2024.10.01
自社の社内情報を未来の“ゴミ”にしないための備え 「情報量が多すぎる」時代がもたらす課題とは?
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蜂屋雅司氏(以下、蜂屋):日本アイ・ビー・エムの蜂屋と申します。よろしくお願いします。YelpさんとApp Annieさんのお話を聞いて、その後にアイ・ビー・エムは、何話すんだろうというようなことを思われてるかもしれないんですけど。
今日は私が普段思っていることとアイ・ビー・エムの取り組みを少し掛け合わせながら、今日をきっかけにいろいろコラボレーションとかをしていければということで10分程度で簡単にお話ししたいと思います。
「アイデアを即、形にする第3の場所」と書きましたけれど、お話を聞いていただければどういうことかわかっていただけるかと思います。
本題に入る前に、これは完全に私個人的なものなんですけど、生活の中で湧き出るアイデアって結構たくさんありませんか? ここ2、3日で思ったことなんですけれど。
最近、私引っ越しまして、地下鉄とか大きい駅とか使うものが変わったりして、整列乗車って結構難しいなと思いながら、例えばそういったことを、スムーズに教えてくれるアプリケーションがあったらいいなと思ったり。
あとイベントのとき、今後オリンピックとかもありますけれども、超混雑しているときに逆に空いてる場所とか道がわかったら便利だなって思ったり。
あと私は犬飼ってるんですけど、愛犬と一緒に入れるワーキングスペースってどっかにないかな、とか。ふと普通に生活をしているなかでこういったアイデアって、たくさん皆さんのなかにも出てきているのではないかなと思ってるんです。
時代背景の話になってしまいますけれども、最近ミレニアル世代って呼ばれている14歳から34歳ぐらいのデジタル化社会で育った世代。インターネットとかで調べると出てくるんですけども。こういった方々がフィジカル空間とデジタル空間といったものの境目がどんどんなくなっていって、逆にそういったものをうまく利用しながら生活を楽しんだり仕事をしたりっていうのが増えてるなって私は思っていて。
例えばSNSでも画像の共有であるとか動画の配信であったり。今後はVR、仮想空間といったものもどんどん出てくると思うんですけど。そういったものをうまく使いながら生活をしているなと感じています。
こういった世代、私もここに該当するんですけれども、結構創造性が豊かで、いろんなおもしろい斬新なアイデアがどんどん出てきてるんじゃないかと、仮説を立てています。
私が冒頭申し上げた、もっとおもしろいアイデアとかそういったものがどんどん出てきている。それを簡単にアプリケーションという部分でかたちにできていくと、もっと楽しい生活とかそういったものが出てくるんじゃないかなって思ってます。
冒頭、題名にもありました「アイデアを即、形」にするっていったようなものをデジタル空間の中にコミュニティとしてつくっていけると、もっとアイデアが簡単にかたちになってこれが日本発でたくさん世界に出てきて、そういった日本の文化の進化形になったりですとか、いろんなおもしろいことが出てきて新しい生活っていうのが出てくるのではないかと。
私もそうなんですけど、アイデアはあるんですけど、私は営業で、アプリケーションを作るスキルがなかったり。逆に、もし(アイデアとスキルの)両方を持っているすごいエンジニアの方々がいるとして、ここビジネスって書いてありますけども、それを実際にビジネスにするための投資とかそれをうまく使って配信していくとかっていうものがまだなかったり。
逆にそういった投資をするような方々がいらっしゃって、新しいアイデアとかアプリケーションが出てきたときに投資したいと思っている方がいたりっていうものをマッチングするようなコミュニティーを形成していけると、私が冒頭お話ししたようなアイデアがすぐかたちになっていく。
例えばあるアイデアを私がつぶやいたとして、それをちょっとかたちにしてアプリケーションにしてみたよっていう方がいらっしゃって、もしそれが本当におもしろいもので、何か生活で使うと便利だなと思ってくれる投資家の方がいたら、すぐにかたちになっていくのかなって感じて、これをまとめてきました。
これから「アイ・ビー・エムが何してんの?」という部分をご紹介します。アイ・ビー・エムのBlue Hubっていうのが去年ぐらいから始まっていて。ちょっとここから宣伝みたいになってしまって大変恐縮なんですけども、IBM Blue Hub、日本発世界へっていうことで。
