2024.10.10
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【体験談①】ツクルバ 宍戸さん(全1記事)
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宍戸翔氏:よろしくお願いします。ツクルバの宍戸です。私からは「デザイナーとしてツクルバを選んだ『当時』と『今』」についてお話ししたいと思います。
まず、私の自己紹介をします。私はツクルバのデザイン統括室というところに所属していて、コミュニケーションデザインをやっています。
具体的にどのようなことをやっているかや、どのような経歴で、なぜツクルバに来たかなどを、このあとお話ししたいと思っています。ツクルバに来てもうすぐ丸4年になるので、転職当時考えていたことと、今考えていることに変化があると思っているので、そのあたりもお話しできたらなと思っています。
次に、簡単にツクルバの紹介をしたいと思います。ツクルバは主に3つの事業に分かれています。
まず、不動産流通プラットフォーム事業です。ここでは、中古住宅のオンラインマーケット「cowcamo(カウカモ)」と、売出し前の中古不動産のマッチングプラットフォーム「ウルカモ」の企画・開発・運営を行っています。
次に、不動産エージェントサービス事業です。ここでは実際に住まいの購入・売却をサポートするエージェントサービスを行っています。
最後に、不動産企画デザイン事業です。ここでは空間プロデュースやシェアードワークプレイス事業で培ったノウハウやアセットを活用して、外部とも積極的に協業しながら、新しい事業を作っています。
このような事業の中でツクルバが提供している主なプロダクトは、「cowcamo」です。「cowcamo」は、理想の住まいとの出会いから購入まで、一貫した体験を提供しています。
また、「ウルカモ」は最近リリースした新しいサービスで、売出し前の中古不動産のマッチングプラットフォームとして、住まいの売買に手軽さとワクワクを届けるサービスになっています。どちらも衣食住の中の「住」にまつわる豊かな体験を届けています。
では、このような事業の中で実際にデザイナーがどんな役割を担っていくかについてお話しします。
ツクルバのデザイナーは、UI/UXデザインとコミュニケーションデザインの、大きく2つの職能に分かれています。UI/UXデザインは、主にアプリのデザイナーを指します。コミュニケーションデザインは、アプリ以外の領域のデザイナーです。
この中で、私はコミュニケーションデザイン全般を担っています。もちろんアプリのデザインにも関わることはありますが、広い領域でさまざまなプロジェクトに関わっています。具体的にどのようなプロジェクトに関わっているかを少し紹介したいと思います。
(スライドを示して)左上から、「cowcamo」のサービスパンフレットやコーポレートサイト、不動産企画事業で提供しているシェアードワークプレイスのサイン計画、「cowcamo」の新サービスのアプリ内デザイン、また、IRコミュニケーションのデザインガイドや、イベントのノベルティグッズなどのリアルプロダクトを媒体や事業部を横断してデザインしています。
このようなプロジェクトを、私がどのように進めているかを紹介したいと思います。流れとしては、ヒアリングをして、要件を決めて、方向性を決めて、デザインをして、アウトプットをするというように、特別なことはそんなにないと思うのですが、特徴としては大きな部分で多様な職能のメンバーが集まっているので、進行するプロジェクトに合わせて、ビジネスサイドのメンバーはもちろんのこと、ヒアリングの時点からエンジニアや建築士のメンバーとも、同じ目線に立ってこのプロジェクトでの課題やゴールをいろいろな視点でディスカッションできるというのが特徴かなと思っています。
ほかにも、アウトプットをして完成した際には必ず振り返りを行っています。次のステップに活かせるようにしているんですね。また、プロジェクトの中で得た経験をナレッジとして蓄積して社内へも共有していて、プロジェクト単体で完結するよりも、必ず次のアクションにつながるようにしています。
例えば、マーケティング施策など、ものによっては繰り返しアウトプットを出して検証を重ねていくことも多いので、成果の数値をデザイナーにも共有してもらいながら確度を高めていけるというのも、事業会社のデザイナーの特徴かなと思っています。
このようにツクルバで幅広い領域に関わっている私ですが、これまでどんな経歴を経てきたかを簡単に説明したいと思います。
私はツクルバに来るまで、5名〜20名くらいの少数のデザインプロダクションに所属していました。プロダクションでは主にプリントメディアが9割、デジタルメディアが1割程度と、ほとんどWebやアプリのデザイン経験がない状態でした。
「ではなぜそんな私がツクルバに来たの? 来れたの?」という話なのですが、プロダクションから転職するきっかけを少し紹介したいと思います。
