ビジネス版コミュニケーションインフラ「LINE WORKS」

石黒豊氏:ワークスモバイルジャパンの石黒でございます。プレゼンテーションを始めます前に、まず主催のKCCS様に、今回このような機会をいただきましたことを、御礼申し上げたいと思います。ありがとうございます。

私からは(スライドの)タイトルに出ておりますが、私どもが提供しております「LINE WORKS」を使って、IoT(ソリューション)を加速させる可能性があるのではないかというところを(お話しいたしますので)、ご存じのない方はぜひ今日の気づきとして印象に残していただけたらありがたいなと思っております。

と言いましても、私どもワークスモバイルジャパンあるいは「LINE WORKS」をご存じない方に関してはまず「何だ?」というお話だと思います。

先ほどご案内をいただきましたが、私どもはLINEと兄弟会社にあたります。LINEは、ご存じの方も多いと思います。私の記憶では最新で7,900万人ぐらいの方に日本でお使いいただいているという、個人向けのチャット……メッセンジャーサービス、あるいはそれに付帯するようなサービスをご提供しているところです。

それに対して私どものワークスモバイルジャパンが提供しております「LINE WORKS」と言われているものは、まさにその「仕事用」という位置づけになっております。企業様にお仕事で使っていただくコミュニケーションインフラとして、ご利用いただくようなものになります。

LINEと変わらないUXが、導入しやすさにつながる

ユーザーエクスペリエンスという観点では、LINEとほとんど見た目が変わりません。操作性もほとんど変わりません。ただ企業でお使いいただくという観点においては、ユーザビリティにプラスして管理性あるいはセキュリティ機能がなければいけません。それは、企業の利用に堪えうるものでなければいけないということがあります。

そのようなものも備えたかたちで、ユーザー側のユーザビリティ・ユーザーエクスペリエンスを確保しながら、もう一方の管理性・セキュリティ機能も両立しているサービスだと受け取っていただければけっこうでございます。

実際に、1つの企業内でコミュニケーションツールとしてお使いいただく……まぁメールと併用されて使っていただくケースが多いのですが。もちろん企業間でもコミュニケーション(ツール)としてお使いいただくこともできますし、「人と人」だけではなく、今日のテーマにも即すると思いますが、APIなどを使って「アプリケーションと人」といったコミュニケーションもできるようなかたちになっています。そのあたりを、このあと少しお話しさせていただければと思います。

そのような、ユーザビリティと企業での利用に堪えうるセキュリティ・管理性が両立されていることもありまして、去年の8月に発表されていますが、富士キメラ様の調査データとして、日本での有料版ビジネスチャットではシェアNo.1をいただいております。

そこから数ヶ月経っているものの、このあとのスライドでご紹介しますが、直近1年だけでも私ども(のツールを)非常に多くのお客さまにお使いいただいておりますので、このシェア率はもう少し引き上がっているのではないかと自社調べでは思っております。

他社IoTソリューションとの連携

具体的にはこちらのスライドに挙げておりますが、いろいろな業種業態のお客さまでも、非常に多くご利用いただいております。

先ほどのお話ではないですが、単体でコミュニケーションツールとしてご利用いただくだけではなく、いろいろなアプリケーションと連携してお使いいただくという使い方もしていただいております。

その「いろいろなアプリケーション」というものも、例えば「SAP」や「Salesforce」といったグローバルベンダーのアプリケーションもありますし、例えばCybozuさんの「kintone」といった、ローカルベンダーさんとのアプリケーション連携もできます。もちろん企業さんが個別に有するアプリケーション……独自アプリですね。そのようなものとも連携するかたちで、お使いいただいております。

今日のテーマはIoTですが、すでにかなりIoTの活用をしているような業種・業態もありますし、これから進んでいくだろうといった業種・業態のお客さまにも、すでに私どものサービスをお使いいただいている。このあたりは親和性がますます増していくのではないかなと考えております。

それでは本題の、「IoTソリューションと私どもの『LINE WORKS』を、どのようにかけ合わせていったらいいんだろう?」というお話に移っていきたいと思います。

IoTにおけるネットワークとデータ収集の領域は「Sigfox」におまかせ

「IoT」と一言で申し上げても、左側の「センサー」から右側の「通知・レポート」にいたるまで、非常に幅広い分野、あるいはエリアがあると思います。

このように全体をワンストップでワンベンダーが提供してくれることは、なかなかやはりしんどい部分がある。「アプリを構築しましょう」「ソリューションを作りましょう」と言っても、ワンベンダーというのは、なかなかけっこう厳しいんですね。もちろん、KCCS様のような体力があればできるのだと思いますが、普通はなかなか難しいということがあります。

