AI×5Gのビジネスチャンスを探る

尾原和啓氏(以下、尾原):はい、どうもこんばんは。ITビジネスの原理実践編です。

今日は僕が20年以上デジタルマーケットに関していつも教えをいただいています、経営コンサル・デジタルコンサルの安岡さんと対談します。

安岡さんが最近出された『デジタルマーケティング2.0 AI×5G時代の新・顧客戦略』が、ビジネス即戦力なヒント満載なんですけど、どういう軸で分析すればいいのかをまとめられているので、ぜひぜひ対談をお願いしたかったんですよね。安岡さん、ありがとうございます。

デジタルマーケティング2.0 AI×5G時代の新・顧客戦略

安岡寛道氏(以下、安岡):よろしくお願いします。

尾原:よろしくお願いします。最初は、安岡さんが本を出されると聞いていたから、どちらかというと僕の中だと安岡さんってIDとかポイント経済とか、今のキャッシュレス経済の文脈の中でずっと教えを請うていたみたいなところがあったので、そっちの本かなと思ったらAI×5Gでした。

しかも、ビジネスの解像度がめちゃくちゃ高くて。この本、素晴らしいですよね。

安岡:ありがとうございます。そんなに褒めてくれる人、まだあまりいないんで(笑)。

尾原:本当ですか!? でもたぶんあとで安岡さんのほうから、少し抜粋版を資料で使いながら説明していただくんですけれども。

具体的手段の手前にある、7つのコンセプト

尾原:このAI×5Gに関して、どうしてもSaaSみたいな話とかクロステックみたいな話とか、信用スコアみたいな話をする人は多いです。その手前に7つのコンセプトという話をされていて。

ビジネスにレバレッジが一番効くところを抽出されているだけじゃなくて、それを具体的には飲食店ではどうするかみたいな話だったり、経営コンサルティングだったらどうするかを業種別で説明していたり。物流はどうなるのか、機能別に説明しています。非常にマトリックスとしてわかりやすい解説をしてくださっていて。

安岡さんとは、かれこれiモードの後半ぐらいからですよね。

安岡:そうですね。尾原さんが会社員生活の途中ぐらいのときから(笑)。

尾原:(笑)。そうですね。リクルートに入社させていただいたときに、グーグルゾンに関して安岡さんが……今やグーグルゾンを知る人はあまりいないかとは思うんですけど。

いわゆるGAFAの始まりの分析みたいな話だったり、当時で言うとポータルとイネーブラーみたいなかたちで、キャッシュレス戦争はイネーブラー戦争だったりするんですけれども。そういったところをああいう本に書かれていたのは、たぶん日本で最初でしたよね。

安岡:「企業通貨」と言ったのは最初に近いですよね。フロントとイネーブラーもその本が最初だったかもしれないですね。

尾原:そうですよね。25年経って安岡さんが想定していた時代にようやく追いついたので、改めて安岡さんが描いた今のビジネスチャンスでした。ぜひ資料ベースでお話を深めさせていただければなと思います。安岡さん、よろしくお願いいたします。

50個のソリューションを紹介

安岡:『デジタルマーケティング2.0 AI×5G時代の新・顧客戦略』という本を出しましたので、それに沿ってお話しさせていただこうかと思います。

私は某大手シンクタンクのコンサルティング部門で、大関格のコンサルタントをやっていますので、想像していただくと……。あと、本を見ていただくとすぐわかっちゃうんですけれども。

尾原:すぐわかっちゃいますよね(笑)。

安岡:そんな感じです。これは、お題目なんであれですけれども。私も昔はデジタル信号処理を研究していたんですけれども、デジタル化と言われてもかれこれもう27~8年経つ時代ですので。

その中でもっと変化していくというところでAIと5Gが取り上げられるんじゃないかと。それで、先ほど尾原さんがおっしゃっていただいた50のソリューションというか、ビフォーアフターを2025年の大阪万博頃にはどうなっていくのかをお話させていただきたいと思います。

