2024.10.10
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40代エンジニアの生活の変化とキャリアの歩み(全1記事)
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田中知英氏:「40代のエンジニアの生活の変化とキャリアの歩み」ということで、田中からお伝えします。(スライドを示して)このような感じです。自己紹介、家族構成、生活の変化とキャリアの後にまとめの流れで話していきます。
まず自己紹介です。名前は田中知英といいます。年齢は2022年でちょうど40歳になります。コドモンではSREチームのマネージャーをやっていて、コドモンの入社は2020年10月なので、来月でちょうど丸2年になります。(登壇時点)経歴については後ほど詳しくお伝えします。好きな家事は洗濯物を畳むことです。
家族構成は3人家族で、小学校5年生の娘と、妻とは共働きで2人ともフルタイムで働いている状態です。子育てはけっこうおじいちゃん、おばあちゃんの力を借りることが多いのですが、両家の実家が熊本と栃木で遠方なので、なかなかすぐには力を借りられない環境になっています。
生活の変化とキャリアは、ライフイベント、出産、子どもが生まれて、保育園、小学校、コロナというイベントの中で、SIerから自社サービス、派遣、コドモンというかたちでキャリアを変えていったので、各イベントの中での考えた経緯だったり、転職した経緯を話せればと考えています。
最初に子どもの誕生ですが、出産時はSIerで働いていました。
結婚2年目で娘が誕生して、出産直後は義理の母、妻方の母が来てくれて一緒にフォローしてくれました。ただ、(フォローは)1〜2週間程度だったので、その後すぐに妻が1人で対応してくれた感じになっています。
9ヶ月後に保育園に入園して、妻も職場復帰してフルタイムで働いていました。近くの保育園が空いておらず車で15分程度のところだったので、送り迎えを毎日やっていました。
2人ともフルタイムで働いていたので、朝イチで預けに行って迎えは最後で、保育園フル活用の育児になっていました。保育園にはもう本当に感謝しかないです。
仕事は中堅のSIerで働いていて、客先常駐の運用エンジニアをやっていました。システムのメンテナンスがあり週1で夜勤対応やっている状態で、運用業務のみのスキルに不安を感じて、途中から構築案件を掛け持ちして、キャリアチェンジとしてインフラエンジニアをやり始めています。
ただ二次請けの案件だったので、基本的に一次請けの顧客の調整と、下にビジネスパートナー、BPさんが5名程度入った案件だったので、BPの管理が主な業務になっていました。
一番つらかったのが、通勤に片道1.5時間かかるので、ちょっと遅くなると終電だったりタクシーだったりという帰宅状態になっていました。
この頃の悩みですが、客先常駐なので、勤務時間のコントロールがかなり難しかったです。お客さんの設計書レビューが23時からとか、すごい時間に予定が入っていたりして、育児はほぼ妻に任せっきりの状態でした。
あと顧客とBPの調整業務が多いので、自分自身が技術に触れる、手を動かすことがあまりなくて、そこに対して自信を持てない不安を抱えていました。
なのでこのタイミングで勤務時間の自由と技術を身につけるために、自社サービスへの転職を決意しました。ただこの時、現実は厳しくて、十数社に応募しましたが、書類が通ったのが5社で内定は1社という、かなり厳しい転職でした。
そこから保育園から小学校に変わっていきます。
保育園については途中で自宅から徒歩3分のところに転園できたので、朝夕の車での送迎はなくなり、生活はかなり楽になりました。
卒園して小学校に入るのですが、保育園にはない問題が出てきました。まず、低学年は午前や午後イチで帰ってきます。1年生の1ヶ月(目)、2ヶ月(目)は午前中で終わるので、お昼にはもう帰ってきます。
あと、春休み・夏休み・冬休みが始まってしまうので、1年の中で合計2ヶ月は子どもが家にいる状態になっています。この時は仕事をしていた義理の母親に週3で来てもらって、残り2日アフタースクールに通って、なんとかフルタイムの状態を継続していました。
