2024.10.21
お互い疑心暗鬼になりがちな、経営企画と事業部の壁 組織に「分断」が生まれる要因と打開策
提供:ワークスモバイルジャパン株式会社
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小寺陽平氏(以下、小寺):みなさん、こんにちは。ワークスモバイルジャパン マーケティングチームの小寺と申します。本日はどうぞよろしくお願いいたします。
今日はお忙しい中、また、数あるセッションの中でこの本セッションをお選びいただいてご参加いただき、本当にありがとうございます。
本セッションでは、「LINE WORKSとBoxで拡がる新しい働きかた」と題しまして、ユーザー企業である井村屋グループ様にご登壇いただきまして、活用事例などを交えて、どのような使い方をしているのか、どのようなメリットを生んでいるのかに関してお話を展開できればと考えております。どうぞよろしくお願いいたします。
お客様をお呼びする前に、LINE WORKSの紹介から入らせていただきたいと思っているんですけれども。みなさんにおうかがいしたいんですが、この中で「LINE WORKS」というサービスを知っているという方、どれぐらいいらっしゃいますか?
(会場挙手)
あっ、けっこういらっしゃいますね(笑)。ありがとうございます。初めてLINE WORKSについて話を聞く方のためにサービスの簡単な紹介をご用意してきましたので、井村屋グループさんをお呼びする前に簡単にお話をさせていただければと思います。
まず今日のアジェンダなんですけれども、第1部ではだいたい半分ぐらいの時間を使ってLINE WORKSの紹介をさせていただき、あとはBoxとLINE WORKSを連携して活用されている井村屋グループ様に、そのスキームや使い方・用途みたいなところもあわせてご紹介をしていければなと思っております。
小寺:それではLINE WORKSのご紹介に入らせていただきたいと思います。
まず、こちらのグラフィックをご覧ください。こちらは来月8月から山手線の各駅で広告展開をする予定のグラフィックです。後ろに映っておりますのが、うちの代表取締役の石黒でございます。このイメージは山手線8駅で展開される交通広告に起用されています。
LINE WORKSは2016年にサービスをリリースさせていただきまして、以降、「ビジネス版LINE」というキーワードで多くのお客様にご利用をいただいているサービスでございます。
サービスの特徴としていくつかあるんでが、一番ご好評、評価をいただいいてるポイントは「LINEのUI/UXを踏襲した使いやすさ」というところですね。
弊社はLINEのグループ企業でありまして、技術的なところは連携をしています。LINEは国内でだいたい8,000万人ほどアクティブユーザーがいるんですけれども、ITリテラシーに関係なく、導入したその日からLINEと同じような使い勝手で使い始められるというところが大きいと思います。
また、スマートフォンからすべての機能を利用いただくことができるので、デスクがあって自分用のパソコンを1人1台支給されているような企業さんだけではなく、例えば現場に出たり、店舗で働いているような人たちでも、お持ちのスマートフォンにアプリをインストールいただくだけでそのままご利用いただけます。それもご評価いただいているポイントになります。
2018年の11月時点なんですけれども、グローバルで2万7,000社のお客様にご利用いただいています。富士キメラ総研さん・ITRさんの調査でも、ビジネスチャットの売上ベースではシェアNo.1ということで、非常にご評価をいただいているというところになります。
小寺:LINE WORKSのご紹介はこのあたりにしておきまして、ユーザー企業の井村屋グループ様、山崎さんをお呼びしたいと思います。それでは山崎さん、よろしくお願いします。みなさん、拍手でお迎えください。
(会場拍手)
まず、井村屋グループのプロモーションビデオをご用意しておりますので、そちらを一緒にご覧いただければと思います。お願いします。
(映像が流れる)
ありがとうございます。見覚えのある製品がいろいろ出てきましたね。ではさっそく、井村屋グループさんのご紹介から山崎さんにしていただければと思います。お願いします。
山崎光一氏(以下、山崎):ありがとうございます。あらためまして、井村屋グループ株式会社システム部の山崎と申します。どうぞよろしくお願いいたします。
まず弊社のご紹介を少しさせていただければと思うんですけれども、弊社は明治29年、約123年前に創業した会社になっております。
弊社は「あずきバー」ですとか、肉まん・あんまんをはじめとして、さまざまなものを作っている食品メーカーになります。(スライドを指して)こちらにありますように羊羹から始まりまして、菓子、食品、アイスクリーム、肉まん・あんまん、豆腐などの日配食品ですとか調味料、あと「JOUVAUD」「 アンナミラーズ」といったレストラン運営、不動産管理など、さまざまな分野で活動させていただいております。
本社が三重県津市にありまして、海外拠点はアメリカと中国にあります。連結従業員数が1,250人。パソコンの台数でいきますと、だいたい半分の600台ほどの規模の会社となっています。
明日から晴れると聞いてますので、弊社の「あずきバー」と「やわもち」という商品がコンビニやスーパーに置いてありましたら、ぜひ食べていただきますとありがたいと思います。
小寺:ちょうどこれからシーズン真っ只中ということで、ぜひみなさん買っていただけると。
山崎:明日は暑くなると思いますので、ぜひよろしくお願いします。
小寺:お店へお急ぎください。ありがとうございます。
小寺:ご紹介いただきましたところで、さっそく本題に移ってまいりたいと思います。まず、LINE WORKSを導入されたということなんですけれども、導入前にいったいどのような課題があったのか、掘り下げておうかがいしていきたいと思っております。
まずはこちらですね。リアルタイムに連絡を取る手段が限られていたと。イコール、スマホを活用した働き方への移行、これがゴールになるかなというところなんですけれども、これはいったいどういうことでしょうか?
