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あなたはどのタイプ? トレーダーのタイプ・ステージ別学習法

あなたはどのタイプ? トレーダーのタイプ・ステージ別学習法

株式予報チャンネルでは、Yahoo!ファイナンス株価予想達人の中原良太が、初心者でもわかりやすい株式投資のコツをお届けします。第104回目のテーマは、「タイプ別:トレーダーとして学んでおきたいこと」です。中原氏が、トレーダーのタイプに合った学習法について語りました。

シリーズ
株式予報チャンネル > 【#0104】タイプ別:トレーダーとして学んでおきたいこと
2017年11月25日のログ
スピーカー
株式予報 中原良太 氏
参照動画
株式予報チャンネル【#0104】タイプ別:トレーダーとして学んでおきたいこと

トレーダーのタイプ・ステージに応じて、学び方は変わる

104-1 中原良太氏(以下、中原) こんにちは、株式予報の中原良太です。 今週は「タイプ別、トレーダーとして学んでおきたいこと」というテーマで動画セミナーを収録していきたいと思います。 なぜこんな内容で動画セミナーを収録しようかと思ったのかというと、僕は今まで、100名以上のトレーダーの方とお会いしたことがあります。 それだけ多くの方とお会いしていると、「この人はこういうタイプのトレーダーなんだな」というのが、経験を重ねていくうちにわかってきたような気がするんですね。今回お話しすることがすべてではないんですけれども、僕自身の経験を踏まえて「トレーダーにはこういうタイプがいるな」ということをお伝えします。 今回ご紹介するのは4つのタイプなんですけれども、この4つのタイプ・ステージに応じて、トレーダーさんが学ぶべきことは、まったく変わってくる。 自分に合っていないことを勉強しても学習効果は薄く、あとで時間の無駄になってしまいます。そういうことのないように、トレーダーを類型分けして、それぞれのトレーダーさんはどんなことを勉強すればいいのか、僕なりに考えてみました。 104-2 ということで、本講座の目的はこちらです。トレーダーとして学んでおきたいことを、タイプ別に分けて考えてみる。今回まとめてはいるんですけれども、これが絶対ではないと思っています。 「これからも(トレーダーのタイプは)変わってくるだろうな」「新しいタイプの人が生まれてくるだろうな」という気はしているんです。ただ、もう100名以上のトレーダーの方とお会いしてきて、感覚値ですけれども、だいたい(この類型に)合っているかなと思っております。 「自分のステージはどこにあるのかな」「自分はどのタイプにいるのかな」を踏まえることで、これからの学習に役立てることができるのかなと考えております。 今回の内容は、僕が作ってきた動画セミナーの中でもかなり大事なことというか、役に立つことの1つだと思っていますので、ぜひぜひ最後までお付き合いいただけたらなと考えております。 では、よろしくお願いします。 104-3 まず、冒頭にもお話ししましたが、「ステージに合った学習をする」ということが、非常に大事です。例えば、小学生に突然「これを勉強しなさい」と言って、大学生用の参考書を渡したところで、なんの意味もない。「なんだこれ、もう意味がわからない」となってしまうのが、当たり前なんですね。なので、自分のステージによって、学ぶべきことはぜんぜん違うと。 例えば(算数を学習したことがない)小学生にいきなり分数の教科書を渡したところで、わかりっこないわけです。始めは足し算、引き算、掛け算、割り算。そして分数……というふうに、徐々にステージアップしていくことによって、学習効果は飛躍的に高まるものだと、僕自身は考えています。 これはトレーダーも一緒でして、事前知識のないままいきなり高度なことを学ぼうとしたって、効果が半減してしまうんですね。 もちろん、学習の意味がないとまでは言わないですけれども。ただ、学習スピードが著しく遅くなってしまうとか、あとはせっかく勉強したけれども、その大事さが理解できないということになりがちです。自分のステージに合わせて、学ぶべきことを徐々に切り替えていく必要があるかなと考えています。 これからご紹介したいのは、トレーダーを4つのタイプに分けた考え方です。これは僕が類型分けをしたんですけれども、なかなか秀逸だなと思っていまして。

