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「騙されるな! 儲け話のここがウソ!」副島隆彦×ひろゆき(全6記事)

「大金持ちになりたいなら、たくさん人を騙しなさい」 経営者に必要な才能とは--ひろゆき氏×副島隆彦氏

「経営者の才能は持って生まれたもの」「大金持ちになるというのは、極悪人になること」と語る評論家の副島隆彦氏。これからの時代はどのような働き方が望ましいのか? ニワンゴ元取締役のひろゆき氏と語り合いました。

新聞社、テレビ局の統合はいつ起こる

西村博之(以下、ひろゆき):では、今の朝日は左翼ではないのですか。

副島隆彦(以下、副島):違うよ、あれは今度読売新聞と合併しますよ。

ひろゆき:あっ、そうなのですか。

副島:これは予言の類いだけれどね。

ひろゆき:今度っていつごろですか。

副島:3年ぐらいで経営統合しますよ。おそらく日本経済新聞と毎日新聞が統合しますよ。なぜなら、韓国やヨーロッパでそういうことが起こっているもの。ほかの企業がみんな統合しているのに新聞、テレビはなぜ統合しないのですか。あるのですよ。

ひろゆき:では、朝日の人、読売の売り手に……。

副島:あいつらが今言っていることは一緒だもの。だから、私がテレビや新聞に出してもらえないのは、そういうことを平気で言うからですよ。テレビ朝日、読売新聞、それからTBS、テレビ東京も、あれは日経新聞系だけれども。みんなアメリカの手先じゃないか、おまえらなんかはと。

アメリカの手先で「アメリカさまさまと言っている方が日本は安泰なのだ。このまま生きていけるのだ」と言うのはいいけれども、今度、金融ではおまえら大失敗するからなと。その時に、本気にこたえた時に「やっぱり少しアメリカから離れよう」と、おまえらでも言いだすからなと言って。私はある種の予言者宣言をしていますからね。あと3年痛い目に遭えと。

最後に残っている2億円でも、スッテンテンになるまで取られてしまえと思っているのですよ。もっと金持ちたちが貧乏になればいいのだと思っている。

世界皇帝ロックフェラー

ひろゆき:そうしたら、中国のお金持ちがそれをゾゾッと買うようになってしまいませんか。

副島:おそらくそこまでいきますね。そうすると、日本人は中国人に対する反感、反発がすごく大きいわけですよ。あんな汚い人たちに支配されるのは嫌だって。しかし、中国人は乗り越えていくってもう分かっているのですよ。

中国は、この150年間アヘン戦争の日から、アヘンをいっぱい持ち込んだのはイギリスなのだからイギリスが悪いのだけれどね、その後に日本軍や各国がケーキを分けるようにいっぱい侵略した。

ところが、日本の保守言論人どもは、中国を侵略したと認めないの。260万人も中国に軍隊が出ているのですよ。満州だけで70万人、北支、中支、南方で7年間も15年間も中国で泥沼の戦いをやっているのに、真珠湾攻撃をやらされているの。おかしいのだって。

だから、私は歴史の本も何冊も書いていますからね。読んでみてください、『日本の秘密』とかね。裏側を調べていくと、ただ単に国家間の憎しみ合いで戦争になりました、そんな甘いものじゃない。いちばん上のやつらは操られていますよ。小泉純一郎みたいなやつや菅直人みたいなやつが、必ず出てきますもの。操られるのですよ。

ひろゆき:それは、誰に操られているのですか。

副島:いちばん大きな力は、やはりアメリカの金融、ユダヤ人たちで世界一のお金を持っている人たちでしょう。だから、裏の力とか闇の勢力とか言うなと。彼らはここに出てきていて、私はこういう本でずっと写真付きで書いているのだから。

ひろゆき:ロックフェラーですか。

副島:そう、この人、95歳。これが今も世界皇帝。サッサと死ねと言いたいのだけれども。

操られる孫正義

ひろゆき:でも、アメリカが落ちてきたら操る人がいなくなるわけだから、日本は割と自由になれるのですか。

副島:と、思うけれども、また新しい操るやつが出てくるのじゃない。例えば、皆さんは知らないけれども、オリンピックやワールドカップの放映権を握っているルパード・マードックというのがいるのですよ。

