2024.10.10
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第24回:「アナ雪」英語クイズ!<ラジオ「西澤ロイの頑張らない英語」>(全1記事)
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上村潤氏(以下、上村):では(アナ雪クイズ)最後の5問目。
西澤ロイ氏(以下、ロイ):5問目。流行語大賞でTOP10に入った「ありのままで」。この主題歌、英語のタイトルはなんでしょう?
上村:これは大丈夫ですか? 最初に持ってくるべきじゃなかったんですか?
ロイ:どうぞ。
上村:『Let it Go』。
ロイ:おーOKです。
上村:あーよかった。
ロイ:ここで一応『レットイットゴー』と言ったら、引っ叩く予定だったんですよ。
上村:そうですね。引っ叩かれるんだろうなと思いましたけど(笑)。
ロイ:(笑)。
上村:絵的にどうだろうと思って(笑)。
ロイ:そうそう。
上村:はい。『Let It Go』ね。流行語大賞にもなりかけましたもんね。この「ありのままで」っていうのは『Let It Go』は、訳すとそうなるんですか?
ロイ:手放せって感じなんですけど。でも、その訳がけっこう日本語的にしてあるというか、訳を超えた歌詞になっているんですよね。
上村:ほう。
ロイ:例えば、その歌詞の中で「風が心にささやくの、このままじゃダメなんだと」とか、「とまどい傷つき、誰にも打ち明けずに悩んでた」とか、「そうよ変わるのよ。わたし」とか。「これでいいの。自分を好きになって。これでいいの自分を信じて」ってあるんですけど、英語ではそんなこと一言も言ってないんですよ。
上村:へえ。もう日本語の歌詞のほうがみんな耳に馴染んでいるから、そういう歌なんだなって思ってますけど。
ロイ:それは日本バージョンなんです。
上村:そうなんですね。
ロイ:エルサは自分嫌いとかじゃないですよ(笑)。
上村:これは......きましたね。真実はどうなのか。
ロイ:元の英語で言うと、エルサは怒っているんですよ。
上村:ほう。
ロイ:「風よ吹け!」みたいに言って、あれは英語だと、「Let the storm rage on.」って言ってるんですね。その「the storm」っていうのは、もともと、もうちょっと前で出てくるんですけど、「自分の心の中に嵐があるんだ」って言ってるんです。
上村:心の中で渦巻いている嵐のことを言っている。
ロイ:そうそう。それが「Let the storm rage on.」Letというのは「〜させる」その嵐を「rage」っていうのは、「吹き荒れる」とか「猛威を振るう」とかっていう意味なんですけど、でも「怒り」っていう意味でもあるんです。「激怒」とか「憤怒」とか、そういうなにか怒りで吹き荒れるみたいなのを、「on」って付いてる。「on」は「続」くってことなんで、「吹き荒れ続けろ」って言ってるんです。「私の心の中の嵐よ、吹き荒れ続けろ」って言ってるんですよ。
上村:はあ、そう聞くと、ぜんぜん違ったイメージの曲に聞こえてきますよね。
ロイ:そう。それをずっとこう抑えてて、人に見せないようにしてて、それを出しなさいと。出そうぜっていう、それが「ありのままで」なんです。
上村:ほお。
ロイ:これが自分らしいんだからっていう。人がなに見てても、なに言っても気にしないみたいな。
上村:けっこう冒頭のシーンにはなるんですけど、エルサとアナが遊んでいる最中に、ちょっとした事故でエルサの魔法が暴走してしまって、アナを傷つけてしまって。そこからエルサは13年間ぐらい引き篭もって生活をするというね。どんどん話しちゃっていいのかな(笑)。
ロイ:大丈夫、大丈夫。そうか、だから13年間だったんだと思って。
上村:そうなんですよ。
ロイ:流石チェックは細かいなって。
上村:エルサはディズニー映画の中では珍しい20歳を超えたヒロインだそうで。
ロイ:ほお。
上村:いないらしいんですよ。20歳超えのヒロインって。エルサだけらしいですよ。エルサ21歳。劇中で21歳のヒロインらしいですよ。
ロイ:ふーん、なるほど。
上村:まあ、そんな話はいいとして(笑)。いやあ、ロイさんに「なるほど」って言われると不思議な気分ですね。
ロイ:映画の話はもう、ジュンジュンにさせたら止まらないので。
上村:そうなんですよ。止まらないからね。
ロイ:コーナージャックされちゃうんで。
上村:ですよね(笑)。
ロイ:なので、『アナ雪』英語テストのおまけの6問目いきたいと思います。
上村:4問目外したのにいいんですか?
