2024.10.01
自社の社内情報を未来の“ゴミ”にしないための備え 「情報量が多すぎる」時代がもたらす課題とは?
VISION-S プロジェクト:ソニーのモビリティに対する取り組み(全1記事)
提供:アマゾン ウェブ サービス ジャパン株式会社
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川西泉氏:みなさんこんにちは、ソニーの川西です。本日は、ソニーが新たにモビリティに対する取り組みとしてスタートさせた「VISION-Sプロジェクト」について、ご紹介させていただきます。よろしくお願いいたします。
ではさっそく、始めさせていただきます。すでにメディア等々でご覧になった方もいらっしゃるかと思いますが、今年の1月にラスベガスで開催された「CES 2020」において、ソニーはVISION-Sプロジェクトを発表させていただきました。
このとき、実際に走行可能なプロトタイプの車両を、最初の試作車として初公開いたしました。これがそのときの様子です。
おかげさまで今回のCESの中でも非常に大きな反響を呼び、最も大きなサプライズとしてメディア等にも大きく扱っていただきました。
「ソニーは車を作るのか」という驚きの声がかなり多くありました。今日は、なぜソニーが新たなモビリティを提案するに至ったかについてご紹介させていただきます。
その前に、VISION-Sについてご存知ない方もいらっしゃるかと思いますので、コンセプト映像をご覧いただきたいと思います。CESのときに公開した映像で、ソニーのホームページやYouTube等でも公開されていますので、ご覧ください。
いかがでしたでしょうか。ご覧いただいたとおり、今回の試作車は単なるコンセプトモックではなく、走行可能な車両として一から開発いたしました。あくまで車としてのクオリティ、リアリティ、完成度にこだわりました。
では、なぜソニーがここまで本気の車両を作ったかについて、お話したいと思います。
2000年代に入り、携帯電話業界・モバイル業界では大きな変革が起きました。かつて携帯端末メーカーは、また通信会社は、独自のプラットフォームとアプリケーションを搭載した携帯電話を販売し、固有のサービスを提供してきました。
しかし、みなさんご存知のとおり、スマートフォンの登場によってその社会環境は大きく変化しました。プラットフォーマーにより規格化されたハードウェア、OS、ソフトウェア、そしてその上で動作する膨大なアプリケーションによって、人々は多様な情報サービスに手軽にアクセスできるようになり、人々のライフスタイルは大きく変わりました。
また、携帯電話メーカーの立ち位置も大きく変わりました。従来のものづくり的な垂直統合型の業界モデルから、IT業界の水平分業のモデルに移っていったと思います。これによって携帯電話メーカーの勢力図が激変したことはみなさんご存知のとおりかと思います。
一方、自動車業界に目を向けてみると、「CASE」と呼ばれる100年に一度の変革期が訪れていると言われています。これはEV、電気自動車の登場、自動運転技術、クラウドやネットワークへの接続、カーシェアリングをはじめとする新規サービスの出現など、従来のハードウェアとしての車の位置付けが大きく変わろうとしています。
これら2つの流れを考えてみると、モバイルに続くメガトレンドは、モビリティなのではないかと考えています。今後10年の変革の一つの要素として、モビリティは大きな役割を果たすと考えています。そういった背景から、従来のモビリティの進化に向けてソニーはどんな貢献ができるのか、もっと深く探索すべきではないかという考えに至り、VISION-Sプロジェクトをスタートさせました。
ソニーはテレビ、カメラ、スマートフォンなどさまざまなコンシューマエレクトロニクス商品、そしてイメージセンサーをはじめとするセンシングデバイス、PlayStationのゲーム、また映画や音楽などのコンテンツ等々、いろいろな商品・サービス・技術を持っています。これらのベースとなるテクノロジーを組み合わせることによって、モビリティという移動空間における、まったく新しいユーザー体験をご提供できたらと考えています。
