2024.10.10
将来は卵1パックの価格が2倍に? 多くの日本人が知らない世界の新潮流、「動物福祉」とは
リンクをコピー
記事をブックマーク
河上純二氏(以下、河上):今日はエッジオブのファウンダーCEO、小田嶋Alexさんです。
(一同拍手)
小田嶋Alex太輔氏(以下、小田嶋):よろしくお願いします。
河上:来ました、来ました。初めて見る方、外国人じゃありません。純粋な日本人でいいんでしたっけ?
小田嶋:いや、母がフランス人です。
河上:母がフランス人。ハーフということ。ご無沙汰だね?
小田嶋:いやもう、相当久しぶりですね。
河上:そうだよね。けっこう久しぶりだと思う。
小田嶋:一時ずっと仕事してたんですけど、一緒に。そう。懐かしいっすね。
河上:会うたび会うたび、形変わってくね。
小田嶋:やってることは、びっくりするぐらい変わりましたからね。
河上:そうだよね。とりあえず乾杯する?
及川真一朗氏(以下、及川):そうですね。よろしくお願いしまーす。
小田嶋:お願いします。
河上:よろしくどうぞ。まず驚いたこと、この2人、同い年っていうね。
及川:同い年でしたね、びっくりしましたね(笑)。
河上:38?
及川:38。
小田嶋:38です。
及川:80年生まれ?
小田嶋:はい。
河上:48。
及川:10個違いですね。
河上:10個違い。この世代間をね、ちょっと埋めるトークしたいよね。そう。朝までやる?
及川?:朝までやりますか? 大変だ(笑)。がんばりますか。
河上:それは冗談でね。そうそう。まずさ、オダジと言えばね、今話題のね、この「エッジオブとは何ぞや」って。
及川:そこ興味ありますよね。
河上:そう。俺はもう、「おもしろいこと、また始まんな」と思って、すぐ話聞きにいって。いろいろ聞かせてもらったり、見せてもらったりして。外観も把握していて、活動も見させてもらってるんだけど。たぶんね、見てる人も、「エッジオブって何ぞや」って人、けっこう多いと思うのよ、まだ。だからせっかくオダジに来てもらったから、まず「エッジオブって何? 一体」っていうのを、軽く話してもらってから行こうと思うんだけど。
小田嶋:はい。
河上:まず、エッジオブって何?
小田嶋:事業体としては、ゲームチェンジャーズスタジオっていうふうに言ってて。で、どういうこと? っていう話なんですけど。スタジオっていうのが、映画スタジオとか、ゲームスタジオ、アニメーションスタジオみたいに、いろんなプロジェクト・プロダクトを世に送り出していく組織体、って意味なんですね。ゲームチェンジャーっていうのは、ゲームの流れを変えるだったりとか、世の中を新しい方向に持ってくっていう意味なんで、端的に言っちゃうと、イノベーションをいっぱい起こしていく集団なんですよ。
河上:うん、うん。
小田嶋:それがエッジオブです。やり方として、「ハリウッドモデル」って僕ら言ってるんですけど、ハリウッドで映画作るときって、自分たちの会社の社内リソースでやるんじゃなくて、役者だったりカメラマンだったりとかを、ハリウッドのコミュニティからこう引っ張ってきて。プロジェクトチーム作って、終わったら解散してっていう。会社化しないで、どんどんプロジェクトで回していくんですよね。
そこが僕らがやってるかたちで、イノベーションのプロジェクトの種を持ってきたら、いろんな人たち繋がってるところからこう、「じゃあこのプロジェクトならこの人、この人、この人」ってのを集めてきて、実行して回していく、ってやり方でやってますと。なんで、エッジオブ自体は、プロデューサーの集団みたいな感じですね。その渋谷のビルばっかり目立つんで。
河上:まあ、そうだね。
小田嶋:目立つためにやってるんですけど。なのでその、タワーレコードの道路渡った反対側に、地下1階、屋上まで8階あるビルで。そこがもう、オフィスなんですよ。よくコワーキングスペースと誤解されるんですけど、本当にオフィスで。外部には貸出してないですし、誰からも家賃も取ってないよっていう。みんなびっくりするんですけど、そういう業態でやってて。あれは、イノベーションのプロジェクトをやるために、必要な機能が詰まったビルなんですよ。
イベントスペースがあったりとか、ワークショップができたり。プロジェクトに携わってる人たちが共同作業できる、コワーキングスペースみたいのがあったりとか。あとは、変わり種だとキッチンだったり、屋上がルーフトップバーだったりとか、地下には茶室があったりしますね。その建物使って、いろんな世界中のおもしろいことやってる人たちが、遊びにきて、「それ、おもしろいじゃん?」っていろんな新しいことが始まっていって、っていうのを、誘発する装置みたいなのが、あのビル。
河上:そうだね。なんていうのかな、俺もいろんなベンチャーとか、スタートアップと付き合い長いけれど、ちょっと珍しいっていうか、いまだにないんじゃない? この取り組みって。
小田嶋:僕らも見たことないです。
河上:ないよね? ないと思うんだよ。
及川:確かに。
小田嶋:ないですし、競合しえないっていう、僕らの強みで。っていうのが、いろんな人の強みを、他の人の強みとくっつけて、新しい化学反応を起こすってことをやってるんで。本当に、僕らとまったく同じことをやってる人がいたら、それは世界最高のパートナーだっていって。
及川:確かに、そうかも。
小田嶋:だから競合不可能っていうのは1個、おもしろいなっていう。始めてから気づきました(笑)。
河上:そうなんだ。今もう、かなりイベントもさ、多種多様なイベントも始まってるじゃない?
