2024.10.01
自社の社内情報を未来の“ゴミ”にしないための備え 「情報量が多すぎる」時代がもたらす課題とは?
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西村博之(以下、ひろゆき):まあ、でもアメリカはまだ回っているじゃないですか。
副島隆彦(以下、副島):いや、もう1回大爆発します、近いうちに。
ひろゆき:いつごろ?
副島:おおむね、今年(2010年)の年末から。
ひろゆき:何がきっかけになりますか。
副島:ですから、昔積み上げたデリバティブと呼ばれているのだけれども、金融ばくち商品が山ほどあってね。やっぱりニューヨークのユダヤ人どもっていうのはお金儲けの天才なのだけれども、どうしても欲が深すぎて、人々に迷惑をかけた。
だから、日本からもいっぱいお金が流れ出しているのですよ。今は日本の大銀行や農林中金とか日本生命とかそんなところで、生命保険を払ってあげる、あげると言いながら、大事なお金はアメリカに流れ出しているのですよ。返ってこないのですよ。
それが、やがて2、3年後には確実に全部バレます。その時に、残っているお金だけでまたイチからやり直そうというね、日本人は真面目な国民だから。その意味では、だから金融商品でいっぱいだまされている人たちも、大きな意味でひどい目に遭えばいいのですよ。
ひろゆき:でも、生命保険にしろ銀行にしろ、預けている人たちが「利率が高いほうがいい」とか「利回りがいいほうがいい」っていう欲があるから、結果として、銀行なり生命保険の運用部門が頑張って、デリバティブだったりという商品に手を出すわけですよね。
副島:そうです。
ひろゆき:本来、そこまで利率が必要なかったり、予定利回りが必要なかったら、国債だけでいいわけじゃないですか。
副島:ですから、私たちがだましたと言わないでくださいと。あなたが年率8%も欲しいから、0.2%で我慢しないで、定期預金やらを解約して買ってしまったのはあなたでしょうって言うんですよ。平気で言いますよ。
そして、元本が7割下がって5,000万円のお金が1,000万円になってしまった。あなたのせいですと言いますよ。お金は冷酷ですから。でも、それは自業自得だ。
相馬裕子(以下、相馬):そういうのにだまされないためには、どういうふうにすればいいですか。
副島:用心して警戒して注意するだけ。
ひろゆき:基本的に商品買わなければいいだけだと思いますけどね。
副島:そう。だけどさ、例えば女の子は洋服大好きでしょう。だからお店やデパートのお姉さんとこう、やり合って、買ってしまったら負けなのだから。それで、買わないで「はい、やめた」と逃げればその女の子の勝ち。
男と女の関係で、やってしまったら男が勝ちで、やらせてもらえなかったら男の負けじゃないですか。
ひろゆき:はあ。
副島:そういう原理で世の中動いているもの。
ひろゆき:そうですか。
副島:原理なの、これは。
ひろゆき:そうですか。幻冬舎もそういう原理で動いてらっしゃる。
相馬:そのへんは、ちょっと、私にもよく分からないところが。
副島:そうだと思いますよ。崖から落ちたいやつは落ちればいいのですよ、自分で。
ひろゆき:基本的に、商品って勧められて買ったら絶対負けだと思うのですけれども。
副島:でしょうね。
ひろゆき:どうして、勧められて買って得をすると思ってるのですか、みんな。
副島:甘いのですよ、生き方が。甘ちゃん。やはり、痛い目に遭ってひどい目に遭って、若い人たちはたくさんだまされろと。2、30万単位のお金までは。だまされて痛い目に遭って大人になっていけということしか、もう言いようがない。
ひろゆき:でも、何かそこらへんは、だまされてもいいやと思っているフシがあるのじゃないかなという気がしないでもないのですけど。
副島:いや、そんなことはないですよ。
ひろゆき:そうなのですか。
副島:だって最後の5,000万円で、これで老後を生きていこうと思うお金を取り上げられたらたまらないですよ。
ひろゆき:老後を生きていこうという、最後の5,000万円を証券会社に預けるという時点で、ちょっとおかしくないですか。
