「最強のkintoneを作ってみた」
長屋恵梨氏(以下、長屋):みなさん、こんにちは。NAGAYA JAPANです。リーダーの長屋です。
増田高明氏(以下、増田):増田です。
長屋:今日は私たち、名古屋を背負ってきているので、気分はさながらツインタワーですね。増田さん。
増田:何言っているんですか。
長屋:いや、大真面目ですよ。
増田:またまた~。そんなこと言ってないで、会社紹介やったらどうですか?
長屋:それもそうですね。私たちは名古屋にある株式会社ウィルビジョンに所属しています。会社の概要はざっくりこんな感じです。
増田:いつもは開発とかしているんですよね。
長屋:そうですね。今日はうっかり壇上に上がってしまいましたが、上がったからには爪痕を残してがんばりますよ。
増田:そんなこと言ってないで、早く始めてもらっていいですか?
長屋:わかりました。今日は「最強のkintoneを作ってみた」というお話をさせていただきます。よろしくお願いいたします。
kintoneの通知の見づらさを解消
増田:ショートコント、「最強のkintoneを作ってみた」。
増田:(kintoneの通知を見ながら) ああ、昨日、通知の画面を見逃していて通知が溜まっちゃったな。
ーーLINE! (メッセージを知らせる音が響く)
増田:あ、LINEだ。
――『増田さん、レッドブル120本、注文してくれましたか?』
増田:やっばー、見逃してた! kintoneの通知の見にくさ、どうにかならないかな。
(「エリピー5分ハッキング」と題したデモが音楽とともにスタート)
増田:ああ、なんか出た! パソコンがハックされた。やばい、やば!
長屋:それでは本日は、通知のラザニア、読みやすさを添えてのレシピを紹介していきます。材料はこちらです。
本日は時間の都合上、急いでおりますので、できあがったものをご用意しました。ではさっそく使ってみましょう。まず、通知のマークをクリックしてみてください。
増田:はい。おお、これはかの有名な “青い鳥” のやつですね。親近感がわきますね。
長屋:そうなんですよ。時代はやはり横並びじゃなくて縦ですね。さらに、アプリを見ながらでも通知が確認できるんですよ。
増田:わざわざ通知の画面を開くの、面倒くさかったんですよね。
長屋:そうですよね。あと、この画面からコメントに「いいね!」をつけることもできるんですよ。
増田:おお、本当だ。今までイマイチ押すタイミングがわからなかったけど、これで気軽にいいねができちゃいますね。
長屋:そうですね。「読んだよ!」というアピールにもなりますもんね。
溜まった通知も一括で既読可能
長屋:あと、これが最強の機能なんですけど。
増田:なんですか?
長屋:そこの青い鳥さん、ダブルクリックしてみてください。
増田:いらねーー!!
長屋:あ、いらないんだ……。まあまあ、これは冗談として、本当の最強はこっちです! 一括で既読にすることができます。もう既読のボタンをポチポチしなくていいんですよ。
増田:なんだって!? それ、最強の機能じゃないですか。
長屋:じゃあ、実際に既読になっているか確認してみてください。
増田:おお、どれどれ? 本当に消えてる! 天才!
長屋:これで増田さんが発注を忘れることもなくなりますね。じゃあ、後はがんばってください。
増田:ありがとうございます。さすが長屋先輩。いやー、kintoneってカスタマイズ次第で意外となんでもできるんだな。ついでに俺の何でもいうこと聞いてくれる召使い、作ってくんないかな。
kintone上でさまざまなお願いに対応する便利機能
(再び「エリピー5分ハッキング」と題したデモがスタート)
増田:またハックされてる。誰だ? 誰だ?
長屋:それでは本日は、「アプリののっけ盛り~召使いの気まぐれ仕立て~」のレシピを紹介していきます。材料はこちらです。
長屋:あいも変わらず急いでおりますので、できあがったものをご用意いたしました。では少し触ってみましょう。
増田:うわー! ポータルになんかいる!
長屋:これは最強の『ひげおじちゃん』です。
増田:はあ?
長屋:馬鹿にしていますね。明日って予定ないんですか?
増田:明日はちょうどデートなんですよ。
長屋:そしたら、天気とか気になりません? ひげおじちゃんに聞けば何でも教えてくれますよ。
増田:なんだって! それ、俺が思っていたとおりの召使いじゃないですか。
長屋:じゃあ、さっそく聞いてみましょう。ひげおじちゃんをクリックして、「明日の名古屋の天気を教えて」と入力してみてください。
増田:おお! こいつしゃべった!
長屋:行き先を伝えたら、道のりも教えてくれますよ。それに、こいつ音声検索にも対応しているんです。
増田:何だって! 声でも反応してくれるんですか? じゃあ、さっそく「ナゴヤドームまでの道のりを教えて」と。お、本当だ。音声でも反応してくれる。しかも何番線に乗ればいいかまで教えてくれるんだ、やるじゃん。
長屋:これでデートプランも完璧に決められますね。女を落とす時代が作れる。そう。kintoneならね。
最後に、デートにちょうどいいコーディネートを聞いてみましょう。
増田:おお! 画像出てきた。そうそう、こういうかわいいスカートとか履きたいもんな……って、俺、お・と・こ! もういい、こんなやつ消してやる!!
長屋:ああ、ひげおじちゃ~ん……。
ということで、こんなカスタマイズをしてみました。最後はひげおじちゃんが飛んでいってしまいましたが、検索した結果はレコードに保存されていますのでご安心ください。それでは、本日のおさらいです。
「kintoneユーザーあるある」を楽しく解決
長屋:「通知のラザニア~読みやすさを添えて~」。今回のポイントは通知を青い鳥風にポップアップで見られるようにしたことです。kintoneの内部APIを勝手に解析して、無理矢理データを取得していますが、他の作業をしながらでも通知を確認することができます。サイボウズさん、ぜひ公式の通知API作ってください。お願いします!
増田:続いては、「アプリののっけ盛り~召使いの気まぐれ仕立て~」。こちらのポイントは、Rakuten Rapid APIというプラットフォームを使って、さまざまなサービスと連携することによって、受け答えを行っています。
音声機能では、Web Speech API(Webブラウザにおけるテキストデータの音声出力や音声認識による入力が可能)という機能を使って行っています。営業先への行き方など、ちょっとした調べ物をしたいときにkintoneを離れる必要がなくなるので、これからおもしろいことがもっともっとできそうです。
長屋:ということで、これがうちの「最強のkintone」です。みなさんもぜひ最強のkintoneを作ってみてください。ありがとうございました!