その中で最も大事なのは、安心・安全です。車ですので、セーフティは最も重要な機能であり、将来の自動運転に向けてもイメージセンサーなどのセンシングデバイスは重要な役割を果たすと思います。その大前提の上で、ユーザーがエンターテイメントを楽しめる空間、リラックスできる移動空間を実現していきたいと思います。ソニーはもともとオーディオビジュアルを強みにしていますので、この領域についてはエンターテイメントコンテンツも含め、新しい感動体験をご提供できるものと考えています。
とはいえ、人が車に乗って移動するにはさまざまな安全基準・法規制を守らなければ、公道を走ることはできません。ソニーが車を作る上で、高度な安全性を実現することはもちろんのこと、いかにソニーらしい移動空間を作り出せるかについて、深く議論してきました。またVISION-Sの開発を通して、IT業界におけるスピード感と、自動車業界に必要とされる安全品質の実現、これらを両立することを目指して進めてきました。
昨今、自動車を構成するシステムは非常に高度化・複雑化しています。ECU(自動車を制御するためのコンピュータ)の数もざっと80個くらいあり、ハードウェアの依存関係が深く絡み合っています。しかし、半導体の集積化が進み、パフォーマンスの高いSoC(システムを1つの半導体チップ上に集約したもの)を採用することでハードウェア構成をシンプル化し、ソフトウェアによって実現できる部分がどんどん増えてくるでしょう。EVであればなおのことと思います。
ソフトウェアのレイヤーが高度化すると、実装の自由度が増し、ネットワークへの接続も容易になります。クラウドとのコネクティビティを確保することで、ソフトウェアのアップデートも可能になり、車を購入した後も進化を続けていくことができます。これこそが車とIT技術の融合であり、従来とは異なるアプローチで、ソフトウェアを起点に車をデザインしてみたいという考えに至りました。
しかし、ソニーのエンジニアにとって、自動車のシャーシを開発する経験は皆無に等しく、この部分については自動車の設計プロセスなど数多くのことを学ばなければなりませんでした。そのためにヨーロッパのMagna Steyr社を訪問しました。
Magna Steyr社はいろいろな自動車メーカーの車を委託生産しており、工場や設計設備を持っています。自分たちのビジョンを実現する上で重要なパートナーと考え、我々の描くビジョンを共有しました。そして彼らのサポートを得ながら、新しいEVプラットフォームの開発をスタートさせました。それは2年前の春のことです。
では、ここでVISION-Sのプラットフォームについて少し触れておきたいと思います。VISION-Sはバッテリー駆動の電気自動車ですので、下周りの車体についてはピュアEV-Platformとして設計しました。
どういうことかというと、基本的に、EVのシャーシはモーターとバッテリーなどの動力系統とステアリング・サスペンション・ブレーキなどの操舵系統で構成されています。これらをプラットフォームとして構築することで、今回のVISION-Sのようなスポーティーなクーペスタイルだけではなく、SUVやワンボックスなどさまざまな車種へも適応できるよう設計しました。
ちなみに、ホイールベースは3,000ミリあり、エンジン・トランスミッションがない分、バッテリーをインキャビンのフロアに配置し、十分な車室内空間を実現しています。
また右の図をご覧いただくと、車載ソフトウェアとクラウドを統合したソフトウェアスタックを構築しています。
ドライバーとの接点となるユーザーインターフェースや、エンターテイメントコンテンツの配信、車を継続的に進化するためのシステムアップデート機能、クラウド上のAI、システムセキュリティなど、さまざまなソフトウェア機能を準備しています。これらの機能は、現時点ではLTEネットワークで接続されていますが、現在5Gへの対応も進めているところです。
次に、スタイリングについてご説明いたします。VISION-Sプロトタイプはソニーデザインによるものです。弊社のデザイナーが「これからのモビリティ社会のあり方」「ソニーが送り出す車はどうあるべきか」ということを考え、コンセプトからエクステリア・インテリア、UX/UI、ボディカラーやマテリアル、コミュニケーションデザインに至るまで、すべてデザインいたしました。
コンシューマ商品についてはこれまで数多くのデザインをしてきていますが、車に関してはゼロからの取り組みでした。実際、ソニーの商品の中でこれだけの体積・質量のものはそうそうなく、デザイン・スタイリングの全体観を把握するのも大変でした。最後までデザインにこだわりを持ちながらも、安全性や各国のレギュレーション、法規制、衝突安全を満たさなければならなかったので、予想以上に制約は大きかったです。