副島:うーん。
相馬:何か信頼できそうな人という感じがするのじゃないですかね。
副島:この本だってね、生保レディーとか銀行マン証券マンたちに憎しみを買っていますよ。「私らの商売のじゃまをするな」ということなのですよ。だから、あんまり売れてないのですよ、この本。
相馬:いや先生、売れています。7万部行っています。
副島:まだまだ。普通なら20万部ぐらい行かなければいけないのに。
相馬:すみません。
副島:菅直人さんの奥さんの菅伸子さんの本を超えるぐらいの本であるはずなのに、やっぱり嫌われているのだなあ。
ひろゆき:菅伸子さんは嫌いなのですか。
副島:いや、菅直人はね、だまされてダークサイトに落ちた。消費税10%なんてバカなこと言っちゃってさ。菅直人さんなんて、私なんかね、昔の左翼の活動が上がり下がりだからよく知っているのですよ。あんな、何の力もないやつがね、丘の上に這い上がってアメリカにだまされて、ひどいものだと。
ひろゆき:力のない人でも、総理大臣になれたら御の字じゃないですか。
副島:だから、あれで3カ月でおしまいなんだよ。
ひろゆき:でも、本当に力がなかったら総理大臣になれないじゃないですか。
副島:そうだよね。
ひろゆき:そういう意味では、何かが優秀だったのじゃないですか。
副島:そこへちゃんと狙い、順番で上まで這い上がってきていますからね。だからあれはアナキン・スカイウォーカーなの。かっこいいねえ。
ひろゆき:あ、やっぱりダークサイドはそれにつながっていたのですね。たまたまじゃなかったんだ。
副島:私が言い出したのですよ。
ひろゆき:えーっ! そうだったのですか。
副島:6月2日にね、反小沢一郎クーデターが起きたと。アメリカにだまされて、あと日本の財務官僚たちにだまされてね、おかしな政策を言い出して、日本国民の夢と希望だった、貧しい人たちの希望だった民主党をおかしくしやがってと。クーデターだって言い出したのは私ですから、ネットで。
ひろゆき:でも、実際アメリカには勝てないじゃないですか。
副島:勝てない。
ひろゆき:そうすると、もう唯々諾々と従うしかないじゃないですか。
副島:そうだよ。でね、西村博之君の偉さは。
ひろゆき:はい。
副島:私、12、3年とあなたの言論をちらちら見ていて。「勝てないものはしょうがないじゃないですか」って、それは素晴らしいと思ったの。
ひろゆき:ははあ。
副島:今日あなたに聞きたかったのは、最初のころ2ちゃんねるに勝手に書き込んだといって、名誉棄損でいっぱい訴えて、損害賠償請求がいっぱい出て。私が知っている限りでも2007年ぐらいで8億円かなんかだったと思う。
ひろゆき:はい、はい、はい。
副島:でも、あなたは「強制執行差し押さえなんかどうせできないんだ、やっても鍋釜とか自転車ぐらいしか持っていくものがない」と言ったあたりが、あなたの大変な偉さでね。
ひろゆき:いやー。
副島:私は法律学を勉強した人間だから分かるんだけれども、「無い袖は振れない」で、結局、「裁判で勝ちました、2億円払いなさい」と言ったって、「ありませーん」って言ったらどうにもならないのですよ。
ひろゆき:まあ、そうなんですよね。
副島:それで弁護士どもは、いくら頑張っても、優秀な弁護士でも何でも、勝った瞬間にハッと青ざめるのですよ。「取れないんだ、この」……。
ひろゆき:いや、たぶん青ざめてはいないと思いますよ。ちゃんとお金もらっていると思いますよ、クライアントから。
副島:ただ、取れないのですよ、相手から。
ひろゆき:まあ、クライアントは取れないのですけど、弁護士さんはクライアントからちゃんとお金をせしめているのですよ。
副島:だから、あいつらも詐欺師なのですよ。
ひろゆき:どちらかといえば、僕、弁護士さんがクライアントをだましているのじゃないかって気がするんですけど。
副島:弁護士と検察官と裁判官。法曹っていうのだけどね、法曹三者、リーガルギルド。ワルに決まっているでしょ、こんなやつら。私、日本の三大ワル職業はね、官僚と弁護士と医者ね。
ひろゆき:はい、はい、はい。
副島:人だまし、人の弱みを……。
ひろゆき:医者いないとまずくないですか。