仕事は自社サービスのインフラエンジニアになって初めてAWSやIaCに触れて、ひたすらイチから勉強している状態でした。会社で月に数回程度リモート業務が可能だったので、勤務時間についてもSIer時代からはだいぶ改善されたかなと思います。
ただ自社のサービスなので、夜間や休日のオンコール対応を受ける必要があり、授業参観中に障害が発生して、後ろのほうでパソコン立ち上げて対応(する)ようなこともやっていました。
この期間は義理の母親の手伝いもあって、育児への負担はかなり軽減されていました。今思うと、帰って夕飯があるのがすごく幸せなのだと、この時あらためて感じています。
仕事ではAWSを学ぶ中で他社のいろいろなサービス基盤にも触れていきたい思いが強くなり、複数のサービス基盤を経験するために派遣への転職を決意しました。当時は気兼ねなくいろいろな会社のサービス基盤を見たいという思いで、派遣を選びました。
ここからコロナ禍による生活の急変です。
小学校3年生の春休みに、突然コロナ禍になりました。授業がオンラインにいきなり切り替わって、在宅での学習生活が始まりました。
義理の母親には週3で来てもらっていましたが、東京に来る移動中のコロナ感染のリスクがあるので、来るのは断念してもらいました。
妻も仕事柄在宅での仕事ができないので、この状況からいきなり子どもが1日家にいて、かつ、リモートの授業のフォローや昼・夕のご飯の対応など、家事・育児がすべて突然降ってきた状況に変わりました。
仕事はインフラエンジニアとして1年単位で現場を移動しながら大手企業を2年間やっていたので、2社を経験して、その中でCI/CD、新しい技術に触れたり、時間の余裕ができたので、社外の勉強会にも積極的に参加していました。派遣で働いている最中に緊急事態宣言になって、そこからはフルリモートでの業務を行なっていました。
この時期の不安や悩みとしては、たまたま行っていた現場が早期にフルリモート対応してくれましたが、それは2社目のほうです。1社目の人に聞くと、そこは出社を余儀なくされる状態になっていました。
在宅で子どもの面倒を見ながら、派遣ということで当然時間で働いているので、8時間きっちり仕事をしないと収入にも影響が出ます。安定した収入と勤務時間のコントロールがやはり必要だというところで、自社サービスへの転職を決意して、コドモンへの転職を行いました。
現状と今後です。
育児については、子ども(自身)もオンラインの授業にも慣れて、今は登校が再開したので授業も復活しています。家事と育児と業務については、コロナの2年間でだいぶ慣れてきたので、効率よくこなせるようになりました。
とはいえ、やはり家事の時間は減らしたいので、家事の負担を下げるために家電にはかなりコストをかけた感じです。食洗機はもともとありましたが、洗濯の業務はけっこう大変なので、乾燥機能付きのドラム式洗濯機を買いました。本当にこれは神の道具ですね。
子どもも高学年になって手離れするかなと思っていましたが、やはり小学生のうちはまだ親にベッタリで、なかなかそこまで自分の時間を作れる状況にはなっていない感じです。
仕事はコドモンでSREエンジニアになって、チーム内に子育てしている人も多いので、時間はけっこう柔軟に勤務できています。あと、インフラエンジニアやSREに多い(ことだ)と思いますが、サービス特性上、夜間・休日に障害対応がそんなにないので、そこに対しての精神的な負荷はかなり下がった感じです。
最後にまとめです。生活の変化に伴ってキャリアチェンジが多い30代でした。やりたい方向にうまくチェンジできたかなと思います。
夫婦フルタイムで働く子育ては、できなくはありませんが、けっこうお金と時間の制約が大きいです。お金の部分でいうと、アフタースクールに通わせたり、保育園も最初は認証保育で保育園に月5〜6万払う感じだったので、その時間とお金の制約は大きかったかなと思います。
あとは、両親が育児に協力してくれる環境は本当に助かるので、そこは素直に甘えるのがいいかなと思います。
それから、保育園より小学校に入ってからのほうが育児にかかる時間が多いです。仕事と両立が大変なところは経験上すごく感じたところなので、みなさんはぜひ注意して(いただいて)避けられればなと思います。
私からは以上です。
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