これがもし動かないデザインモックであれば、もっと自由度の高いデザインにできたと思います。しかし、走行可能な車両にするためには、より現実的でリアリティを求めるスタイリングが要求されます。その中でいかにソニーらしいデザインにできるか、ぎりぎりまで粘りに粘って、デザイナーたちと議論を戦わせてきました。
デザインの基本となるコンセプトは「オーバル」、すなわち「包み込む楕円」をモチーフにしていて、「3つのオーバルによって人を包み込む」と定義しました。
1つ目のオーバルは、乗員を直接包み込む広い車室内空間です。その外側にはセンシングのオーバルが展開され、車外環境の安全を360度チェックします。そして3つ目は、社会全体のオーバル。社会と車が常に繋がり、情報やエンターテイメントがVISION-Sを包みます。つまり、こうして乗る人を中心として、幾重ものオーバルが人を包み込むというコンセプトが、デザインの基本となっています。
このオーバルはブランドアイデンティティとしても使われていて、エンブレムでも象徴的に表現しています。オーナーが車に近づくとDRLにブランドロゴがアニメーションしながら点灯します。この光は水平線状の帯となって、ボディサイドからテールランプへとめぐり、光の帯が自ずとオーバルを印象付けます。さらにインテリア内部へと続き、人を車の中へと迎え入れます。
オーバルのデザインコンセプトは、インテリアデザインにも表れています。特にエンターテイメントの演出には新たな技術も採用しつつ、デザインにもこだわりました。フロントに水平基調で広がるパノラミックスクリーンを配置し、オーバルコンセプトを象徴し、乗員を情報で包みます。
また、ソニーの「360 Reality Audio」によって、アーティストが車を取り囲んで演奏しているかのような鮮烈な臨場感も実現しています。また、各シートの首元にスピーカーが内蔵されており、乗員それぞれがパーソナルな音の世界に没入することができます。車内をエンターテイメントの新しい場としてデザインしました。
次に、VISION-Sの3つのコンセプトについてお話しします。
まずは「SAFETY」。モビリティにおいて最も大事なのは人の安心・安全であり、ソニーのイメージセンシング技術を活用して、これらを実現していきたいと思います。次に「ENTERTAINMENT」。ソニーが長年培ってきたオーディオビジュアルの技術により、車内に新たな感動空間を作り出していきます。そして最後が「ADAPTABILITY」。クラウドやAI、ネットワーク技術を活用することで、人に寄り添うモビリティの継続的な進化、機能のパーソナライズだけではなく、社会課題や環境問題にも適応していきたいという大きな視点も視野に入れています。
では、これらの3つのコンセプトについて簡単に触れていきます。1つ目は「SAFETY」、モビリティの安心・安全です。近い将来本格化する自動運転の快適さというものは、その根幹を安心・安全が支えます。それを現実のものとして取り組むものが、ソニーの安全領域の概念「Safety Cocoon」です。日常のさまざまなシーンで常に車体の周囲360度を見張りつつ、乗る人や周囲に深い安心をもたらすことを目指しています。
この「Safety Cocoon」を実現するために、VISION-Sプロトタイプにはソニーの車載向けCMOSイメージセンサーを中心に、合計33個ものセンサーを車内外に搭載しました。VISION-Sの現在のADASシステムは、自動運転レベル2プラス相当を目指して開発をしており、将来的にはソフトウェアアップデートにより、特定の場所において自動車に運転を任せることができるレベル4の自動運転への発展を見据えて、センサーレイアウトとシステム構成を考えました。
車内モニタリングとして、ToFカメラを搭載しています。ToFというのは「Time-of-Flight」の略でして、物体との距離を測定することができるセンサーです。顔認証機能を使ってドライバーごとの最適なドライビング環境やハンドジェスチャーを認識し、視線を動かさずに各種機能を呼び出せるようにする予定です。このように、安全だけではなく快適さも含め、人に寄り添う車内空間というものを目指していきます。
