2024.12.19
システムの穴を運用でカバーしようとしてミス多発… バグが大量発生、決算が合わない状態から業務効率化を実現するまで
第65回:英語プレゼンを成功させるコツ(Q-Leap愛場吉子さんインタビュー)(全1記事)
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西澤ロイ氏(以下、ロイ):話したいことがいっぱいあるんですが、今日はもう1冊『英語のプレゼン直前5日間の技術』という本もこちらも出されていて、ちょっとプレゼンに関して今日はお話いただきたいなと思っています。
もともとプレゼンがかなりお上手だったと(笑)。
愛場吉子氏(以下、愛場):いやいや(笑)。
(一同笑)
もう「グサッ!」って感じですよ。もうボロボロだったんですけどね(笑)。
ロイ:ボロボロだったんですか?
愛場:私も日本生まれ日本育ちなので、いわゆる人前でプレゼンテーションをするという教育を受けて育っていない状態で海外に行ったり、国際業務に突然入っていったりしたものですから、もう最初はボロボロで情けない思いをしましたね。
ロイ:どんな感じだったんですか?
愛場:最初は、社会人になってからのケースなんですけども、フランスで世界中のセールスが集まるプレゼンテーションがあったんですよ。私は日本での売上を発表しなければいけなかったのですけども、とりあえずPower Pointのスライドを読もうと思って、言う内容を全部書いて、そのスライドをただ見ながら、お尻をオーディエンスに向けてしまって、こうやって読んでなんとか乗り切ったみたいな。
ロイ:自分がいる意味がないプレゼンですね。
愛場:プレゼンテーションじゃないという。資料読んで、それでいいんじゃないかという。
ロイ:ですね。
愛場:もう、あるあるな話なんですけどね。ガチガチのところからスタートしました。
ロイ:そこから今はもうプレゼンバリバリになられて、この本を書かれたということですよね。
愛場:10年掛かりましたけどね。それをみなさんは5日間でがんばれるように(笑)。
ロイ:今日は10分間でギュギュギュっとポイントをお伝えしていただきたくて、まずは日本人が失敗するプレゼンTOP3みたいな感じで。
愛場:TOP3を発表したいと思います。まず3番目ですが、まず「スライドあるいはスクリプトの棒読み」。これは今私が話したものですね。そもそもPower Pointのスライドって1スライド1メッセージって言われているんですけども、1個のスライドに大量の情報があってはいけないんです。1つ言いたいことがあったら、それを補足するビジュアルなり、箇条書きなり、図形なりを入れるんですけども。
基本的には量をすごく少なくして、わかりやすく話す。そして読むのではなくて、ある程度それを見たら自分で言える状態にしておかないといけないんです。
ロイ:僕もやっぱりアメリカ留学中にプレゼンを習った時に、プレゼンの資料はVisual Aid=視覚的補助に過ぎないと。
愛場:その通りですね。だから大学生を教えている時も、「棒読み禁止、スクリプトを読んじゃダメ」というふうにしてやってます。
ロイ:なるほど。
愛場:2つ目に行きましょう。2つ目が「構成がわかりにくい」「フローがわかりにくい」ですね。なんとなく日本語で作ったプレゼンテーションがあって、それを直訳している方って多いんですよ。
ロイ:ああ、なるほど。
愛場:だから自分で構造はわかっているんですけども、初めて見る人にとっては、しっかりとした構造になっていないんですね。だから、わかりやすくIntroductionで、どんな話をしますよって目的とかアジェンダをパーンと出して、そしてBodyのところでしっかりと話す。それもできれば3つにポイントを絞り込みたいですね。最後にConclusionでSummary。
しっかりもう1回言いたかったメッセージを締めるという、けっこうシンプルだけどもわかりやすい、これが1番重要なところですね。わかりやすい構造。
ロイ:英語は最初に結論を言わないとですよね。
愛場:とくにアメリカのプレゼンはそうですよね。最近ヨーロッパの方で違うなんていうことも聞くんですけども。
ロイ:ほう。そうなんですか。
愛場:ただ、いろんな国の人が集まっている場も多いので、それを考えると、わかりやすさを重視して結論とか言いたいこと、それで、いろいろ情報を足して最終的にまたパーンと締める。これが2目ですね。構造。オーディエンスを迷子にさせないということですね。
ロイ:はい。そしてTOP1。
愛場:失敗するプレゼンTOP1は「声が小さい、早口」私もこれは気を付けないといけないんですけども。
ロイ:ああ、なるほど。そっちですか。
愛場:そうなんです。せっかくスクリプトを完璧に準備してやっても、声が小さくて届かなかったらまったくプレゼンテーションの意味がないんですよね。まずそもそもマックスで10出るなら、そのうち8ぐらい出してもらいたい。声はできるだけしっかり遠くへ届く声。そして自信を持って話すという当たり前のことなんですけど、これは朗読ではないですよ。プレゼンテーションで相手に伝わって初めて成り立つものですよということですね。
ロイ:本当に声が小さくなっちゃうとボソボソなっちゃって、本当に微妙な音とかが聞き取りづらくなるから、何を言ってるかわからなくなりやすいですよね。
愛場:なりやすいですね。しかも日本語のアクセントが、ついつい入っちゃったりとか、いろいろあると思うんですけど、あと、恥ずかしいとか、そういう気持ちも入ってくると、どんどん、どんどん声が小さくなってしまうんですけど、そういう場合はなおさら(声を)大きくしなければいけない。
ロイ:だからこそ、その辺は最初に練習しておくというか。
愛場:そうですね。本当に練習して録音して、できれば動画で撮って(笑)。そこまでやるといいですね。そうですね。大きく3つ取り上げると、失敗するのは、この3つが多いですかね。
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