2024.10.10
将来は卵1パックの価格が2倍に? 多くの日本人が知らない世界の新潮流、「動物福祉」とは
リンクをコピー
記事をブックマーク
鈴木貴歩氏(以下、鈴木):今回のセッションのテーマは「グローバル・ファースト」です。これから高場さんからお話いただきますが、トランスリミットさんが出しているアプリケーションは「グローバルで勝つ」というのを狙って、本当に世界で大ヒットしていて。
結構エンタメの世界では、日本発で世界に出ていこうとすると国内で成功したあとに世界を目指す、という順番になると思うのですが、なかなか今のスピード感や世の中の状況では、どうしてもズレが出てきがちかと思います。
今のゲームの中で起こっているグローバル・ファーストがどういうものなのかを、ここにお集まりの方に聞いていただいて、最初から世界を目指すものが日本のエンタメからも出てきていいんじゃないかという視点で、今日のセッションをさせていただければと思います。
では、高場さんどうぞよろしくお願いいたします。
高場大樹氏(以下、高場):はじめまして。株式会社トランスリミットの高場と申します。本日はよろしくお願いします。私からプレゼンテーションをさせていただければと思います。
まず私の自己紹介から。高場大樹と申します。今年29歳になります。福岡の大学を卒業しまして、サイバーエージェントに入社をして5年ほど働いたあとに株式会社トランスリミットを創業しております。1年と10ヶ月経って、現在11ヶ月目かな。もうすぐで2年になる会社です。
「世界に響くサービスをつくる」というビジョンを持っておりまして。僕らはインターネットのアプリケーションを作っていて、「世界で勝っていこう」っていうのを創業当時からずっと続けております。
その上で今提供しているサービスが「Brain Wars(ブレインウォーズ)」と「Brain Dots(ブレインドッツ)」なんですが、ともに1000万オーバーのダウンロード数を誇っておりまして、ここにまだ書いてないんですが、累計3000万ダウンロードをこの2本のアプリケーションから生み出しています。
特徴的なのは海外比率で、Brain Wars、Brain Dotsともに95パーセントが海外のユーザーによって利用されています。
それぞれゲーム性が違うのでユーザーの属性は異なりますが、Brain Warsという対戦型のほうはアメリカや中国といったところで非常に利用されています。
逆にBrain Dotsのほうは1人でコツコツ進めるパズル系のアプリで、そちらは韓国やロシア、もちろんユナイテッドステイツとか台湾とか。
層は違いますが、両方とも95パーセントが海外のユーザーです。
Brain Warsは、ブレインのウォーズ、つまり脳の対戦なので、脳トレバトルみたいな感じのゲームです。
こういった小さい「脳トレ」といわれるミニゲームを通じて……上にアイコンが乗ってると思うんですけど、人と戦って自分が勝った負けた、そうやって少しでも自分が前よりいい成績を残していこうっていう、ステップアップをしていくようなゲームになります。
Brain Dotsは2作目で、今年(2015年)の6月に提供したアプリです。こちらは画面をなぞって線を描きます。表示されるブルーとピンクのボールがあるので、それらをなんとかしてぶつけよう、といったゲームです。
プロモーションビデオがこちらになるんですが、
こういったブルーとピンクのボールが常に画面に表示されていまして、ユーザーがなぞると線が描けて、様々なボールの状況やステージがある中で、「どうすればこの2つがぶつかるかな?」っていうのをひたすらやり続ける。ルールは超シンプルで、本当にボールをぶつけるだけのゲームです。という2つを提供しています。
メンバーとしては今22名いまして、平均年齢が28歳……多分もうちょい低いですかね、26~27歳くらいだと思います。
特徴的なのが、このメンバーの中でビジネスサイドが1人だけ。下に座ってる女性1人だけが広報、採用でして、あとのみんなはエンジニアやデザイナーといった専門職になります。
私自身もサイバーエージェントでずっとエンジニアの経験をしてきまして、今は社長でエンジニアやりつつ、ビジネスサイドをやっているというところです。
創業者は2人ですが、私ともう1人、両方ともエンジニアです。
現在約3億円の資金調達をしておりまして、LINEさんやCocoPPaっていうこれまた世界的なアプリを提供してるユナイテッドっていう会社ですね。
