2024.12.19
システムの穴を運用でカバーしようとしてミス多発… バグが大量発生、決算が合わない状態から業務効率化を実現するまで
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司会者:それでは小平選手、あらためましてメダルを首にかけて一夜明けた今のお気持ちから聞かせてください。
小平奈緒氏(以下、小平):はい。そうですね、まだ500メートルのメダル授与式は明日なので金メダルはここにはないんですけれども、一夜明けてみてあらためて私が夢に描いていたものを成し遂げることができたという気持ちで、とても嬉しい気持ちです。
司会者:それではみなさまからのご質問をお受けしたいと思います。
記者1:中日新聞のヤスフクともうします。おめでとうございます。
小平:ありがとうございます。
記者1:昨日は金メダルを決めまして、ご家族、お父さんお母さんですね。なにか話をされたことがあったら教えてください。
小平:まだ連絡はとっていなくて、昨日、昨夜レースが終わってドーピング検査が終わって宿に帰ってきたのが12時過ぎていたので、そこから今朝もけっこう早い時間だったので、まだ連絡はとれていません。
記者1:どういうことを伝えたいですか?
小平:やはりよかったときもダメだったときも本当に成績だけでなくて、私がやっていることに対して常に認めてくれていたので、その点に関して本当に感謝したいということを伝えられたらいいなと思います。
記者2:日本テレビのヤマザキと申します。金メダル獲得本当におめでとうございます。お話にありましたとおり、今手元にあるのは銀メダルだと思うのですが、はやく金メダルに触りたいというお気持ちはありますか? そしてどのタイミングで金銀一緒にかけたいというイメージがあれば教えてください。
小平:うーん、金メダルをもらうことはとても名誉なことですし、嬉しいことなんですけれども、メダルという物よりも、私自身はこのメダルを通してどういう人生を行きていくかということが大事になると思うので、メダルに対してどうという想いはないんですけれども。
でも、メダルという形は周りのみなさんにとってすごく、私が戦ってきた証でもありますし、みなさんに支えていただいた証でもありますので、はやくみなさんに見ていただきたいという思いのほうが強いです。
記者3:夕刊フジのイイダです。おめでとうございます。お父様が「今の彼女の人間形成は、みんな周りのひとたちのおかげだ」とおっしゃっていました。お母様も「人とのめぐり合わせは羨ましくなるくらいだ」とおっしゃっていました。所属先でずっとサポートを続けてくださっていた相澤病院に対して、そして金メダルを見たいと思っている患者さんも多いと思うんですが、サポートしてくださった病院に対して一言おねがいします。
小平:私は本当に人に恵まれてこれた人生だったなと思っています。本当に相澤病院とのめぐり合わせというのは、必然であり偶然でもあったのかなと思うんですけれども、本当に苦しいときも、成績よりも私の夢を応援してくれたのが相澤病院だったので。また、患者さんだったり職員の方々だったり、みなさんで喜びを分かち合えるような、そんな機会があるといいなと思っています。
記者4:読売新聞のイシザカと申します。おめでとうございます。李相花(イ・サンファ)選手との友情が日本でも韓国でもかなり話題になっているようなんですけれども、あらためて李相花選手への思いを教えていただければと思います。
小平:彼女は本当に、なんていうんですかね。私がワールドカップにデビューしたときからすごく仲良くしてくれて。年下ではあるんですけれども、すごくスケートに対する思いだとか、そういうものは素晴らしいものを持っていて。私も見習わなければならないところもあるなと、すごく彼女からたくさんのことを学ばせてもらいました。
私が本当にダメだった時に、クーリングダウンの時に1人で泣いていた時に、彼女はその時優勝したと思うんですけど、でも私の元に来てくれて、一緒に泣いてくれたりしてくれたので。そういうところから、私も相花の気持ちに寄り添っていたいなって昨日は思いましたし、彼女から力を貰って次のステップに進める機会が何度も合ったので、そういった恩返しというか、彼女との友情の絆はけっこう深まって来たのかなと思います。
記者4:それはいつくらいのことでしょうか?
