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トランプ大統領とゼレンスキー大統領のホワイトハウス会談における発言全文(全4記事)

「感謝が足りない」「交渉カードがない」 トランプ大統領とゼレンスキー大統領の緊迫対立【全文4/4】

トランプ大統領がゼレンスキー大統領をホワイトハウスに迎え、両国間の合意について話し合いました。後半では、ヴァンス副大統領とゼレンスキー大統領の間で緊張が高まりました。ヴァンス氏が「外交に積極的に関与する」重要性を指摘すると、ゼレンスキー氏は過去のプーチンとの合意が何度も破られた事実を挙げて反論。トランプ大統領はゼレンスキー氏に「感謝が足りない」と批判し、ウクライナは「交渉のカードを持っていない」と主張。両首脳間の対立が表面化する場面となりました。

ヴァンス副大統領と外交への姿勢

Volodymyr Zelenskyy氏(以下、ゼレンスキー): (ヴァンス副大統領に向かって)質問してもよろしいですか?
 
JD Vance(以下、ヴァンス): どうぞ。

ゼレンスキー: わかりました。それでは……彼(プーチン)は我々の領土の一部、ウクライナの大部分、東部とクリミアの一部を占領しました。彼は2014年にそれを強奪したのです。だから私は長年にわたって……別にバイデン前大統領のことだけを言っているのではありません。

当時はオバマ大統領が在任し、その後トランプ大統領、そしてバイデン大統領、そして今またトランプ大統領、神のご加護で今度こそトランプ大統領が彼(プーチン)を止めてくれると信じています。

しかし2014年当時、誰も彼(プーチン)を止めませんでした。彼はただウクライナ領を占領して奪ったのです。人々を殺しました。2015年の「接触線(停戦ライン)」をご存知ですか? 

Donald Trump氏(以下、トランプ): (ゼレンスキー大統領の話を遮り)2014年……2014年ですよ。2014年のことだ。

ゼレンスキー: そうです。2014年から2022年の間、状況は同じでした。人々が最前線(接触線)で死んでいました。誰も彼(プーチン)を止めませんでした。ご存知のように我々は彼(プーチン)と交渉もしました。数多くの会談を持った。私自身の二国間会談も。

そしてプーチンと合意文書にも署名しました。私が新任の大統領として2019年に、彼と合意に署名したのです。私と彼とマクロンとメルケルで停戦合意書に署名しました。彼ら(欧州首脳)はみんな「彼(プーチン)はもうこれ以上はしないだろう」と私に言いました。我々は彼とガス供給契約にも署名しました。

はい、しかしその後、彼はこの停戦合意を破りました。彼は我々の国民を殺し、捕虜交換にも応じませんでした。我々は捕虜交換の合意にも署名したのに、彼は何もしなかった。(ヴァンス副大統領に向かって)あなたはいったいどんな「外交」について話しているのですか? 何を意味しているのです? 

ヴァンス: 私が言っているのは、あなたの国での戦闘を終わらせることができるような外交のことです。ゼレンスキー大統領、お言葉ですがホワイトハウスの大統領執務室(オーバルオフィス)に来て、アメリカのメディアの前でそのように訴えるのは失礼だと思います。

感謝と交渉カードの議論

ゼレンスキー: あなたはウクライナに行ったことがありますか? 私たちにどのような問題があるか言うのですか?

ヴァンス:実際に見てきました。ストーリーを見てきました。あなたが人々を連れてくること、彼らをプロパガンダツアーに連れて行くのを知っています。

大統領、あなたが軍に人を連れてくることに問題があったことを否定しますか? そしてアメリカ合衆国の大統領のオフィスに来て、あなたの国の破壊を防ごうとしている政権を攻撃することが、敬意を表していると思いますか?

ゼレンスキー大統領: 質問が多いです。最初から始めましょう。まず第一に、戦争中は誰にでも問題があります。あなたにもあります。しかしあなたはすばらしい海を持っているので、今は感じませんが、将来神のご加護を感じるでしょう。

トランプ: (ゼレンスキー大統領に向かって)私は(あなたに何かを)教えているのではありません。なぜなら、あなたには我々に指図する立場にはないからです。あなたは我々(米国)が何を感じるべきかを指示できる立場にはない。我々(アメリカ人)はとても良い気分になるでしょうよ。非常に気分良く、非常に強くなるでしょう。

だが今、あなた(ウクライナ)はあまり良い立場にいない。あなた自身、自国を非常に不利な立場に追い込んでしまっている。そしてプーチンは自分が正しいとほくそ笑んでいます。太古の昔からそうです。あなた方(ウクライナ)は良い状況にない。カード(切り札)を持っていないんだ。

今あなたは交渉のカードを一枚も持っていません。あなたは何百万人もの命を賭けたギャンブルをしている。第三次世界大戦になるかどうかの賭けをしているのです。第三次世界大戦を引き起こすかもしれないリスクを賭けている。そしてあなたがしていることは、この国に対して非常に無礼です。

ヴァンス:この会議全体で一度でもありがとうと言いましたか? この会議全体で一度も(言ってないですよね)。10月にはペンシルベニアに行って野党のための選挙運動をしました。アメリカ合衆国と、あなたの国を救おうとしている大統領への感謝の言葉を少し述べてください。

ゼレンスキー: もしあなたが戦争について非常に大きな声で話せば……。

トランプ: 彼は大声で話していません。あなたの国は(今)大きな苦境にあります。

ゼレンスキー: ちょっと待ってください!

