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山本一太の直滑降ストリーム ゲスト:岸田文雄・外務大臣(全1記事)

山本一太の「大臣vs大臣」 ゲスト:岸田文雄・外務大臣

IT政策や科学技術政策、宇宙政策などを担当する山本一太参議院議員が、ニコニコチャンネル「直滑降ストリーム」内にて現職の大臣をゲストに迎えて激論を交わす、「大臣vs大臣」シリーズ。今週のゲストは、“政界の静かなるプリンス”こと岸田文雄外務大臣。自身の生い立ちから外務大臣としての生活、日本の外交発信力等について語ってくれています。

山本一太(以下、山本):ニコ生ユーザの皆さん、こんばんは。お元気でしょうか? 今週もあっという間に直滑降ストリームの時間がやって参りました。この番組のキャスターを務めます、内閣府特命担当大臣の山本一太でございます。

現職の大臣がキャスターを務める、この番組に現職のほかの大臣を呼ぶという極めて危険な企画ですけれども。なんと今日で皆さん、11回を迎えます。IT政策担当大臣特別企画第11回大臣VS大臣ということで、先週の古屋大臣に引き続きまして、今週も素晴らしいゲスト、お迎えをいたしました。岸田文雄外務大臣です。外務大臣、ありがとうございます。ほんと、お忙しいところ。

岸田文雄(以下、岸田):よろしくお願いいたします。

山本:この参議院員会館の特設スタジオまでわざわざ足を運んでいただいた、岸田大臣なんですけども。岸田大臣、これニコ生初出演ということで。

岸田:そう、初出演。おまけに山本大臣の人気番組に出演させていただけるということで、楽しみにして来ました。

山本:ありがとうございます(笑)。人気番組なんて言われちゃうと、もう最初からこうペースが上がっちゃう感じなんですが。実はですね、岸田大臣とにかくニコ生ユーザーの方々の前、初見参ということで。岸田大臣はどういう方なんだろうかと。まあパッと見ると、とにかくハンサムで優しそうなイメージなんですが。今日はですね、岸田外務大臣の実情に迫っていきたいと。外交問題はいつでも話せるし、後でちょっと話しますけれども。今日はむしろ岸田大臣の魅力をですね、ニコ生ユーザーの皆さんに伝えたいと。まあ、こういう路線で私いきたいと思っております。

岸田:はい、ありがとうございます。

山本:そこで最初にもうですね、せっかく初登場なので。パッと岸田大臣を皆さん見ていただいてですね、最初のアンケートを今やっちゃおうと思うんですね。これね、今ユーザーの方々、どんどんと入ってきているんですが。もうここで、そのままアンケートができるんでですね。もう今日は初っ端からやりたいと思うんですけどね。あの皆さん、岸田大臣のイメージ。次のうちの四択。勝手に私が考えた四択でお聞きしたいと思います。

1、ミスタージェントルマン。いいでしょう? 1、ミスタージェントルマン。2、静かなるプリンス。格好いいでしょう? これも。永田町の静かなるプリンス。はい、3番目。ハンサムなアーティスト。なぜアーティストなのか、後でちょっとお話したいと思いますね。ハンサムなアーティスト。4、理想的なパパ。はい、四択いきます。1、ミスタージェントルマン。2、静かなるプリンス。3、ハンサムなアーティスト。4、理想的なパパ。といって、まったくなんかネガティブな選択肢がないという。

岸田:そうそう。みな、選ぶの困るでしょうね。

山本:そうなんですよね。ここらへんは私も一応、キャスターとしての自覚を持っているということなんですが。そこでまず、少し時間がかかりますから、大臣にお聞きしたいんですが。大臣が政治家を志した原点が小学校1年生か2年生の時にあるという噂を聞いたんですね。

岸田:おお、ほう。そうですか。

山本:大臣はお父様のお仕事の都合で、小学校の1年生、2年生の頃、1960年代にですね、ニューヨークのパブリックスクールに通っていたというお話を伺ったことがあるんですが。それと政治家の原点とどう繋がっているんでしょうか?

岸田:うーん、あのですね。仰るように私は小学校1年生から3年生まで、父の仕事の関係でニューヨークで生活をして、向こうの公立学校、パブリックスクールに通っていました。その当時ですね、色々な思い出があるんですが。その同じクラスのなかに色んな人種の人間が、まあ公立学校ですから、それこそ色んな人種の人間が同じ教室で学ぶ、そうするとですね、やはり子供の世界にあっても人種差別とかですね。そういうこう生々しいやり取りが存在するわけですよね。

あの当時は、子供心で何かおかしいなとは思ってたんですが。本当のところはよくわかってなかった。しかし、その後だんだんと年が経つにつれて、やはりあの当時、子供世界の中にも差別があったり、理不尽なことがあったり。やはりそういったものに対する意識がだんだんと芽生えてきて、やはりこういったものに対して、しっかりとものを言わなければならない。また、政治というものを通じて正していかなければならない。こういった意識がだんだんと芽生えてきた。そういった意味じゃ、小学校の1年生から3年生、このアメリカのパブリックスクールで学んだ経験というものが政治家の原点なのかな、と今は振り返っています。

山本:なるほど。その、なんとなく子供心に感じた人種差別みたいなものに対する憤慨とか、それに対して「これを直さなきゃいけない」という正義感みたいなものが政治家の原点?

