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恋愛マッチングのプロが解説!理想の相手と出会うために必要なマーケティング視点とは?(全3記事)

高収入・高身長・高学歴が「モテる条件」ではなくなった理由 マーケティングの歴史からみる、結婚の「あと」が重要な時代

最新のマーケティングを学習、実践、仲間をみつけるコミュニティ「Blue Eagle Marketing(BEM)」主催で行われた、「恋愛×マーケティング(心理学含む)」がテーマのオンラインイベントの模様をお届けします。ゲストに株式会社Parasolが運営する紹介型マッチングサービス「ヒトオシ」のマッチングプランナー・都田氏を招き、恋愛・結婚とマーケティングの共通点を探る今回のイベント。最終回の本記事では、男性と女性のコミュニケーションのすれ違いについて、マーケティング革命4.0と今の恋愛の共通点について語られました。

メッセージが苦手な男性と、電話をあまり好まない女性

司会者:都田さん、1個だけ質問してもいいですか?

都田:どうぞ。

司会者:チャットで、「メッセージの2通目めで『電話しよう』と送ると、既読が付かなくなります」と言ってくれている方がいて。電話って良くないんですか? それとも工夫したらうまくいくものなんですか?

都田:これは男性と女性で大きく違っていて、女性は電話をあまり好まない生き物なんですね。好きな女性もいるんですけど、それは男性的な脳の作りをしている方ですね。男性はチャットが苦手で電話が好きというのがよくあって、これで私たちヒトオシの中でもすれ違いがよく起きています。

司会者:そこを詳しく聞かせてくださいとのことです。

質問者1:すいません。質問させていただいた者です。よろしくお願いします。

都田:お願いします。

質問者1:いつも2通目で「電話しよう」と言ったら、既読が付かなくなるんです。デートまでたどり着かないです。

都田:女性って電話はハードル高いんですよ。

質問者1:電話やったら顔も見えないからいいんじゃないですか? 

都田:(電話するメリットとして)時間が取られないというのもあると思いますし、声を聞きたいというのもあると思うんですけど、苦手な方が多いですよね。私も「電話しよう」と言われたら嫌だなと思っちゃうんですけど。

質問者1:メッセージをがんばらないといけない。

都田:そう。その反面、メッセージが苦手な男性が多いので、なかなかデートまでいかないことが多いですよね。

質問者1:なるほど。メッセージが大嫌いなんですけど、勉強し直すようにします。ありがとうございます。

都田:いえいえ。ちなみにどうですか? 電話。

司会者:私もちょっと電話はどうだろう……いきなりだと、びっくりするかもしれないです。

都田:査定されている感じがするんですよね。

質問者1:違いますよ。笑かしたいだけですよ。

都田:そうですよね。その差なんだろうなと思うんですよ。気持ちはわかります。よく聞かれるなと思います。相手に何を言うかしっかり考えたい女性の方が多いというのもあると思うんですけどね。

質問者1:とても勉強になりました。参加した意味がありました。ありがとうございます。

大里:良かったです。ありがとうございます。

司会者:また質問してください。次のスライドに行っちゃいます。

「愛のあるおせっかい」でゴールまでサポート

都田:私たちヒトオシは、これまで紹介してきたような、主観ではない「自分はどんな人か」を客観的に伝えて、あなたがどんな人で、どんなところにいいところがあって、一番似合う方というのはこんな方というのをお伝えしています。

あとマッチングしてからも「愛のあるおせっかい」で、みなさんをゴールまで導くことをしています。ヒトオシはおせっかいで自分ひとりで頑張れない人を、全力でサポートできるということを、ちょっとPRさせていただきたいと思います。

ヒトオシは実は昨年(2021年)の1月にローンチしたばかりの紹介型マッチングサービスです。マッチングプランナーと呼ばれる婚活のプロが、あなたの出会いをお手伝いします。プランナーと面談を1時間ぐらいやって、客観的に合うと思った相手を月2人、マストでご紹介するサービスです。

面談してマッチングして、日程調整を事務局がやってくれるから面倒くさいことはありません。顔合わせはZoomで行います。まずZoomで3人で行って、残りの25分は若いお二人で会話をしていただき。お互いが望めばLINEの交換をしていただいて、あとは会う・会わないというのはお二人で決めていただきます。ここも「会う約束した?」とか、おせっかいなプランナーが進捗確認を逐一してくるというサービスでございます。