トランプ: いいえ、いいえ……大統領、あなたは随分と長く喋りました。あなたの国は大きな苦境にあります。あなたは勝っていないことを知っています。

ゼレンスキー: 知ってます。

トランプ: あなたは勝っていません。私たちのおかげで、あなたは大丈夫になるチャンスがあります。

ゼレンスキー: 大統領、私たちは自分たちの国に留まり、戦争の最初から強く立っています。私たちは一人でした。そして私たちは感謝しています。このキャビネットでありがとうと言いました。

トランプ: ばかげた(前)大統領を通じて、私たちはあなたに3500億ドルを与えました。私たちはあなたに軍事装備を与え、あなたの国の兵士は勇敢ですが、彼らは私たちの軍事装備を使わなければなりませんでした。もしあなたが私たちの軍事装備を持っていなければ、この戦争は2週間で終わっていたでしょう。

ゼレンスキー:プーチンから聞きましたよ、3日でって。2週間でというのも、もちろん。

トランプ:このような状況でビジネスをするのは非常に難しいです。

ヴァンス:ただ感謝の言葉を言ってください。意見の相違があることを受け入れて、アメリカのメディアでそれを争うのではなく、それらの意見の相違を議論しましょう。あなたは間違っています。

トランプ:しかし私は、これをアメリカ国民が目の当たりにすることは良いことだとも思います。あなたはもっと感謝すべきなのです。

あなたはカード(切り札)を持っていない。あなたは戦場に埋もれている(=苦境に陥っている)。人々は死んでいる。あなたは兵士が不足している。いいですか、兵士が足りないんだ。あなたが我々に「ああは嫌だ、停戦は望まない、もっと戦いたい、こうしたいんだ」と要求を突きつけるのは勝手だ。

しかし、 見てください、もし仮に今停戦を得られたら、断言しますがあなたはその停戦を受け入れるでしょう。そうすれば銃弾は飛ぶのをやめ、あなたの国民が殺されるのも止まる。なぜなら、今回の合意によりオバマ時代の取り決めより早く停戦を得られるのだから。

オバマはあなたに毛布しか与えなかったが、私はジャベリン(対戦車ミサイル)を与えました。私はあなたに、あの戦車部隊をすべて殲滅するためのジャベリンを与えたのです。オバマはあなたにシーツ(毛布)を与えただけでした。事実、「オバマは毛布を与え、トランプはジャベリンを与えた」という表現があります。

あなたはもっと感謝しなければなりません。なぜなら言わせてもらえば、あなたは交渉のカードを持っていないのです。我々と共にある時はカードを持てますが、我々なしでは何のカードもありません。

すみません、これは厳しい交渉になるでしょう。なぜなら態度を改めなければならないからです。

停戦合意違反の場合の対応策

記者16: (ヴァンス副大統領に向けて)副大統領、もう1つ質問があります。

もしロシアがこの停戦を破ったらどうなりますか? ロシアに対してどうしますか? また話し合うのですか? 何をするおつもりですか? 

トランプ: (割って入り)それ(停戦後にロシアが破る可能性があること)は難しい問題だと理解しています。あなたは何が言いたいのですか? 

ヴァンス:彼女は「もしロシアが停戦を破ったらどうしますか?もし彼らが何かを破ったらどうしますか?」と尋ねています。

トランプ: わかりませんね。(ロシアは)彼ら(バイデン政権)の時には合意を破った。なぜならバイデンは彼(プーチン)を尊重しなかったからです。オバマも彼を尊重しなかった。

だが彼らは私を尊重しています。プーチンは私との間で地獄のような経験をしたのです。彼は、彼ら(米民主党)が彼とロシアを利用して仕掛けた偽の魔女狩りに晒されました。「ロシア、ロシア、ロシア」……聞いたことがあるでしょう? あれは偽物でした。でっち上げだった。

ハンター・バイデン、ジョー・バイデン、ヒラリー・クリントン、アダム・シフ。それを画策したのは民主党です。「ロシア疑惑」は民主党が作り上げた茶番です。51人の諜報関係者が署名した書簡(※バイデンの息子ハンターのパソコン騒動での書簡)すべてが詐欺でした。そして彼(プーチン)はそれに耐えねばなりませんでした。彼はあらゆることで非難を受けました。

言えることはこれだけです。彼はオバマやブッシュとの約束を破ったかもしれない。バイデンとの約束も破ったかもしれない。たぶんそうしたでしょう。たぶんそうしなかったかもしれない。何が起こったか私はわかりません。しかし彼は私との約束は破りませんでした。彼は取引を望んでいます。私は、あなた(ゼレンスキー大統領)が彼と取引できるかどうかわかりません。

問題は、私はあなた(ゼレンスキー大統領)が強気の人物になれるよう力を与えてきた。しかし私は、米国なしであなたが強気でいられるとは思いません。そしてウクライナ国民は非常に勇敢です。しかしあなたは取引をまとめるか、さもなくば我々は手を引きます。我々が引けば、あなたは自力で戦い抜かねばなりません。それがきれいな終わり方になるとは思いませんが、あなたは自分たちだけで戦い抜くことになるでしょう。

ですが、重ねて言います。あなたにはカードがありません。しかし我々がその合意に署名すれば、あなたは遥かに良い立場に立てます。ところがあなたは少しも感謝していない。それは良くない。正直に言って、それは非常に良くないことです。

(取材団に向けて)では、これで十分見せ場はあったと思います。みなさんはどう思いますか? すばらしいテレビ番組になった、と私は申し上げましょう。

関連リンク:https://www.youtube.com/watch?v=kEOv4x_FIsc

※本記事は、一部AIを使って翻訳しています。

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