岸田:そう。そこが原点なのかな、と今思えばそういう風に振り返っています。

山本:なるほど。岸田外務大臣は小学校1年生、2年生の頃、どんな子供だったんですか?

岸田:えーと。んー、小学校1年生入った時は、日本の学年でいうとまだ小学校に入学前の年ですよね。

山本:あー、5歳。

岸田:ですから、日本でいうと小学校に入学する年の前の年の秋ぐらいに。ニューヨークに行って、むこうのパブリックスクールに放り込まれた。まあそういったことですれけども、まったく言葉も通じないし、生活も違うし。そんなところに放り込まれた。ただ、生きていかなければいけないから、そらもう身振り手振りから始まって。なんとか溶け込もうとして努力をした。あの当時は、そういった意味じゃ真面目に、真剣に、子供ながらに努力していた。まあ、そういう健気なところがあったんじゃないかなと、今は振り返っています。

山本:面白い! こういう話、全然聞いたことがないんで。まあちょっと、これぜひですね、続けてお伺いしたいと思うんですけれども。アンケートの結果が出たので。

岸田:あ、出た。

山本:1、ミスタージェントルマン。52.3%ですよ。みんながやっぱりジェントルマンだと思っている。2、静かなるプリンスも33.1%。この2つで9割近いですね。ハンサムなアーティストは5.5%です。多分、ちょっと意味がわからなかったのかな、と思うのですが。4、理想的なパパ、9.1%ということで。やはり皆さん、岸田大臣をニコ生ユーザーの皆さんが一見して思うのは、ミスタージェントルマン。まあ皆さん、そのとおりだっていうことをですね、これからちょっと、今日のこの番組を通じてお伝えしていきたいと思うんですが。

岸田:いやいや、ちょっと皆さんガッカリされるんじゃないのかな。

山本:いや、そんなことないです。なんていうかこの、いつも低い姿勢がですね、またいいんですね。はい、さてじゃあ話を戻したいと思うんですけれども。子供心ながらにもそういう差別を感じたと。1960年代、アメリカベトナム戦争があってですね。色んなヒッピー文化とかが出てきた頃で。ケネディー大統領の時代でもありますよね。岸田大臣のおられた頃に、ケネディー大統領が暗殺をされたぐらいですよね?

岸田:そうそう。むこうに行ってすぐ、だから初めて日本とアメリカと衛星中継というものが始まった。その最初のニュースがケネディーの暗殺だったんですよね。だから、向こうに行ってすぐケネディーが暗殺された。あれが63年ですかね。翌年、1964年がまさに東京オリンピック。私は逆に東京オリンピックはニューヨークで、衛星放送で。

山本:覚えています? 小学校1年生でも。

岸田:あの頃は、衛星放送録画の技術もあんまりなかったんですかね。だから夜中起きないと見れないんですよね。夜中起きて、なんか見た記憶がかろうじて残っています。

山本:あー、なるほど。まあちっちゃかったから、どこまで覚えていらっしゃるかわからないと思うんですけれども。全然言葉も通じないなかで、子供なりに必死になんとかやっていかないとということで。結局、英語は出来るようになったんですよね? その時期。

岸田:まあ、そのなんか、いつの間にかですよね。

山本:へえー、なるほどね。

岸田:あれは不思議な感覚でしたよね。

山本:まあ、岸田大臣はこうやって一見すると、こう静かな感じなんですけれども。やっぱり、なんか内に秘めたものがあるっていうか。ファイトがあるっていうことですよね。

岸田:いえいえ。まあ、生きていくためにはしょうがなかったんでしょうね、きっとね。

山本:なるほど。それで小学校の時に政治家を志したと。

岸田:うーんと、まあ原点はそこにあったと。

山本:なんとなく、あとで考えてみたら。

岸田:本当に政治家を具体的に志したのはずっと後ですけど。

山本:岸田大臣、小学校、中学校、高校、もちろん行かれたわけですけれども。どんな、もう一回いいますけど子供だったのか。どんな小学生、どんな中学生だったんですか?

岸田:うーんと、そうですね。割合自分の好きなことは一生懸命やりますけど。あんまり関心がないことについては随分と手抜きをしてきたのかなと。結果、なんか今もっと一生懸命やっときゃ良かったなと思うことはいっぱいあります。

山本:うんうん。やっぱりアーティストタイプなんですね。

岸田:アーティストタイプ……。そういった意味ではね。

山本:クラブは?

岸田:え、クラブ?

山本:誰も聞いたことないんですよ、岸田大臣の子供時代。

岸田:中学の時はテニス部かな。

山本:あ、テニス部?

岸田:それで高校の時は野球部。

山本:あ、ほんとに? テニスは硬式テニス? あ、軟式しかなかった?

岸田:いや、あの時は都心の学校だったので軟式しかない。

山本:それで高校時代は野球部だったんですか。

岸田:そう、野球部だったんです(笑)

山本:あー、ほんと。岸田大臣、野球部っていうか、どっちかっていうと文化系というかね。あるいは絵画部とか、そういうところかと思ったんですけれども。野球部、どこ守っていたんですか?

岸田:えーと、ショートかセカンド、どっちかです。

山本:あー、かなり本格的にやられたんですか?

