大事なのは相手

ナレーター:前回、自身が通う大学の魅力をアピールするテストを与えられた学生。それに対して並木は。

並木裕太氏(以下、並木):絶対に売れない。営業って相手が欲しがるものを提供しないといけないから。

西堀氏(以下、西堀):どっちも正しい自分なんですよね。ロボットみたいな僕も僕だし、ちょっとふざけた自分も自分だし。

ナレーター:それでも自身の魅力について熱弁を振るう彼に対し、水谷は?

水谷健彦氏(以下、水谷):相手のニーズに合わせているのかと指摘されているのに、「僕の本当の姿はこれとこれ」って言ってさ。

西堀:なるほど。

眞邊明人氏(以下、眞邊):お店に入って、店員から自分のことを欲求されたら嫌でしょ。

西堀:嫌ですね。

眞邊:嫌ですよね。物を買う人から「僕、気持ちわかります?」って言われたら鬱陶しいやんか(笑)。それと一緒。あなたが物を買う立場からしたら、そこが大きな問題じゃないでしょうか。

西堀:わかります。大事なのは相手ということですね。

眞邊:相手になにを売るか。

西堀:わかりました。

おもしろく話せるか? 売りたい物を見つけられるか?

ナレーター:そして、いよいよ最終ジャッジ。これまで厳しい意見を受けた彼の評価は。

水谷:鈴木さんからいきますか。

鈴木康弘氏(以下、鈴木):そうですね。僕はイエローカードかなと思っていて。どうしようもないレッドでもない。かと言って、このまま放っておいて決まるかというと、決まらないかなと思ってます。

2通りで1つは、おもろない会話をおもしろくする努力をするということかな。これは大統領の演説のCDとか聞いて、真似をしてみてもいいと思います。それができなかったら、2つ目の選択肢として営業以外も見ることです。そんなにおもしろく話さなくてもできる仕事があるからさ。そこも含めて総務とか技術とか幅広く見ていくといいと思います。

西堀:わかりました。ありがとうございます。

眞邊:どちらかと言うとイエロー。売りたい物を探したほうが早い。

西堀:はい。

眞邊:さっき漠然と自分の表現したいことが先に立っているから、「自分はこれだったら売りたい」と惚れ込む商品。この商品は売れる。なんでもいいよ。スマホでもいいし、サービスでもいいし。

たぶん、人材とかは向いてないと思うよ。それより物のほうがわかりやすいから。「この物、この技術最高!」「この技術を俺が喋ったら」というのは商品のファンになればいいだけなので、すごく簡単。あなたが熱を持って喋れる。「これは売れる。これはおもしろい」っていうので練習する。それはふだんやっているはずですよ。友だちに「これええで」って。

西堀:あります。

眞邊:それを見極めて、それがどこの会社にたくさんあるか探そうよ。そうしたら少なくとも、そのことについては面接のときに熱を込めて喋れると思う。

西堀:わかりました。

「相手がなにを求めているのか」を聞けないのはイエローカード

ナレーター:最後に並木のジャッジは。

並木:いいスタート切ってて、もう「営業したい。こういう業界で」というのは段々見えてきているはず。なので、スタートとしてはいいスタート。

ただ、伝え方の部分で今日3人から指摘されたように「相手がなにを求めているのか」をちゃんと聞くとか、そういうところでイエローなんですね。

これから就職活動が始まって、OBの人と会ったり面接したりするので。今日教えてもらったことを実行できたらフェアプレーになっていく。また同じ間違えをして、OB訪問しているのに自分のいいところだけ伝えて終わった1時間だと、もう完全にそれはレッドになる。

「先輩の会社ですと、どんな人が求められているんですか?」とかという質問ができるようになってくると、いい結果が生まれるんじゃないかと思いますね。

(収録後)

水谷:今日の中で今一番印象に残っているのは?

西堀:「お前、機械みたいだな」「フラット過ぎる」とかまさにそれですね。「やっぱりか」と思いました。

水谷:じゃ、それは気付いていたんだ? やっぱりかというのは。

西堀:はい。そうですね。結局、僕のクソ真面目な部分しか出せていなかった。話し方も全部そうですけど「出し切れていないんだな」と感じましたね。

眞邊:幼いよね。

「やります!」と言い切るやつから売れる

鈴木:眞邊さん。彼、売れると思います?

眞邊:うーん。今の段階では難しい。「営業」って言ってるのもあやふやなので。ただ営業っていうのはあやふやだけど、じゃあ、それが企画っていうとさらにあやふやになる。

営業にフォーカスして探していって、営業じゃないなにかに辿り着いたほうがまだ確率は上がる。

鈴木:なにかもっとロジックがまとまってなくていいから、「やります!」「この商品絶対にいいものです。俺、使ってますから」って言い切るやつから、やっぱり売れるんですよね。

眞邊:極端なことを言うと、数字が足りないからといってお願いしにいけないと思いますよ。「数字が足りないのでXX社長。助けてください」って言えないから、だから数字の達成率は低い。

鈴木:努力できる子だとは思うんだよね。すぐやると思いますよ。我々が言ったことを。

ナレーター:面接のプロ3人週の下した結果はご覧の通り。