2024.10.01
自社の社内情報を未来の“ゴミ”にしないための備え 「情報量が多すぎる」時代がもたらす課題とは?
IVS2024 LAUNCHPAD KYOTO emole株式会社(全1記事)
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澤村直道氏:みなさんはじめまして。emole株式会社 代表取締役の澤村直道と申します。私たちは「創造で挑戦できる世界へ」というビジョンを掲げ、1話3分のショートドラマ配信アプリ「BUMP」の運営を行っております。
「コンテンツのショート化」は今、あらゆる領域で起きているパラダイムシフトの1つです。そして、これから最も伸びる市場の1つが、ショートドラマ市場です。実は中国では2020年にこの市場が誕生し、たった1年で1,000億円の市場に成長しました。今では8,000億円の市場に、そして2027年には2兆円の市場規模になると推計されています。
そんな中国から、2023年夏には40余りのショートドラマアプリが世界へと進出しております。2ヶ月前に発表されたレポートでは、これからたったの5年で、その規模は8.7兆円になると推計されています。では、日本ではどうなのか? 今まさに黎明期を迎えており、これからたったの2年で1,500億円の市場になると推計されています。
私たちは、まだ市場がない2022年12月に、日本初となるショートドラマ配信アプリをリリースし、ゼロからこの市場を切り拓いてきました。それが「BUMP」です。「BUMP」は、1話たった3分のドラマを連続視聴できる、話課金型のドラマ配信アプリです。
このように、体験はまさにマンガアプリそのもので、最初の数話は完全に無料で視聴できます。途中から「待つと0円」という、1日1話無料で視聴できるチケットや、「CMで0円」という、30秒程度のCMを視聴することで、1話を無料で視聴できるチケットを使用できます。
そこから先は、1話97円のコインを消費することで、視聴を継続できます。その他にも、その秒数に投稿したコメントをそのタイミングで見られるので、リアルタイムで視聴している感覚になるコメント機能や、自分の好きなシーンを15秒以内で切り抜いて、SNSにシェアできる機能もあります。これらは「BUMP」にしかない、大きな特徴です。
ビジネスモデルは至極単純で、従量課金型のマイクロトランザクションモデル(仮想世界 の商品やサービスを少額で購入できるシステム)です。同じビジネスモデルで成長してきたマンガアプリ市場は、この10年で10倍以上の成長を遂げてきました。業界ナンバーワンサービスは、2023年の年間流通総額が1,000億円を超えており、時価総額は8,000億円もあると言われています。
「BUMP」はリリースからわずか1年半、それもノンプロモーションで125万ダウンロードを突破しました。なぜ、ここまでオーガニックで成長しているのかというと、弊社独自のユーザー獲得戦略に起因しています。
本編の気になるシーンを切り抜き、SNSのショート(動画)に投稿することで、続きが気になったユーザーは「BUMP」に流入します。これまで配信した動画の総再生数は、なんと13億再生を突破しました。
その結果、オーガニックでの流入数が爆発的に増加しており、デイリーのApp Storeランキングでは、全カテゴリーの中で3位を記録しています。一方で評価はというと、4.7と高い水準を維持しています。
リリース以降、このようにアプリ内の収益は毎月成長し続けており、ARPU(サービスにおけるユーザー1人あたりの平均売上を算出する指標)も大幅に増加しています。作品単位で見ても、オリジナルヒット作品の収益は、リリースから1年半以上経つ今でも上がり続けており、その金額は制作費の5倍を突破しました。
外部作品の中にも、すでに制作費以上の収益を上げている作品が複数出てきており、中にはリリースからわずか2週間半で制作費を回収し、2ヶ月経った今では、制作費の4倍の収益を上げている作品もあります。
その結果、芸能事務所や制作会社、テレビ局、出版社、スタートアップまで、さまざまな領域のコンテンツプロバイダーからの問い合わせが増えており、これから配信予定の作品は大幅に増加しています。
そして今月、私たちはグローバル展開という、さらに大きな挑戦を始めました。すでに2ヶ月前に韓国進出を果たしており、これを皮切りに世界各国への展開を行っていきます。
「BUMP」を立ち上げる前の2年間、私はたくさんの制作者や出演者と共に、自主制作を行ってきました。そんな中で、さまざまな理不尽に耐え、生活を犠牲にしながらも挑戦する人たちに出会い、その姿が眩しく映りました。
「個の時代」と言われる今でもなお、ドラマや映画に挑戦できる枠は、ほんの一握りに限られています。私たちは「BUMP」を通して、より小さな予算で挑戦し、大きな収益を上げられる環境を構築していきます。
「創造で挑戦できる世界へ」。その実現に向け、「BUMP」を世界に広げていきます。以上です。ありがとうございました。
(会場拍手)
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