2024.10.10
将来は卵1パックの価格が2倍に? 多くの日本人が知らない世界の新潮流、「動物福祉」とは
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山崎啓輔氏(以下、山崎):ありがとうございました。いやぁ、書籍を読ませていただきまして。
沢渡あまね氏(以下、沢渡):ありがとうございます。
山崎:こういったところ、もっと詳細に入っていますので。
沢渡:これですね。『バリューサイクル・マネジメント』。
山崎:沢渡さんの書籍『バリューサイクル・マネジメント』に、かなり濃密に書かれておりますので。
沢渡:あとがきは、ダムで書いています。
山崎:お!
沢渡:どこダムかは、読んでのお楽しみ。
山崎:沢渡さん、どうもありがとうございました。
(一同拍手)
山崎:では最後。質疑応答の時間とさせていただきたいと思います。チャットに質問が2つほど来ておりますので、聞いていきたいと思います。
沢渡:ありがとうございます。
山崎:では、こちら。Tさんからいただいております。
「ふだん、自治体と一緒に観光や移住についてのコンテンツ作りをしています。先ほど『ワーケーションを企業の課題解決の手段として使う』というお話がトークセッションでありましたが、自治体や受け入れる側の施設など、地域の受け入れる側はどのような準備をしているといいと言えるでしょうか?」。
ということで、こちらは日本ワーケーション協会の入江さんにまず聞いていきたいと思います。こちらいかがでしょうか。
入江真太郎氏(以下、入江):自治体、あるいは受け入れ側地域として。やはり課題は、ここも同じだと思うんですよね。まず「自分たちがなぜワーケーションを手段にして、地域の課題を解決したいのか? 受け入れないといけないのか?」というのを、けっこういろんな地域、自治体さんは考えています。
例えば、移住を伸ばしたいのか? 関係人口を増やしたいのか? 単なる観光消費を増やしたいのか? あるいはサテライトオフィスを増やしていきたいのか? という、ここがそれぞれの地域によっても違うんですよね。
なので、目的をしっかりと決めていただかないといけないのかな、と思っています。プラス、地域の方は自分たちもワーケーションやりましょう。
山崎:ああ、なるほど。
入江:けっこう、受け入れ側地域の方がやっていないことが多いんですよ。それでズレちゃうということも、けっこうケースとしては多いので、まずやりましょう。目的決めましょう。この2つは非常に重要だなと、個人的には思っています。
山崎:なるほど。ありがとうございます。
山崎:沢渡さん、いかがでしょうか。受け入れる側。
沢渡:そうですね。取り急ぎは(スライドを指して)これ見ていただいて。これ解決しません?
山崎:なるほど。
沢渡:悪気なく気付いていないと思いますよ。例えば、右上の「悪気なく待たせる」とか、観光地に行くと普通に1時間半くらい待たされたりするじゃないですか。あの時間って、仕事も観光もできないから何も生まないんですよ。
山崎:確かに。
沢渡:そんな時間があれば観光地を回って、他のところでお金を落とせるでしょ。ものすごい損失なんですよ。これ、例えばITで解決する方法だとか、あるいはワーケーションプランの中に、食事のデリバリー入れるとか、やり方はあると思うので。
山崎:無人営業にしたりとか。
沢渡:そうです。コストかけずに、あるいはIT使って解決できる問題って、この中でもいくらでもあるんですね。
山崎:なるほど。
沢渡:ですから、まずこういう「悪気ない不便」にきちんと向き合って、解決していく議論から。例えば、神田さんとか入江さんとか私とかと議論してもいいかもしれないし、一緒に『問題地図』書いてもいいですし。
山崎:ああ、いいですね。こちら、受け入れる側の方はスクリーンショット必須ということで、ぜひどんどん撮ってください。
沢渡:我々も気持ちよくお金を落としたいので、ここは本当になんとかして!
山崎:ありがとうございます。神田さんはいかがですか?
神田主税氏(以下、神田):たぶんTさんって、川根本町のTさんかな? ちょっと違ったらごめんなさい。
山崎:そうですね。
神田:僕もお邪魔させていただいて、すごく魅力的な場所なので。場所だけよくても活かしきれないって、あるあるで。サードプレイスとかオフィスとかもそうですけど「そこに誰がいるか?」ってけっこう大事で、地域側にもやはり魅力的な人っていっぱいいるじゃないですか。
山崎:いますね。
神田:そういう人たちと一緒に活動できるようなスキームをうまくを作っていくといいかなと思ってて。自治体の方でもいいですし、民間の方でもいいんですけど、そこはTさんは一緒にやればバッチリだと思うんですけど。川根本町って山越えたらすぐですから。
山崎:そうですね。
神田:ダム連携がもうね。
沢渡:私も長島ダムと連携。やりましょう!
