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第11回:ワールドカップにちなんで今回は「サッカー英語」<ラジオ「西澤ロイの頑張らない英語」>(全1記事)

スポーツにたびたび登場するサドンデス方式の「サドンデス」の意味を説明できますか?

西澤ロイの頑張らない英語。このラジオは、英語が上達しない原因を根本から治療するイングリッシュ・ドクターの西澤ロイ氏が、英語の効果的な上達法・学習ノウハウ、英語を使って活躍している方のインタビューなどを伝える番組です。TOEIC満点を獲得し、「頑張らない」をキーワードに英語勉強法をレクチャーするロイ氏が、リスナーからの疑問に答えます。今回は、英語で学ぶサッカー用語について解説します。

ハットトリックの語源

(注:2014年6月20日に投稿された動画の書き起こしです)。

上村潤氏(以下、上村):そして、サッカーでよく聞く言葉なんですけど、1人が3点取る、これをハットトリック。

西澤ロイ氏(以下、ロイ):hat trick。ネイマールもファン・ペルシーも、今回2点しか取れなかったですけど、3点取ってハットトリックとか、ちょうどネタとして出てほしかったなと思ってたんですけど。

上村:おしい!(笑)。

ロイ:おしかったですね(笑)。

上村:まあ、これはリアルタイムだからこそですよ。

ロイ:それで、hat trickって、意味考えたことあります? 僕、なかったんですよ。

上村:あー。……hatって帽子?

ロイ:帽子。

上村:trick……、奇術とか。

ロイ:そうそう。

上村:帽子に奇術ってどういうことですかね?(笑)。

ロイ:マジシャンがシルクハットから、ハトを出したりウサギを出したりするじゃないですか。あれのことなんですよね(注:ハットトリックの語源については諸説あり)。

上村:あーー。でも、言われれば納得ですね。hat trickですもんね。

ロイ:つまり3点取ることをそれになぞらえて、なにかすごいことみたいな、それでhat trickって言うんですよ。

上村:そうなんですねぇ。そっか、言葉自体がなにかを表してるんじゃなくて、「まるで奇術のようだ」ってことで、hat trickがきてるわけですね。

ロイ:そうそう。

上村:なるほど。当たり前のように、「ハットトリック決めたんだ」みたいな話をしますけど、意外に意味知らないですね(笑)。

ロイ:そうなんですよ(笑)。

上村:でも、hat trickっていうのは全世界で通じる……?

ロイ:うん、と思います。

上村:なるほどね。hat trickって言って、ハトから出てくるのを向こうの人は想像されて、「何言ってんだ? こいつ」みたいに思われるのかなと思いましたけど、それは違うんですね。

ロイ:それは大丈夫です。

上村:なるほどねぇ。ハットトリック、ぜひとも大会中に誰か決めていただきたい。かなりね、攻撃的なサッカーされるチームって多いですもんね。

サドンデスは英語で?

ロイ:それと今回、ブラジルの1点目、失点がオウンゴールだったんですよね。オウンゴールを英語で言うと?

上村:……え、own goalじゃないですか?

ロイ:正解!(笑)。

上村:よかった(笑)。

ロイ:でも、自信ないんじゃないですか?

上村:そうですね。いざ「英語で言うとなんて言うの?」って言われると、「違うの?」って思っちゃいますけど(笑)。

ロイ:そう。だから、そういうのを自信持って、「こう言えばいいんだ」ってわかっておくことが大事で。昔、自殺点って言ったじゃないですか。

上村:ありましたね。あれ、今は言わないんですか?

ロイ:それは自殺っていう言葉がよくないからっていうので、言われるようになって。あと例えば、昔、サドンデス方式ってあったじゃないですか。

上村:ありましたね。

ロイ:あれ、Vゴールとかって、golden goalとか、名前変わって。

上村:そういえば聞かなくなりましたね。

ロイ:そうなんですね。でも、サドンデスって意味わかります?