それで、これは2月21日に発売開始になりまして、Amazonで評価がちょこちょこつき始めている感じです。

尾原:もったいないですよね。どうしてもさっき内輪話で話したんですけれども、そのAIっていうのがね。いっぱい本が出過ぎちゃって、みなさん食傷ぎみになっちゃっていると思うんですけれども。

逆に言うと今からがおいしくて。AIが本当のビジネスにどう実装されていくかがこれから始まるから。そういうところで先ほど言ったようにきちんと領域別に書かれてらっしゃるというか。本当にヒント満載で、こんな値段で売っちゃっていいのかなと個人的には思うんですけれども。

だから極端な話、ここで書かれたヒントを1個だけでも自分でやれるって思ったら、本の代金なんて10倍でもぜんぜんいいぐらいの本ですよね。

安岡:そういっていただけると……。その通りでございますね。

デジタルマーケティング1.0との違い

安岡:今日は簡単にお話しすると、何が変わるかとか、デジタルマーケティング1.0との違いって本には書いていないんですけれども、それをお話しさせていただくと。

あとはキーワードとソリューション。50個のソリューションのうちの一部だけ、絵を交えてお話します。これはあくまでも1つのアイデアの事例なので。考え方まで、ぜひ聞いてもらいたいなと思っています。

バリューチェーンとカスタマー・エクスペリエンス・ジャーニー。要は購入するところがつながって、結局デジタル化で何が起きたかというと、これがデータとしてつながっているんですね。

両方ともフィードバックループがかかっているかたちになっているんですね。新しいビジネスってここから生まれてきたという感じかなと思います。

そもそもマーケティングってなんなのというと、売れるようにするための仕組み作りなんですけれども、これをデジタルにすると、要はデジタルで売れる仕組み作り。単純に言って、そうなんですけれども。

それで、1.0で何があったかということなんです。1.0で何が起こったかというと、要はペーパーレス化とかキャッシュレスとか、要はオフラインでの購買、オンラインtoオフラインとか、カカクコムで比較してリアルで買いますみたいな。ある意味、一次元なんですよね。

それが、今後AIや業態や業際、機能などが飛び越えると何が起きるかというと、これはつながらなくてもつながる仕組みが作り上がると。要は売れるようにするのがマーケティングですけれども、つながらなくてもつながる仕組みを作り上げる。

そうなると何ができるかというと、複合的に、単純に決済がキャッシュレスになります。登録とか申し込みがペーパーレスになります。買い物がオフラインとオンラインがつながります、だけではなくていろんな業態がクロス的につながると。

それが効率化されるということは複合的なサービスが効率化されるということになるんです。何が起こるかというと、けっこう無駄で収益を上げていた企業はどんどん淘汰されていくんだろうなと。

無駄というのは、例えば前は携帯電話とか、なかなか機種変更しない人の部分が利益になって、それを他の分へ補填するとかなっていましたけど。そういうのが、もういろんなものがひっついてしまうと、今は全部効率化されてしまうんじゃないかなと。じゃあ何で戦うかというと、本質で戦うしかなくなるだろうと。

尾原:そうなんですよね。だとしたら本質ってなんなのみたいな話なんですよね。結局。

AIがすでに実現してきたこと

安岡:それでお話したいのは、ここの小売店、飲食店、スポーツ・エンタメ、出前、教育サービス・美容などの話を簡単にお話しさせていただこうかと。

物流、ポイント・クーポン・決済。これは私の専門なのでその話をしています。あとはアンケートがどうなるとか、人事がどうなのかと。

尾原:でも、激動のところだけピックアップしてくださっているから。もちろん残りのところも、意外と資産運用とか医療機関とかそのへんがもうちょっとわかったりとかね。

下でいうと、なんやかんや言ってみんなマーケティング系は思うんですけれども、経理・財務系とかも、もしかしたらみたいなところもありますけれど。この赤いところが中心ということですね。