ひろゆき:はい。

副島:恐ろしいですよ。彼らは。中国人の、ほら、この人。

ひろゆき:はい。

副島:これが孫正義を操っている。私が孫正義のことをネットで書くと、途端に孫は坂本龍馬だどうのこうのと、バカ言え、こら。NTTこそ大事なのだと。日本国民のインフラなのだと。NTTを5年以内に孫正義が叩き潰して、おかしなことにすることだけは、私は、日本国民の財産、ただの電話線から始まっただけなのだけれども、昔は威張りくさっていましたよNTTもドコモも。

しかし、ソフトバンクが安いとかなんとか言うけれどさ、大事なのは国民のインフラなのですよ。郵便局だって大事なのですよ。

ひろゆき:やはり郵便局は民営化しない方が良かった派ですか。

副島:そうです。もう1回ね、全国のじいちゃん、ばあちゃんが一千万円ずつお金を預けているのだから、守ってあげなきゃいけないと。

アメリカにも郵便局があったのですよ。60年につぶしちゃったんですけど。郵便振替制度など便利な良い制度があった。郵便貯金があったのですよ。それがなくされた。だから、国を守るためには、金融だけは国を閉じてもいいのだと。自由貿易だけはやると。

だから、郵政民営化されて、日本がまたお金をアメリカに300兆円ぐらい持っていかれるという話を、亀井静香という政治家たちが一生懸命阻止したわけでしょう。で、ひどい目に遭っているわけ。やはり、お金というのは個人の単なる財産ではないですから、みんなの、社会の血液のようなものだから、その国を守らなければいけないの。

だから、私は、NTTを大事にしなければいけないのだと。あとは、auでもいいけれども、私は、孫正義さん、あなたは自分のことを坂本龍馬の再来のようなことを言うけれども、あんたの後ろにはルパード・マードックがいて、その後ろには、デービッド・ロックフェラーがいるじゃないかと。

1兆7,000億円でボーダフォンを買ったというけれども、払っていないじゃないか。ただあげただけじゃないかと。あんたは、ボーダフォンの社長になったのかと。ボーダフォン・ジャパンの社長じゃないか。おかしいじゃないか、あんたらのお金の動かし方は。

それを日本の国税庁は一言も追跡しないじゃないか。恐ろしい世界をいちばん上のところで握っている人たちの家来じゃないか、あんたはと。これを言うとね、ものすごく反発がきますよ。

ひろゆき:誰から。

副島:ドワンゴだろうが何だろうが来ますよ。私はそんなもの構わないからね。

ひろゆき:ドワンゴ的には、別に孫さんに言われても全然気にしないと思いますけれども。

副島:良かった。それだけ聞いて良かった。

ひろゆき:ええ、そうなのですか。

副島:うん、ネット系はもう、孫正義が裏を操って握っているもの。

ひろゆき:へえー。

副島:私は、やっぱり日本国の基本財産を、一生懸命守らないといけないと思いますよ。別に、偏狭なナショナリスト、愛国主義ではなくて、やはり普通の貧しい国民が、もうこれ以上貧乏になると生きていけなくなるもの。

私の弟子なんか1日1000円だよ。7、8年前は「おまえ、いくらで生きているのだ」と言ったら、月10万で「えーっ」とか言っていた。今は月5万円で生きていると。1日1000円とか言っていました。なんだか山田うどんとか食うんだって。かわいそうなものですよ。中国より貧乏になってしまうよ、これでは。