ロイ:はい、いっちゃいましょう。
上村:はい。
ロイ:続編ありますよね。『アナ雪』の続編の話、知ってます?
上村:なにか製作されるのが決まったというのは聞きましたけど。どんな話になるか聞いてないですね。
ロイ:2015年4月公開予定で、短編アニメーションなんですけど。タイトルが『アナと雪の女王/エルサのサプライズ』って日本語では言うんです。
上村:ほう。
ロイ:では、英語ではどんなタイトルでしょう、というのが問題なんですね。
上村:はなんだろう。サプライズ......エルサのサプライズ。そのままですか?
ロイ:ここでElsa's Surpriseってなるかなって思うかもしれないですけど、でも、もともと日本語だと『アナと雪の女王』と言っておきながら『Frozen』じゃないですか。
上村:『Frozen』ですよね。
ロイ:つまり名前は出してこなさそうじゃないですか。
上村:ですよね。
ロイ:実際のタイトルは。『Frozen Fever』。
上村:Fever? Oh......『Frozen Fever』。
ロイ:『Frozen Fever』。Fの音FrozenとFeverでFが韻を踏んでて、言い易くなってて、おもしろいなと思うのが、Feverって熱なんです。その熱。それが凍ってるんです。凍った熱。すごい気になるじゃないですか。
上村:おー、矛盾してますね。
ロイ:気になるタイトルを、今から公開して。
上村:でもね、オラフは雪だるまなんですけど、暑いのが好きっていうね。なにとも矛盾したキャラクターですからね。それはそれで非常に楽しみな2015年公開。
ロイ:4月公開って書いてましたね。
上村:なるほどね。短編ということなんですね。こちらも、ファンの方はぜひとも楽しみしていただきたいと思います。
ロイ:こうやって英語っていう切り口で見ると、映画ってすごくいい題材なんですよね。1本の映画で、すごい何度も何度も楽しめる。例えばタイトルだけでも、やっぱり「このタイトルなんだろう」と思うだけで楽しいじゃないですか。
上村:うん。
ロイ:「ああそう言うんだあ」とか。
上村:けっこう邦題と原題が、ぜんぜん違うのっていっぱいあるじゃないですか。なんだろうそういうのを見るだけでも、ぜんぜん楽しいですよね。
ロイ:うん。
上村:「なんでこの邦題にしたんだ?」みたいなのってけっこうありますからね。なるほど、今日はそんな感じで『アナと雪の女王』について語らせていただきましたね。みなさまも、これを機にもう1回見直してみるのもいいかもしれないですね。
ロイ:ぜひ何度も見てみて「あっ、ここでこう言ってるんだ」とか。
上村:僕、1つ発見したんですけど、劇中にミッキーマウスが、隠れミッキーが居るんですよ。
ロイ:へえ、マジですか。
上村:はい。みなさま、ぜひとも家に帰って『アナと雪の女王』を見直して「あっ、ここにミッキー居た!」っていうのを、確認していただきたいと思います。
ロイ:どの辺ですか?
上村:それを言ってしまうとかなり決定的な物になってしまうので。
ロイ:前のほうとか後ろのほうとか。
上村:ああ、かなり前のほうですね。前のほうのさり気ないシーンです。
ロイ:へえ。
上村:本当に一瞬ですけどね。「あっ、ミッキーだ!」っていうのがわかるシーンになってますのでね、ぜひとも確認していただきたいと思います。
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