将棋部で人材の活かし方を学んだ
竹俣紅氏(以下、竹俣):高校生の部活でよく学ぶことといえば、人材の活かし方。その人材をどうやって活かすか。私は将棋部のマネージャーをしていて、そういうことをすごく学びました。
そもそも人材には4種類あるって皆さん知ってましたか? この話は、私の学校の先生からの受け売りなので、私が考えついたわけじゃないんですけど。
この4つ(「人財」「人材」「人在」「人罪」)は漢字で意味の察しが付くかと思うんですけど。
普通の人材は、チームにとってプラスに働く人材、その仕事をきちんとできる人、有能な人物のことです。
ではこれは何でしょう? この財という字。この一番上の人財ってどういう意味だと思いますか?
参加者:組織の中で財産みたいな人?
竹俣:そうですね。組織の中で財産みたいな人。プラスに働くのはもちろんなんですが、リーダー的な存在。人をまとめられて、この人がいないとっていう財産のような人ですね。
この3つ目の「在」っていう字は何ですか?
参加者:人がいる。
竹俣:そうですね。そこにいるだけで、ほとんど仕事はしてない。チームにとってプラスマイナスゼロの人。何もしないけど、特に悪影響も及ぼさないみたいな。そういう人。
じゃあこの一番下の字は?
参加者:チームにとってマイナスに働く人。
竹俣:素晴らしい! そうですね。チームにとってマイナスに働く人。チームワークの足を引っ張ったり、そういうことをしてしまう人です。
でもこの4つって、人が生まれながらに最初から決まってると思いますか? 生まれたときからこれは絶対で、誰かはこれとか決まってるわけじゃないですよね?