安岡:経理・財務とかって出張の効果があったかまでを見ちゃうんですね(笑)。そうなると、人の出張は無駄なことができなくなる。

尾原:そうなんですよね。まさに本質がなにかみたいなお話がたぶんこの後続くということですよね。

安岡:あとはコンセプトを先ほど7つの話をしてもらいましたけど、これが、左側の7つの話で、これがAI×5Gで何ができるかというと、リアルタイムでマッチングができると。普通にマッチングはやってますけど、それがリアルタイムになりますよと。

あとは、コラボレーションとかシェアリングがどんどん進むことや、よく言われるIoTとか、セルフ化でどんどん自動化しちゃいますよと。当たり前なんですけど、パーソナライズとカスタマイゼーションがどんどん進みますとか、ダイナミックな需要予測やプライシングとか。

あと、MRはミックスドリアリティ、バーチャルリアリティとかARなどのもう少しミックスしたもの。このライブ化が進展するだろうと。あとはOMO。

まず、小売店はどうなるのかが一番イメージしやすいので、資料の最初に持ってきていますけれども、単純に言うとAmazon GOを見ていただくとわかります。

これはもう、入ってきて、人を認識して、買い物かごに入れて、取り出したり元に戻したりとかを認識して、出て行ったら登録された決済手段で決済。

これはもうすでにそれに近いものができていますけれども、萌芽の事例として、これは福岡のトライアルという店が映像をAIで分析して、買ってからやっていると時間が経っちゃうので、もうすぐに画像で、ここが空いていると在庫切れを通知します。

例えば今だったらトイレットペーパーが補充できないんですけれども(笑)。そういうものをすぐに認識してくれて、機会損失を防ぐというような、効率化されていくというのが、今後の世界。

あとは右上に書いてありますけど、これは中国の「7FRESH」ですね。ロボットが横についてくる感じで、買い物をしてバスケットに物を入れて、最後の支払いのときにこれを通して自分は後ろで待っていればいいと。

そうしたときに最後は自宅に送るのか、自分が持って帰るのかを選択して帰ればいい。店員さんをもちろん減らすことができますし、ユーザーも自分とIDが紐付いていると、自分を識別してくれて、住所に送ってくれます。

今は普通にセルフで自分でやっているのが、全部対応してくれる世の中になってくる。これがすでにここまで来ているので。これが2018年の出来事です。

リアルタイムでマッチングできる時代へ

尾原:そうなんですよね。もうここまでやってむしろ当たり前という段階に入り始めている。

安岡:そうですね。当たり前の話です。これが全部つながるかたちになるというのが……一番下に顧客識別って書いてあるんですけれども、そんな感じです。ここはたぶんイメージしやすいかなと思います。

次、これはOMOですね。

O2O、オフラインでレコメンドされて持っていって、オンラインでまたそこに情報が入ってくるものなんですが、OMOは基本的にはオンラインとオフラインを再結合して、どこでもいいところにタイミングよくレコメンデーションする流れが書いてあります。これができるようになります。

次は飲食店なんですが、当分はスマホが自分のエージェントになるかなと思います。今でもAlexaなどがエージェントになって、今は単純に農家で物流してレストランに提供してそれをプロモーションしたり予約ができるようになり、あとは口コミとかフィードバックしています。

最適で今一番いい農家からピックアップする。これがいわば仮想市場ですね。レストランに来たときに、レストランはその情報を元にして、メニューを来店客に応じてリアルタイムに変更できます。これは産総研(産業技術総合研究所)でムービーを作ったときにやったんですけれども、こういうかたちで、このメニューとこのメニューに素材はこれをつけて、こういうメニューが作れるので、新しいメニューを1個作ってしまえる。

尾原:そうなんですよね。だからこのへんが結局、後で出てくるのかもしれないんですけれども、この本の中でやっているAI×5G時代のビジネスを考える7つのコンセプトという中の、リアルタイムのマッチングをしていくことだったり、パーソナライズだったりとか。