当時、転職を考え始めた頃に抱いていた思いが3つあります。「受託制作での疑問」「自身の成長スピード」「働く環境の多様性」がきっかけになっていました。
一つひとつ話していくと、受託制作での疑問というのは、「そもそも届けるべき人に価値は伝わっているんだっけ?」とか、「課題解決の先を考えて、相手に伴走できているのかな?」みたいなところを考えるようになりました。クライアントワークでは、クライアントの課題や要望に対して提案をしていくのですが、その中で「本当に伝えたい人って誰なんだっけ?」みたいなところや、伝えたい人に伝わった時に「その人が思っている未来が私たちが届けたいものになっているのかな?」みたいなところが見えにくかったというのがありました。
次に、自身の成長スピードについて。「成長スピードは自分が思い描くものになっているんだっけ?」「自分の思い描く成長スピードは今の環境に合っているんだっけ?」みたいなことを考えるようになりました。当時、僕はもう少しできる領域を広げたいなと思っていて、「今この環境でこのままやったほうがいいのか、環境を変えたほうがより成長できるか?」ということを考えるようになりました。
最後に働く環境の多様性というところですが、「多様な考えに触れたいけれど、今の環境でできそうか?」というところで、当時私が所属していたデザインプロダクションは主にデザイナーが集まっている環境だったので、同じような職能を持ったメンバーが多かったんですね。そんな中で、「いろいろな違う視点の考えに近くで触れることはこのままだとできるんだっけ?」と考えるようになりました。
このようなモヤモヤの中で、私は転職を決意しました。モヤモヤを解決するためになぜツクルバを選んだかを話したいと思うのですが、その前に、ツクルバ以外にも転職活動をするにあたって検討した会社がありました。
デザインプロダクションの延長線になりますが、ブランディングに力を入れている受託制作の会社や、ツクルバのような事業会社のインハウスを検討していました。受託制作でやるか、事業会社という今まであまり知らなかった世界に行くか、けっこう悩みました。
そんな中、私は、関わるデザイン領域を広げられそう、多様な職能のメンバーと共創できそう、課題のそもそもから考えることができそうというのが理由でツクルバに決めました。
関わるデザイン領域を広げられそうというところは、グラフィックやWeb以外に、アプリや空間デザインなど横の領域はもちろん、広義な意味でのデザインを求められる環境がすごく魅力に感じました。
また、多様な職能のメンバーと共創できそうというところですが、ツクルバに在籍するメンバーで、エンジニアや建築士などクリエイティブに近いメンバーはもちろん、ビジネス側のメンバーを含め、さまざまなバックグラウンドを持ったメンバーが集まってきていて、その中で一緒にものづくりができるというのは、すごく魅力的でした。
最後に、課題のそもそもから考えることができそうというところですが、物事の上流工程から一緒に考えることができるというところと、そういうことを求められる環境というところが大きかったです。「『そもそもなぜやるのか?』から考えるべき」というのが組織の中にあると思って、そこがすごく魅力に感じました。
このような理由でツクルバに転職を決めた私ですが、実際に入ってどうだったかというと、転職時にこういうことができそうなのかなと思っていたことは、実際に入ってみて実現しました。なので、転職する前と後だと、かなり環境や考え方にも変化があったなと思っています。
あとは、こういうことができたらいいなと思っていたことが、確かなことで価値のあることなんだと感じました。スタートアップということもあって、常に環境に動きがあって勢いがあり、自分をより変化させてくれる場所だというのも、大きな要素だなと思っています。
私はツクルバに所属して4年になるので、時間が経つ中で考えることも少しずつ変わってきています。最後にこれからを思って、私が今考えていることをお伝えして、終わりにしたいと思います。
今考えていることですが、事業・組織に対してデザインで価値を最大化させるために、ミクロな視点でもマクロな視点でも、本質を捉え伝える状態をチームで作っていきたいと思っています。これはより高い視座で、デザインを捉えて企業の成長につなげたいなと思っているのと、それは個人でやっていくものではないのかなと感じているので、デザインチームで、ツクルバにとってのデザインの価値を押し上げていけたらなと思っています。
そうは思いつつも、現状を楽しみながらワクワクできる仕事をしていきたいなというのが常々思っていることで、これはツクルバに来る前から変わらずに思っている考えです。
これで私の話は以上になりますが、最後に1つ告知だけさせてください。ツクルバでは現在UI/UXデザイナーを絶賛募集中です。少しでも興味がある方がいれば、ぜひ「ViViViT BOOST」から応募をよろしくお願いします。
私の話は以上です。ありがとうございました。
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