「Blue Hubって何なの?」というと日本の国家戦略の中で民間企業がベンチャービジネスの成長をサポートするっていうようなものがあります。それを支援していくプログラムとしてIBM Blue Hubっていうものを実は今アイ・ビー・エムとしてやったりします。
ここの会社は現時点ではアイ・ビー・エムのテクノロジーであったりパートナーさまであったり、そういったスキルを持った開発者の方であったり学生であったり。そういった方々を支援したいっていうことで行っております。
実際はアイ・ビー・エムの持っているクラウドのプラットフォームであったり、アプリケーションの開発の基盤であったり。あとはいろんな方々に協力いただいてシェアードスペースを提供したり。あとはアイ・ビー・エムのエンジニアがコーチングしたり、ハックをしたり大学でミートアップしたりということをやっております。
すでに昨年第1期で5社出てきました。一つひとつのサービスは今日時間の関係でご紹介はできないですけれど。
例えばYAMAPってアプリケーションは携帯の電波が届かないところで使うアプリケーションだったり。Brand Pitさんは画像認識を使ったソーシャル分析であったり。あとは農業の経営っていうことでTERRACE MILEさん。他にもゲノム解析のアプリケーションであったりスポーツのマネージメントアプリのものであったり。
こういったサービスが実際に出てきておりまして、今いろんなところでこの5社の皆さまはビジネスをされてきています。今後この活動をもっと広げていこうということで、最近もしかしたらFin Techっていうような言葉を聞かれたことあるかもしれませんが、「金融×IT」とか「ヘルスケア×IT」とか、「教育×IT」っていうものもあったりします。
ちょうど今日、ご紹介できるものとして、つい昨日か一昨日ぐらいに新しく発表になったIBM Watsonっていったもの聞かれたことあるかもしれませんが、それの日本語版のハッカソンを11月の末から4回かけて行うことが発表されました。
ですので、皆さんのいろんなアイデアをここでハッカソンしていただいて、Watsonを使った新しいサービスを作っていただけると、もっとおもしろいことがたくさんできるのかなって考えてたりします。
こういった新しいサービスとかで、広まっているものに共通しているところとして、新しい体験価値、ユーザーさまへの体験をどう提供していくかっていうことが結構重要なポイントであると私は社内で聞いてまして。そういったところでサービスが広がっていってる。
これは皆さんが普段頭の中で考えたり出てきているようなちょっとしたアイデアが、新しい顧客体験になっていって、それがかたちになっていくとアプリケーションとして広がっていくみたいなところをイメージしていただければと思っています。IBM Watsonハッカソンは日本法人で会社をされている皆さまは誰でも参加できます。
それから、インバウンド。オリンピックに向けてがやはりターニングポイントとなると思っております。結構いろいろニュースを読んでたりすると、オリンピックをやったあと、観光客の方も増えていくっていうような過去の統計データもあったりして。
やはりここですでに日本に住んでいただいている外国の方々にもアイデアを出していただきながら、東京オリンピックのときに「日本に来てすごく楽しかったな」と思っていただけるような活動がどんどんできると、オリンピック終わっても翌年からでもまた日本に来ようかなって思っていただけると思って。
繰り返しになりますけれど、デジタル空間の中でアイデアとスキルとビジネスを掛け合わせて、どんどん新しいものが生まれていくと、すごく楽しくまた便利な日本になっていくのかなと考えました。
最後になりますけれども、個人的にやってみたいことということで、今回せっかくこういった場所にお呼びいただいたので、やはりBIG PARADEさんとかとコラボレーションをしていく。日本のエンターテインメントであったり、ローカルビジネスであったり、新しいアプリケーションっていうものをどんどん生み出していけると、日本発世界へっていうのが広がってもっとおもしろく楽しいっていうことが実現できるのかなと思って、今日はこういったご紹介をさせていただきました。
ありがとうございます。
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