もっと大事なのが、自動発注していくからこそ、このダイナミックなプライシングだったり、需要予測ができるみたいな。そのへんをどこまでビジネスと組み合わせてやっていくかみたいなことだったりしますよね。

安岡:そうですね。あとは、お客さんにアレルギーがあるとか、そんな場合もレストランに伝わるわけですよね。エージェント同士で会話をしてくれるので。そうすると、アレルギー抜き……私はエビとかカニがダメですけれども、それを抜いたようなものを、1人だけ対応してくれるとかですね。そうしたら顧客の満足度も高まるので、近い将来できる状況かなと思います。まさにこれはリアルタイムマッチングですね。

これはリアルタイムマッチングと単純に言ってしまうと、通勤途中に注文して帰り道に受け取ります。家の前じゃなくて会社の前で受け取れる。これはまさにリアルタイムマッチングですよね。こんなことが、本当にリアルでできていく。

かつ、AIの得意分野は効率的に無駄を省くところだと思います。そういうことができるんじゃないかと思います。

スポーツ・エンタメビジネスの未来

安岡:スポーツ・エンタメ。今はいろいろと中止になったり、悲しい状況になっていますけれども、無観客試合のときに、中に入っちゃえばいいじゃないということで(笑)。

これは甲子園ですけれども。これはバーチャルリアリティの中であるかなと思うんですけれども。スマホとかをかざすと、そこでバーチャルリアリティの中で、選手ユニフォームをクリックすると購入できちゃうんですね。それに近いこともできる技術がありますので、そういうかたちになるし。

あとは勝っているか負けているかが周辺の施設にリアルタイムに伝わると。今、例えば楽天が勝つと楽天セールをネットでやっていますが、そういうものだけではなくて、周辺の施設がそれでリアルタイムにセールする。あとは、次に帰る人が予約できるかたちで送客すると、スポーツ・エンタメが球場の中だけじゃなくて、中と外を連携させることができる。

無観客でもおもしろいんじゃないかなと思うんですけどね。

尾原:そうですよね。今言った本質みたいなところで、どうかけ算していきますかみたいな話と、観客が観戦するとな本質がどう膨らむのかという2つの話があって。

その本質が膨らむところでいうと、5Gにおいて、結局どの視点からでも観客がリアルタイムにレンダリングすることで見ることができるし、VRで見ると、まるでキャッチャーの後ろで野球を見たり、サッカー選手のドリブルにドローンみたいなかたちで、併走するかたちで見たりだとか。

サッカーのトラップするときに、ぐるっと回って前から見るみたいな。そういう、本当に何を観戦したいのかみたいな本質のところをクローズアップすることもできるし。

もっと大事なのが、結局ビジネスとして考えたときに、応援するのはどういうことかを考えたら、外で一緒にバーで観戦することを楽しむためにはどう連携するのかもあります。そこで勝ったらお祝いだし、負けたら悔しい。こういったところで近所のメニューがリアルタイムで連動する。それは別にバーチャルから参加している人たちもコンサートで来ている服だったり、かかっている曲だとか、本当に欲しいものが欲しいということでつながっていくみたいな。

こういう当たり前のことが当たり前にできるようになったときに、今までできないと諦めずにどれだけつないでいけるかというところと、つなぐことでかけ算にすできるかが大事ですよね。

物、スペースから、ヒューマンシェアリングへ

安岡:そうですね。帰り道にタクシーがすぐ来ているとか。タクシーの人も一生懸命見ているらしいんですけど、それが自動にできる感じですよね。

尾原:確かにそうですよね。結局タクシーの運転手側も今まではラジオを聞いて「あ、そろそろか」「あー、負けたから悔しくてあまり乗ってくれないのか」みたいなことを運転手がそれぞれ考えていたけど、試合の状況を見て、自動的にAIが予測してくれて、あと5人ぐらいお客さんを拾ってから甲子園に行っても間に合うと言ってくれるわけだし。

