ビジネススキームに社会貢献を組み込む

西澤ロイ氏(以下、ロイ):はい。あまり時間がないのですが、それ(バングラデシュでの蟹養殖)が玉野の地域活性にどう繋がるのでしょうか?

吉本誠氏(以下、吉本):もともと瀬戸内海にいたカニを復活させようと。それで、あさりとか、はまぐりとか、牡蠣なんかもそうなんですけど、実を言うと小さいやつを輸入しているんですよ。中国とかから。例えば、岡山県で10日、中国で8日。1日長いですよね、製作している時間が。そうすると岡山県産になるんです。例えば中国で5日間育ち、千葉県で6日間いましたよ、といったら千葉県になるんですよ。

ロイ:あっ、そうなんですね。

吉本:これは豚とかも全部そうです。

ロイ:うーん。

吉本:だから、けっこう、輸入しているんですよ。いろんなことを。みなさん言わないだけで。「ここはうちのアサリだよ」とかって言うんですけど、実を言うと一緒なんですよ。

ロイ:生まれも育ちもでなくても大丈夫なんですね。

吉本:稚ガニをバングラデシュから入れて、【16:21】なんかも使ってやっていこうと思うんですけども、玉野産のカニを作って、地域のブランドとして育てていこうということでやっております。バングラデシュと日本の両国の地域活性化を目標に、今スタートしたばかりなんですね。

ロイ:だから、そのバングラデシュのためにもなり。もちろん環境のためにもなり、それが日本の地域のためにもなり、この吉本さんの姿が他の日本人の見本にもなるという、すごい良い循環がこれからどんどんいくんじゃないかなということを勝手に思っているんですけども、どんな思いでそういうことをやっていらっしゃるんでしょうか?

吉本:ああ、そうですね。基本的に頭悪いのであまり思いというか、ただ生きているだけではなくて、チャレンジすることが楽しくて仕方がないという感じですかね。思いとすれば目先のお金とかはとりあえず考えない。

ロイ:はい。

吉本:みんなに喜んでもらえるためにはどうするかってことを考えて始めました。

ロイ:はい。みんなに喜んでもらう。

吉本:そうですね。周りの人が、本当に携わってくれる人たちが幸せになるということを目指して、いろんなスキームを作ったり、行動したりしてきていますし、それはたぶん、今からも変わらないので、ぶれないでやっていく自信もありますし、ぶれちゃうとダメになるので。もう8年やっていますから。

ロイ:すごいですよね。だから社会貢献というとCSRという言葉があって、だいたい大きな企業が、申し訳程度にやっていたりするんですけど。そうじゃなくて本業として、会社として存在することが、社会貢献なんだと。

吉本:そうです。本当にスキームに入れていますから。ビジネスのスキームに、そういうものを入れているので。これは成功すると、恐らくバングラデシュだけではなくて、アジア各国。アフリカもそうですし、本当に困っているところが、いろいろ助かるのではないかなという、1つのモデルになると信じて進めております。

どんどん世界に出ていくべし!

上村潤氏(以下、上村):はい。というわけで、吉本さんのお話、まだまだ聞いていたわけではありますが、そろそろお時間が近づいて参りました。

ロイ:「頑張らない英語」のコーナーなのに、今日はすごいがんばる話をお届けしてしまいました(笑)。

上村:こういう回も良いと思います(笑)。

ロイ:はい(笑)。

上村:では、最後にリスナーの方々に吉本さんからメッセージをいただいてよろしいですか?

吉本:メッセージですか? 英語喋る人というのは日本の中でも沢山いらっしゃるし、やっぱりどんどん世界に出ていって、いろんなチャレンジをしていただきたいなと思います。

ロイ:吉本さんは、あまり喋れないですよね?

吉本:私は身振り手振りで(笑)。

上村:それでも、これだけ世界で活躍されていらっしゃるということでね。

ロイ:言語じゃないんですね。

上村:というわけで、本日は「玉野を元気にするぞ株式会社」吉本誠さんにお越しいただきました。どうもありがとうございました。

ロイ:ありがとうございました。

吉本:ありがとうございました。

(一同拍手)

上村:というわけで本日も素敵なゲストをお迎えしてお送りしました、西澤ロイの「頑張らない英語」お届けしましたのはナビゲーターの上村潤と。

ロイ:西澤ロイでした。Thanks for a lot for listening. Sea you on November 21st.Bye bye.

上村:Bye bye.