岸田:いや、まあチーム自体があんまり強くなかったから。一応やってましたが、試合のたびに酷い目に遭ってましたが、一応やっておりました。

山本:それでね、これもどっかで聞いたんですけれども。政治家になった原点が小学校1年生か2年のアメリカでの体験だというお話だったんですけど。本当は政治家にならなければ、芸術家になりたかったと。

岸田:そうそう、単なる願望ですけど。

山本:なんか絵描きとか音楽家とか。それはなぜですか? 絵が好きだったとか、音楽が好きだったとか。

岸田:そうそうそう。そういう部分があったんでしょう。自分でいうのも変だけど、割合ロマンチストの部分があって。

山本:これ初めて聞きました! 岸田大臣、ロマンチスト。

岸田:いやいや(笑)。実際はそうでもないですが。そういうものに憧れるところがあって。小説家なんていうのはね、随分と憧れた時期もあったし。芸術家なんてものは憧れだったんだけども、要はそれを実現するための努力が伴わなかったので、全然なんか実現しなかったんです。気持ちとしては、願望としてはあったのかなと思っています。

山本:なんだか、岸田大臣がお気に入りの作家とかいたんですか?

岸田:あー、そうですね。いやいや、これもなんか支離滅裂で。それこそオーソドックスにね、夏目漱石、ドストエフスキー、この辺の純文学もあるし。大衆小説でいうと、吉川英治、司馬遼太郎、これも好きだったし。さらにもう少し軽いといっちゃ失礼かもしれないけど、僕らの高校の頃かな。庄司薫というかね、ちょっとガラッと雰囲気が変わった文学が流行っていた時期があって、とか。その辺は色々と幅広くかじってみたけど。結局、まあその程度で終わりました。

山本:なるほど。まあ一言でいうと、まったく一貫性がありません(笑)。やっぱり、意外と岸田大臣は思うままで、意外とわがままだったりして。結構芸術タイプなんですね、やっぱりね。いや、芸術家の方がわがままとは言いませんけれども。自由なんですね。

岸田:そう言われてみればね。そうそう、それに伴う努力をしなかったから、まったく実現しませんでした。

山本:なるほど。それで早稲田の法学部に行って、いよいよもう早稲田に行ったときは政治家になろうと思っていらっしゃったんですか?

岸田:まあ少し。だいぶ具体化してきましたけど、それでも「まだまだ色んな人生あるな」っていうふうに思ってはいましたけどね。

山本:それで衆議院の秘書に?

岸田:そうですね、まず就職しました。

山本:あ、そうか。日本長期信用銀行に行ったと。

岸田:そうそう、サラリーマン5年間やっていました。これもまた大変貴重な経験ではありましたが。その辺りから、じゃあやっぱり政治かなと。小学校からずっと続いてきていた思いが、だんだん具体化してきて。じゃあそのためにはどうしたらいいか。それはもう真面目に具体的に考えました。

山本:大学時代は、例えば勉強以外に何をされたんでしょうか? かなり勉強されたんでしょうけれども、早稲田の法学部で。

岸田:いやいや、勉強はそれこそ、あまり自慢できるほどしていなかったので、今日に至っていると思うんだけれども。そうですね、大学時代はこれまた支離滅裂で色んなことやっていました。

山本:例えば?

岸田:結構、日本国内旅行、あんまり海外行かなかったけれど、国内旅行して回ったり。それから、あとはね、今思えばほんと遊んでいたというか。日々色んなことを。友達はいっぱいいたから。あの頃ね、例えばいま国家議員の中でも、岩屋たけし。

山本:あー、岩屋さん。

岸田:同じ時期、同じ早稲田で一緒だった。

山本:あ、そうだったんですか。じゃあ、その頃から知っていたんですか。

岸田:そう。あの時から友達だったし。

山本:岩屋さん、あの時から眉毛とか濃かったのね。

岸田:そうそう、あの頃からああいう雰囲気で。存在感あってね、頼り甲斐あるよね。

山本:雄弁会とかだったんですか?

岸田:いやいや、私は雄弁会じゃなかった。確かあれ、岩屋たけしは雄弁会だったんじゃないかな。確か。

山本:ユーザーの皆さん。いま岸田大臣は友達が多かったって言ったんですけれども。私、色んな政治家拝見してきて、まあ岸田大臣とは毎日会って話しているわけではないんですけれども、ほかの人の悪口言ったことないですよね。ホント人柄いいです、人格者です。ほとんど山本一太と正反対と思っていただいていいと思うんですけれども。本当に大臣は人のこと悪く言ったことがない。一度も聞いたことないんですけど。これ、どこらへんから来ているんです? 前からそういう性格だったんですか?

岸田:いえいえ、内心は思っているんですけれども。

山本:あ、内心は思っている? 内心は思っているけど抑えられる?

岸田:はい、まあなんとか(笑)。かろうじてバレずに来ているんでしょうね、きっとね。

山本:まあ岸田大臣、嫌いな人いないと思いますよね。ですから、大臣はなんかこう政治家としての歩みでも、大変、私なんか後輩として見ていて、失礼な言い方ですけれど「俺が俺が」っていうところがない。ですよね? それでも実はですね、宏池会という政策グループの会長で取りまとめ役ですよね。これホント、人間力っていうか、人柄だと思うんですが。そこでずっとファミリーヒストリーに突っ込んでいきたいんですけれども、ここでちょっと政策もお話をさせていただきたいと思います。

