2024.10.01
自社の社内情報を未来の“ゴミ”にしないための備え 「情報量が多すぎる」時代がもたらす課題とは?
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司会者:まずはそれぞれ自己紹介をお願いします。じゃあさとけんさん。
大里憲哉氏(以下、大里):緊張していますがご容赦ください。さとけんです。Blue Eagle Marketingの代表をしております。ここに書き忘れたんだけど、茨城県つくば市というJAXAの街に住んでおります。何かあったらぜひ茨城県に……住んでいないと依頼できないんですけど、ご依頼いただければと思います。
不動産と経営とマーケティングの専門家をやっております。不動産屋さんに10年おりましたが、うつ病で倒れました。その時の苦難から、うつ病とか発達障がいで困っている方を助けたいと思い、NPOを作っております。
とは言え、どこでご飯を食べているかというと、事業ドメインとか企業の理念とか、組織構築、人間関係、デジタルIT促進、人材育成というところで、細々とご飯食べさせていただいております。
Blue Eagle Marketingはだいたい50人くらいのコミュニティになりました。現在も大募集中でございますが、だんだん盛り上がってきました。あとはひたすら人の相談に乗りまくっている感じで、よくよくカレンダーで数えてみたら、500件を超えていました。1日何件やっているんだという話なんですが、そんな人間でございます。よろしくお願いします。以上です。
司会者:ありがとうございます。続いて都田さん、お願いします。
都田氏(以下、都田):みなさんこんばんは。よろしくお願いいたします。ヒトオシの都田と申します。パラレルキャリアということで、ここに書かせていただきました。
パラレルキャリアは複業とは違って、同じぐらいの熱量でお金だけを求めるのではなくて、やりがいとか生きがいを見つけながら仕事をする生き方です。
私は、NYの大学を卒業して、海外採用で通信キャリアに入りまして、法人営業とか新規事業とか、本当にいろんなものをやりました。今はパラレルキャリアという働き方で、複数のキャリアを築く生き方を実現しております。自分が5ヶ月でマッチングアプリ婚したこともあって「恋愛」にすごく興味を持ちまして、現在はそれを仕事にしております。
「ヒトオシ」のご紹介をのちほどじっくりとさせていただくんですけれども、ヒトオシは紹介型マッチングサービスです。私はそのマッチングプランナー、いわゆる仲人のおせっかいなお姉さんをやっております。モットーは「どうせやるなら楽しく!」です。今日は1日よろしくお願いします。
司会者:ありがとうございます。最後に淳一さん、お願いします。
清水淳一氏(以下、清水):みなさんこんばんは。淳一と申します。今日は恋愛相談をします。本名は清水淳一と申しまして、漢字を見るとさんずいがたくさん付いている水好きでして、今日も水をたくさん飲みたいと思います。
Blue Eagle Marketingというコミュニティを運営しています。京都生まれ京都育ちで、東京在住です。今はITベンチャーの人事等をやっています。
趣味は読書とお風呂、カフェ巡りです。恥ずかしいんですけれど、好きな芸能人はのんさんと武田玲奈さん、松井玲奈さんで、ショートカットに弱い気がしています。よろしくお願いします。
司会者:ありがとうございます。では、さっそく「マーケティングと恋愛の共通点って?」というところで、本題に入っていきたいと思います。さとけんさんと都田さんにマイクをお渡しします。
都田:いよいよですね、さとけんさん。
大里:ドキドキしてるので、よろしくお願いします。
都田:よろしくお願いします。
大里:さて、恋愛とマーケティングの共通点とは。ちなみに僕は彼女がいないんですけど、バッテンは1個付いています。離婚ではなく「解散」とさせてください。
都田:いい表現ですね。
大里:解散したぐらいから、すごく本腰を入れてマーケティングを学びだしたんですけど、「何でもうちょっと早くマーケティングに出会えなかったんだ」と、ぶっちゃけ思っていて。
このマーケティングの観点があればまだ付き合っていたかもしれないし、もうちょっと良かったかもしれないし、今日、NOWで彼女がいたかもしれないと思っているんですね。
マーケティングの思考回路と恋愛って、出会って付き合って、仲良くラブラブでという過程がすごく酷似している。僕は研究気質なんですけど、最近マーケティングの研究をしたらそれがわかってきたんですよ。
それで今日都田さんに「こう思うんですけどどうですかね」とぶつけてみて、「ああ、そうね」と言ってくれるか、「違うんじゃないの」と言ってくれるのか楽しみにやっていきたいなと思っております。
都田:次のページ行きましょうか。
大里:ここ、僕が解説していいですか?