山崎:そうですね。すでにスマートフォンを使っている企業様はたくさんいると思うんですけれども、弊社は当時、いわゆるガラケーでの電話と、あとパソコンでのメールがコミュニケーション手段の主でした。
社員によってはメールを見るために会社に戻ってから仕事をしていたり、もっと改善の余地があるのではないかというところですね。スマートフォンを使えば、スケジュールですとかメールですとか、今回のチャットツールを使うことで生産性向上につながるんじゃないかというところで考えておりました。
小寺:ありがとうございます。移動中に連絡を取る必要があるチームもけっこうあると思います。たぶん営業さんとか。
山崎:営業ですとか、開発でもありますね。
小寺:そうですよね。ありがとうございます。これが1つ目の導入前にあった課題ということですね。次、2つ目のところにいきたいと思います。
小寺:シャドーIT(企業側が把握していない状況で、従業員がIT活用を行うこと)です。ちょっと物々しい雰囲気のイメージが出てきましたけれども。こちらは「スマホで働く」というところがキーワードになってますけど、これもシャドーITがスマホを入れる前にあったということですか?
山崎:そうですね、スマートフォンを入れる前から気にしているところですけど。この画像は違いますけど、いわゆる個人LINEですね、これを実際に使っているという声も聞いてはいまして。
小寺:なるほど、LINEなんですね。
山崎:はい。単純なメッセージのやりとりだけではなく、重要な情報のやりとりをしていたなという期間はありました。それまではやはりメールと電話ぐらいしかなかったですので、そういったコミュニケーション基盤というものが必要なんじゃないかなとあらためて気づきました。
小寺:なるほどですね。スマホで連絡を取る手段はけっこういろいろあると思うんですけど、なんでLINEだったんでしょうか?
山崎:LINEであれば、たぶん使ったことがない方はほぼいらっしゃらないような気もするんですけれども。誰でも使える、みんな使っているというところが大きかったです。
小寺:連絡を取ろうと思えば、だいたいLINEは使っているから。LINEであれば誰でも使えると。
山崎:そうですね。あと、画像ですとか動画というところも使いやすいですので、そのへんもポイントなのかなと。
小寺:なるほどですね。ありがとうございます。
小寺:こういった導入前の課題があったということで、実際にLINE WORKSを井村屋グループさんに導入していただいたわけなんですね。
こういった課題を解決するためというのが1つ、ミッションとしてあったということなんですけれども。数あるチャットサービス、とくにビジネスチャットと呼ばれるサービスの中で、LINE WORKSを選んでもらった決め手みたいなものがもしあれば。たくさんあるとうれしいんですけど、時間の関係上、なにか1つピンポイントに絞っていただけると。
山崎:そうですね。単純に「LINEだから」というだけですね。
小寺:それですね(笑)。
山崎:そうです。先ほども言ったとおり誰でも使えるシンプルなUI。導入の時には部署とも話したんですけれども、LINEだったら説明しなくても、変な話、勝手に広がるかな、浸透するかなというところで導入しました。
小寺:確かに、「これは会社版のLINEです」と言っておけば、もうそのつもりでみなさん使いますよね。
山崎:そうですね。実際にスマートフォンを導入した時は各支店を回ったんですけれども、LINEに関しては「会社のLINEです」という、極端な話、一言で。あとはもうそんなに説明もせずに済みましたので、導入も楽にできて助かったなというところがありました。
あと、先ほどのシャドーITも、ほかのチャットツールではなくLINE WORKSだからこそというところがあります。LINEと同じ使い勝手だから、LINE WORKSを導入したけどLINEを使っているというシャドーITも防げているんじゃないかと。
小寺:なるほどですね。LINEに戻ることはないであろうというところですね。
山崎:はい。ちゃんと使い分けてくれているという声も聞いています。
小寺:ありがとうございます。では次ですが、実際に導入されて、もう実際に使い始めていらっしゃるというところで、導入の効果についておうかがいをしていければなと思うんですけれども。こちらのスライドですかね?