小平:いつだったか忘れてしまったんですけど、オリンピックの前のシーズンだったか、ソチオリンピックの前のシーズンだったかソチオリンピックだったかちょっと忘れてしまったんですけど。けっこう転倒が続くシーズンがあって、なかなかちょっとスケートが怖くなってしまったというか、そういう時期があったので。そういう時期も「こうしたらいいよ」ってけっこうアドバイスをくれたので、よかったなと思います。
記者5:共同通信のガスと申します。金メダルおめでとうございます。
小平:ありがとうございます。
記者5:ちょっとどうやって聞けばいいのかわからないので、英語で聞かせていただきます。(以下英語)住吉選手の悲劇があって、小平選手はオリンピックに臨むということに、なりました。住吉選手のご両親から「精一杯ここで頑張って欲しい」という言葉を小平さんはお受けになったと聞いていますが、1,000メートルの銀メダル、あるいは昨日の500の金メダル。
レースを終えた後に住吉選手のことが思い浮かんだり、彼女に対する思いがなにか湧いてきたようなことはありますか?
小平:そうですね、あの……。正直……、すいません。正直、彼女のことは何度も何度も思い出す事が多くて。やっぱり考えないようにしていても、常に頭に浮かんで来てしまっていたので。でも、それでも主将としては、レースに集中して臨まなければならないとは考えていました。
それで、あの……、これは言ってもいいのかわからないですけど、住吉の関係者の方に、生前、「奈緒が金メダルを取ったら、私が金メダルを取ったのと同じだと思う」と話してくれたっていうのをオリンピック前に聞くことができて、すごい救われたような気持ちだったんですけれども。
実際こうやって金メダルを取ることができて、本当は本人の目の前で「金メダル取ったよ」って報告したかったんですけど、それができないのは本当に残念だなと思います。
記者6:オリンピックというのは選手の物語が最も現れる場所だと思います。スケートを通しての他国の選手との友情もありますし、国を代表する誇り、そういうものもあると思います。国を代表することの誇りと、他国の選手との友情。それぞれについて小平さんはどのような思いをもってらっしゃいますか?
小平:国に対しての誇りということに対しては、やはり日本でスポーツに対して勉強している専門家の方がたくさんいたり、日本独特の知恵や工夫を通してスポーツを高めようというところに、私は日本らしさがあるのかなと思っています。それはそれぞれの国にもあることだなと思っていますけど。
本当にそれは日本人の勤勉さみたいなところにはすごく誇りを持っています。それで、また……国、それぞれ他国との?
記者6:他国の選手との友情を育む。そのことに対する小平さんのお気持ち。
小平:スポーツは言葉の要らないコミュニケーションだと思っています。やはりスポーツは世界の人たちの心を動かすものですし、他国の選手と競い合って高めあっていく中で、スポーツの究極の姿と言うものがたくさんの人の心を動かすと思うので。
そういった中で競い合うことも大事なんですけれども、お互いの国の文化を知ったり、お互いの言葉を知ることでさらにスポーツが楽しさが増すといいますか、他の国の選手はこのスポーツに対してどういう思いを持っているのかとか、どういう文化を持っているのかを知ることは、競技を高めるで必要なのかなと思っています。
記者7:東京中日スポーツのシンです。今回のオリンピックに対してどんなアプローチがあったから、この銀、また狙っていた金を500で取れたのか。一夜明け、ご自分で思っているところがあるのか教えてください。
小平:やはり大学1年生から結城(匡啓)先生と積み上げてきたもの、またチームメイトと積み上げてきたものというのが一番キーになったかなと思います。
記者7:積み上げの最たるものはもし具体的に言うとどんなところなんでしょうか?
