week Asia」で、脳科学者の中野信子氏とコピーライターの佐々木圭一氏、simpleshow代表の吉田哲氏が登壇。「伝え方を科学する」というテーマで、コミュニケーションについて語りました。

言葉のギャップによってわかりやすくなるのはなぜか?

佐々木圭一氏(以下、佐々木):先ほどギャップ法ということで、正反対のものを入れると言ったのは、僕たちはそれでわかりやすくなるというつもりではあるんですが。

中野信子氏(以下、中野):おっしゃるとおりです。

佐々木:単純に、例えば「考えるな、感じろ」というときに「感じろ」と言うと、その背景になにがあるんだろうとかと思うところを、「考えるな」という反対のことを言っていることで飲み込めて、「そういうことね」と、わかりやすくなるということなんです。

中野:わかりやすくなります。わかりやすくなるような感じがするのはなぜかというと、ギャップがあると驚きがありますよね。驚きというのは脳にとっては快感なので。

その快感があると、本当は自分が考えたわけではないのに、自分が考えたと錯覚しちゃう。実際に脳は活動しているから。意思決定する快感と、自分が驚きを感じたという快感は、厳密には違うけれども、自分の意識自体はそれを大してクリティカルには区別していないようなのです。つまり、快感を与えることによって相手の思考を止めたり乗っ取ったりすることができる。

佐々木:快感物質が出てるわけですよね。

中野:ドーパミンが出ます。

例えば、ドナルド・トランプがうまいのはそこですね。驚きのある発言をして、「これはおもしろい!」と脳に快感を感じさせて、「自分が意思決定するのはしんどいから、この気持ちいい意思決定に従いましょう」と無意識に体に教えこんでいくという、彼のいわば、脳を調教するみたいな手法です。

吉田哲氏(以下、吉田):ギャップが大きければ大きいほど、ドーパミンが出やすい。

中野:出やすいですね。

日常からそう遠くない驚きがドーパミンを発生させる

佐々木:ドーパミンというと、一般的にどういうふうに出るものなんですか?

中野:一般的には、自分が経験したことのない新しいもの。だけども新しすぎてはダメなんです、不安を感じさせてしまうから。自分の日常からそう遠くはない驚き、例えば自分のよく知っている人がなんか綺麗になったねとか。

佐々木:いつもの定食屋に行って、違うものを食べたらおいしかったとか。

中野:そうですね。コンビニに行って新しい、例えばアイスクリームが出てましたとか。それぐらいの他愛もない新しさ。

佐々木:なるほど。

中野:例えば私が、これでもけっこうギャップあると思いますけれども、これでモヒカンで来たら、みなさん「伝え方のレクチャーなのになんだろう?」と思いますよね。

佐々木:そうですね。なにを伝えたいんだろう?(笑)。

中野:これくらいの服装がギリギリかなと(笑)。

佐々木:いえいえ。そんなことないです(笑)。

吉田:では、続きまして、先ほど言葉のギャップということでしたけれども。今度は動画におけるギャップというのをご説明できればと思います。

動画におけるギャップのテクニック

最近スマートファーストと言われて久しいですけれども。「スマートフォンの小さい画面でもどう動画で見せるのか?」というのを、みなさん日々追求されているのではないかと思います。

今日よろしければ覚えていただけるといいかなと思うのは、simpleshowがドイツ本社で提唱しているノウハウなんですけれども、「organic digital」というノウハウがあります。

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