大臣、確か初代の消費者行政推進担当大臣、内閣府特命担当大臣なさって、実は私の先輩なんですけれども。沖縄北方もなさっていて。

岸田:科学技術もやってるし。

山本:そう、科学技術も先輩なんですよ。沖縄北方が、もう沖縄で評判いいんです。沖縄大臣の時に離島までね、ほんとにあちこちに離島に出かけて。

岸田:南北大東島とかね。

山本:そうなんですよ。岸田大臣の一言で実はできたインフラもあったりして、ものすごく評判のいい方なんですが。消費者庁の生みの親ですよね、いわば。

岸田:そうそう。法案の取りまとめやらされた、そういったことはありました。色んな省庁の権限とか組織とかをみんなひっぺがさないといけないので、色んな大臣から嫌われて叩かれてボロボロになりましたが。なんとか出来て良かったなと思っています。

山本:かなりあちこちの部会で色んなところから出ましたよね。

岸田:やっぱり法律の権限とか、役所の組織。これはかなり壁は固いし、手を突っ込むには大変でしたよね。ああいった形で本格的に新しい省庁が出来るのは、何年ぶりだったかな。かつて環境庁ができた、あれ以来のことじゃないかなと。本格的に組織や権限までひっぺがして来て集める、そういった形で新しい省庁が出来たっていうのは環境庁以来だ、と当時は言われていました。

山本:あれ、ずいぶん一元化の必要性について訴えておられて。色んな部会にも来られたことありましたよね。確かね。だから、ここがほんと不思議なんですけど、そこで岸田大臣が激昂したりしたことは一度もないのに、いつの間にかまとまって法案が成立したっていう。これはやっぱり岸田大臣の不思議なオーラっていうかですね。まあどこから来ているのか、なかなか不思議なところなんですが。あれは大変なお仕事でしたよね、政治家として。

岸田:いえいえ、まあ政治家は結果ですから。結果が出て良かったなとは思っていますが。何でかって言われるとよく分からないですよね。もう色んなことありましたから。まあやっているうちに、こうだんだんと見えてきた、結果が出た。いま振り返って良かったなと思っています。

山本:あのもう皆さん、お話を聞いていただいて、岸田大臣の誠実さとか真面目さとか十分伝わっていると思うんですが。その岸田大臣がですね、まあネット上ではキッシーと呼ばれているんですが。キッシー。そのキッシーがですね、あ、失礼しました。先輩議員に対して。

岸田:いえいえ(笑)

山本:キッシーは第2次安部内閣で外務大臣という大変な要職につかれたと。で、私元祖安部応援団として言わせていただくと、別に総理にお聞きしたわけじゃないんですが、安部総理は岸田外務大臣をものすごく高く評価されていると思いますね。やっぱり大臣が自分が目立とうと……外務大臣なのでめちゃくちゃ目立つんですけれども。自分が目立ってこれをやるというよりも、安倍内閣を考え、日本の外交を考え、ほんとひたすらこうプロフェッショナルとして仕事を積み上げてる。これはやっぱり安部総理はですね、お聞きしたわけじゃありません……。

岸田:えー、はいはい(笑)。

山本:でも、やっぱりすごく岸田大臣で良かったと思っていると。私、お世辞言いませんから。お世辞を言っていたら、こんなに派閥の長老とかからいじめられたり。あ、今のちょっとカットしてくださいね。こんな偉い方々からいじめられたりしませんので。それは本当に、総理も喜んでおられると、私はそう直感的に思っているんですが。いかがでしょうか、外務大臣。忙しいですよね。

岸田:やっぱり生活パターンが前やった大臣のときとは全然違うので。確かに最初はスケジュール管理、四苦八苦。それをこう維持するために体調をどう管理するのか、最初は本当にね、だいぶくたびれました。最近、少し慣れてきました。

山本:この番組にはですね、もう10人大臣出ていただいて。例えば、シンディーこと新藤総務大臣。タムタムこと、田村厚労大臣。それぞれのペースで色々と仕事をやっていると。新藤大臣はですね、熱血漢ですから。とにかく夜遅くまでずっとレクを受けて、もうほとんどプライベートな時間はないって決めてやっていると。

タムタムは、田村厚労大臣も色々考えながら、とにかく厚労委員会って質問多いから。40問とか。でも、必ず12時過ぎ、夜中の12時過ぎくらいにFAXで受け取って、それをきちっと読んじゃうと。それで次の日はそんなに朝から、まあ朝からなんでしょうけど。4時とか5時とかには行かないで、ペースを保って、おそらく体力も維持しながらやっていると思うんですけれども。外務大臣も何が起こるかわかりませんよね。大臣はどんなパターンですか?

岸田:最初外務大臣になって思ったのは、まず就任したら、本当色々なことがありました。北朝鮮の核実験もあれば、それからアルジェリアのテロ事件もありましたし。

山本:あのとき大変だったですよね。

岸田:それから中国艦船の海自艦船レーダー照射なんてものもありましたし、グアムでの無差別殺傷事件なんかもありましたし。色んな事件があって。とにかくその24時間、極めて不規則な生活が急に始まったわけですよね。だから、最初は「たまたまこういうことなのか」「外務大臣はこういうものなのか」、なんかもう訳もわからず、そういう生活に入ったんで。だから自分のペースを作るといっても、そもそも外務大臣っていうのはどういうものなのか。それがわかるまで自分のペースも作りようがないんで。とにかく言われるがまま、どんどん目の前の仕事をやっていくということでやってきました。

だから、そもそも他の大臣とは生活のパターンが違うんでしょう。尚且つ、色々なイレギュラーなこともあった。

山本:その生活パターンが違うっていう意味は、例えば夜中も急に起こされるとか。

岸田:そうそう。

山本:例えば?