ひろゆき:まあ、中国では……。

副島:1日にハンバーガー1個で生きている人がたくさんいるんだって。

ひろゆき:はい、まあ……。

副島:やせるから、デブにならないからいいのだけれどね。地球に迷惑を掛けないとか言うんでしょう。

ひろゆき:はい。

副島:だけど、あまり貧乏にさせるなと。

経営者の才能は持って生まれたもの

相馬裕子氏(以下、相馬):先生、そうしたら、これからお金に対する向き合い方はどのようにしていけばいいですか。

副島:若い人。

相馬:はい。

副島:だから、ホリエモンとか孫正義みたいなやつが、皆さんの30代中ごろから上は理想なのだろうけれども、どうせ無理だから。金儲けなんてするのは。

ひろゆき:はい。

副島:大金持ちになるというのは、極悪人になることだよ。もしあんたが金儲けしたかったら、悪人になり尽くして、たくさん人をだましなさい。

ひろゆき:振り込み詐欺とかをやればいいんですね。

副島:いや、詐欺をやったらすぐ捕まるから。

ひろゆき:ああ、そうなんですか。

副島:人をだましていっぱい使って、その労働力を盗むんですよ、安い賃金を払って。経営者になるというのは、そういうことなのですね。ただ、人を食わせる能力がなければダメですよ、親分になれないのです。人を心服させて、自分がリーダーだと言うためには、その人の気合いと根性と迫力が必要なのね。

ひろゆき:それで、安く使うと。

副島:それもあるけれども、経営者の才能は持って生まれたものなのです。

ひろゆき:そうなんですか。

副島:大学の経済学部とか経営学科を出れば、経営がうまくできるわけではないじゃないですか、考えてみれば。持って生まれた才能なの。

好きなことに徹底的にしがみつけ

ひろゆき:そうすると、経営の才能が無い人はどうやってお金持ちになればいいですか。

副島:なれません。

ひろゆき:あっ、なれないですか。

副島:ほとんど。ただ、経営の才能がある人に横にくっつくとか、そういうやり方。こいつにくっついていけば、まあ、いい暮らしができるかなとか。あと、一生懸命働けば、ある程度まではなれると。

ただ、やはり目先の利く人たちで、ネット、IT時代で素晴らしい発想があるならば、それを見つけていけばいいのですよ。自分の大好きなことを一つ探して、徹底的にそれにしがみつくことですよ、若い人は。ただし、犯罪や危ないことはダメですよ。

ひろゆき:好きなことで犯罪ってあんまり無いと思うのですけれども。

副島:いや、危ないことってあるんだよ、世の中。若い人たちに言わなければいけないことはね、犯罪じみたことに巻き込まれることがあるのですよ。

本当のこと、真実を暴きたい

ひろゆき:それでは、副島さんは文章を書くことがすごく好きなのですか。

副島:いや、嫌いです。

ひろゆき:えーっ!

副島:大嫌いだったけれども、小学校時代から演説は好きだったのです。

ひろゆき:小学校で演説なのですか。

副島:小学校で児童会長から生徒会長をずっとやり続けた人間なの。

ひろゆき:また、何か変わっていますね。

副島:本当は政治家になるべき人間だったのだけれども。

ひろゆき:なるべき人間、はい。

副島:こんな性格をしているから、ちょっと信頼をなくしがちなので、仕方がないから自分に向かって書いていたのですよ。

ひろゆき:ああ、聞く人がいないから、では自分で書いて……。

副島:そうしたら、宝島社という変な出版社があって、社長が蓮見という悪いやつなのだけれども、ひどい目に遭いながら本を出し始めたわけですね。英語の勉強の仕方のようなものから。それで、もう27年物書きやっているでしょう。最初は年収50万円とか80万円でしょう。そうやって300万円、500万円になるの。

ひろゆき:全然いいじゃないですか。

副島:今から考えればいいけれど、30年前だよ。だから日本の社会は30年前に戻ったのよ、ホント。1980年ぐらいに戻っているよ、今。あのころは300万だったもの。それで、増えたもの。ところが、バブルのころ300万円といったら貧乏人の代名詞だよ。その後、私は予備校で教えたり、大学の先生をしたりしながら、1,000万円、2,000万円、3,000万円となっていったけれども。

なんで物書きになったかは、有名人になりたいとか、金儲けしたいからではないのですよ。私の本当の理由は、本当のこと、真実を暴きたいという。自分の脳がどのように作られているんだとか、自分はなんでこういう考え方をさせられているのかを、裏を全部暴きたいと思った。だから、だまされるなとか、そんな甘いものではないのですよ。

ひろゆき:それは、最終的には哲学になってしまいますね。

副島:そうですよ、私は思想家ですからね。

ひろゆき:戻った! 1周した!

