2024.10.01
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第2回:英語学習が続かない原因とは?<ラジオ「西澤ロイの頑張らない英語」>(全1記事)
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上村潤氏(以下、上村):がんばらずにテンションをフラットな状態で長期に続けていく。そのためにはどうしたらいいですかね。続けていくための1ポイントみたいなものありますか?
西澤ロイ氏(以下、ロイ):ええとですね、ぜひ日常の一部にしてほしいなって思うんですよ。英語って、なんかお客さんというか、「英語をやろう」と思って英語に向かう人が多いんですけれども、そうじゃなくて、日本語と同じように。日本語って自分で日本語使おうとかって思わないじゃないですか。
上村:そうですね。
ロイ:使ってる意識もなくて自然と使っている。自然と生活の一部なわけですよね。それに近い感じに英語を持っていくんですよ。
上村:うーん、なるほど。確かにそうですね。
ロイ:だから例えば英語を聞き流すとしたら、聞き流しが良いか悪いかというのは置いておいて、聞き流すとしたら、もう1日中ずっとかけておくんですよ。すると、もう自然と慣れてきますよね。
そしたら、ふとしたときに「あっ、こんなこと言ってる」というのが、耳に入ってくるかもしれないですし。
上村:確かに。なにか作業をするときに、音がないとちょっと嫌なので、DVDをかけ流したりとかっていうのをやるんですけど、自然と耳に入ってくるセリフとか、いろいろ確かにありますね。
最初は意味わからないんですけど、繰り返しで流しているうちに、だんだん「こんな感じの言葉なのかな」みたいな意味もわかってくるし。映画という特殊なシチュエーションではありますからね。だいたいの言葉の意味はなんとなく聞いて取れますね。
ロイ:あとは例えば好きなテレビ番組的なもの。例えばドラマが好きな方だったら、好きな海外ドラマを、日本語で観たあとでいいので、英語にして観てみるとか。
例えばスポーツが好きな方だったら、野球。メジャーリーグとか、サッカーの例えばプレミアリーグとかのを英語で聞いてみるとか。解説を英語で聞いているとなにか発見とかあると思うんですよね。
上村:国は違えどルールは一緒ですもんね。
ロイ:はい。
上村:「3アウト、チェンジ」が違うわけじゃないですからね。なるほどね。自分の興味のある物事に置き換えて、英語が身近になるように持っていく。
ロイ:そうですね。
上村:最初に言っていただいた、英語学習と思わないで自分の興味のある物事に英語を落とし込んでいく。
ロイ:はい。
上村:なるほど。これは確かに続きますね。というか、もう続けてる意識すらないですよね。
ロイ:だから最近、『進撃の巨人』でしたっけ? 漫画で。
上村:ああ、はい。ありましたね。
ロイ:あれの英語版も出ているんですよ。
上村:へえ。要は日本からいうと、英語吹替版ってことですか?
ロイ:そうですね。
上村:そんなのもあるんですね。でも、確かにそうですね。ジャパニメーションというぐらい日本のアニメーションというのは広く評価されていますからね。海外で英語吹替版でしたり、いろんな言語の吹替版というのがありますもんね。
ロイ:日本の普通の書店に行って売ってるんですよ。ドラえもんだったり、例えば『のだめカンタービレ』だったり、『SLAM DUNK』だったりとか、そういう有名な漫画ってけっこう訳されているんですよ。
上村:へえ。そうなんですね。『ONE PIECE』だけじゃないんですね。
ロイ:はい。
上村:なるほどね。そういう漫画で英語。英会話だったり、そういう文章を。
ロイ:日常に取り入れるみたいな。やりやすいですよね。
上村:そうですね。分厚い小説の洋書とかになるとすごくハードルが高い気がしますけど。
ロイ:吹き出しだったら読みやすい。
上村:ぜんぜん読めますね。これは。
ロイ:ですし、ちゃんとその枠の外に書いてあったりするんですよ。
上村:あ、その、注釈じゃないですけど?
