2024.10.21
お互い疑心暗鬼になりがちな、経営企画と事業部の壁 組織に「分断」が生まれる要因と打開策
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小野裕史氏(以下、小野):今日はこれが最後のセッションです。前回このワークショップに参加したことある方、どのくらいいらっしゃいますか?
まぁまぁ、パラパラですね。ほとんどの方が初めてということで、お待ちかねのIVS Workshopの「ゴールデンタイム」でございます!
みなさま、まずは拍手でこの5名のスピーカーをお迎えください。よろしくお願いいたします。
(会場拍手)
小野:私、何度かこのゴールデンタイムでモデレーターをやらせていただいていますが、モデレーションできた試しがございません。
(会場笑)
小野:そのぐらい豪傑たちが揃っております。テーマは「挑戦する人生」。もうどんなテーマでも話せるみなさんなんですが、ぜひまずは一言だけ。
万が一、もしかしてみなさんのこと知らないっていうモグリの学生がいらっしゃるかもしれませんので……。
まず「挑戦」というキーワードに限って簡単に自己紹介を、今日飛び入り参加していただきました「じげん」の平尾さんから順番に始めていただきたいと思います。平尾さん、よろしくお願いいたします。
平尾丈氏(以下、平尾):みなさんはじめまして。次元を超える事業家集団・じげん代表の愛情・友情・平尾丈です。ということで、ありがとうございます、勝屋さんいちばん笑ってくれましたけど(笑)。
これ今日朝イチで言って全くウケなくて、またウケなかったということで……。
今日はたまたま控室に残って居座っていたら「出てみない?」というオファーをいただきまして、これが経営で言う残存者利益だなと思った次第でございます。
「挑戦する人生」ということで、私は今32歳でございますが、大学生の頃から学生起業家をやらせていただいて。そこから学生時代2回起業して、リクルートさんに入れていただき、そこで鍛えていただいて独立して上場という形の経営者でございます。本当に挑戦の人生だなと思ってます。今日はがんばっていきたいなと思っております。よろしくお願いします。
小野:ありがとうございます。続きましては、いろんな肩書きがありますが、プロフェッショナルコネクターでありペインターでもいらっしゃる勝屋さん。よろしくお願いいたします。
勝屋久氏(以下、勝屋):はじめまして、勝屋です。どうも。僕は20歳の息子がいるんですけども、みなさんと同じ大学2年ですごい近い感じがするので、いい場を作っていければなと思います。
最近はちょっと絵を描き始めて、色弱だったんですけど描くようになって、自分がどうなっちゃうのかもうわからない52歳です(笑)。よろしくお願いします。
小野:続きましてKLabの真田さん。
真田哲弥氏(以下、真田):はい、人生は挑戦だ! 韓国の隣の国は北朝鮮だ。
……はい、スベりました!
(会場笑)
小野:このように非常にモデレーションしにくい場になっております(笑)。真田さん、今のところはオフレコにしたほうがよろしいですか? 残さないほうがいいですよね?
真田:危険なシーンですからね。ちょっと今のはまずいですね、はい……。カットしておいてください。KLab株式会社真田でした。以上。
小野:はい、ありがとうございます。セプテーニ佐藤さんお願いします。
佐藤光紀氏(以下、佐藤):この「おもしろいことを言わなかったら帰れ!」みたいな雰囲気がいいですね。僕も前回からこの最終セッションに出させていただいていまして、独特の空気で毎回楽しいです。セプテーニの佐藤と言います。
もともとインターネットの広告とかコンテンツとかそういう事業をしてたんですけど、最近はマンガを作ってまして、1年ぐらい前から今は40本ぐらい新連載を作って、毎週毎週……。
真田:えっ、自分で描いてるんですか?
佐藤:編集するほうですね。企画して編集して、作家さんと一緒に作る。これを今40本ぐらいしてるんですけど、ちょうど今日もこのセッションの前はネームのチェックとかをして、原稿の「てにをは」を見たりして「これはこう直せ」みたいな指示をしてから……。
真田:社長自らやってるんですか?