負け犬・迷走・頭でっかち・成功者

104-4 僕は、トレーダーには4つのタイプがいると考えています。 それぞれどんなタイプかというと、「迷走タイプ」「成功者タイプ」「負け犬タイプ」「頭でっかちタイプ」。この4パターンがいるかなと考えています。 この右上にある成功者タイプにカテゴライズされないと、トレーダーとして成功するのは、なかなか難しいのではないかなと思っています。 迷走タイプ・負け犬タイプ・頭でっかちタイプ。この3つのタイプに属する人は、まだまだ勉強が足りない。成功者タイプでも勉強は必要なんですけれども、(ほかの3タイプの人は)最低限押さえておかなければいけないポイントを、押さえられていないのではないかなと考えています。 それぞれどのように分類しているかというと、横軸と縦軸で分けています。 まず縦軸が、「能動学習」と「受動学習」です。上側に位置する人(能動学習)は、自分で積極的に本を買ったりセミナーに参加したりする。あとは、アイデアマンというと聞こえは悪いかもしれないんですけれども……どこかしらで学んだことを、自分なりの創意工夫でさらに高めていくタイプの人ですね。 受動学習は、「言われたことをやっていればいいよ」というタイプ。会社で言う「指示待ち人間」みたいな感じですね。「言われたことさえやっていれば、なんとかなるのではないかな」と思ってしまうタイプの人が、受動学習のタイプに入ってきます。 横軸は、「長期志向」と「短期志向」にカテゴライズしています。長期志向の人は、長期的に、ずっと成功したいと考えている人。短期志向の人は、「1発どかーんと稼げれば、それでいいよね」と考えている人のタイプですね。 それぞれ分けていくと、受動学習の短期志向は「負け犬タイプ」ですね。「言われたことは、まあ(やるから)いいけれども、別に自分で勉強しようとは思っていない」タイプの人ですね。創意工夫も一切しない。 わかりやすい話をすると、銘柄が大好きで「儲かる銘柄を教えてくれよ」という人が、この負け犬タイプに入ってくるかなと思っています。自分自身で勉強しようとは考えずに、儲け話を常に探しているタイプですね。こういう人は、勉強もしないし……「金儲けの話が転がっていないかな」を、ずっとぐるぐる探しているようなタイプですね。 図の左上の、能動学習をする短期志向の人は「迷走タイプ」です。積極的に勉強も工夫もするんですけれど、常に短期のことばかり考えている。「今のテーマ株はなんだ」とか。右往左往してしまって、自分の軸を持っていないタイプの人ですね。なので、やっていることに一貫性がない人が、この迷走タイプです。 例えば、いきなりテーマ株について調べ出す。かと思ったら、今度は急にチャートについて勉強しだしたり、バリュー投資について勉強しだしたり、計算書の読み方を勉強したりする。とくに投資を始めたばかりの人は、この迷走タイプに分類されることが多いのではないかなと思います。 「始めのうちはがつがつ勉強したい」「いろいろ工夫をしたい」「自分なりの投資をしたい」と考えるものの、長期的な方向性が定まっていないので、短期的にあっちゃこっちゃいってしまう。結局、自分がなにをしたいのかわからない・迷走してしまうという人が、この左上の迷走タイプに該当するかなと思います。 右下は、「頭でっかちタイプ」。長期的な方向性はきちんと確立して、戦略家ではあるんですけれども、いかんせん勉強が嫌い。自分で勉強・工夫しようと思わないタイプの人ですね。 例えばシステムトレーダーの場合だったら、「売買ルールは(購入したそのままのものを使えば)いい、自分で改良する必要なんてない」「売買ルールを買ってしまえば、それで利益になるのではないか」と考えているタイプの人。 こういうタイプの人は、短期的な成功はできるかもしれませんが、長期的にみると自学自習をしない・工夫をしない人です。売買ルールを手に入れたところで、短期的な成功にしか結びつかない。あるいは、マーケット・インパクトなどが出てきてしまうと、結果的には利益を出せないという人が、この頭でっかちタイプかなと思っています。 自分で創意工夫をして売買ルールを改良しよう・投資戦略を改善していこう・PDCAサイクルを回していくことをきちんと踏襲できていないタイプが、この頭でっかちタイプに分類されます。 最後に、右上が「成功者タイプ」です。長期志向・軸を持った上で、能動的にがつがつ勉強していくタイプ。ここにカテゴライズされる方が、成功者と言えるのではないかなと思います。 トレーダーとしても、この右上に該当している方……とくに「億トレーダー」と呼ばれている方は、全員成功者タイプだと考えています。成功者タイプにならない限りは、成功できない。トレーダーとして、大きな利益を出すことはできない。長期的に利益を稼ぎ続けることはできないと、僕は断言したいんですけれども。 ということで、負け犬タイプ・迷走タイプ・頭でっかちタイプ・成功者タイプ。トレーダーは、この4タイプに分けられると考えております。 それぞれのタイプに応じて、学習すべきことが変わってきます。ということで、それぞれのタイプ別にどういうことを学んでいけばいいのかを、お話ししていきたいと思います。