小田嶋:やってますね。
河上:たぶん、最近行けてないんだけど、あの建物の中にはもう、さまざまなさ、人種含め、扱ってるモデル含め、いろんな人が今集まってると思うんだよ。今、どれくらいの人? チーム? が出入りし始めてるの?
小田嶋:イベントって観点だと、ものすごい頻度でやってるので、イベントに来てくれた人たちは2、3,000人はいってると思います。
河上:もう? すごいね。
及川:すごいな。
小田嶋:ただ、入居って概念があんまないので。社員? 運営のスタッフは、15、6人です。定期的に来ていろいろ作業してくれてる人たちだったりとか、僕らのプロジェクトに関わってくれてるような人たちが、たぶん15から20人ぐらい。あのビルを定期的に使ってる人は、5・60人ですかね、多くて。そんなもんです。
河上:なるほどね。ほら、そういうスタートアップやベンチャー、日本も、海外のも含めて、応援する対応を取ってるわけじゃない? 今実際に応援しているチームみたいなのってのは、けっこう増えてきてるの?
小田嶋:そこも実は、アクセラレーターとか、インキュベーターっていう言葉があるので、みんなそういうふうに捉えるんですけど、僕らは「応援」ってのはやってないんですよ。
及川:応援じゃないんだ。
小田嶋:そう。あくまで、いろんなプロジェクトのかたちで機会を作って、そこに「参加してください」っていうお願いをする立場で。参加したくなるようにがんばって、イベントやったりとか、集まりたくなるような雰囲気作りとかをやってて。その一環で、例えば、事業計画をまとめなきゃいけないっていうところを、タイミングが合えば、できる限りでサポートはしますけれども、お金入れて後押ししてっていう、アクセラレーターとかってのは、まったくモデルが違うので。
河上:そうか。少しニュアンスが違うんだよな。あくまでも、そういう場だったりとか、コーディネートが主体な感じなんだと思うんだよね、たぶんね。
小田嶋:そうですね。だから、アクセラレーターって結局は、「俺が後押ししてやるぞ」ですよね、ところなんですけど、僕らはそんな偉そうなポジションじゃないので。どっちかっていうと、「おもしろい、新しい、けどどうなるかわからない、だいぶむちゃくちゃな冒険に行くぞ!」って言ってるのに、「いいよ、付き合ってあげても」って言ってくれてる人たちと、どうにか一緒にやってこうっていうので。
「おもしろそうだからいいよ、やってあげても」って来てくれてるスタートアップの人たちと、じゃあ「こういう技術持ってるんだね」って僕は覚えておいて。なんか別のところで動きがあったら、「これちょっとくっつけたら、おもしろいんじゃないかな」って思ったら、「こんなんあるんで、どうですか?」って紹介してやってったりとか。こんな感じです。
河上:前にもほら、ランチとかオダジとしてるときもさ、なんかわかんないんだけど、普通にこう喋ってたら新しい話出てきちゃって、そのオフィスすぐそばだから連れてっちゃって。
小田嶋:そうそう。
河上:なんかわーってなっちゃって、いつの間にか一緒にやることになっちゃって、みたいなことが、日常茶飯事的に、普通の流れの中で起こってるって言ったじゃない? それすごいおもしろい空気感だし、ちょっと日本っぽくないって言うか、日本人っぽくないアプローチみたいな感じは、すごいしたね。フランクじゃない?
及川:そうですよね、確かに。
河上:かしこまった名刺交換から入る必要性とかもなくって。昼めしの流れでオフィス遊びに行っちゃって、仲良くなっちゃったから、翌日から一緒に始まっちゃってる、みたいなことが普通に起こっていくっていうのがね。たぶん真髄だなと思うんだよね。
小田嶋:それが発生するのを、がんばってる感じですね、今。
河上:たぶん今見てる、スタートアップ・ベンチャーをやってる人たちも、「じゃあどうやったら、そのコミュニティに参加できるの?」みたいなの、思ってる人いると思うんだけど。参加する資格とか、ルールとかってあるの?
小田嶋:いや、とくに。本当にその、偉そうなポジションじゃないんですよ。そんな偉くないんですよ(笑)。
河上:そうか?