副島:思想家というのは、周りが認めてくれなければ思想家ではないのだけれども。

ひろゆき:まあ、確かに。

言論格闘技をやらせたら私が一番強い

副島:知識人、学者ぐらいは肩書きがあるから。やはり、自分とは何者で、なんでこんな考え方をするのだろうとか裏を一生懸命探っていったのですよ。

大体、もう50代を越したら、裏の秘密もだいたい分かってきた。ただ、「おまえの書いた物なんてウソなんだ」と、やがて言われる時代が来るかもしれませんけれどね。ただ、私は自分で言うのもなんだけど、日本最強の言論人ですからね。

ひろゆき:最強は、どういう意味の最強。

副島:いや、相手が誰だろうと、1時間議論したら打ち倒しますからね。

ひろゆき:ほほう、1時間で。

副島:うん、30分でいいよ。だから倒してください、私を。

ひろゆき:相手が負けを認めないタイプの人とかだと。

副島:いや、いいですよ。

ひろゆき:ずっとグルグルしているのじゃないですか。

副島:いやいや、連れてきてください。私は勝ち負けを皆さんの前で示してみせますから。

ひろゆき:そうですか。それじゃ、ちょっとコジマ君、戦ってもらっていいかな。

副島:コジマ君、私をどんどん出してください。タダでいいから、別にお金なんかもらわなくていいもの。相手が誰だろうと、みんな出てきませんよ。「副島とだけは嫌だ」と言って。もう徹底的にやりますし、ウソつく気もないしね。別に私が威張りくさってどうこうじゃない、本当のことを……。

ひろゆき:あまり話し合ってくれないということは、実戦は積まれていないのですか。

副島:いや、あちこちで積んでいますよ。

ひろゆき:そうなんですか。それでは今のところ負け無し、最強。

副島:でしょうね。

ひろゆき:でしょうね。ってちょっと弱くなりましたね、言い方が。

副島:じゃあ、負け無し。

ひろゆき:分かりました。「じゃあ」って。

副島:私はね、あまりプロレスって何も知らないけれども、格闘技は若い人は好きなのでしょう。言論格闘技をやらせたら、私がいちばん強いに決まっているじゃないですか。

ひろゆき:決まっている。ほう。

副島:田原総一朗とか、立花隆とか、あんな野郎たちなんて「副島だけは絶対に出すな」とブラックリストの1位にずっと載り続けたのが私なのだから。

ひろゆき:なんでそんなに嫌がられるのですか。

副島:こういう裏のことを名指しでしゃべるからですよ。

ひろゆき:面白いと思うのですけれども。

副島:そうですよ、私こそがいちばん面白い。だから、私は大学で授業中も息子に、「おい、○○、出てこい」と。

ひろゆき:息子さん、○○っていうのですか。

副島:バカなのだけれど、できないのだ。赤点ばっかり、情けない。これ観ていたりして。まあいいのだけどね、気のいいやつですから。私と違ってハンサムなんだ。でもバカなのですよ。まあ、いいや。

ひろゆき:ちょっと言い過ぎですね、はい。

副島:私ね、吉本興業でデビューしようと思ったの。「おい、来い、○○(息子)、2人で俺はあそこのアンテナショップへ行ってぼやき漫才でもやろう。パパはな、ずっとぼやいているから、おまえは横に立っていろ。10秒に1回ずつ、パパもう帰ろうよ、とこれだけ言え。あとは全部俺がしゃべってやる」と言ったら、息子が「嫌だよ」と言った。

ひろゆき:そうでしょうね。息子さんは賢いと思いますよ。

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