初回面談はこんな感じでやっています。面談とかお見合いの様子は、全部録画をさせていただいてて、あとで私が見たり、担当者じゃない仲人さんも見て、その人がどういう振る舞いをしているとか、どういう方なのかが映像で理解できる。みんなが共通認識を持てているので、マッチングの精度がアップしていきます。

必ず会えるわけではない結婚相談所は、長期在籍になることも

都田:ちなみに「結婚相談所」って最近どうなっているのかというと、IBJ(結婚相談所連盟)のように、データベースから「こんな人合うんじゃない?」という人を全国から見つけられるサービスもあります。すごくいいところなんです。

ただ、その担当の仲人がその結婚相談所(に登録されている)人(のすべて)を知っているわけではないので、まったく知らない人をデータベース上から拾ってきてマッチングするところもあり、ちょっとした感覚とかがなかなか理解しづらくて、マッチング(の後)に至っていないところもあります。

あと結婚相談所は必ず会えるわけじゃないというのがポイントで、自分から(この人と会いたいと)リクエストするんですけど、そのリクエストする人のターゲティングがずれていると、いつまで経ってもマッチングしない。だから10年くらい在籍する人もいるらしいです。恐ろしいですね。次のページをお願いします。

私たちはこうやって顔合わせするんですけど、お見合いの映像は録画していますので、面談ではわからない会員の「顔」が把握できます。

たまに私と1対1ではぜんぜんしゃべれないのに、いざ女性を前にしたらペラペラとしゃべる男性の方とかもいたりして、あらビックリみたいなね。「あなた、こんな一面あったのね」とビックリすることもありますし、マッチングの精度がお見合いの回数を重ねることで上がることもあります。

全員に書く「渾身のプロフィール文」

都田:また私たちは「渾身のプロフィール文」を書いています。すごくないですか? この文字量。けっこういろんなことを書いています。プロフィールってもちろん年齢とか学歴・職業とかあるんですけど、(その人が)どんな方(なのかを詳しく書いています)。

例えばこの方は「クシャッと笑う笑顔がとても魅力的な○○さんをご紹介します」と。ゲームのシナリオライターをやっていて、どういう経緯でゲームが好きになったとか、どういうところがやりがいがあったりとか、どういうところがうれしいとか。

あとはどんなところに住んでいて、何でそこに住んでいて、どんなことが趣味で休日はこんなことをしていて、将来はこんな家庭が築きたくて、最後に「この人とあなたはこんなところが合うから、今回ご紹介しますね」というマッチングポイントも書いています。これを全員にやっているので本当に大変です(笑)。

あとは「お見合いレポート」というのも出しています。客観的視点が大事と言ったんですけど、お見合いを3回してもらえると無料で差し上げているんですね。総合点数もあれど、性格とか見た目とかマナーとか、お顔合わせでやっていただいたパフォーマンスを分析して、「こういうところをもっとこうしたらいいよ」といったレポートを出しています。

これを元に、また1on1でミーティングをガッツリして、「じゃあ、今後こうやって変えて行きましょうか」とか、人によっては「メイク変えたほうがいいよね」とか、「ちょっと眉毛サロン行きましょうか」とか、そういうことも言いますし。「ちょっとデートの練習してみましょう」と言って、オンライン上でデートの練習のロープレをやったりとかもできます。

人生を全部見て、自分の「売り出し方」を考える

都田:ぜひご興味のある方は、ヒトオシのHPからLINE登録できますので、そこからぜひ申し込みをお願いします。もし迷う方がいたら、無料相談もできますので、都田指名で「無料相談したい」と書いていただければと思います。

ちなみに条件として、関東、東京、千葉、埼玉、神奈川に住んでいる方。だからさとけんさんは無理なんですけど......。45歳までの男性と、40歳までの女性が対象になっています。ぜひご興味のある方はよろしくお願いします。

ということで、私はいつでもみなさんのことをお待ちしていますし、みなさんの人生を変えるお相手に出会えるようにサポートしていきたいと思いますので、ぜひよろしくお願いします。ではここからは、さとけんさんにバトンタッチします。

大里:僕あったっけ? BEMのPRだ。都田さんみたいに上手にできないけど、ちょっとPRします。「Blue Eagle Marketing」でもヒトオシと酷似したことやっていて、全員とやったんですけど、人生を全部見ます。