岸田:例えば、じゃあ北朝鮮の核実験が実施された。そうすると、関係各国の外務大臣と電話会談をしなければならない。そうすると、向こうも世界中を飛び回っているわけですよね。

山本:なるほど。

岸田:それで、まずどこにいるかを探さないといけない。この大臣はニューヨークにいる。この大臣はいま大西洋の上を飛んでいるとか。そういった、まず場所を探す。それで電話を繋ぐ。時差もあるわけですから。で、こっちが電話会談を持ちかけるわけですから、それは向こうに合わせなきゃいけない。それは夜中でもなんでも、仕事しなきゃいけない。こういうこともあります。

それからそもそも外務大臣ですから、海外に行って顔を合わせるのが基本ですから。国会の最中もできるだけ時間を見つけて海外に行かなきゃいけない。まあ当然週末を中心に、みんな潰れて行くことになるんでしょう。

それから、あと平素時間を取られるのは、海外から来るお客さん。これはやっぱり一度会いたいというお客さんが多いわけですから、どんどんと時間を作っていかないといけない。こうした中で国会の答弁もしなければいけないし。役所のレクも受けなきゃいけないし、色々と勉強しなきゃいけない。だからやっぱり、かなり生活パターンは他の大臣とは違うのではないか。実際、前の大臣をやっていた時とは随分と違うなあという風に感じました。

山本:どうやって健康を管理しているんですか? もう睡眠が不規則ですよね、それだと。

岸田:そうであるならばどうしたらいいか。どうやって知恵を絞って、時間を作って、睡眠時間を確保しなきゃいけないのかとか。それから、時差ボケなんてのもありますから。時差ボケをどう対応しなきゃいけないのか。これやっぱり、こうやって必ず決まったパターンがあるわけじゃないから、やってみないとわかんないんで。就任して今約5ヶ月ぐらいですか。ようやく何となく色々と試行錯誤しながら、パターンが見えてきたと。こういう風にやるべきかなという感じが見えてきた、そんなとこですかね。

山本:いや、ニコ生ユーザーの皆さん。この中で直滑降ストリームに来ていただいていると。本当に申し訳ないです。でも、ふたつ返事でOKしてくれたんですよ。ああ、それはありがたいなあ、いいですよ、とか言って。一太さんの番組ならとか言ってくれて、ありがとうございました。

岸田:いいですよ、11人目ですから(笑)

山本:いやいや、そんな風に思ってないです(笑)。いや、お忙しいと思って、なかなか声がかけられなかったということなんですけど。さて、外務大臣がいかに大変な仕事かっていう話をしていただいたんですが。いま安倍総理を支えて、安部内閣の外交になっているわけですけれども、岸田大臣から見た安倍総理の印象いかがでしょうか? かなり前よりも、みんなは変わったと言いますけれども。

岸田:いや、本当に安倍総理、いま大変世論調査の評価も高いわけですし、やっぱり自信に溢れているなあ、というのは感じます。何よりもやはり体調がいいんでしょう。前、大臣としてお仕えした時はですね、お会いしても確かに「疲れているなあ」と感じましたけれども。今はいつ会っても疲れなんて感じさせない。本当に元気はつらつです。自信に溢れていますし、表情、それから口ぶり、本当に元気いっぱいという感じがしています。自信の裏返しなのかもしれませんし、体調がいいからということもあるんでしょう。本当にいま会っても、そういった元気さ、活力を感じますし、やっぱりこれから将来に向けてね、これはやっぱり期待出来るなというのを内閣の一員としても強く感じる。この辺は前回内閣をしょっておられた時とは、随分と違うじゃないかなと。その辺は強く感じます。

山本:いま岸田大臣がおっしゃったことは、だいだいここに登場していただいている大臣皆さんと共通の印象なので。自信を持ってやっていると。やっぱり安倍総理はかなり変わったということだと思うんですけれども。そこでですね、今日は岸田大臣との少し共通の話題にも触れたいと思っています。随分と時間がなくなってきちゃったんですが、これだけは今日ちょっと取り上げたいと思った話があるんですね。

中国の李克強さんがですね、ポツダムに行ったと。ポツダムで演説をしてですね、日本が尖閣を奪い取ったみたいな趣旨の発言をされたと。これについては、大臣なので私も言葉には気をつけないといけないんですけれども。議論としてはかなりピント外れなんだと思うんですね。実は領土担当大臣として、領土主権対策企画調整室っていうのを作ってですね、対外発信もやらせていただくと。もちろん、それは一時的に外交は岸田大臣がやっておられるので、大臣としっかり両側を合わせながら、大臣の路線と決して齟齬がないようにね。しかし、発信は強めていかなきゃいけない。で、尖閣には領土問題はない。これは明らかに国際法的にも、それはもう歴史的にも日本の領土なので。領土問題はなくても事実と違う発信を中国がやっているっていう問題はあり。竹島の問題はある。北方領土の問題はあると。

そういう中で大臣をバックアップする意味でも、私、対外発信の役目をいただいたんですが。外務省ももちろん一生懸命、対外発信をやっているわけですよね。特に領土を巡る話っていうのは、第3国、国際社会でどういう風に認識されるのかっていうのがすごく大事だと思うんですよね。その辺の取り組みをちょっと教えていただきたいんですが。