さらに昨今クラウド化がどんどん進んできていることもありますので、それぞれの分野に得意な方々、プレイヤーがいると思います。そのような方々と連携をしていく、餅は餅屋で組んでいくということをすれば、自社で作り込まなければいけない部分を非常に狭めて、特化させてエッジを利かせていくこともできます。当然、時の流れあるいは会社の戦略に応じて、クイックに機能を開発したりアップデートしたりすることも、可能になってくるのではないかと思います。

今日お話がありましたが、「Sigfox」というものをみなさまにお使いいただくことによって、「ネットワーク」と「収集」の分野に関しては「もう、そこにおまかせ」ということができるんだと思います。

それでは「LINE WORKS」はというと、実は出し入れの両方ができます。この中で言うと「通知・レポート」。プッシュで受け取る側ですね。IoTソリューション側からするとプッシュで出す側、ユーザーからすると受け取る側としてお使いいただくかたちになります。

ただ、この「通知・レポート」の部分に関しては、だいたい今ここに挙げたような「メールで出し先として使っています」「メールを使っています」あるいは「専用アプリを使っています」という企業さんが多いのではないかと思います。

私ども(のもと)に多くのお客さまがご相談にお越しいただいているのですが、メールだと、やはりふだんのビジネスコミュニケーションとしてもかなり頻繁に使っていることがあるので「埋もれてしまって、気づくのが遅くなる」。つまり、対応が遅くなるということなので(それを改善したいということで)ご相談いただくお客さまもいらっしゃいます。

分析フェーズに集中したソリューション開発が可能になる

一方、専用アプリです。まず、専用アプリを作っていただく。最初は「作ろう!」と熱をもって作り始めて、できあがって使い始めるところまではいいのですが、ユーザー側からしてみると、専用アプリがいっぱいできてしまって、使い分ける(ことが難しい)とか。そもそも画面上に(アプリが)いっぱいになってしまうこと、あるいは操作性が(複雑で)非常にITリテラシーを求められるということも含めて、やはり「なかなか使いづらい」、あるいは「浸透しにくい」と悩まれているIT部門の方も、実はいらっしゃるんです。

当然のことながらアプリを作ってしまうと、「いろいろな機能を付け加えましょう」というときには、自社でやらなければいけない。あるいは、運用管理をしなければいけないというコストや目に見えるもの・見えないものを含めて、かなり高負荷になってくると言えると思います。「ここの部分に、『LINE WORKS』はいかがでしょうか?」ということが、本日みなさまにお伝えしたい内容となります。

「LINE WORKS」(の概要については)、先ほど冒頭でもお話しさせていただきました。社内のコミュニケーションツール、あるいは社外とのコミュニケーションツールとしてお使いいただけて、ふだん使いもしていただけるものです。そもそもプライベートで使っているLINEと同じようなUI・UXなので、まず「誰かに習わなければ使えない」というものではないという点と、(大量のメールのように)埋もれずにしっかりと早々に認知ができて、ネクストアクションが起こせるという点。そのようなものが特徴として挙げられると思います。

3つ目にちょっと書いてありますが、先ほど申し上げた出し入れの両方の機能をもっておりますので、プッシュでなにかを要求して情報を出させるという使い方もできるようになっています。

具体的にはこのような感じですね。

倉庫の温度を知りたいということで「Aエリアの温度を教えて」と言うと、botからそのときの温度・湿度の情報を返させる。あるいは時系列でのグラフを一緒に返させるようなことも、もちろんできるようになっています。あるいは、あるしきい値を設けておいて、そのしきい値を超えた異常値を検知したときだけ、プッシュを出させるようなこともできるようになっています。

このようなような使い方をしていただくことで、先ほど申し上げたネクストアクションを、とてもすばやく行うことができるようになります。

ですから、「ネットワーク」「収集」のところは「Sigfox」、「通知・レポート」のところは「LINE WORKS」を使って行っていただくことによって、その他の「分析」や設計等のフェーズに関して、かなり集中して機能・ソリューション開発ができることになります。