「生まれてから何歳から記憶があった最初の記憶は何でしたか?」ぐらいから聞いていて、すべてを把握しきります。これがわからないと、その人の良いところがわからない。

さっき「さとけん饅頭をどう売るか」とか言ったけど、我々Blue Eagle Marketing的に言うと、BEMのメンバーの一人ひとりの売り出し方を考えています。恋愛は専門外なので都田さん、ちょっとよろしくお願いします。

そうではなくて、人のブランディング、人の良いところを市場や社会にマッチングさせていく。商品開発とかコンサルティングでも何でもいいんですが、その人が持っている「社会に役に立つ」という価値、バリュー、サービス、プロダクトを生み出せたら、全力で応援しきるということをやっているのがBEMでございます。

BEMが何か売っているわけではないんですよね。すいません、饅頭は売ってないですよ。人を社会にどういうふうにお役立ちさせていくか。社会から愛されるかというのを、死ぬほど考えているグループだと思ってください。

マーケティング革命4.0は「あと」を考える時代

大里:これはBEMのPRじゃないんだけど、マーケティングには歴史がありますよという話だけします。ぶっちゃけ「マーケティング 歴史」で検索すれば出てくるので、あとで調べてください。ダイジェストで行きます。

(マーケティングは)100年前くらいに出た単語なんですね。最初は、物があれば売れる時代。そうなんです。男がポツンといたら、モテないわけがないんです。取り合いですね。本当にいい時代でした。100年前は、何か商品を作れば売れました。

しかし産業革命があってから売れなくなったんです。なぜか。工場ダーンと作って列車バーンと通って、いっぱい作って売れますとやっていたら、余っちゃったんですね。そこでどうなったかというと、性能がいいとか安いとか、差別化ができたやつじゃないと売れなくなっちゃったんですよ。

その次に来たのがマーケティング革命3.0。ここは製品が良くても売れない。質が良くても売れない。何で売れるのかというと、デザインとか付加価値がないと売れない時代になっちゃったんですね。

そして一番言いたいのがここなんですよ。都田さんが言ってくれたとおりです。マーケティング革命4.0という時代は、その人から成約する、付き合う、結婚するの「あと」を考える話です。商品を買ったあとにどんな体験があって、その人をどう幸せにしきるかというところの体験があって、初めて購入に至るんです。

そういう時代に入ってきているので、マーケティングと恋愛の歴史って、けっこう酷似している。

モテる条件は「3高」から「同じくらいの収入で家事を分担してくれる人」

大里:昔は3Kと言って、高収入、高身長、高学歴じゃないとモテなかったんですよね。どっかで聞いた気がするんですけど。

都田:そうそう。そうなんですよね。昔は3高だったんですけど、今は同じくらいの収入で家事を分担してくれる人がいいみたいですよ。

大里:家事、明日からやります。

都田:(笑)。

大里:という歴史の勉強でした。すいません、どうしてもしゃべりたかった。Blue Eagle Marketingも似てるんですけど、自分のことがよくわかります。相手の気持ちもよく理解できますと。そうしたら、自分の強みや特性を正しく相手に表現して伝えれば、商品として売れます。自分の人気が出ます。アイドルなんかやっている人は自分が商品ですからね。

サービスとか商品を売っている人は、価格が高くても売れます。商圏が広くなります。立地も関係なくなります。相手のほうからやって来ちゃいます。モテてモテてしょうがないんですね。「さとけん、モテてモテてしょうがないってお前が言うと説得力ないぞ」と、あとでクレームをください。

(自分の特性が)明確になるほど実現します。リピーターが増えて、クレームも少なくなります。出会いもそうじゃないのかなと思いました。

Blue Eagle Marketingの中身はこうなっています。恋愛は対象外なんですが、ビジネスとご自身のブランディングに関して、何かしらの悩みがある方が集まってきてくださっています。僕もそうです。

「どうしたの?」「何に悩んでいるの?」「どうしたいの?」「君はどんな感じなの?」と最初にヒアリングから入るんですね。そのあとはいきなりデートじゃなくて、「君、ここ(のグループ)に入って、これ調べて、これ勉強して」と、ある程度その人に応じたカスタマイズをした道案内をさせていただきます。

活躍できる場所に行くために「解散する」

大里:そのあとに、1人じゃ寂しいので「君にはこの人が向いているんじゃない?」「この人と仲いいんじゃない?」と、ワラワラと仲間たちをひっつかせていただきます。都田さんに怒られちゃうかもしれないけど、1人じゃないですね。2人も3人も4人も相性が合えばくっついていただきます。

