
2025.03.19
急成長するドバイ不動産市場の今 投資のチャンスと注意点を専門家が解説
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林亜季氏(以下、林):それでは始めさせていただければと思います。今回「テクノロジーが解決するわたしたちの課題」ということで、この3人でお話をさせていただこうと思います。実は3人ともそれぞれを知っていたということで、不思議なご縁ですよね。
中村寛子氏(以下、中村):うん、とっても。亜季さんとの最初の出会いは、たぶん3〜4年前ぐらいに海外で出会っていて。
坂梨亜里咲氏(以下、坂梨):海外だったんですね。
中村:そうなんです、テキサスで。
林:「South by Southwest(SXSW)」というカンファレンスで、現地でお会いしました。
中村:はい。亜里咲さんとお会いしたのは昨年ですよね。
坂梨:そうですね。年末なので、ちょうど1年ぐらい経ちますよね。fermataさんが開催されるイベントをお手伝いさせていただいたことがきっかけで、寛子さんと出会いました。
林:私は、亜里咲さんを一方的に……。
坂梨:私も一方的に。
林:一方的に存じ上げていると思ったら、お互いに知っていたという。
坂梨:うれしい。両思いだったんですね。
林:両思いでした(笑)。
坂梨:ありがとうございます(笑)。
林:よろしくお願いいたします。
坂梨:お願いします。
林:あらためまして、3人の自己紹介から始めさせていただければと思います。寛子さんからお願いします。
中村:fermata株式会社の中村寛子と申します。よろしくお願いいたします。
私はfermata株式会社を、もう一人の共同創業者であるAminaと昨年10月に立ち上げました。そちらに参画する前は「MASHING UP」という、女性視点で考えるダイバーシティ&インクルージョンというカンファレンスの立ち上げなどもやっていまして。アドバイザーやコミュニティメンバーのみなさんに恵まれて、これまでいろいろなカンファレンスなどを企画させていただいています。
弊社は「あなたのタブーがワクワクに変わる日まで」というビジョンを掲げています。
そのビジョンを合い言葉に、私たち一人ひとりが抱えている固定観念を解消すべく、ウェルネスに関連した事業を展開しています。その切り口として「Femtech(フェムテック)」のプロダクトやサービスを扱っています。
どういう固定観念なのかというと、例えば「生理・更年期はしょうがない」と思うのではなくて、いろいろな選択肢を自分で駆使することによって、自分なりの生理や更年期と付き合うことができるとか。
2つ目は「生物学的女性は妊娠をしなければならない」という思いや呪縛に取り憑かれるのではなく、いろいろな妊娠のかたちがあってもいいのではないかと。例えば卵子凍結、卵子提供、代理母になるなど、自分で産む以外の選択肢もあってもいいのではないかなど、固定観念をどんどん解消していきたいなと思っています。
様々な取り組みをやらせていただいているんですけれども、お客さまに対しては、オンラインストアだけではなくて、実店舗をオープンさせていただきました。(スライドを指して)……ここに六本木とカッコよく書いてるんですけれども、どちらかというと乃木坂寄りなんですけれども(笑)。
林:今日お邪魔しました(笑)。
中村:そう、亜季さんにさっき来ていただいて。ありがとうございました。来ていただいてわかったと思うんですけど、Femtechの商品だけではなくて「未来の日用品店」をテーマに、さまざまなものを販売させていただいております。
林:めちゃくちゃおもしろいです。
中村:あっ、よかった〜。
林:ぜひ一度行かれてみてはいかがでしょうか。
中村:はい。来てみてください。
そして、イベントを開催させていただきました。(スライドを指して)この写真の中に亜里咲さんも載ってるかもしれない。昨年9月の渋谷で、まさに本日のトークセッションを主催するmeeTalkさんと一緒にやらせていただいたイベントをきっかけに、みなさまのモヤモヤを解消するきっかけとなる場を作らせていただいています。
あと、企業さまにも実際に今、例えば災害備品への生理用品の追加や、ワークショップの開催もしております。
最後にFemtech企業さま向けに、弊社で薬事と輸入業務も任せていただきまして、海外の企業さまは弊社で一括で請負いまして、薬事や技適(注:技術基準適合証明、技術基準適合認定)を包括的にサポートさせていただいています。
そうしたコネクションをどうやって作っているかといいますと、弊社は最初、Aminaと2人で始めた会社なんですけれども、本当にありがたいことに、今はたくさんの方にご協力いただいております。実は海外にはFemtechのアソシエーションが多く存在しており、そのうちの5つのアソシエーションと弊社がパートナーを組ませていただいて、双方に情報交換ができるような体制を組んでいます。
あらためまして、本日はよろしくお願いいたします。
林:よろしくお願いいたします。
(会場拍手)
林:次は亜里咲さんの自己紹介をお願いできればと思います。
坂梨:よろしくお願いします。MEDERI株式会社の代表・坂梨亜里咲と申します。弊社は「自分の可能性を自覚し、自由に生きる女性で溢れる社会へ」というビジョンを掲げております。
まず自己紹介とMEDERIについてご紹介させていただきたいと思います。