負け犬タイプ:仮説ありきのトレードを

104-5 まず、負け犬タイプ。「儲け話ハンター」とも表現できると思うんですけれども、「なにか儲かる話教えてよ、俺は勉強しないけどね」みたいな人は、まずはそういう考え方から脱却するのが、非常に大事。短期志向から長期志向へ、マインドセットをシフトチェンジしていく必要があるかなと考えています。 短期志向はたいていの場合、銘柄ありきの考え方をしてしまうんです。「あの銘柄は儲かる・儲からない」「あの株はいい・悪い」みたいに、銘柄のことしか考えていない方は、この負け犬タイプに該当することが多いと思います。この負け犬タイプの人は、まず銘柄からいったん離れて、投資手法・取引手法、そして仮説優位の思考法を手に入れることが、大事だと思います。 「こういうふうにしたら、利益が出るのではないかな?」と、仮説ありきでトレードすることが、非常に大事なポイントかと思います。 かと言って、仮説さえあればいいのかというと(そうではなく)、仮説を持った上で、それを検証して、さらに改善しなければいけない。さらに右上(成功者タイプ)にランクアップしていくためには、仮説を検証し、さらに経験値を積んで、がつがつ能動的に学習していく必要がある。 「自分で自分の腕を磨いていくんだ」という思考を、手に入れる必要があるのではないかなと思っています。 負け犬タイプの人は、「誰かに任せておけばいいや」「自分は勉強しないでいいや」「あの人の言うとおりにしていれば、儲かるのではないかな」と考えてしまうと思うんですけれども。そういうタイプの人は、得てして成功しないので。「任せておけばいいや」ではなく、自分で勉強するというのが、非常に大事なポイントかなと思います。 仮説ありきの思考法……仮説と言うと、売買ルール・投資戦略という言葉を、僕はよく使うんですけれども。投資戦略ありきの考え方をして、それをさらに高めていく・改良していく、能動的な学習にシフトする。この2ステップが、必要になってくるのではないかなと思っております。

頭でっかちタイプ:自分で投資戦略を仕上げる

104-6 次に、頭でっかちタイプです。頭でっかちタイプの場合は、「売買ルールさえ手に入れれば、別に改良しなくていいや」と考えてしまっているタイプですね。 こういうタイプの人は、結局自分で売買ルールを改良できるようにならない限りは、ある売買ルールを買ってはうまくいかなくなり、(別の売買ルールを)買ってはうまくいかなくなり、(さらに次の売買ルールを)買ってはうまくいかなくなり……という、生産性に乏しいサイクルに陥ってしまいがちです。 そういう方は、「自分で仮説を検証して、経験値を高めていき、売買ルール・投資戦略を仕上げていくんだ」というマインドセットに、切り替える必要があるかなと思っています。 なので、受動的な学習ではなく、能動的な学習へシフトチェンジする必要があると考えています。