岸田:そうですね。そういった対外発信、我が国の立場を国際社会の中でしっかりと説明していくことの大切さ、それは山本大臣の言う通りです。ですから、今年の予算においてもですね、さらにこの上乗せする形でそういった関係の予算をしっかり用意した。かけ声だけではなくして、実質的にもしっかりこういった努力をしていこうと。こういった姿勢は今の内閣としては大事にしているところです。

そして、こうした我が国の立場。特に今挙げた問題についてはですね、決して譲ることはあり得ません。しかし一方で、こうした周辺諸国、特に中国や韓国といった隣国との関係。これは我が国にとって大切な関係であるのも事実ですから、こうした個々の問題を国と国との関係全体に影響を及ぼさないように、しっかりコントロールする。マネージする。これがやっぱり外交としては大切なところなのではないか。だから、この辺をしっかりと対極的な見地から進めることが出来るかどうか。ここが現実の外交の大切なことだし、求められているところじゃないかなと思っています。

ですから、やはり言うべきことは言う。しかし、外交全体、二国間関係全体に影響が出ないようにしっかりコントロールできるかどうか。こういった視点で結果を出すことが出来るかが、これから特に日中関係とか、日韓関係とか隣国との関係において大事なのかなと。これは毎日、感じながらやっています。ただ、現実はなかなか大変です。

山本:そうですね。いま岸田大臣のほうで色々とお話がありましたけれども。安倍総理の外交戦略。日中関係、日韓関係、日露関係、こういう戦略をよく見ながら、さらに岸田大臣の外交姿勢を私も踏まえながらしっかり発信をしていきたいと思うんですけれども。大臣としっかり力を合わせてですね、しかしながらやはり領土の問題ではまだまだ不十分なところもあると思うので、対外発信を、大臣をしっかりバックアップして、支えながら一緒にやっていければと思います。

岸田:はい、どうぞよろしくお願いします。

山本:今日はですね、いよいよあっという間に時間が来ちゃったんですが。今日はですね、外務大臣のほうからぜひこの直滑降ストリームで宣伝したいことなどあれば。どっかのテレビ番組みたいになってきたんですけれども。それでは宣伝タイムを差し上げたいと思います。ピーアール。

岸田:すみません。今週の土曜日。6月1日から第5回アフリカ開発会議TICAD Vという国際会議をやります。

山本:これは日本にとって、非常に大事な大きな会議ですね。

岸田:はい。今年、日本外交にとって最大の外交イベントです。アフリカ54ヶ国のうち、40数ヶ国の首脳が日本、横浜に集まって、そしてアフリカ開発について考えていく。やっぱり5年に一度、このTICADという会議を開いてきているんですが、丁度この日本のアフリカ開発会議、5回目20年目を迎える。

山本:あー、なるほど。

岸田:ということで、これは日本のアフリカ開発に向けての、今の現状を集約したような大切な会議です。昨今等も中国を始め、他国との外交的な比較がされていますが。

山本:中国も同じような会議を始めましたもんね。

岸田:特にアフリカにおいてね。

山本:そうですね。

岸田:中国の存在感が盛んに最近、指摘をされています。しかし、日本はですね、パートナーシップとオーナーシップ。アフリカの自主性、そして対等な立場。こういった基本的な独自の理念を抱えてアフリカ開発会議に臨んでいます。間違いなく他の国とは違うしっかりとWin-Winの関係をアフリカと築ける。こうした支援と、そして投資だったと思っています。ぜひこれをしっかりアピールしたい。ぜひ多くの皆さんにご理解いただきたいと思っております。

山本:日本のニコ生ユーザーの皆さん、このアフリカ開発会議、大変大事な会議なのでぜひ注目をしていただきたいと思いますが。外務大臣はまだアフリカには? 1回、行っていらした?

岸田:こないだですね、これの準備会合でエチオピアに行って。54ヶ国の代表と準備会議をやってきました。

山本:いつかあれですね、安倍総理にもアフリカに行っていただくのがいいですよね。

岸田:そうですね。これはですね、安倍総理にはお出ましいただいたら大きなインパクトあるんじゃないかなと思っています。

山本:はい、ありがとうございます。そろそろもう時間になっちゃったんですけれども。ちょっとだけコメントを読ませていただきたいと思います。エチオピア遠いとこまでご苦労さん、みたいなものもありますが。ぜひキッシー、中国との違いをしっかり出していけば巻き返せると。こういう宣伝はいいねと。キッシー男前。奥様はどんな方? キッシー頑張って。キッシー、かっけえ。ということで、ひとつだけ最後にお聞きしたいと思います。

これはやはり、その政治家の戦略性を知る上で最も大事な、私は要素だと思っているんですが。奥さんとは、まずどこで初めて会われたんですか?

岸田:私、家内とは見合い結婚でございます(笑)。

山本:見合い結婚。ああ、そうですか。でも、その見合い結婚は一遍で気に入られたみたいな?

岸田:いやいや、向こうはどうか知りませんが。

山本:いや、でも岸田大臣は?

岸田:そういうことになっております。

山本:そこからどういう感じでアプローチして? 一言だけ。プロポーズはもちろん、岸田大臣からされたんですか?

岸田:あ、はい(笑)。

山本:初めて岸田大臣がちょっと動揺してます。ミスタージェントルマン。全然冷静だったのに。その顔が見たかったんです、大臣。そちらからプロポーズされたんですか?