あとはVC(ベンチャーキャピタル)。スカイランドベンチャーズの木下さんも本日いらっしゃってますが、そういったシードステージに特化したVCからも調達をしております。
世界で戦える会社を目指すところで、今非常に有名なSupercell。「Clash of Clans(クラッシュ・オブ・クラン)」をやっていますね。
あと、この前Activision Blizzardに買収されたKing Digital Entertainmentというイギリスの会社。そこは「Candy Crush Saga(日本版はキャンディークラッシュ)」を提供していまして、この2つのようなところを目指していきたいと思っています。
日本の市場ってめちゃくちゃ大きくて、当たるとそれだけで本当に大きな会社になれますが、世界と比べると全然違う。世界を取れた上で日本も取れる、というのが1番いいなと思っています。
日本のトップ層でいうと、やはり1タイトル3,000万から4,000万ダウンロードが関の山。というのも、人口が1億2,000万人くらいなので、それくらいが上限かな。というのに対して、この2社はここに写っている1つのアプリケーションで7億ユーザーずついるんです。
やはり世界を目指しているからそういったことが可能になるんだと思っていて、私たちはそういったところ、「何億ユーザーを世界から取っていくんだ」と考えています。
というところで、プレゼンは以上になります。
鈴木:ありがとうございました。
関連タグ:
2024.11.13
週3日働いて年収2,000万稼ぐ元印刷屋のおじさん 好きなことだけして楽に稼ぐ3つのパターン
2024.11.11
自分の「本質的な才能」が見つかる一番簡単な質問 他者から「すごい」と思われても意外と気づかないのが才能
2024.11.13
“退職者が出た時の会社の対応”を従業員は見ている 離職防止策の前に見つめ直したい、部下との向き合い方
2024.11.12
自分の人生にプラスに働く「イライラ」は才能 自分の強みや才能につながる“良いイライラ”を見分けるポイント
2023.03.21
民間宇宙開発で高まる「飛行機とロケットの衝突」の危機...どうやって回避する?
2024.11.11
気づいたら借金、倒産して身ぐるみを剥がされる経営者 起業に「立派な動機」を求められる恐ろしさ
2024.11.11
「退職代行」を使われた管理職の本音と葛藤 メディアで話題、利用者が右肩上がり…企業が置かれている現状とは
2024.11.18
20名の会社でGoogleの採用を真似するのはもったいない 人手不足の時代における「脱能力主義」のヒント
2024.11.12
先週まで元気だったのに、突然辞める「びっくり退職」 退職代行サービスの影響も?上司と部下の“すれ違い”が起きる原因
2024.11.14
よってたかってハイリスクのビジネスモデルに仕立て上げるステークホルダー 「社会的理由」が求められる時代の起業戦略
2024.11.13
週3日働いて年収2,000万稼ぐ元印刷屋のおじさん 好きなことだけして楽に稼ぐ3つのパターン
2024.11.11
自分の「本質的な才能」が見つかる一番簡単な質問 他者から「すごい」と思われても意外と気づかないのが才能
2024.11.13
“退職者が出た時の会社の対応”を従業員は見ている 離職防止策の前に見つめ直したい、部下との向き合い方
2024.11.12
自分の人生にプラスに働く「イライラ」は才能 自分の強みや才能につながる“良いイライラ”を見分けるポイント
2023.03.21
民間宇宙開発で高まる「飛行機とロケットの衝突」の危機...どうやって回避する?
2024.11.11
気づいたら借金、倒産して身ぐるみを剥がされる経営者 起業に「立派な動機」を求められる恐ろしさ
2024.11.11
「退職代行」を使われた管理職の本音と葛藤 メディアで話題、利用者が右肩上がり…企業が置かれている現状とは
2024.11.18
20名の会社でGoogleの採用を真似するのはもったいない 人手不足の時代における「脱能力主義」のヒント
2024.11.12
先週まで元気だったのに、突然辞める「びっくり退職」 退職代行サービスの影響も?上司と部下の“すれ違い”が起きる原因
2024.11.14
よってたかってハイリスクのビジネスモデルに仕立て上げるステークホルダー 「社会的理由」が求められる時代の起業戦略