もっというと、試合が終了する頃にちょうどお客さんをドロップして、球場にいるみたいな感じで、運転手を誘導することもできるみたいな。

安岡:そうですね。それが普通に現実的にできるんじゃないかなと。これはまさに東京オリンピックぐらいからできればおもしろいかなと思いますけれども。

尾原:今コメントに書いていらっしゃいますけれども、棚の陳列を活躍した選手によって変えることも簡単にできるし。それはまさにバーチャルだから、一人ひとりの好みの選手の活躍によって変えることもできるし。ここらへんは想像力を怠けさせないかですよね。

安岡:そうですね。まさにその通りです。想像力ですね。

これは、あと出前・デリバリー。これはよくギグワーカーというかたちで、Uber Eatsで、運んでいるんですけど。

これが将来的にはいろんな人が配達員になっちゃうと。バスに乗ってこれからその人の家に行こうと思っているおじさんが配達員になるかもしれないし、Uber Eatsで別のものを運ぶかもしれないし、Amazonを運ぶかもしれない。

そういうようなかたちで外部化する。配達員を外部化して、さまざまなものが参加できるようにするのが、まさにギグワークの次の時代、2.0だと思います。

尾原:そうですよね。実際にアメリカのUber Eatsじゃない、人をデリバリーするほうのUberだと、実際に実験を開始していて。

朝、会社を出るときに、何時に会社につけばいいかを登録しておけば、家から会社に近づいていきながら、お客さんを拾って落として拾って落としてをやって、ちゃんと出社時間には会社に着いている。稼ぎながら出社する。

だからこれがもっと究極でいうと、そこらへんで10分暇だからとか、百貨店に遊びに行く途中でとか、いろんなことが自分の目的を叶えながら稼げてしまうみたいな。

安岡:そうですね。空き時間をみんなで利用する感じですよね。

尾原:しかも空き時間の利用も簡単に無意識にできちゃう。

安岡:そうですね。これがまさに人のシェアリングというかたちなので。シェアリングって物、スペース、モビリティー、マネーとありますけれども、ヒューマンのシェアリングだということなんです。

「やる気・好奇心の調整」が、誰でもできるようになっていく

安岡:次に教育サービス。これは今アクティブラーニングという言い方で、ネットでやったり、その人に議論させたりしていますが、今後はアダプティプラーニングです。

何を言っているかというと、これはそのものの絵ではないんですけれども、例えば血圧がちょっと上がっているときのほうが人は物覚えがいいかもしれないとか。

尾原:実は。

安岡:(笑)。そういうときに、じゃあ、英語の単語をふって流してみるとかですね(笑)。そうするとやる気と好奇心の高いときに一番覚えやすいものが覚えられるというかたちです。

学ぶのは塾に行っているときじゃなくて、どこか歩いているときも学べるかもしれないし、ぼーっとテレビやYouTubeを見ている人は、そのときにくつろいでいて頭に入るから学べるかもしれない。そういうことがどんどん進化していくんじゃないかと思います。

尾原:そうですよね。結局プロの方とかに話をすると、プロゲーマーが勝ち続けるために何を努力しているか、イチローがどう努力するかを(聞いたら)、「嫌いにならない努力をする」と言ったりしていて。飽きるとか、嫌いになりそうとか、つらくなることを実は敏感にやめていたりするんですよね。

人間ってどんどん好きになる生き物だから、いかに調子よくなるためにやっていくか。だから、強いプロゴルファーは、試合の最終日に自分の絶好調を合わせることが上手いみたいな話もあって。

実はやる気と好奇心って自分で調整できるんだけど、今は一部のプロしかできないことも、いずれできるようになる話だったりするわけですよね。

安岡:そうですよね。逆に言うと、それがあるときにやってあげるということですよね。