佐藤:やってますね、はい。
真田:事業じゃなくて趣味じゃないんですか?
佐藤:いやいや、れっきとした事業ですけれども……。
(会場笑)
佐藤:上場企業の社長で新人漫画家のネームの指導をしている人っていうのはたぶん地球に僕だけですので、地球唯一の人材として頑張っていきたいなと思います。今日はよろしくお願いします。
小野:ありがとうございます。さあ、お待たせいたしましたみなさま。ヤフーの小澤さん、よろしくお願いいたします。
小澤隆生氏(以下、小澤):本日唯一のサラリーマンですからね。ヤフーの小澤と申します。
経営者だけが挑戦してるわけじゃないと。みんなの多くはサラリーマンになるんですよ。学生でもサラリーマンでも挑戦ができるということを、今日はお話をしたいとは……。
まぁ、今もあんまり思ってないです。
(会場笑)
小澤:私の言ってることはだいたい、8割から9割は嘘か見栄ですから。そのつもりで聞くようにしてください。とにかくこのコーナーが好きじゃありません(笑)。
(会場笑)
小澤:もう1ヵ月ぐらい前からお腹が痛いけど、とにかくみなさんのためになりたい。みなさんが今日来てよかった、最後まで残ってよかったと思っていただける何かしらを残して帰りたいと思っております。
今日は頑張るぞ! ウオオォォォォォォォーーーーーーーーーーー!!!!!!
(会場笑)
小野:ありがとうございます、小澤さん! さすがでございます。これがIVS Workshopのゴールデン枠でございます。みなさんテンション上がってきましたね?
さぁ、いつもの恒例の形でよろしいでしょうかね? もうモデレーターなんか放っといて、人生相談大会に移らせていただきたいと思います。
あらゆる相談、結構でございます。できれば1人1問で手短に、かつ1名だけです、誰に答えてくださいという形で、挙手を……。あ、変えましょうか? こんな感じで変わっていきます。はい、小澤さん、お願いします。
小澤:前回、僕らうまくいかなかったんですよ。
小野:そうですね、チームワークが上手くいかなかったですね。
小澤:ネタをいただいて「これを議論しよう」という風にしないと、我々もこう……ちょっと機能しません(笑)。
小野:そうですね。じゃあこういうのはどうでしょう。お三方にそれぞれ的確にご質問いただいて、そのテーマの中で多数決で決めましょうか?
じゃあ、我こそは質問してみたいという方いますか? 3名の方は立ち上がっていただいて、所属とこれを聞いてみたいという悩みを。
小澤:あと「質問力」ってすごい重要でね、これだけの人に聞かせる質問をするわけですから……。
佐藤:ハードル上げないでよ(笑)。
小澤:いや、こっちだって真剣勝負なんだよ!
(会場笑)
小澤:あなたたちの質問のクオリティによって、こっちが「巻き添う」んだよ! これはマズいなっていうのがあったら切っていいっていう約束にしてくださいよ。
小野:わかりました。学生なんか関係なく切ります、はい。そういう形でいきます。いいですね、真剣勝負です。
小澤:こうじゃないとね!
小野:じゃあ順番にお願いいたします。
質問者1:○○と申します。過去にしためっちゃ悪いことで、今解釈するとめっちゃ良かったという体験を教えて下さい。
小野:はい、めっちゃ悪かった体験について○○さんからありました。ありがとうございます。じゃあ2つ目のこれ聞いてみたいという質問。
質問者2:えー、私の心にさっきの「頑張るぞ、ウオオォォォーーー!!」がすごい響いたんですけど「ウオオォォォーーー!!」が出せるぐらいの情熱っていうのはたぶん好きなことから生まれてくるんじゃないかと思うんですけど、みなさんの好きなことと、その見つけ方を……。
小野:好きなことと見つけ方。お名前は?