小田嶋:僕らは遊び場を作っていて、そこに「楽しい」と思ってくれなかったら、潰れちゃうんで。「ぜひ来てください」です、基本スタンスとして。そのためにイベントいっぱいやってたりもするんですけど。ただ、「本気で取り組んでるかどうか」だけはすごい気にするので。
河上:なるほど。
及川:確かに、あるね。
小田嶋:「なんか新しいこと始めたいんだけど、まあ、できればでいいや」みたいな人は、いても困るんで。そういう人は正直、ごめんなさいなんですけど。「勢いで始めちゃいました」と。「仲間がなかなか見つからないで困ってるんですけど、どうすればいいですか?」みたいな人と1回、「じゃあ1回話聞きますよ」。けっこう仲間探しがやっぱり、課題っていうのは多いんで。
入り浸ってるうちに仲間見つけたりとか、僕らのところで話聞きにきてくれた学生が、仲の良いスタートアップのインターン生になったりみたいなことがあったりとか。今やっとですね、全体が落ち着いてきて。そこらへんの国内のエコシステム作りみたいなところを、専任にがんばってくれてるスタッフがいて。柳原って言うんですけど。けっこう彼のところにいろんな人が相談に来ていて、よく僕も彼のところに遊びにいくと、すげー相談乗ってて。なんか……「すげーな」と思って。
(一同笑)
小田嶋:ちょっと寂しい、みたいな(笑)。
河上:その彼は、いわゆるコミュニティマネージャーみたいな人ってこと?
小田嶋:それに近いです。ただ、ただ繋げて盛り上げるっていうよりは、具体のプロジェクトの話とかもやってたりするので。フードロス、「食品の無駄をなくそう」みたいな活動の、アソシエーションをいつの間にか旗揚げしてて。
河上:ああ、そうなの(笑)。
小田嶋:イベント、ドーンってやってて、「すげーな」なんて。けっこうすごい人たちが来てくれてるんですよ、中のスタッフとして。メディアサイトでいろんな、けっこうすごい人たちがお客さんで来るんで、インタビューの動画集めて。なんかもう、「うちすごいことやってんだな」って気分にさせてくれるようなコンテンツやったりとか。そうそうたる大企業でやってた若者が、辞めてうちにきてくれてたりとか。ほんっとね、ありがたいっす。
河上:それだけの魅力がある話だよね、この案件って。
小田嶋:がんばれば。死ぬほど大変ですけどね(笑)。
2024.11.13
週3日働いて年収2,000万稼ぐ元印刷屋のおじさん 好きなことだけして楽に稼ぐ3つのパターン
2024.11.11
自分の「本質的な才能」が見つかる一番簡単な質問 他者から「すごい」と思われても意外と気づかないのが才能
2024.11.13
“退職者が出た時の会社の対応”を従業員は見ている 離職防止策の前に見つめ直したい、部下との向き合い方
2024.11.12
自分の人生にプラスに働く「イライラ」は才能 自分の強みや才能につながる“良いイライラ”を見分けるポイント
2023.03.21
民間宇宙開発で高まる「飛行機とロケットの衝突」の危機...どうやって回避する?
2024.11.11
気づいたら借金、倒産して身ぐるみを剥がされる経営者 起業に「立派な動機」を求められる恐ろしさ
2024.11.11
「退職代行」を使われた管理職の本音と葛藤 メディアで話題、利用者が右肩上がり…企業が置かれている現状とは
2024.11.18
20名の会社でGoogleの採用を真似するのはもったいない 人手不足の時代における「脱能力主義」のヒント
2024.11.12
先週まで元気だったのに、突然辞める「びっくり退職」 退職代行サービスの影響も?上司と部下の“すれ違い”が起きる原因
2024.11.14
よってたかってハイリスクのビジネスモデルに仕立て上げるステークホルダー 「社会的理由」が求められる時代の起業戦略
2024.11.13
週3日働いて年収2,000万稼ぐ元印刷屋のおじさん 好きなことだけして楽に稼ぐ3つのパターン
2024.11.11
自分の「本質的な才能」が見つかる一番簡単な質問 他者から「すごい」と思われても意外と気づかないのが才能
2024.11.13
“退職者が出た時の会社の対応”を従業員は見ている 離職防止策の前に見つめ直したい、部下との向き合い方
2024.11.12
自分の人生にプラスに働く「イライラ」は才能 自分の強みや才能につながる“良いイライラ”を見分けるポイント
2023.03.21
民間宇宙開発で高まる「飛行機とロケットの衝突」の危機...どうやって回避する?
2024.11.11
気づいたら借金、倒産して身ぐるみを剥がされる経営者 起業に「立派な動機」を求められる恐ろしさ
2024.11.11
「退職代行」を使われた管理職の本音と葛藤 メディアで話題、利用者が右肩上がり…企業が置かれている現状とは
2024.11.18
20名の会社でGoogleの採用を真似するのはもったいない 人手不足の時代における「脱能力主義」のヒント
2024.11.12
先週まで元気だったのに、突然辞める「びっくり退職」 退職代行サービスの影響も?上司と部下の“すれ違い”が起きる原因
2024.11.14
よってたかってハイリスクのビジネスモデルに仕立て上げるステークホルダー 「社会的理由」が求められる時代の起業戦略