副島:必要な医者は手術する分はいいのだけど、治る、治らないは本人の体だから。
ひろゆき:まあ、そうですね。
副島:余計な薬ばっかり山ほど食わせやがって、毎日薬を食えば食うほど食わされるジジババはね、赤白青ピンクの薬を毎日50錠ずつ飲むとか。
ひろゆき:はい、はい、はい。
副島:ろくでもないやつらでね。
ひろゆき:でも最近は、何かちゃんと薬の効用とか成分とかを説明するようになったじゃないですか。
副島:だから、薬を飲んで、それで副作用っていうか、胃が荒れるからまた別の薬、その症状を抑えるための別の薬とか言って。それは、いいですよ。だから、日本人の体はもう薬を飲み過ぎて汚れているのですよ。汚いのですよ、もう。薬はね、ロックフェラー製薬会社といって、全部石油からできているのですよ。ほとんど。
ひろゆき:ほう、そうなんだ。まあ、漢方薬とか、漢方薬とか……。
副島:だから、やっぱり、本当に患者のためを思う医者だったら、あったかくして家で寝てろって言いますよ。薬なんかガンガン飲むものじゃない。
ひろゆき:では、風邪ひいても薬は飲まない派ですか。
副島:私は、大正製薬のパブロンだけは飲む。あと、ガスター10だけね。それ以外は絶対飲まない。
ひろゆき:胃薬は飲まれるのですね。
副島:胃薬じゃなくて、何だっけ、あれはノーベル賞をもらった薬なのね。
ひろゆき:ガスター10は、あれは飲み過ぎの時でしたっけ。胃炎の薬。
副島:いや、胃潰瘍で胃酸が出過ぎた時にとっている。なんとかブロックっていってね。
ひろゆき:パブロンはお酒を飲む前に飲むやつじゃなかったでしたっけ。
副島:いや、あれは風邪薬。
ひろゆき:あれは風邪薬ですか。
副島:僕は気管支が弱いから。あれだけは効く。それ以外は飲まない。
ひろゆき:へえ。僕、風邪薬はほとんど飲まないのですけれども。
副島:僕は自分の体、体力で治すしかないのですよ。自己治癒能力でね。だけど、医者はそりゃ必要なのだけれども、必要じゃない、必要悪の部分が非常に大きくてね。
ひろゆき:医者の必要悪ってどういう部分ですか。
副島:だから、余計なことをいっぱいするのですよ。
ひろゆき:その薬を出した人が。
副島:うん。商売ですから、これも。金儲けですから、結局これは。あと健康保険制度にすくってたかって、山ほど年間30兆円もかかるとかね。やらなくてもいいことをいっぱいやっていますよ。私の友達なんか医者になったのがいっぱいいるしね。うちの親父も一応医者でしたから。
ひろゆき:そうなんですか。そんな悪者だったのですか、お父さん。
副島:あのころの医者は、うちの親父は飲んだくれで、もうサッサと死んじゃったからまだいい方なのだけど。昔の医者に比べてね、今の医者たちは、ただ儲からなくなっている。相当厳しくなっている、医者という商売も。
だけど、やっぱり大きな勘違いをしていると私は思っていましたよ。やっぱり、私ぐらいの年になると、世の中の裏側ってことを若い人たちに教えたくなって。
「おまえの勝手な考えだろう」と言われればもう仕方がないけれども、少なくとも私に5万、7万、10万の本を買ってくれる読者がいるということは、私がウソをつかないで書いてきたからですよ。誇張とか、大げさなこととか、いい加減なこともあるかもしれないけれども、なるべく証拠を挙げながら、本当のことを書こうと思ってやってきたから。
ひろゆき:でも、そんなに世間にウソとか多いのだったら、世間に合わせてもいいじゃないですか。
副島:でも、ウソつきはやっぱりだめですわ。バレるもん。
ひろゆき:バレたことがあるんですか。
副島:私。
ひろゆき:ええ。
副島:それは、浮気して奥さんにバレたのがあったでしょ。
ひろゆき:それはウソを突き通そうとしたけどバレたんですか。
副島:バレるに決まっているじゃないですか。女は顔つきで見抜くもん。でも、もうこの年になるとちょっとな。でも、もういい年だから。もうそろそろ勃たなくなりゃもう全ておしまいなのだから。
ひろゆき:そうですね。もうタイムリミットですか。
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