迷走タイプ:まず長期志向にシフトチェンジ

104-7 3つ目の、迷走タイプです。短期志向で、ずっと銘柄のことばかり考えてしまっている方が、該当すると思います。迷走タイプの人は、まず長期志向にシフトチェンジする必要があると思っています。 具体的には、仮説ありきの考え方。売買ルール・投資戦略ありきの考え方に、シフトする必要があるかなと思っています。短期的な利益ではなくて、長期的な人生の中で、利益を最大化する方法を考えていく。そのために着実な1歩1歩を積み上げていくんだという考え方を、習得する必要があるかなと考えています。 手前味噌ではあるんですけれども、この『株3年生の教科書』を読めば、長期志向の考え方がわかると思います。「長期的に利益を最大化するためにいろんな仮説を立てて、それを磨いていかなければいけないんだ」という考え方・枠組みを、習得する必要があるかなと考えています。 おすすめなのは、先ほどの『株3年生の教科書』と、(同じく)僕の本でしたら『株2年生の教科書』。この2冊を読んでいただくのが、いいかなと思っています。 このタイプは創意工夫に富んでいる人が多いので、1回長期的な考え方を手に入れてしまえば、あとは成功者タイプのレールに乗ることができるかなと、個人的には考えております。

成功者タイプ:油断せず、ひたすら「事例学習」

104-8 最後の成功者タイプの人は、「成功者タイプだから、別に勉強しないでも大丈夫かな」ということではありません。ひたすら勉強をしなければ、成功者タイプでい続けることはできません。 勉強しなければ、そのうち受動学習に落ちて頭でっかちタイプになったり、甘い話や儲け話にそそのかされて、短期志向にぶれてしまったり……ということも、あり得ると思います。成功者タイプだからといっても油断してはいけなくて、ひたすら事例を学習していく時期になっていくのかなと思います。 僕の場合だったら、ひたすら売買ルールを買って自分なりに分析してみるとか。あとは、僕の販売しているレポートを購入して、さらに学習を深めていくとか。とにかく事例を重ねて、それをさらに自分の工夫で高めていくという「事例学習」が、非常に役立つのかなと思っています。 ということで、どのタイプの人も勉強はしなければいけないんですけれども、タイプによって、ステージが違う。ステージが違うので、学ぶべきことも変わってくる。これが、非常に大事なポイントかと思います。 今回ご紹介した、負け犬タイプ・頭でっかちタイプ・迷走タイプ・成功者タイプ。自分が4タイプのうち、どこのカテゴリーに該当しているかをきちんと知った上で、さらに腕を磨いていく。「最終的には成功者タイプになるんだ」という意識を持って、学習を進めていくのがいいかなと考えております。 ということで、今回の講座は以上です。最後に、今日お話ししたことをまとめていきたいと思います。

今日のまとめ

104-9 今日のセミナーで1番大事なことは、自分のステージによって、学ぶべきことは変わってくるということですね。 何度もお伝えしていますが、当たり前の話ですけれども、小学生に大学生向けの参考書を渡しても、意味がないですね。これは、トレーダーにとっても一緒です。小学生程度の知識しか持っていないのに、いきなり難しいことを勉強しようと思っても、(知識の)下地がない。勉強したところで効果が薄い・時間の無駄になってしまう可能性が、非常に高いです。ですので、まずはステージを1歩1歩駆け上がっていくことが、大事なポイントだと思います。 僕は昔、負け犬タイプでした。「どのタイプにいても、成功者タイプに向けて勉強することができる」と言いたいんですけれども。負け犬タイプ・頭でっかちタイプ・迷走タイプ・成功者タイプのうち、自分は今どこにいるのか・なにを学ばなければいけないのかを、きちんと考えるのが大事かなと思っています。 成功者タイプに入り込まない限りは、一生成功できないと考えています。それ以外のどのタイプでも、だめだと考えています。トレードの世界はそんなに甘いものではありませんので、「受動的に学習していればいいじゃないか」「短期的に成功できればいいじゃないか」」なんて考えているうちは、無理だろうなと考えています。 戦略的・能動的になるために、自分が4分類のどこに該当しているのかをきちんと見定めた上で、自分に合った学習をしていただければなと思います。 ということで、今週は以上です。最後までご視聴いただきまして、ありがとうございました。

  

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