山崎:ここで連携ですか(笑)。
神田:長島ダム、素敵な場所があるから。
沢渡:私も何度かワーケーションしていますので、長島ダムでダム際ワーキング。
山崎:ああ。つながりました。
神田:長島ダムに行くとあまねさんがいるという状態にしていただけると。
山崎:そうですね。
沢渡:まず一緒にワーケーションやってみるということと、ワーケーションしている人の視点を取り入れるのが大事かな。
山崎:ありがとうございます。
山崎:続きまして「ちょっと意地悪な質問ですが」というような書き出しで来ています。
「ワーママです。ワーケーションが素敵なのはわかったのですが、小さい子どもがいると参加が難しくて、あまり現実的じゃないなという印象が正直あります。子連れで行くのも大変で、これも思考停止なのかなと思ってしまいますが、実際問題、両親も近所にいないので頼れません」というような方。こちらは沢渡さん、いかがですか。
沢渡:2つお話したいなと思います。1つ目が、子連れで楽しめるワーケーションイベントみたいなものも増えていたり。私も「#ダム際ワーキング」のサイトで、お子さんが一緒に遊べるようなダムサイトなんかも紹介していますので。
入江さんもこのあとお話しいただけると思うんですけれども、子連れで楽しめるワーケーションイベントとか、そういうものを使ってみるというのが1つですね。
2つ目が、例え今はワーケーションしにくいとしても、ワーケーションできるようなデジタルでつながれる働き方に変えていくことによって、オフィスワーク・テレワークをしていても、ワーママが働きやすい職場環境って間違いなく作りうるんですね。
山崎:確かに。
沢渡:例えば、時短勤務でもその時間の中でチャットとか電子ベースで引き継ぎをして、それで成果を出せるような働き方に変えていったりだとか。自分のワーケーションの有無に関わらず、ワーケーションをきっかけに働き方を変えることによって、正しく活躍していく。
あるいは、お子さまが大きくなった時に、やはりワーケーションみたいなものを武器にしていけるというような働き方もできていきますから。長い目で捉えて働き方を変えるという観点で、働きかけをしていってほしいなと思います。
山崎:ありがとうございます。こちら神田さん、いかがでしょうか。
神田:これたぶん、子連れ出社も一緒だと思う。
山崎:子連れ出社。確かに。
神田:なかなかお子さん連れで出社もしづらいけど、今は企業内託児所とかもできていて。それでワーケーションにもそんなのできないかなと思って。家族ワーケーションとかよくやっていますけど、この前も十勝地方に家族で子どもも連れてきた方がいるんですよね。
山崎:そうなんですか。
神田:うまい具合に周りの大人が一緒に遊んでくれて、うまく成立したんですけど。
山崎:なるほど。
神田:なんかちょっと、仕組み化する。順番で子どもを見るみたいなところもできると、ワーケーションでもできるんじゃないかなという気がして。そのへん、うまくファミリーワーケーションって考えたいなと思って。
沢渡:私の顧問先のNOKIOOの社長の小川(健三)さんは、娘さんよく連れてきていて。絵を描いたりとか会話したりしながら仕事していますから。
山崎:いいですね。
神田:子どもを見る人をどうするか? という問題だと思うんですね。
山崎:そうですね。
神田:そこはワーケーションやりやすいんじゃないですかね。
山崎:なるほど。ありがとうございます。では入江さん、こちらいかがでしょうか。
入江:ありがとうございます。先ほど沢渡さんがおっしゃったように、全国で親子ワーケーション・子連れワーケーションというのは、受け入れ側の地域も注目をし始めているジャンルの1つになっているので。けっこういろんな地域でやり始めて、モニターツアーみたいなところからスタートしているんですけれども。
やり始めてきているというのは、現状、確かにありますので。そういうものに1回参加してみるというのは、本当にありなのかなと思っています。もしくは、JR東日本さんが軽井沢でやったりとか、富山県がやったりとか。本当に8月多いので、ぜひそこは調べていただけるとおもしろいかなと思っています。
プラス、そういう背景もあるので、例えば自治体も小学校で受け入れられるようにするにはどうしたらいいのか? とか、保育園はどうしたらいいのか? というのを、真剣に考え出した自治体が出始めました。
山崎:なるほど。
入江:なので、そこを完璧にするのは時間がかかるかもしれないんですけれども、着実にそういう方ができるような地域は増えていきますし、そういう地域を選んでいくというのは、1つあるのかなと思いますね。
私も実は7月末に親子ワーケーションですね。うちの理事もう1人と一緒に福井に行きますので。その時に自分自身もあらためて、久々に体験をするつもりです。
山崎:ありがとうございます。今、入江さんからあったように、夏休みにはまず体験してみる絶好の機会があるということで。また、こちら側もどんどん情報を発信しますので、拾っていただけたらと思います。
山崎:では、90分に渡ってダム際からお送りしてきました、今回のイベント。これ自体も新たなチャレンジということで、セミナーがこういった野外・ダム際でできるということでチャレンジしてみました。みなさんの積極的な参加、そしてチャット、ありがとうございました。
今回のイベントで「ワーケーションに興味を持ちました。実際、自分の会社で話を進めたいです」といった場合は、今回主催であります静岡新聞、またはトムスまでお問い合わせいただきましたら、こちらのほうでご対応させていただきますので、ぜひ気軽にご連絡いただけたらと思います。
ではあらためまして、今回は太田川ダムよりお送りしてまいりました。入江さんも、どうもありがとうございました。
入江:ありがとうございました。
沢渡:ありがとうございました。今度、京都のダムでやりましょう。
入江:京都のダムでやりましょう。
沢渡:ぜひ!
山崎:そして、Tさんからも「長島ダムの件は進めたいです」ということで。
沢渡:おお、ぜひ!
山崎:ここでもコラボレーションが生まれそうな感じですね。といったかたちで、ダム際よりお送りしてまいりました。今回の「地方都市と企業の未来地図について考える」セミナー、こちらでお開きとさせていだきたいと思います。みなさん、ぜひ引き続きつながっていただけたらと思います。
ではあらためまして、本日はどうありがとうございました。
(一同拍手)
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