私自身が26歳の時に、婚約を機に受けたブライダルチェックで「早発閉経」と呼ばれる、早くに閉経してしまう可能性がある症状が診断されました。そこから不妊治療をして、今は4年目になります。私自身は、自分の遺伝子を残せない可能性が高い状況でございます。
それがきっかけでMEDERIを立ち上げたんですけれども、女性、そしてそのパートナーの人生の選択に余裕が生まれて、自分らしく生きやすい社会にしたいと考えております。
特に希望するタイミングで子が得られることは、お金、そして時間、精神ストレスからの解放につながりまして、社会課題の解決にもなるんじゃないかなと。少子化対策・働き手の確保といった部分で考えております。
今は主に3軸でやっておりまして、ウーマンウェルネスブランド「Ubu」というブランドを展開しております。
まずWebメディアで知識を知ってもらう。そして、こちらのサプリメントのボックスで、知識とコーチングカードで未来を見つめられる内容になっています。
サプリメントがこちらで、あとはこのような妊娠、出産、そして女性の身体、男性の身体にまつわる知識ブックを毎月お送りさせていただいて、自分を見つめ直すきっかけにしていただいています。
このようなサブスクリプションと、さらにそこから自身の体験や経験を共有する場を設けております。現在はオンラインでコミュニティのような場を作っております。弊社には専門家メンバーがおりまして、医師、助産師、管理栄養士さんがサポートしてくださっております。
今出している腟内フローラチェックキットが、こちら。細長い綿棒を腟内に入れてもらって、20回かき混ぜて、こちらにプットインさせていただいてポストインすると、3週間後に病院の解析も担っている解析機関からのデータが届きます。これで何がわかるといいますと、膣内の中にいる善玉菌と悪玉菌のバランスがわかります。
結果的におりものやにおいの原因、あとは原因不明の不妊に悩まれている方の原因の解明につながるということでやらせていただいております。善玉菌が足りなかった方はサプリメントでケアしていただく流れになっておりまして、このような検査結果が3週間後に届きます。
こういった事業をやっておりまして、主にチェックキットとサプリメントを展開しております。本日はよろしくお願いいたします。
林:よろしくお願いいたします。
(会場拍手)
ありがとうございました。膣内フローラって私ぜんぜん存じ上げなくて、今回の話で事前に予習させていただいて勉強になりました。膣内の環境はけっこう大事なんですね。
坂梨:そうですね。雑菌が多いとにおいの原因やおりもの異常につながったり、細菌性腟症が早産・流産のリスクにつながるとも言われているので、非常に大切なところです。
林:ありがとうございます。私も一応自己紹介させていただきますと、お二方よりちょっといかつい感じのスライドになっちゃって、すみません(笑)。
今「NewsPicks for Business」と「AlphaDrive」の編集長をさせてもらっています、林と申します。あらためまして、よろしくお願いいたします。
もともと新聞記者で朝日新聞におりまして、そこから「The Huffington Post Japan」、今の「ハフポスト日本版」に転職し、広告事業をやっていました。その時に寛子さんと出会いまして「『SXSW』に行って、ちょっと勉強してこい」といわれて行ったら、(中村氏がプレゼンテーションをしている姿が)輝いていらっしゃったというところでございます。
そのあと「Forbes JAPAN」に行っていろいろやったんですけれど、最後にWeb編集長をやっていまして、今年の7月からニューズピックスに参りました。主にBtoB事業をやっているという経歴になります。
「NewsPicks」はけっこう男性のユーザーの方が多いのかなと思うんですけど、女性の方もたまに「使ってますよ」と言ってくださってうれしいです。経済ニュースアプリなのですが、これを機にぜひ知っていただけるとうれしいです。
いろいろtoB事業をやっていまして、企業内のコミュニケーションを促進するような「NewsPicks Enterprise」というツールや、企業向けの「MOOC」などもやっています。
私はまだFemtechの分野にはぜんぜん詳しくないんですけど『Forbes JAPAN』でWeb編集長をやっていた時に、やっぱりこの分野には非常に高まりを感じていました。女性の起業家の方やいろんな方のお話を伺って、やっぱりこの分野は絶対に今後どんどん大きくなるなと思っていたんですけれども。
個人的には……この記事で私のことをご存じの方もいらっしゃるかもしれません。「女31歳、生まれてこのかた、生理がない。」という記事です。
31歳の時なので、4年前に書かせていただいたブログです。もともと生理が来たことがなくて、正確に言うと原発性無月経という病気で、そういう意味でも亜里咲さんと通じるところもあるかもしれないのですが。
個人的には病気とは思っていないんですけれど、この記事を「ハフポスト」に書いてみたら、これが朝日新聞にも転載されて、いろいろな方に見ていただいて、もう何百万PVというふうになって。「そういう病気もあるんだ」と知っていただけたり。そこでもしかしたら、生理の議論や会話が生まれるきっかけになれたのかなとは思っています。
本当に個人のただのブログなんですけど、そういう意味でもお二方の事業について、ぜひ聞いてみたいことがたくさんありますので、今日はいろいろ伺ってまいりたいと思います。よろしくお願いいたします。
中村:お願いします。
(会場拍手)
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