2024.10.10
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第11回:ワールドカップにちなんで今回は「サッカー英語」<ラジオ「西澤ロイの頑張らない英語」>(全1記事)
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(注:2014年6月20日に投稿された動画の書き起こしです)。
上村潤氏(以下、上村):そして、サッカーでよく聞く言葉なんですけど、1人が3点取る、これをハットトリック。
西澤ロイ氏(以下、ロイ):hat trick。ネイマールもファン・ペルシーも、今回2点しか取れなかったですけど、3点取ってハットトリックとか、ちょうどネタとして出てほしかったなと思ってたんですけど。
上村:おしい!(笑)。
ロイ:おしかったですね(笑)。
上村:まあ、これはリアルタイムだからこそですよ。
ロイ:それで、hat trickって、意味考えたことあります? 僕、なかったんですよ。
上村:あー。……hatって帽子?
ロイ:帽子。
上村:trick……、奇術とか。
ロイ:そうそう。
上村:帽子に奇術ってどういうことですかね?(笑)。
ロイ:マジシャンがシルクハットから、ハトを出したりウサギを出したりするじゃないですか。あれのことなんですよね(注:ハットトリックの語源については諸説あり)。
上村:あーー。でも、言われれば納得ですね。hat trickですもんね。
ロイ:つまり3点取ることをそれになぞらえて、なにかすごいことみたいな、それでhat trickって言うんですよ。
上村:そうなんですねぇ。そっか、言葉自体がなにかを表してるんじゃなくて、「まるで奇術のようだ」ってことで、hat trickがきてるわけですね。
ロイ:そうそう。
上村:なるほど。当たり前のように、「ハットトリック決めたんだ」みたいな話をしますけど、意外に意味知らないですね(笑)。
ロイ:そうなんですよ(笑)。
上村:でも、hat trickっていうのは全世界で通じる……?
ロイ:うん、と思います。
上村:なるほどね。hat trickって言って、ハトから出てくるのを向こうの人は想像されて、「何言ってんだ? こいつ」みたいに思われるのかなと思いましたけど、それは違うんですね。
ロイ:それは大丈夫です。
上村:なるほどねぇ。ハットトリック、ぜひとも大会中に誰か決めていただきたい。かなりね、攻撃的なサッカーされるチームって多いですもんね。
ロイ:それと今回、ブラジルの1点目、失点がオウンゴールだったんですよね。オウンゴールを英語で言うと?
上村:……え、own goalじゃないですか?
ロイ:正解!(笑)。
上村:よかった(笑)。
ロイ:でも、自信ないんじゃないですか?
上村:そうですね。いざ「英語で言うとなんて言うの?」って言われると、「違うの?」って思っちゃいますけど(笑)。
ロイ:そう。だから、そういうのを自信持って、「こう言えばいいんだ」ってわかっておくことが大事で。昔、自殺点って言ったじゃないですか。
上村:ありましたね。あれ、今は言わないんですか?
ロイ:それは自殺っていう言葉がよくないからっていうので、言われるようになって。あと例えば、昔、サドンデス方式ってあったじゃないですか。
上村:ありましたね。
ロイ:あれ、Vゴールとかって、golden goalとか、名前変わって。
上村:そういえば聞かなくなりましたね。
ロイ:そうなんですね。でも、サドンデスって意味わかります?
上村:……sudden、death、……かな?(笑)。
ロイ:そうそう。suddenって突然、そして、death、死だから、突然死っていう意味なんですよ。
上村:いつ終わってもおかしくないっていうことで、sudden deathなんですね。
ロイ:そうそう。っていうふうに言ってたんですけど、やっぱ死とか、殺すとかっていう、そういう言葉がよくないからということで、日本ではVゴールと言って。そして海外だとgolden goalって言ったりしてるんですけど。
でも、僕が納得いかないのは、そこで死とかっていう言葉を避けるのに、死の組っていう言い方を今でもしてるんですよ。
上村:そこはするんだ、っていう(笑)。
ロイ:あれ、英語で言うとgroup of death、死の組なんですよ。この言い方変えたらいいのにな、って。
上村:なんでしょう、うまい言葉が出てこないのか(笑)。
ロイ:まあ、うん。
上村:まあ、でも、言い得て妙というか、ね、まさに死の組みたいな感じの(笑)。
ロイ:(笑)。
上村:今回の日本のグループだって、けっこう強豪ぞろいで、大変ですよね。日本がFIFAランキング48位とかでしたっけ、確か(注:当時は46位)。
ロイ:うん、そのぐらいですね。
上村:それで、ギリシャがいて……何がいましたっけ、コートジボワールとコロンビア。
ロイ:うん。
上村:ちなみに、コートジボワール戦は今日の……、日本時間は明日の10時。
ロイ:そう、明日の10時なんですよね。
上村:これ、ぜひとも勝ちにいって、初戦からもう流れを持っていっていただきたいなと思います。ギリシャ戦が20日、そしてコロンビア戦が25日。5日きざみでけっこうハードというか。
ロイ:楽しみですね。
上村:また寝ないように気をつけていただきたいと思います(笑)。
ロイ:(笑)。
上村:そして、今日のカタカナ語。
ロイ:はい。今日は国の名前を取り上げてみたいと思います。
上村:ほうほう、はい。
ロイ:ブラジルと初戦を戦った国「クロアチア」を英語で言うと?
上村:え、クロアチア?(笑)。
ロイ:Croatia(クロエィシァ)みたいな感じで言うんですよ。Croatia。
上村:Croatia。それは日本人が発音しやすいように、クロアチアにしたんですか?
ロイ:かもしれないし、現地がそうなのかもしれないし、ちょっとそこまではわからないんですけど。
上村:へぇ、なるほどねぇ。けっこう僕らは当たり前のように国の名前を言ってますけど、実際向こうに行くと通じなかったりというのは、けっこうあるんですかね?
ロイ:うん。例えば、スペインとやったオランダ、英語で言うと?
上村:え、……オゥランダ(笑)。
(一同笑)
ロイ:Hollandって言い方もあるんですけど、普通、Netherlands。
上村:え?
ロイ:Netherlands。ネーデルランドっていう、聞いたことないですか?
上村:はいはい、ネーデルランド、聞いたことあります。
ロイ:それの英語読みでNetherlands。
上村:それがオランダになっていった、と。
ロイ:うん。
上村:はーー。
ロイ:たぶん現地だと、Hollandとか、オランダみたいな言い方なのかなとは思うんですけど、英語だと違うんで。まあ、けっこうややこしいっすよね。
上村:でも、せっかく行くなら、ぜひともこのあたりはチェックして、予習したうえで行くとさらに楽しいかもしれないですよね。
ロイ:うんうん。
上村:というわけで、今週はテーマをサッカーにして、これからさらにさらに熱くなっていくワールドカップなので、ぜひともみなさんで楽しんでいただきたいと思います。
ロイ:ついでに英語もちょっと学んじゃおう、みたいな。
上村:まあ、サッカーと英語ってやっぱり、切っても切れない部分ですよね。ぜひともみなさん、こちら学習して、より楽しんでいただきたいと思います。
というわけでね、今週も足早になってしまいましたが、「西澤ロイの頑張らない英語」、お届けしましたのはナビゲーター上村潤と。
ロイ:西澤ロイでした。Thanks a lot for listening. See you on June 28th. Bye bye.
上村:バイバーイ。
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