小平:やはり気づきとか発見をしっかりとチームメイトで共有しながら、お互いに良いところ、悪い所を指摘し合いながら、なんて言うんですかね。自分たちの発見を伸ばしてきたといいうか、そういったところが学び合いや高め合いというところに繋がったのかなと思います。
記者8:夕刊フジのイイダです。主将は金メダルを獲れないといういやなジンクスがあったと思います。正直どのような思いで(主将を)引き受けたのか、ということと、このジンクスを今破って主将として他の競技を見る機会であったり、今後のオリンピックの過ごし方を教えてください。
小平:正直主将の打診を受けたと行きは、実際恥ずかしがり屋ですし人の前に出ることは苦手でしたし、主将になると金メダルは獲れないという話も遠くから聞こえてきていたので、正直「あまり引き受けたくないな」という想いはあったんですけれども。でも結城先生に説得されまして。
「今の奈緒にしかできない役目だと思う」と言われた時に、もう一度主将として私が学べることはなんだろうなということを考えた時に、やっぱり選手としてだけではなくて、将来に活きてくるな、ということをなんとなく想像できたので、そこは覚悟を持って引き受けて。その後はもう金メダルを獲れないというジンクスはあまり気にせずというか、気にならないくらい自分のやるべきことに集中できたのかなと思っています。
実際自分自身の競技を終えて、次はチームの応援に回りたいなと思っていますが、まずは今日行われるスピードスケートの男子500メートルはしっかりと観戦して、応援しに行きたいなと思います。
記者9:フリーライターのヤナイと申します。おめでとうございます。小平さんはずっとノートを付けてらっしゃると思うんですけど、今回の平昌オリンピック、1,000と500、どんなことをノートに書いていきそうですか? あるいは書きましたか? そのノートはいつまで続きそうですか?
小平:(笑)。そうですね、まだ書いていません(笑)。滑りのビデオは振り返りで見ていたんですけれども、あの、まだ書いていません(笑)。これからゆっくり振り返りたいなと思います。ただ、1,500メートルとか1,000メートルですごい学びは多くて。
500メートルに向けて修正しなければいけない点と言うのは1,000メートルのレースからしっかりと得ることができましたし、あとは1,500メートルをやったことで、1,000メートルに何が生かせるのかということも考えることができたので、そのへんはしっかりとノートに書いて、次の挑戦につなげていきたいと思っています。すいません、なんか(笑)。
記者10:共同通信のキクウラです。今終わったばかりで恐縮なんですが、「次の挑戦」というお言葉がありましたが、この先見据えていくところ、今考えていることを教えていただけますか?
小平:やはり500メートルの世界記録を塗り替えたいという思いがあります。まだちょっと承認されているかわからないんですけれども、シーズンの最後にカルガリーで試合が行われるので、ぜひその大会に出場して、今シーズン出来るだけの挑戦はそこでやってみたいなと思っています。
記者10:そういう小平さんなので、辞めるということはないとはおもうのですが、まだしばらく4年後を見据えてということはどういうふうに考えていますか?
小平:まだ所属先との話もしていないのでなんとも言えないんですけれども、私としてはスケートはもうすこし滑りたいなと思っています。
記者11:おめでとうございます。スポーツニッポンのソウノと申します。レース後にフィギュアの羽生選手から勇気を貰ったというお話をされていましたけれども、その金メダルの瞬間というのはどういう状況で知ったのか。もしくはテレビを見て知ったのか。それがどういう風にレースにつながっていったのか。
そして今後羽生選手と話す機会があればどんなことを話してみたいか教えてください。
小平:そうですね、羽生くんの演技はテレビで見ました。まず、リンクに立った時、演技に向かう姿勢がすでに違うな、違うなというかなにも考えなくても技が決まりそうな佇まいをしていたので、私もこんな雰囲気でいけたらいいなと感じていました。
今後羽生選手と話す機会がもしあれば、ケガをしていた機会にたくさん論文を読んだということなので、どんな論文を読んだのかを聞いてみたいと思います。
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