岸田:は、はい。そうなったと思っております。

山本:どんなお言葉で? もしあれでなければ。

岸田:いや、言葉は忘れたといって、家内に怒られています。

山本:あ、そうですか。

岸田:いや、そう。自分では忘れているんですが。家内は覚えているようです。

山本:でも、岸田大臣のほうからちゃんとアプローチをされたんですか?

岸田:そうだったはずです。

山本:今日は最後に初めて岸田大臣がちょっとですね、動揺した雰囲気があって非常に良かったと思うんですけれども。今日はですね、ほんとお忙しいなか、先ほど皆さん聞かれたように、外務大臣大変なんですよ。今日の夜中だって起こされるかもしれない。そんな中で直滑降ストリームに来てくれました。

ユーザーの皆さん、これでますますキッシーのファンになっていただいたと思いますが。安倍総理を支えて、日本のために飛び回る岸田大臣をこれからも、ぜひニコ生ユーザーの皆さんに応援をしていただきたいと思います。大臣ちょっとオーバーしちゃいましたが、本当にすみません。本当にありがとうございました。はい、すいません。ありがとうございました。失礼しました。じゃあ、皆さん拍手で。

岸田:ありがとうございました。

質問コーナー

山本:すみません。ありがとうございました。はい、ということで、いま岸田大臣、秘書官の方と一緒にですね、この参議院山本一太スタジオを退出をされたわけですけれども。いかがだったでしょうか? 岸田大臣の人柄、ニコ生ユーザーの方々に伝わったと思います。

もう1回いいますが、ほんとに何ていうんでしょうか。人の悪口を言ったこと聞いたことがありません。激昂したところも見たことがありません。それでもちゃんと決めたことをやる。岸田大臣がやっぱり政治家としてやろうと思ったことが実現していくと。ここら辺がやはりキッシーの人間力というところなんじゃないかなという風に思います。

さて、岸田大臣が退出をされたところで、いつものようにニコ生ユーザーの皆さんからのご質問を、私キャスターの山本一太がまとめてお受けをしたいと思います。今日も伝説のニコ動記者の七尾さんが来ていますので、七尾さんからニコ生ユーザーの皆さんのご意見をまとめてご質問いただければと思います。七尾さんよろしくお願いします。

七尾:よろしくお願いします。大臣、よろしくお願いします。ニコニコ動画の七尾です。本日もあれですね、もう30分前には1万人を超えて。

山本:あー、良かった。

七尾:もうどんどんとパワーアップしていく大臣の放送でございます。何本か質問、来ております。実は先週の金曜日、質問できなかったんですが。IT総合戦略本部会合ですね。その席上で先週金曜日ですが、安倍政権の新たなITビジョン、最先端IT国家創造宣言の骨子が固まったと。今後はこれ、パブリックコメントで6月初旬の閣議決定を目指すということなんですが。実は大臣のブログをたぶんご覧になったユーザーの方だと思うんですが、安倍総理と会話されたことなんですが、その雰囲気を教えていただければ。

山本:ええ、実は先週ですね、IT総合戦略本部の会合をやりまして。そこに安倍総理に出ていただいたんですね。これから取りまとめ前の色んな議論を閣僚も交えてやらせていただいたんですが。まあ無事にだいたい原案通りに承認はされたんですけれども。終わったあとに総理が一言、私にですね。「いやー、なかなか具体的な数字も入っていて、いいITビジョンをまとめてくれてありがとう」と言ってくれて、私もうすごい嬉しかったんです。

七尾:いや、それは嬉しいっすよね。

山本:いや、これはね、色々な安倍内閣のITビジョンですよね。色んな何ていうんでしょうか。タイトルのアイデアがあったんです。例えば、デジタルなんとかジャパン、サイバーなんとかジャパンとか。これもなかなかいいと思うんですね。ただ、私の強い意向で、最先端IT国家創造宣言にさせていただきました。今まではIT戦略本部の本部決定だった。これも重いんです。総理も入って、関係閣僚も入って決定するんですけれども。格上げして、閣議決定にさせていただくことにしたんですね。

七尾:あ、そうですよね。

山本:はい。だから、このIT戦略ビジョンを閣議決定することで、イコール安倍総理がこれから日本は成長戦略の中心にITを置いて、IT立国でいくことを宣言していただくと。そういう意味で、最先端IT国家創造宣言というのにさせていただきました。こっちのほうが良かったと思います。

七尾:いや、ありがとうございます。いや、ちょっと閣議決定楽しみですね。はい、分かりました。ありがとうございす。それとですね、あとちょっと変則で。大臣も岸田大臣にちょっと仕掛けたので、ちょっと仕掛けたいと思いますが。首相の公邸に幽霊が出るという噂があります。これは実はですね、先週の官房長官会見で、これも伝説の記者、名前ど忘れしましたが。なんでしたっけ。彼がですね、質問したんですね。そしたらユーモアたっぷりに官房長官がお答えになっていたんですが、これ大臣、噂はお聞きになったことはあります? 首相の公邸の……。

山本:なんとなくあります。

七尾:本当ですか?

山本:実はこの間、首相の公邸で安倍総理が全閣僚を招いて夕食会というか、慰労会をやっていただいたんですね。そういう時間があったら、実は私は総理に休んでいただきたいと思うんですけれども。まあ、いま安倍総理元気ですから。とにかく予算も終わって、「皆さんありがとう」という会をやっていただいたんですね。まあ前の首相の公邸ですよね。で、昔閣議をやっていた部屋があって、そこはやっぱりなんとなく雰囲気があるんですよね。

七尾:え、雰囲気というのは重い感じなんですか?