都田:もちろん。お願いします。
大里:恋愛の話は都田さんに任せます。マーケティングと聞いて「何だ、そのカタカナ」と。ご存じの方もいると思うんですけど「何それ?」という方に向けてちょっとだけしゃべりますね。
「マーケティング」は一応ビジネス用語で、仕事の言葉として使うんですよ。例えば僕はiPhoneを持っていますけど...…iPhone 12 Pro Max、いや高かった。鬼の24回払い。それは置いといて。
都田:(笑)。
大里:このiPhoneがあって、これを求めている人に対して、どんな感じで売っていこうか、渡していこうか、お知らせしていこうか、(考えなきゃいけないことが)けっこうたくさんあるんですね。HPを作ったり、CMを打ったり。決済はどうするか、店舗で買うのかネットで買うのか、他の方法はあるかとか。その導線を全部整えますよというのが、マーケティングなんですね。
みなさんそこまでは何となく知っているんですけど、そもそもマーケティングで一番最初に何をやるかというと、「iPhoneって何がいいの?」という話から始まるんですね。「バリュー」とか「価値」という言葉を使うんですけど、このiPhoneのバリューをよく調べます。
なんか格好いい、アプリがいっぱい使える、カメラの性能がいいとか。特性とかいいところを掘り出して掘り出していきます。欲しい人に「これどうかな。すごく良いんだけど」って(伝えるために)、価値をよく分析するところから始まるんですね。
そのあとに(考えるのが)、このiPhoneの売り出し方。さあどうしよう。格好いいHP、ランディングページを作って……と考えます。ただ、そこで終わりじゃない。一番最後に(考えるのが)「これを手に取ってくれたお客さんがどう幸せになっていくか」です。
つまり、購入して終わりじゃないですよ。そのあとに、iPhoneとともに最高の人生を歩んでいくためにはどうする? というところまで、全部包括的に考える。
大里:これがマーケティングなんですけど、都田さん、(恋愛と)何か共通点ありますか?
都田:そうですね。まさに資料で出してもらっている、この上から1、2、3は恋愛とそのままだなと思っているんです。右のところに、似たように3段階で書いているんですけれども、まさに似ているなと思うところがたくさんありますので、今日はそれを詳しく、各項目ごとにお話させていただければなと思います。
大里:ちなみに僕は彼女がいないので、そのきっかけを得られればと本当に思っております。
都田:そうですね。マーケティングのプロはできるはずなんですけどね。熱意ですかね(笑)。それではさっそく解説していきましょう。さとけんさん、「結婚したい! まずどうしたらいい?」ということで、次のページをお願いします。
まず一番最初に、「自分の婚活市場価値を客観的に知る」というのが大事です。いわゆるライバルを知ること。婚活でいうと競合であるライバルを知ることが大事だと思うんです。
もちろん自然の出会いを求めている人は別なんですけれども、婚活市場に身を置いて、その中から自分が狙ったターゲット層に近づいて行くためには、やはり市場調査。つまり、ライバルはどんな人たちがいて、自分がどのくらいの立ち位置にいるのかを知ることで、自分が今、客観的に見てどういうポジションにいるかを確認する必要があると思うんですよね。
大里:これ、僕もしゃべりたい。
都田:どうぞどうぞ。
大里:マーケティング的に言うと、(例えで)iPhoneを出しちゃったからそのまま話すと、携帯電話っていっぱいあるんですよね。(市場を見ながら)iPhoneの立ち位置はさてどこかって、マーケティングでもよくやります。「GalaxyとGoogleは何が違うんですか?」って、よく考えますね。
都田:そうですよね。この市場調査で、具体的にどんなことをすればよいかというのを、今日はみなさんにご説明していきたいと思うんですけど、何でもいいです。何でもいいのでまずは情報収集が大事ですよね。