次に、ソニーが従来から得意とする「ENTERTAINMENT」です。VISION-Sでは、没入感のある立体的な音場を実現する新しい音楽体験、「360 Reality Audio」を実現しました。これはオブジェクトベースの空間音響技術を活用し、ボーカルや楽器などのパートごとの音源データに位置情報を追加して、仮想的な球状の空間に配置しています。再生時にはそれぞれの音が各方向から鳴り響くことで、まるでアーティストが同じ空間で生演奏しているような、鮮烈な臨場感を体験することができます。
次に、車内のヒューマンインターフェースについてお話します。車のデジタル化が進み、クラウドとの常時接続も一般的となり、今後ますます車内の情報量は増大していくと思います。そこで次世代の情報や体験に対応するために、巨大なパノラミックスクリーンを配置しました。これによって、リッチな情報やコンテンツを楽しむことができるようになります。
パノラミックスクリーンはタッチパネルになっているのでタッチ操作が可能ですが、これ以外にもハプティクスフィードバックを備えた操作ディスプレイや、手元でブラインド操作ができるジョグダイアルなど、お好みに応じて複数のユーザーインターフェースで操作することができるようになっています。
車内のUXとしては、先ほど述べたオーバルの概念が活きており、目の前のパノラミックスクリーンをはじめ、サイドミラー、計測器、ドアノブやライトスイッチなど、すべて水平方向に配置し、視線移動を最小限にとどめるようにレイアウトを工夫しています。
パノラミックスクリーンは巨大な一枚ガラスを使用して、デザイン的にもシームレスな印象を与えています。またサイドミラーはカメラに置き換え、その映像はパノラミックスクリーンの両脇のディスプレイに表示されています。このカメラのイメージセンサーは暗所も鮮明に映る弊社のものを使っていますので、低遅延で非常に視認性の高い後方視界を実現できました。このあたりはAR技術など、まだまだ新しい技術を取り込む余地がありそうですので、今後の開発が楽しみな領域の1つです。
技術的な観点で言うと、インキャビンのシステムはITテクノロジーを活かしやすい場所でもあります。メーターなどのリアルタイムな情報表示や、高精細なグラフィックス表示、ネットワークコネクティビティ、統合的なUXやアプリケーションなど、これまでソニーが培った技術をふんだんに盛り込むことができます。
その中核となるSoCには、Qualcommの最先端のSoC、車載用のSnapdragonを採用しました。メーターなどのクラスター表示は高い信頼性が求められるので、OSにはQNXを採用し、センターと右側のナビゲーションアプリはAndroidで開発しました。そして、それぞれをハイパーバイザーで仮想化しています。このあたりは、スマートフォン開発の知見もありますので、迷うこともなく大胆な手法で開発していきました。今後も更なるUXの進化を続けていきたいと思います。
車の構造がIT化していくということは、電気部品の増加や、ソフトウェアの比重がどんどん高まっていくことを意味しています。ソフトウェアによって車を再定義すると、ネットワークやクラウドの重要性も増していきます。VISION-S自体が柔軟に進化していき、ユーザーに寄り添いながら成長していくことを目指しています。この考え方を3つ目の価値「ADAPTABILITY」、「適応性」として挙げさせていただきました。
また、昨今の環境問題や社会課題を解決していきたいという気持ちも込められています。持続可能な社会に貢献していくという意味で、サステナビリティの意味合いも込められています。
VISION-Sが進化し続ける要素として、5G、クラウドAI、OTA……これはソフトウェアアップデートですね。そしてセンシング、システムセキュリティ。この5つを挙げておきます。5Gについては車載用の普及はもう少し時間がかかるかもしれませんが、将来の低遅延・広帯域を見据えて実証実験を進めていきます。
クラウドではさまざまな走行データを学習し、ユーザーにフィードバックすることで、ユーザー体験の向上を目指します。OTAについては先ほど申し上げたように、ソフトウェアのシステムアップデートを行い、継続的にVISION-Sを進化させ、成長させていきます。
センシングについては、ADASや自動運転のための学習を、エッジだけではなくクラウドでも行います。そして最後にセキュリティ。車のIT化が進むとハッキング等の問題も顕著化すると思われます。ユーザー認証やドアロックも含め、VISION-Sのシステム全体のセキュリティを守ることも重要なテーマであり、この部分もプラットフォーム化していく予定です。