ロイ:元の日本語のセリフも書いてあってとかって。ドラえもんとかそうですね。
上村:かなり親切なんですね。
ロイ:そうすると「日本語ではこう言ってるんだけど、英語ではこう言うんだ」みたいな、いろいろ気づけるんですよ。
上村:確かに。言い回しはちょっと気になりますね。「ドラえもんのひみつ道具はなんて訳されているんだろう?」みたいなね。「タケコプター。これはなんて訳されてるんだろうな」みたいな興味が湧いてきますね。そもそもが。なるほどね。そういう楽しみ方おもしろいですよね。
上村:匿名希望さん、今のお話を聞いて、自分に興味のあるもので、まずは英語が身近になるように。そして続けているという気持ちを持たない。そもそも。
ロイ:勉強しているという気持ちを持たずに……。
上村:勉強しているという気持ちを持たない。
ロイ:生活の一部にして英語を楽しんだりとか。英語と一緒に遊ぶぐらいの気持ちでいいと思うんですよね。
上村:あ、いいですねえ。そのフレーズ、いいですね。
ロイ:だから、英語をお友達にするみたいな。なんかちょっと『キャプテン翼』みたい(笑)。
上村:ボールが友達的なね(笑)。英語が友達、いいじゃないですか。
ロイ:友達じゃないと思いません? 潤さん?
上村:そうですね。なんかこう、仲良くしたいんだけど、ちょっと距離のあるクラスのA君みたいな感じですよね。
ロイ:そう。ちょっと人見知り発揮しちゃったりとか。
上村:なるほどね。彼と友達になるためにいろいろ手を尽くしてみたい。
ロイ:友達を超えて同居人になっちゃってほしいんですよ。
上村:生活をともにする?
ロイ:家に住ませてあげるみたいな。
上村:いいですね。
ロイ:そしたらもう気づいたときには、たぶん勝手に上達してると思うんですよね。
上村:なるほどねえ。そっか。その「気づいたら」というのがいいですね。本当に勉強と意識していないという感じですよね。
ロイ:はい。
上村:というわけで、最後に匿名希望さんにまとめ、そしてメッセージをお願いできますでしょうか?
ロイ:もう一言ですね。頑張らないでください。
上村:はい。ありがとうございました。
上村:今かかってきました曲。これは、ちょっと聴いたことありますけど。
ロイ:これは『Do-Re-Mi』ですね。『ドレミのうた』。
上村:これ、あれじゃないですか? 『サウンド・オブ・ミュージック』。
ロイ:そうですね。
上村:おー。これは今日の1曲ということで?
ロイ:そうですね。前回『ABCの歌』だったので、今回はドレミにしてみようと。まあそんな発想なんですけどけれども。日本語だと、「ドはドーナツのド。レはレモンのレ」というふうに、楽しいですけど、あんまり意味のある曲ではないですよね?
上村:まあ、そうですよね。
ロイ:英語だと、実はちゃんと歌詞に意味があるんですよ。
上村:今まさに歌っていらっしゃるこの。
ロイ:そうですね。例えばド。「Doe, a deer, a female deer」、要するに「Doeというのは牝鹿です。メスの鹿です」という歌詞なんですよ。
上村:ああ、なるほど。ド。
西澤で、例えばミ。ミというのは「Me, a name I call myself」。つまり「自分を呼ぶ名前です」みたいな。
上村:おお。あっ、今まさに言ってましたね。
ロイ:はい。
上村:はあー。
ロイ:そんな感じで意味があって。やっぱり訳せないんですよね、それは。だから日本語の歌詞はがんばって「ドはドーナツのド」とかって考えてくださった方がいるんですけれども、そこはもう訳せないものがあるので、それをこの歌で感じてほしいなという。
上村:これなんか原曲覚えたくなりますね。というか、『サウンド・オブ・ミュージック』がまた観たくなりました(笑)。
ロイ:本当ですか。
上村:はい、あの映画、大好きなんですよ。家庭教師の先生がきれいなんですよねえ。
ロイ:(笑)。
上村:そこじゃないって話ですよね(笑)。大変失礼いたしました。
というわけで、そろそろお別れのお時間がやってまいりました。今日もね、匿名希望さんのお悩み解決できたと思いますので、次回も西澤ロイ流の、お悩みを解消していただきたいと思います。というわけで、今週もどうもありがとうございました。
ロイ:どうもありがとうございます。
上村:それでは、「西澤ロイの頑張らない英語」、お届けしましたのは……。
ロイ:西澤ロイと。
上村:ナビゲーター、上村潤でした。
ロイ:Thanks for listening. See you on February 8th. Bye-bye.
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