上村:……sudden、death、……かな?(笑)。

ロイ:そうそう。suddenって突然、そして、death、死だから、突然死っていう意味なんですよ。

上村:いつ終わってもおかしくないっていうことで、sudden deathなんですね。

ロイ:そうそう。っていうふうに言ってたんですけど、やっぱ死とか、殺すとかっていう、そういう言葉がよくないからということで、日本ではVゴールと言って。そして海外だとgolden goalって言ったりしてるんですけど。

でも、僕が納得いかないのは、そこで死とかっていう言葉を避けるのに、死の組っていう言い方を今でもしてるんですよ。

上村:そこはするんだ、っていう(笑)。

ロイ:あれ、英語で言うとgroup of death、死の組なんですよ。この言い方変えたらいいのにな、って。

上村:なんでしょう、うまい言葉が出てこないのか(笑)。

ロイ:まあ、うん。

上村:まあ、でも、言い得て妙というか、ね、まさに死の組みたいな感じの(笑)。

ロイ:(笑)。

上村:今回の日本のグループだって、けっこう強豪ぞろいで、大変ですよね。日本がFIFAランキング48位とかでしたっけ、確か(注:当時は46位)。

ロイ:うん、そのぐらいですね。

上村:それで、ギリシャがいて……何がいましたっけ、コートジボワールとコロンビア。

ロイ:うん。

上村:ちなみに、コートジボワール戦は今日の……、日本時間は明日の10時。

ロイ:そう、明日の10時なんですよね。

上村:これ、ぜひとも勝ちにいって、初戦からもう流れを持っていっていただきたいなと思います。ギリシャ戦が20日、そしてコロンビア戦が25日。5日きざみでけっこうハードというか。

ロイ:楽しみですね。

上村:また寝ないように気をつけていただきたいと思います(笑)。

ロイ:(笑)。

日本語ではオランダ、英語ではNetherlands

上村:そして、今日のカタカナ語。

ロイ:はい。今日は国の名前を取り上げてみたいと思います。

上村:ほうほう、はい。

ロイ:ブラジルと初戦を戦った国「クロアチア」を英語で言うと?

上村:え、クロアチア?(笑)。

ロイ:Croatia(クロエィシァ)みたいな感じで言うんですよ。Croatia。

上村:Croatia。それは日本人が発音しやすいように、クロアチアにしたんですか?

ロイ:かもしれないし、現地がそうなのかもしれないし、ちょっとそこまではわからないんですけど。

上村:へぇ、なるほどねぇ。けっこう僕らは当たり前のように国の名前を言ってますけど、実際向こうに行くと通じなかったりというのは、けっこうあるんですかね?

ロイ:うん。例えば、スペインとやったオランダ、英語で言うと?

上村:え、……オゥランダ(笑)。

(一同笑)

ロイ:Hollandって言い方もあるんですけど、普通、Netherlands。

上村:え?

ロイ:Netherlands。ネーデルランドっていう、聞いたことないですか?

上村:はいはい、ネーデルランド、聞いたことあります。

ロイ:それの英語読みでNetherlands。

上村:それがオランダになっていった、と。

ロイ:うん。

上村:はーー。

ロイ:たぶん現地だと、Hollandとか、オランダみたいな言い方なのかなとは思うんですけど、英語だと違うんで。まあ、けっこうややこしいっすよね。

上村:でも、せっかく行くなら、ぜひともこのあたりはチェックして、予習したうえで行くとさらに楽しいかもしれないですよね。

ロイ:うんうん。

上村:というわけで、今週はテーマをサッカーにして、これからさらにさらに熱くなっていくワールドカップなので、ぜひともみなさんで楽しんでいただきたいと思います。

ロイ:ついでに英語もちょっと学んじゃおう、みたいな。

上村:まあ、サッカーと英語ってやっぱり、切っても切れない部分ですよね。ぜひともみなさん、こちら学習して、より楽しんでいただきたいと思います。

というわけでね、今週も足早になってしまいましたが、「西澤ロイの頑張らない英語」、お届けしましたのはナビゲーター上村潤と。

ロイ:西澤ロイでした。Thanks a lot for listening. See you on June 28th. Bye bye.

上村:バイバーイ。

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