山崎:はい、そうですね。
小寺:いくつか書いていただいていますけれども、なにかとくに伝えたい内容とか効果が出たなと実感があるようなところがあれば。
山崎:ざっと話しますと、営業に関しては、支店単位で情報を共有することがけっこう多くありました。あとは、開発ですと生産ラインのテストで画像等のやりとりがしやすくなったと。私個人的には、単純に伝言メモというのが普通に助かっていまして。私は最近、席にいることが少なかったりするんですけれども。
小寺:お席にいない?
山崎:だからつかまらないと。
小寺:なるほど。
山崎:こういうときも、ちゃんと対応が順番どおりできたりですとか。単純にLINE WORKSがなかった時のことを考えると、ゾッとするような感じがあります。
小寺:今までは、例えば机の上が付箋でバーっと埋め尽くされるんですね(笑)。
山崎:あ、そうです、書くんです。私も電話を取ると書くんです。これがまた意外と時間を取りますね。
小寺:なるほどですね。
山崎:LINEだとパッと書いておけばいいですし。
小寺:1本チャットを入れておけば、見てくれるし。
山崎:はい。済みますし、既読もちゃんとつくので。
小寺:ああ、なるほどですね。
山崎:はい。プレビューで見ないかぎりはちゃんと既読つくので。
小寺:シンプルですけど、すごく有用性というか、だいぶ利便性は上がったようなイメージですね。
山崎:単純に助かっています。
小寺:なるほどですね。ありがとうございます。
小寺:いろんなお話をおうかがいしてきたんですけど、実際にどのような結果が出たのかというところなのですが、事前に井村屋さんにおうかがいして、使っているユーザーさんの声をまとめたVTRをご用意させていただきました。
みなさんこちらをご覧いただいて、ご理解を深めていただければなと思っております。はい、じゃあお願いします。
(映像が流れる)
動画:「例えば工場の技術関係の方に質問をしたいときとかは、LINE WORKSを入れておくと、都合のいい時にわりと早くレスポンスをいただける。ファイルの共有とか画像の共有がすぐできる」
「海外事業戦略部ということもあって海外に出張するメンバーも多いんですけれども、各国で当社の商品を販売していただいているのを見て、『こういう販促物を提案すると、より売場で商品が目立つんじゃないか・売れるんじゃないか』ですとか、他社が投じてるものを含めて、より商品を買ってもらうためのプロモーション施策を考える。
どうしても出張から戻ってきてだと少し時間が空きますので、即時性が高いLINE WORKSでヒュッと送ってしまうということがすごく増えました。とくに海外との電話のやりとりはLINE WORKSの電話の機能を使ってやることが多いです」
(映像終わり)
小寺:電話のやりとりもLINE WORKSでされていらっしゃるんですね。
山崎:そうですね。中国にうちの課長がちょっと出張で行った時とかも、LINE WORKSでやりとりしたりもしてました。
小寺:おお、中国でも使えるんですね。
山崎:使えましたね。
小寺:ありがとうございます。
小寺:業務的なところもさることながら、コミュニケーションハードルが下がることによって新しいイノベーションが生まれるというか、社員の創意工夫が社内で共有されて、新しい動きができたり、アイデアが活発化されるみたいなところもお話しされていたんですね。
そういう効果も期待できると。コミュニケーションで感情が伝わるというか、メールとか電話に比べると伝わりやすいし早いしというのがありますよね。
山崎:スタンプもけっこう使ったりもしますし。
小寺:ああ、そうですか。
山崎:部長が「OK」というスタンプをよく使っていて。だいたいが同じスタンプです。
小寺:そうなんですね(笑)。
山崎:あとは、画像と動画がわりかし使いやすくなったので、絵で見せたいというのが増えたと思います。
小寺:なるほど。じゃあ、今までテキストとか音声だけというよりは、わりと直感的というかイメージが伝わりやすいみたいな、いいポイントもあるということですね。
山崎:そうですね。はい。
小寺:なるほど。ありがとうございます。いろいろと使い方をおうかがいしてきたんですけれども、LINE WORKSのパート前半は、これで終了とさせていただければと思っております。ありがとうございます。
ここからなんですけど、モデレーターをバトンタッチしまして、弊社のカスタマーエクスペリエンス担当の田草川のほうにチェンジさせていただきたいと思います。じゃあ、よろしくお願いします。
(会場拍手)
ワークスモバイルジャパン株式会社
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