ネットの記事もいいですよね。ただ、偏った意見もあるのでご注意いただきたいです。今はデジタルマガジンとか女性誌とかたくさんあると思いますし、dマガジンとかああいう(配信サービス)でも読めると思うんですよね。
あとは女性誌もネットで買うことができるので、男性でしたら、ぜひ女性誌を恥ずかしがらずに買ってみてください。どんな人が求められているのか、最近の女性がどういうことを考えているのか知るのもいいと思いますね。
(一般的な)市場調査においては、専門家とか有識者とかに調査を依頼するのも普通だと思うんですよね。これを恋愛に置き換えた場合、異性の友人とか既婚者の方とかに話を聞くのがいいと思います。
大里:既婚者。
都田:特に既婚者は、結婚するにあたってどういう価値観が大事なのか、普段の生活を通してわかっている方が多いと思います。結婚するにあたってどんな要素が必要か、どんな人を求めていけばいいのか、あとは自分が求めているものは高望みなのか、それともそうでもないのかとか。きっと助言をもらえると思うんですよね。
もちろん私たちのようなプロに頼っていただくのもいいと思います。自分が婚活市場でいかに人にどう見られているか、ぜひ調査していただけるといいと思います。
都田:あと最後に「ライバル」です。自分のライバルはどういう男性なのか、どういう女性なのかを認識することが非常に大事だと思うんですよね。そこで1つお勧めしたいのがマッチングアプリです。マッチングアプリで、自分と同じくらいの歳や年収や身長の同性がどんな感じなのか、リサーチすることが大事だと思います。
例えば男性であれば、女性のお友だちに頼んで、女性がやっているマッチングアプリで自分と同じくらいの属性の人を見て頂き、どんな人が出てくるか見せてもらうといいと思います。意外と周りがレベルが高いことに気付いちゃったりするんですよね。だからここで「自分ががんばらないと」という思いになると思います。
どうでしょう、さとけんさん。ここまでで、何かマーケティングと通ずるところ。けっこうありますよね。
大里:あるある。僕は仕事柄、例えば最近税理士事務所さんとか建築屋さんとか不動産屋さん、最近だと旅行屋さんとか(と話す機会が)ありました。いろいろあるんですけど、ぶっちゃけ「わかんねぇよ」と。わかるように勉強するんですけど、僕はもともと不動産屋で、その他の領域のことは勉強不足なんですよ。
だからその商品を買ったことある人が友だちでいたら聞いちゃうし、お客さんとか知り合いだったら「もしもし、ちょっといいですか?」と聞いちゃいます。
「既婚者に聞いてみる」って、(マーケティングとしての調査でも)例えばiPhoneを持っている人に「ぶっちゃけどう? 使える?」と聞いていますね。
大里:最後の「マッチングアプリの調査」で言うと、例えば僕は不動産屋なんで、スーモ(SUUMO)とかホームズ(HOME'S)のような物件情報が集まってるポータルサイトを、みなさんも使ったことあるのかな。
僕の不動産も法人として募集しているんですが、なんとスーモとかホームズは使ってないんですね。自分たちの力で集客して成り立たせているんです。
我々はいいんだけど、そもそもマッチングアプリ……、ちょっと知っていますよ。pairs(ペアーズ)とOmiai(オミアイ)くらいは知っています。ダウンロードしなきゃなと思っているんですけど。
僕は不動産屋としてポータルサイトを使わずにやっちゃっているんだけど、本当は使わない手はないよね。それで調査したほうがいい。全部共通するなと思いました。
都田:ありがとうございます。まずは自分がどんな市場で勝負するのかというのを知って、どのマーケットに身を置けば、自分に勝機があるのか考えることは、すごく大事かなと思います。
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