浮気じゃないんです。一夫多妻制みたいな感じで、その人を応援しきる部屋を作らせていただきます。その人のファンクラブの部屋を作る感じですね。そうしていくうちに仲間が増えます。恋愛は、ちょっとそこまで僕は面倒見きれないんで、好きに個別でやってください。

一緒に切磋琢磨していくのでここに学びがあって、スキルが上がるんですね。「相互支援」という言葉をすごく大事にしてて、自分の支援もする。相手も自分の支援をしてもらう。一緒に切磋琢磨して行こうぜという言葉ですね。

そこから間髪入れずに実践に行ってもらいます。Blue Eagle Marketing事業主体で、仕事を取ってきちゃうんですね。中でバラして分解して一緒にやってたりもします。なので副業を回していたりもしますし、「やりたい人」って聞いてやれる人がいたら「お願いします」とお金も払っていたりします。副業マッチングの大手と比べたら少ないんですけど、資質や相性を見極めた上で、みんなで分解しているんで、けっこう楽しくやれているかなという感じです。

そして最後のミソとして、別れていただきます。解散していただきます。卒業していただくんですね。ここにいつまでもいて、ヌルヌルしているのではなく、ここはあくまで一時しのぎ、羽休めの場所としていていただいて、魅力が自分のがわかって、人にも伝えられるようになって、ガンガン人気でちゃったら、出てってもらいたいんです。

社会には適材適所で、もっと活躍できる場所がありますので、とっととご卒業いただきまして、半年、1年、5年後経ちましたら、「BEM卒業生です」とあとから戻ってきていただければと思います。ここからテレビ出演を果たした人もいるんですが、「いやぁ、テレビ出ちゃったんだよ。5年前あんなポンコツだったけど」という自慢話をしに、時々帰ってきてもらいたい。そんなコミュニティになっております。ありがとうございました(笑)。

マッチングアプリのプロフィール文章のコツ

司会者:大里さん、ありがとうございます。BEMとヒトオシも共通点があるなと思ったので、恋愛ならヒトオシ、ビジネスならBEMという感じですね。

そろそろ9時になったので簡単なお知らせです。今日はみなさんご参加いただいてありがとうございました。次回は「ゆるりとお読書会」ということで、交流メインの読書会をやっていきたいと思います。3月中旬ごろを予定しているので、ぜひPeatixのフォローお願いします。お時間があるので、都田さんに1個質問してもいいですか? 

清水:はい。なんでしょう。

司会者:「マッチングアプリのプロフィール文章のコツがあれば教えてください」という質問をいただいたんですけど、何かありますか?

都田:質問者の方は女性ですか、男性ですか。

司会者:女性の方ですね。もし声が出せそうであれば、いきなり無茶振りなんですけど、大丈夫ですか?

質問者2:大丈夫です。こんばんは。

都田:声がかわいい!

質問者2:こんばんは。マッチングアプリにはいろいろ文章を書くところがあるじゃないですか。私、けっこう「書くの面倒くさいな」と思っちゃう人なんです。うまい書き方とかあったらぜひ聞きたいと思いました。

まず大事なのは「写真」で、プロフィールは端的に

都田:そうですよね。真面目に婚活している人ほど、きちんと書いている印象がありますね。真面目にというか、結婚ではなく遊び相手を探したいくらいの人は、「○月○日はじめました。よろしくお願いします」しか書いていない人がかなり多いなと、見ていて思います。

でも、まずは写真がめちゃくちゃ大事かな。文章よりも写真はきちんとやりましょう。何パターンか用意しておいてください。写真はスワイプするのか8分割になっているかわかんないですけど、それくらいの大きさなんだと視野に入れて、きちんと顔がわかる、一番盛れているかわいい写真。あまり加工していない、自然光のもとで撮った写真を使うこと。

その上でプロフィール文は、やはり自分がどんな人か、何をやってて、どんなことが好きでと網羅的に書くのがいいんじゃないかなと思います。わかりやすく端的に書くことがすごく大事です。スクロールが必要になった瞬間に人はあまり読まなくなるので、スクロースしないくらいに、ブレットポイント(箇条書き)とかで書いてあげてもいいと思うんです。そんな書き方で書いてあげると、みんなにフレンドリーじゃないかなと思います。

質問者2:アドバイスありがとうございます。

都田:がんばってください。マッチングアプリって本当に大変ですよね。

質問者2:(笑)。ありがとうございました。

司会者:ありがとうございました。

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