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貴方の「キャリア」は「資産」です(全1記事)

これからの時代に加速する“自身のクラウドサービス化” 「Work in Tech!」筆者が語る、キャリアの資産性

ビズリーチ→メルカリ→スマニューといったユニコーン企業を渡り歩く転職8社目のプロダクトマネージャーが転職や年収UPのコツ、時代の変化について配信する、音声プラットフォーム「Voicy」の「Work in Tech!」チャンネル。森山大朗氏(たいろー氏)が、テック領域への転職やビジネス系から開発系へのキャリアチェンジ、IT業界とユニコーン企業について話します。今回のテーマは、「キャリアの資産性」。資産性の高いキャリアについて話しました。

オープニングトーク

森山大朗氏:どうも、たいろーです。みなさん今日もテックにやっていますか? この放送は、ビズリーチやメルカリ、スマニューといったユニコーン企業を渡り歩く、転職8社目のプロダクトマネージャーが、転職や年収アップのコツ、時代の変化についてお話をする番組です。

さて、ちょっと騒がしいかもしれませんが、今、成田空港の第2ターミナルにいます。ちょうど今収録しているのが夕方の4時ですね。6時10分のサンフランシスコ行きの便で、これから1ヶ月間ぐらいアメリカに出張してきます。

成田空港はどんな感じなのかなと思っていたのですが、基本的にはガラガラです。国際線はちょろちょろっと人がいる感じですね。

日本からサンフランシスコに行く時は、気流に乗って速く動けるので、飛行機に乗っている時間は、9時間半ぐらいと言われています。逆にサンフランシスコから帰ってくる時は、気流に逆らって飛ぶので、プラス2時間ぐらいかかります。

行きは9時間ちょっとで着くのですが、時差がありますよね。時差が16時間もあるので、人間の時間感覚としては、夕方ぐらいから飛行機に乗って9時間かけて「ようやく着いた」と。夜6時の便で9時間経ったら、感覚的には真夜中に到着という認識ですよね。

でもその時には、なんとグルグルグルっと16時間巻き戻して、飛行機に乗った日のお昼前ぐらいに着いちゃうんですよね。時刻が戻っちゃうので、頭がバグった感じで、僕はいつまで経っても慣れないです。

今回のテーマは「キャリアの資産性」

本当は月曜日の朝に収録しなきゃいけなかったのですが、今日は「Voicy」さんから頼まれていたキャリア特集ですね。第3週目のハッシュタグ、お題は「キャリアの資産性」です。

これは、僕がメインで発信をしてきているテーマなんですよ。その名のとおり、キャリアには資産性があります。もっと言うと、自分の動き方や働き方次第で、資産性のあるキャリアは作れる。キャリアの資産性を高めていくことができるから大切だよね、という話を僕は再三してきているんです。

最初に問わなきゃいけないのは、「資産って何ですか?」という定義ですね。僕は、それこそロバート・キヨサキさんの『金持ち父さん貧乏父さん』の定義でいいと思っています。

「あなたのポケットにお金を突っ込んでくれるものが資産であり、奪っていくものは資産じゃない」という定義がすごくシンプルなものとしてありますが、僕はそれには賛成です。

でも、ちょっと違和感があるところがあります。それは資産性の定義ではなくて、その定義を当てはめるのであれば、別になにもビジネスや不動産だけが資産というわけじゃないよな、というのが僕の意見ですね。

自分の市場での価値を上げていけるキャリアとはなにか

今、みなさんがある会社に勤めていたとしましょう。ほかの会社からスカウトが来たり、ヘッドハンターから声がかかったり、もっと条件のいいオファーが来たり、あるいは「副業でもいいので手伝ってほしい、いくらお支払いします」と言ってもらえるキャリアを、あなたが保有しているのであれば、そのキャリアはあなたのポケットにお金を突っ込んでくれますよね。

なぜ資産性や価値を持つのか。それは、需要がメッチャあるのに、供給が少ないから希少性が高いということなんですよね。

テクノロジーが世の中を変えていく、変化の激しい時代の中にあって、さまざまな人たちが新たに事業を興したり、会社を成長させたりしています。

そういったことが、あっちこっちで繰り広げられている中で、最終的な経営課題はいつも「人」なんですよ。こういう人がいてくれたら、こういう経験を積んだ人がいたらぜひ一緒に仕事がしたい。このぐらいの報酬を払っていても、ぜんぜんペイするよねと、日夜人材を探して競争しているわけです。

その中で、「あなたと一緒に働きたい。あなたにぜひこれをお任せしたい。ぜひ来てもらいたい」と声がかけられる、そういう期待をされるキャリアを保有している人は、どんどん新たなチャレンジをして、自分の市場での価値を上げていくことができるんですよね。

インターネット領域×リモートワークで加速する働き手自身のクラウドサービス化

従業員でいる限りはやはり自分が売り物だし、けっこう時間も拘束されて、給料もなかなか上がらないよねと言う人もいますが、それは一昔前の、昭和・平成時代の会社員像、サラリーマン像であって、「なんかちょっと違ってきているよな、少なくとも自分の周りは」って思うんですよね。

おそらく、テクノロジー、特にインターネットサービス領域は、、成功している企業のビジネスモデルが労働集約型じゃなくなってきているんですよね。

そうすると、人一人が張りついて長時間がんばることと、事業が伸びることの相関関係がそれほど高くなくて、結果的に、普通の人が100人いないと成立しなかった事業構造が、1人の人で成り立つ可能性もある。例えば、エンジニアがまさにその典型例で、1人で100人分の生産性を出したりする人っているんですよ。

あとは、けっこうセンスのいいマーケターだったり、プロダクトマネージャーだったりが、「人が欲しがるサービスや機能」を作り広めることができると、一気にKPIの一部が改善されて、大きなインパクトを生んだりするという、ボラティリティと言うんですか、分散が激しいビジネス環境に間違いなくなってきているなと思っています。

そういう人は、四六時中忙しくて寝る間も惜しんで仕事をしているかというと、あまりそんなこともない。そういう人ほど空き時間を見つけて、副業をしてみたりして、アドバイザー的な仕事もしていたりするんですよね。

こうなると、もはや「経験という名の資産」が自分のポケットにお金を突っ込んでくれている状況に半分なってくる。同時に、その状況をさらにリモートワークが加速している状況で、まるで自分という名のクラウドサービスを提供しているみたいな働き方になってくるんですよね。

それこそ僕は、テーマである「資産性あるキャリア」の作り方がだんだん見えてきて、それについても話をする番組になってきています。

クロージングトーク

ということで、すみません。番組の案内みたいになっちゃいましたが、資産性のキャリアについてお話をしました。

もうすぐフライトなので、サンフランシスコに着いたらまた現地で収録をしますが、資産性のあるキャリアについてはまだいろいろ話したいことがあるので、また触れていきたいと思います。

ということで、今日も聞いていただきありがとうございます。ではまた。

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