山本:うん、重い感じ。やっぱり歴史があるから。昔、閣議をやっていた場所とか。あるいは、226の時の銃弾も残っているんですよ。

七尾:あ、銃弾があるんですか?

山本:はい、銃弾の跡が残っているんです。その一部に。だから、そういうこともあって、なんとなくそこにいると、何かこう……。なんて言うんですか? なにかを感じましたね。

七尾:あ、そうですか。

山本:幽霊とかそういうのじゃないかもしれませんけど。やっぱり何かがですね、歴史が刻まれた場所なので。やっぱり何かを感じました。

七尾:なるほど。

山本:昭和の激動の時代にドラマを作ってきた場所でしょ?

七尾:はい、そうですね。

山本:だから幽霊とは言わないけど。何か超自然的な、何かがあるような。そういう雰囲気はありましたね。

七尾:ありがとうございました。大臣は予言大臣という、山本大臣のキャスティングっていうのは絶妙でして、何かもう予言めいたですね、もうピンポイントでこう来るんですね。

山本:永田町の予言者って呼ばれていますから。

七尾:ですよね。大臣ちなみにですね、超個人的なことで差し支えあったらお答えいただかなくていいんですけれども。幽霊みたいな、そういうなんていうんですかね。超自然現象みたいなものは経験されたことあるんですか?

山本:あのね、幽霊は見たことはありません。正直言って。ただなんていうんでしょうね。説明出来ない雰囲気、そういうものは時々感じるんです。で、別に迷信深いわけでもないし、何かそういうものに頼るってわけではないんですけれども。

七尾:はい、承知しております。

山本:例えば、ここに数珠をはめているんですが、これやっぱりすごいパワーを感じるんですよね。説明できないパワー。

七尾:でも、そういうの大事ですよね。僕もそれは大事だと思います。で、かたやITというかなりデジタルで、最先端のものもやられているということで。はい、分かりました。あと最後にすみません。これさすがに先週の金曜日なので、本日は進んでいないかと思うんですが。ユーザーの皆さんも毎回楽しみにしていますので。二井さんです。

山本:あ、二井人の件ですね。

七尾:二井人。

山本:二井人は土日ずっとまだ逃げ回っておられる。

七尾:逃げ回っている(笑)

山本:はい。月曜日まったく姿を現さないということなんですけれども。まあ今週ちょっと弁護士に会って、作戦を少しまた考えようと思います。いずれにせよ、色々な作戦をこれから打っていくわけですが。申し訳ないですけど、二井さんを探し出すと。まあ、この決意はまったく揺らいでないですし。とにかくこの夏を乗り切ったら、その前になんとか遭遇できればと思うんですけれども。この夏を乗り切ったら、相当本格的にやらせていただこうと思いますし。まあ99%は大臣の仕事をやり、0.1%で二井人をロックオンしましたんで。これはやはりしっかり追跡していきたいと思います。もう1回言いますが、今日も見ていると思います。二井さん出てきてください。ここで、2人で議論しましょう。

七尾:わかりました。ありがとうございました。ユーザーの間ではですね、二井とか二井人よりも、実は「山本機関」のほうがめちゃくちゃ流行っていることを最後、ご報告したいと思います。

山本:山本機関はかなり侮れない、というだけは申し上げておきたいと思います。

七尾:ありがとうございました。

山本:ありがとうございました。ということで、伝説の記者七尾さんとのいつものやり取りが終わったんですが。金曜日もエンディングを聞いたという人もいると思いますけれども。恒例に従って、私のオリジナル曲で、

七尾:大臣、すみません。次回はまだ予告はできないんですよね?

山本:あ、そうなんです。次回がですね、まだちょっと決まっていません。実は、まあこれ出来るかどうか分かりませんが、安倍総理に出演依頼をさせていただこうと思っておりまして。万一、安倍総理に出ていただけるということになれば、その日程を最優先したいと思いますので。その時にはすぐここでお知らせしたいと思いますが。それをちょっとやってみて、それを踏まえた上で他の大臣にも声をかけさせていただこうと思っております。

七尾:すみません、大臣。弾幕すごいです、弾幕。コメント。

山本:あのまあ、それは総理のご都合もあるし。色々あると思うので。受けていただけるか分かりませんが。少なくともやはり安倍総理で、最後はやはり、この直滑降ストリームをですね、7月前にパッとこう。6月、7月前ですね。ちょっとこう一段落つけたいというのはありまして、それはお願いをしてみたいと思います。

いずれにせよ、6月もですね、次々安倍内閣の現職の大臣に出演していただく予定ですので。ぜひとも来週も、あ、来週……今週はちょっと金曜日ないんですけれども。今週は変則で月曜日やりましたから。来週からも直滑降ストリームどんどん続きますので、ぜひアクセスをお願いしたいと思います。

はい、ということで。伝説の記者からのお話でさっき途中で言葉途切れてしまいましたが。今回もオリジナルソングで、この直滑降ストリームを締めくくらせていただきたいと思います。前回は改革の歌でした。今回はマルガリータ。このバラードで終わらせていただきたいと思います。それではお送りしたいと思います、マルガリータ。聞いてください。

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