ソニーはこれまで、ハードウェア・ソフトウェア・クラウドサービスを組み合わせることにより、人々のライフスタイルに寄り添う数多くのプロダクト・サービスを世の中にお届けしてきました。車がネットに繋がる時代において、ソニーのこれからの技術・ノウハウをモビリティに投入することにより、ソニーならではの考え方で車の進化・成長に貢献していきます。クラウドはそれを支える重要なプラットフォームとなります。
では、せっかくなので、VISION-Sでのクラウドの構成について、少しご紹介したいと思います。VISION-Sクラウドにおいては、データ分析、AI学習基盤及びユーザー管理、車両管理などの基本基盤をAWS上で構築しております。
証明書の管理や車両デバイス認証はAWS IoTを使用しています。ADASやHMIからの情報、その他のCANのデータの送信、そしてクラウド側での車両挙動を把握する処理においては、Amazon Kinesisを利用しています。ただし、現状ではある程度の遅延を許容するレベルの使い方なので、今後ミリ秒単位での低遅延も視野に入れて、リアルタイム性能を追求する検討も行っていきたいと思います。
また、車・クラウド・スマートフォンのデータの同期や操作には、AWSAppSyncを採用しています。AppSyncはaiboをはじめとするソニーのほかのロボティクス商品においても積極的に採用しており、一部のクライアントソフトウェアはソニーで開発し、GitHub上でオープンソースで公開するなど、ご協力させていただいております。またデータ集計・分析・BIについてはRedshiftを活用しています。
このように、VISION-SのクラウドAIやビジネスロジックの開発に、AWSのマネージドなアーキテクチャをフルに活用させていただいております。
ソニーはモビリティのIT化を推進していきます。モビリティをクラウドに常時接続された「走るコンピューター」として考えてみると、移動空間における新しいユーザー体験の可能性が広がると思います。
モビリティの安心・安全の追求に終わりはありません。センサーから情報を取得し学習することで、ADAS・自動運転の進化に貢献していきます。と同時に、車内空間をユーザーの好みに合わせた、リラックスできるエンターテイメント空間へと変えていきます。そして、環境負荷低減に向けた社会活動も推進していきます。
とりあえず当面の目標といたしましては、今年度中に公道走行可能な状態にまでなんとかもっていって、いくつかの地域でテスト走行を始める予定です。
そんな中で、今日は最新のVISION-Sの状況をご紹介したいと思います。先日、東京・品川にあるソニーの本社に試作車を運んできました。これはCESに展示したものですが、そのときの様子を少しご覧いただきたいと思います。
というわけで、今も開発メンバーが日々新たなチャレンジを続けています。モビリティの進化は自動車というハードウェアの変化にとどまらず、人々のライフスタイルや社会のあり方も変えていくパワーを持っています。モビリティはEV化・サービス化・グリッド化の流れを加速することで、環境へのポジティブなインパクトをもたらすという点において、その影響力はモバイルよりも大きいと考えています。
また、新型コロナウイルスによって新しい生活様式が求められる中、モビリティや従来の移動を前提とした社会構造は変化を求められており、移動に求められる価値は大きく変わるかもしれません。
このような背景や社会の変化も踏まえ、ソニーはこれからの移動の価値を見つめ直し、高めることを目指していきます。移動にどのような感動をもたらすことができるか。いかにより良い安心・安全をお届けできるか。そして、より豊かな社会環境につなげられるか。クリエイティビティとテクノロジーの力で、新たなモビリティの世界を切り拓いていきたいと思います。
というわけで、「VISION-Sプロジェクト:モビリティへの新たな取り組み」についてお話しいたしました。ぜひ今後のVISION-Sのチャレンジにご期待ください。最後までご視聴ありがとうございました。
アマゾン ウェブ サービス ジャパン株式会社
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