質問者2:○○と申します。
小野:○○さん。はい、じゃあ3つ目お願いします。
質問者3:○○といいます。
小野:○○さん。
質問者3:「ウオオォォォーーー!!」と言っていただいた小澤さんに大変申し訳ないんですけど、社長の方々にお伺いしたいんですけど……。
(小澤氏、椅子からコケる)(会場笑)
質問者3:あの、最初のセッションでリーダーシップ経験をアウトプットすることが大切だというのを……。
平尾:私が申し上げたやつですね。今日朝からいますから、朝9時半。
質問者3:その経験が大切だとおっしゃっていたんですけど、リーダーシップっていうのはまず何なのかっていう。
平尾:リーダーシップこそ小澤さんに聞いたほうがいいんじゃないかと個人的には思っておりますが……ねぇ?
小澤:えっとねぇ、1つ言い忘れてました。僕ね、230億運用してるファンドの社長やってました。
(会場笑)
小澤:いや忘れてたわ、うっかり! ごめんなさい「社長」でした!
小野:社長でいらっしゃいますよね?
質問者3:僕、土下座したほうがいいですかね……。
小野:質問は「リーダーシップとは」?
質問者3:リーダーシップが何なのかっていうのと、そのリーダーシップをアウトプットするっていうことはどういうことなのかっていうのを具体的に教えていただきたいです。
小野:難しい質問ですね。ありがとうございます。というお三方から「これ大失敗だったな、でも良かったっていう経験について」「好きなこととその見つけ方」、難しかったですけど「リーダーシップとそのアウトプットの仕方」。これ、どうでしょうかね。
小澤:真田先輩、これ1ついくとしたら何ですか? 広がりがあるやつ。失敗談なんてどうでしょうかね?
真田:3つとも1個ずつ言ったらいいんじゃないですか?
小野:まぁまぁ、そうしましょう。もう御大が、真田さんがおっしゃりますから。
小澤:大先輩失敗ばっかりじゃないですか。
真田:そうですよね、失敗まみれの人生で。「失敗の殿堂・真田哲弥」から。
小野:お願いいたします。
真田:僕、26~7歳ぐらいの時に会社を潰したことがあって、その時はもちろん最悪じゃないですか。でも、そこまでの僕はものすごい嫌なヤツだったんですよ。まあ今でも嫌なヤツですけど。
(会場笑)
真田:僕は大学入ってすぐに起業したので、社長しかやったことがないわけですよ。人の部下になって人に使われたことがないという人生だったわけですね。
大学生の時に年商10億とかいって、東京に出てきて作った会社はすぐに2年目で年商40億いって「俺は天才だ」ぐらいに思ってるわけですよ。「もう俺にできないことはないぜ」ぐらいにですね。
もうこんな状態ですよね(鼻を伸ばす仕草)。
僕は20代で失敗を経験してすごい良かったなと思っているのは、その失敗を経験してからいろんなことがわかるわけですよね。
それまで「真田さん、いついつお時間ください!」とかいっぱい人が寄ってきてたのが、会社倒産した瞬間にみんなサーッと誰も近寄らなくなってくるわけですね。
なんかキャバクラとか行ってモテてると勘違いするわけですよ。モテてたのは俺じゃなくて俺の財布だったっていうことに気付くわけですよね。
(会場笑)
真田:それで、いろいろそこから苦労して、人に対する言い方も変えていったし、自分の人格が変わりましたよね。そこまではもう「俺がやったら何でもできるんだ」と思ってましたから。僕ね、某「ホ」から始まる人で……。
小野:「ン」で終わる人ですね?
真田:そうですね、ドラえもんですね。「ホ」から始まってないやないけ、って……。
(会場笑)
小野:昔球団買ったりだとか、いろいろやらかした方ですよね。
真田:そうそう。彼が失敗した時なんかも、若い時でよかったなぁと。彼も出てきた後に人格が変わって、昔は「いや俺は何だってできる」ぐらいの、それこそ女は何とかかんとかとか、いっぱい暴言吐いてましたけど。
その後、本当に腰が低くなって、人が変わったんですよね。やっぱり若いうちに1回失敗しておくっていうのは非常に良かったなぁと思ってます。
小野:ありがとうございます。
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